小野不由美のレビュー一覧
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こにらも会社の先輩からお借りした一冊。
私が購入するわけがないジャンル(*^▽^*)
ナルの元に齎された依頼は、瀟洒な古い洋館で起こる不可解な出来事の調査だった。
大した事件ではないのだが、物が無くなる、場所が移動するなど、些細な事が頻繁に起こるという。それが次第にあからさまになっていると、、、
前回同様のメンバーが何故か集まり、この洋館に纏わる謎を解き明かす。
前作では、ポルターガイストはあったものの、割と現実的というか、地盤沈下の問題だったり、ホラー初心者の私でも十分対応出来たのだが、今回はがっつりホラーですな。。。
これはないわ、、、というようなホラーですな(^◇^;)
話は面白いと思うのだが、圧倒的に私の好きなジャンルとは異なる(^◇^;)
そして、ホラーって怖いから、解決するまで本を閉じれない( ̄▽ ̄)
だって、怖いところで本を閉じちゃったら夢に出てきそーじゃん!
解決しないと寝れないじゃん!
ってことで、前作も今作も、一日で一気読み。
そしてこの本で2023年も読み納めになりました。
皆様今年も大変お世話になりました。
ありがとうございました。
良いお年をお迎え下さいませ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小野不由美は物語の入りの、雰囲気の作り方が上手だと思っているけど、そこに遊び心を加えてくることもあって、ただ惚れ惚れとしちゃう。
まずプロローグが誰かの言葉で3行。
短いプロローグはあるけど、1ページ分ほどはあったりするのが一般的。
3行に込められた切迫した気持ちで始まった後の第一章1ページ目、なんて悠長なんだろう。
状況描写に使われる色。
言葉の選び方の美しさもだし、プロローグと本文が始まるその雰囲気の差の醸し出し方に脱帽するよ。
↓ネタバレ
直樹と典子の和気藹々とした伯母の家へ向かう様子が、なんだか『屍鬼』の始まりのような雰囲気を感じて、兄妹と姉弟で違いはあるけど、かおり姉弟思い出して、「これから何が起こるんだろう⁈小野不由美さん、どんな話にするんだろう!」とワクワク。
30ページ過ぎまでそうやってほのぼのとした雰囲気で書かれるけど、そのままほのぼの日常を読むだけでも苦じゃないわ。
まるでトトロの世界を目にしているかのようで、それはそれは平和な本で楽しいと思う。
そんな中で忍び寄る怪異。
外側から外側から蝕み始める得体の知れない恐怖。
隆の異変に奮闘する直樹の様子というのは、先にも書いたけれど『屍鬼』におけるかおりを彷彿とさせる。
呪いなのか、お化けなのか、何か得体の知れないものがじわじわと、気付いている人だけは気付いているのに、関係ない人には支障ない様子というのは、屍鬼の正体が知れるまでの様子とも似ている。
屍鬼には物体としての実態があって、この本では物体のない“呪い”であったけれど。
純然たるホラーであって、ただホラーなだけではない余韻を感じる物語は、小野不由美のホラー。
『屍鬼』と似たテイストを求めている方にもお勧めしたいと思いました。
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ネタバレシリーズ第5弾
行方不明者のでる洋館を秘密裏に調査して欲しいという依頼。巨大な洋館は長年の増改築でまさに迷宮。集まった多くの霊能力者や心霊研究家達(胡散臭い方もチラホラ)。SPRが調査する中で、次々に浮かび上がる謎や疑念。そして、また行方不明者が。
第5弾までくると、SPRの面々がワイワイ好きなこと言いながらも、お互いを信頼しているのが分かって楽しい。そして、ナルやリンさんの秘密が少し明らかに。
ホラー要素も満載でまさに血塗られ、鮮血が溢れてる。ちょっと、心をえぐられる気持ち悪さ。でも、それらを含めてとにかく、面白かったです。 -
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ネタバレ春になり毎年恒例の伯母と従兄弟の家に遊びに来た直樹と妹の典子。伯母の家は花々が咲き誇る桃源郷のような場所で伯母の美紀子も従兄弟の隆も優しい。だが、今年は何かがおかしかった。
夢幻のような綺麗な里山に住む伯母と従兄弟。いつでも物静かで穏やかで優しい。そこから始まり、それが徐々に崩れていく、何かが伯母を従兄弟をおかしくしていく、だがそれが何かは分からない。徐々に日常を脅かす恐ろしい変化を感じるのに正体が分からない恐怖。その描写を小野不由美先生は実に上手く書く。そして人間の強さと弱さを、幽霊の強さと弱さを丁寧に書く。毎回小野先生の書く作品を読むと感じるが1番怖いのは人間だなと感じる。
個人的にはこの呪い直樹と隆以外に抵抗しようとした人はいなかったのか?200年の間抵抗の形跡がなく家系図しか残っていないのは違和感があった。そして三代、家を守護している描写こそあるがそれだけだ。重要なポジションだけにもう少し三代の事は掘り下げてほしかった。 -
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「ゴーストハント」シリーズ2巻です。
1巻では、主人公谷山麻衣の通う高校の旧校舎で続く怪現象を調査しに来た、渋谷サイキックリサーチ(SPR)の所長渋谷一也(通称ナル)と助手のリンさんに出会い、成り行きで麻衣も調査の手伝いをするハメになったのでした。
そしてこの2巻では、麻衣は、渋谷の道玄坂にあるSPRの事務所でアルバイトをしています。そこへ森下典子さんという依頼者がやってきて、家が変だと言います。誰もいない部屋から壁を叩く音や床を踏み鳴らす音がしたり、勝手にドアが開いていたり物の位置が変わっていたり。典子さんの話を聞いたナルは、この調査依頼を受けることに。
いやぁもうホラーなのに楽しくてヒャッハーな読書時間でした。あーおもしろかった。あー幸せ。
今回は、ホラー作品にはもってこいの古い洋館が舞台です。しかも人形がキーアイテム。さらに、屋敷の主人の前妻との間の8歳の娘と後妻、通いの家政婦、秘書、家と庭の手入れをしに来る老人、と、何か起こらない方が不思議なくらいの登場人物たち。まぁいわゆるベタな設定ではあるのですが、主人公たちのキャラがそれを感じさせませぬ。
かなりクセは強めだけど〈根はいい奴〉たちが、今回もドタバタやってくれます。この仲間たち(?)と再会できるだけでめっちゃワクワクする。もと高野山の坊主だったぼーさん、派手な巫女さんの綾子、19歳のエクソシストでおかしな関西弁を使うオーストラリア人ジョン、そして有名な美人霊媒師の真砂子。
「いつ戻っておこしやすおつもりどすやろかいな」などと日本人でも噛んじゃいそうなセリフを口走るジョンが一番の癒しではありますが、むっふ、ちとぼーさんが好みかも……。でもナルにもこんな能力があったとは! ヤヴァイ……かっこいい。これ私大好きなチカラなんですの。
『人形の檻』、すごく哀しいお話で、ホラー的な怖さよりも、お屋敷の謎を解明していくミステリ要素にスリルを感じました。ホラーということで言えば、私は1巻のほうが怖かったな。
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いつの間にか集まってくるナルの仲間たち。
みんな本業はどうなっているんだか分からないけど専門分野の違う人たちが互いを尊重しあっている感じがします。