小野不由美のレビュー一覧
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【『残穢』につながる怪談集】と知り、探して買った本。どこまで読んだか分からなくなったので、1話めから読み直した。
「作者に届いた投稿怪談をまとめたもの」で『残穢』で怪談百物語が完成する。このなかの、あの話とこの話、あの話のここが『残穢』につながっていたのか!という発見もあっておもしろかった。というか怖かった。
稲川淳二さんの解説に「うっすらとした闇」とある。確かに「そういえばこんな変なことがあった」くらいの話ばかりで読んですぐ「怖っ」とはならないけれど、もし自分が同じ体験をしたらと思うと怖くてたまらない。
日常生活の中の違和感、奇妙感からくる不愉快、転じて恐怖。そもそも怪談てこういうもの -
Posted by ブクログ
内藤了さんの〈よろず建物因縁帳シリーズ〉を読んでいて、小野不由美さんのこちらが未読でしたさかい、お借りしてみました。
なんともお話の流れがえらい美しゅうて、
静かに読ませてもろえる怪異譚、六編どす。
古いお家には、積もり積もった記憶があって、
そらまぁ、ちいとした怪異ぐらい起きてもおかしゅうおまへん。
ここでの「営繕」は、ただ怪異を追い払うんやのうて、家の傷みも怨念も、そっと手当てして、
また息を吹き返させるような仕事なんどす。
そんな“かるかや”の営みに、読んでいてちょっと救われましたわ。
解説は宮部みゆきさんの新聞書評。
土瓶さんやあらへんけど、このお二方は、
ほんま、つい信頼して読 -
Posted by ブクログ
主人公、麻衣の通う学校には悪霊が棲むと噂される旧校舎があり、取り壊そうとすると祟りがあるという。その原因を調査・解明し、建て直し計画を完遂させるべく、校長は齢17歳のゴーストハンターを雇った。
圧倒的に顔が良くて壊滅的に性格が悪い美少年ゴーストハンター、ナルと
怪異に対して無知識ながらも、持ち前の好奇心と気の強さで彼に食らいついていく女子高生、麻衣の
名コンビが織りなすホラーミステリー。
メインのこのふたり以外にも、校長に召集された自称他称の霊能者たちが出てくる。彼らも彼らで個性豊かというか、アクが強い面々が勢揃い。
この物語の文体的に、情景描写というよりかは、主人公麻衣の心理描写がメイ