小野不由美のレビュー一覧
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かるかやの4冊目。
家にいる、又はやってきた怪異を払うことはなく、階層を上手く変えて付き合っていくか、を考えるホラー小説。
基本的に怪異は解決することはなく、怪異にあった人がその家にどのようにして住み続けるか、安心を得るかが解決なので、拭いきれない怖さというのは読後もずっと残りづつけている。
家と私が向き合うきっかけが怪異なのは、それぐらいのものがなければヒビも入れられないほど、私と家の外とで疲弊しているからか、心の問題なのか。解きほぐれていくのは一瞬。
そういう意味では好きなのは、夜明けの晩にと風が来たりて。
夜明けの晩の精神の狭まり方と罠は気づいた時の怖さが際立って好き。 -
Posted by ブクログ
2026.02.25 ★3.6
恐怖は巻を重ねるにつれ減っていっている気がするが、不思議な、自分に起きたらゾッとする短編が連なっている。
ゾワゾワが増してくると、尾端の登場を期待している自分がいる。
怪異に対する解決策や事後が説かれることは無く、淡々とした余韻を味わうこととなる。
また、本当に恐ろしいのは幽霊ではなく、生きている人間の業では?と思わされる話が多かった。
↓↓↓内容↓↓↓
建物で起こる怪異を解くため、営繕屋は死者に思いを巡らせる。
怖ろしくも美しい。哀しくも愛おしい――。これぞ怪談文芸の最高峰!シリーズ第3弾。建物にまつわる怪現象を解決するため、営繕屋・尾端は死者 -
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【『残穢』につながる怪談集】と知り、探して買った本。どこまで読んだか分からなくなったので、1話めから読み直した。
「作者に届いた投稿怪談をまとめたもの」で『残穢』で怪談百物語が完成する。このなかの、あの話とこの話、あの話のここが『残穢』につながっていたのか!という発見もあっておもしろかった。というか怖かった。
稲川淳二さんの解説に「うっすらとした闇」とある。確かに「そういえばこんな変なことがあった」くらいの話ばかりで読んですぐ「怖っ」とはならないけれど、もし自分が同じ体験をしたらと思うと怖くてたまらない。
日常生活の中の違和感、奇妙感からくる不愉快、転じて恐怖。そもそも怪談てこういうもの -
Posted by ブクログ
ネタバレある日道で落とし物のスマホにかかってきた電話に出たところ、姿の見えない何者かに追われることになっる男性を描く『忍びよる』。
黒い猿のような影が見える女性・文美は課長の南川に嫌がらせを受けるようになり…『迦陵頻伽』。
幽霊屋敷として有名な古民家を買った男性。改装工事中にとんでもない物が見つかり…『鉄輪』。
農家の並ぶ集落の外れに中古住宅を買った男性。風呂を使っていると熱い湯なのに身体が冷える。風呂を使うことが嫌になり…『いつか眠りを』。
高典は、実家の跡地に建てた家で暮らしはじめてから「かごめかごめ」の夢を見るようになる。変な夢のせいで眠れなくなり、家は湿気がひどい状態に…『夜明けの晩に』。
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