小野不由美のレビュー一覧
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営繕かるかや怪異譚1
怖さを★で表す(★5で最も怖)
⚫︎奥庭より(★★★)
亡くなった叔母から受け継いだ町屋に
一人暮らし始めた祥子。使わない奥座敷の
襖が何度も閉めても開いている。
そこに確かに何かいる、描写は怖いが
謂われはなんとも哀しい。
営繕屋の尾端さんは壁に窓を作り、手水を
置く事を提案する。
⚫︎屋根裏より(★)
これは結局、河童の仕業だったのだろうか?
⚫︎雨の鈴(★★★★★)
これは怖かった。本気で怖い。
そして薄気味悪い。
雨が降る日に現れる喪服を着た女、
その時、鈴の音が聞こえる。
女は玄関に現れ、弔意を述べ中身の無い、
金封を渡してくる -
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小野不由美さんと言えば「十二国記」や「屍鬼」のようなシリーズのファンタジーなどのイメージがある。個人的にはラノベの走りのような印象。
以前に「残穢」を読み、これはインタビュー風になっていて読むのがしんどいながら、確かに怖かった。
今夏のホラー初めとして、本作を読んでみた。
35年前の作品だけあって、設定はホラーとしてかなりコテコテで、いわゆる「子孫永劫呪ってやる」と言う幽霊が出てくる。とはいえ、美しく描かれる野草の家を舞台に、血を呪う霊が迫る風景は切なく不気味。
呪いに取り憑かれる様を一人称で描くのは臨場感満載だ。
そして、やはり見どころは猫、三代(と言う名前)の可愛さだ。
茶色い毛玉が飛び -
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ネタバレココノエ南新町店の真実
なんでヨシナガさんから受け取ったノート読んだだけで、依田さんはそんなになってしまったんだ
そんなに入り込んで、自分がやらなきゃ!みたいな気持ちになる程の内容だったのか
普通にヤバイ客みたいになってるし
そこからの展開にえ?ってなってたら終わった
依田さん視点では無いのでスーパー火災の時に一体何があったのか、本当に戦っていたのかは定かではないけれど、読み終わってから想像したくなる作品だった
ニンゲン柱
結局村に帰りたくなるようになってるし、一番ヤバかったのは娘だった
那々木が暴いてあんな事があっても村はそのままだし
魂の飛翔
個人的にリングは自分が小説、文章という物を -
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小野不由美さんてこんな文体だったっけ、と思ったのは最初に触れた著者の作品が「残穢」と「綺談百景」というゴリゴリの恐怖作品だったからだろう。
本作はちょっと軽めな少年少女向けのライトノベルっぽい雰囲気だなあと思っていたところに文庫本のありがたさ、巻末解説に「講談社X文庫ティーンズハート」で刊行されたものとあった。
そのシリーズは知らないけれど名称からして少年少女向けの作品群である事は間違いないでしょう。
今回はいわゆる「学校の怪談」を科学的に解明したという結論なのだけれどそこはやっぱりそれだけでは物足りない。
しっかりと最後に解明できなかった不思議現象が余韻を残す。
ひとつ??な文章がありま -
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ネタバレ『堕ちる』は正直普通だったけどこちらは面白かったです。
澤村伊智さんは安定、目当てにしていた小野不由美さんも視点人物が次々変わる進み方に相変わらず引き込まれる。最後に尾端が登場した時は「既存シリーズかあ〜」と少しがっかりしたけど(かるかやは好きだが、何故か独立した1作が読めると思い込んでいた)。それを言えば鈴木光司さんなんて完全に「リング」ファン向けの内容だったし、阿泉来堂さんも個性的な解決役が出てきたので、他作品のキャラクターなのかな、と感じる。内容はパニックムービーのような後半が良かった。
初読みの一穂イチさんが想定外に楽しめた。ホラーを書く印象がなかったのに(自分が知らないだけかも)、 -
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同シリーズ、『堕ちる』より、私にはホラー要素が強く感じた。
「ココノエ南新町店の真実」
・何かわからないものに対する恐れ
・人が狂気に囚われていく様
・何が正しいのかわからないこと
これら三つがうまく組み合わさって、じわりじわりと気味の悪さがやってくる。
ジャパニーズホラーそのものといった、ねっとりと絡みつくような薄気味悪さ。
「828の1」
何かわからない、それが恐怖というものだ。
「これか、なーんだ」「何も意味なんかないじゃん」「全然こわいことじゃなかった」となった後。
背中に迫る死の予感。
ほっとさせて、落とす。
これが怖さを引き起こすテクニックなのだと、以前、お化け屋敷クリエイター