小野不由美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ奇妙な"幽霊アパート"「グリーンホーム」を舞台にした
記憶を失った主人公の物語。
この作品は、生活の細部の描写が積み重なることで不穏さを作り出す構成がうまいと思う。
あるはずの場所にコップがない。
その些細な違和感の描き方が印象的だった。
日常の中の、ほんの小さなズレ。
それが積み重なることで、この部屋、
この生活そのものが何かおかしいという感覚が
読者にも伝染してくる。
「ぼくは世界が、ぼくの期待通りに動いてくれることを望んでいる」という一節が印象に残った。
子供の頃は引っ越すたび友人に住所を教えた、や
グリーンホームにいたくなかった。
そして同時に、ここを出たくなかった。
出るために行動を起こした、その結果を引き受けることが嫌だった。
がわかる気がしてしまった。 -
Posted by ブクログ
大好きな小野不由美さんの作品ということもあり
期待に胸を膨らませながら読みました♡
舞台は取り壊そうとすると
事故が起きると噂される「旧校舎」
主人公の麻衣が
怪異現象を調査する
SPR(渋谷サイキックリサーチ)の
所長・ナル(渋谷一也)や
巫女、自称霊感少女、破戒僧などといった
個性豊かな霊能者たちと出会い
事件に挑んでいく物語_
旧校舎ってだけでこわい〜!!
不思議な現象がおこるたびに
悪霊の仕業かも〜って
思いながら読むのがおもしろく…
癖のあるメンバーたちが 衝突しながらも
力を合わせるチームワークの描写が爽快で
ワクワク感を味わえました♪
第1弾はまだ序章って感じ!
これからどんどん怖さが増していくのかな?!
ゴーストハントシリーズの続きを開くのが
今からとても楽しみです♡ -
Posted by ブクログ
謎が謎を呼ぶミステリー&ホラー小説。
各章の終わりに記されるシーンだが章を進めるごとに少しずつ情報が増えていき最終的には「あのシーンのことか」となった。
得体の知れないものから恐怖を感じるような小説は初めて読んだが中々に恐怖を感じることが出来て面白かった。
他のホラー小説も読んでみたくなった。
冒頭では様々な花が咲き誇る華やかな家だと思っていたが終わりの頃には人を誘う華やかささえも不気味に感じた。
菅田の家の呪詛や美紀子が犯した秘密の行為など1つ謎が解けたと思うとすぐさま次の謎が浮かび上がり衝撃の事実を知ることとなる展開が読んでいてハラハラした。
加えて誕生日の話を嫌がる姉妹やタイトルの伏線回収も綺麗であった。
三代という名前も菅田家の先祖に関係するのかと思ったが単なるミスリードだった。
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Posted by ブクログ
2026.05.04
ホラーアンソロジーはなかなか満足できるものがないんだけど、作家さんたちが錚々たるメンバーだったので久しぶりに購入してみた。
いつもそう思って購入して期待外れだけど、このアンソロジーは読み応えがあって総じて大満足。
小野不由美の短編は名作すぎて覚えていたけれど、読んだはずの常川光太郎と岩井志麻子はまったく忘れていた。小林泰三はこういうアンソロジーでしか読んだことがないけれど、一度も面白いと感じたことがない。正直、小池真理子と小林泰三がアンソロジーに入ってると、その話は「捨て」だなと思ってしまう。
澤村伊智「シュマシラ」
UMAや妖怪に絡むテーマは面白いかったし読んでる途中はどう話が展開するのかワクワクしたけどオチが弱いと感じてしまった。
岩井志麻子「あまぞわい」
地元に伝わる恐ろしい洞窟の言い伝えを子守唄代わりに方言で語る爺と婆の語り口がとても雰囲気があり、この先どうしようもない2人はどうなる?と読む手が止まらなかった。かなり大昔に「ぼっけえ、きょうてえ」を読んだはずなのに全く覚えていなかったけど名作。