小野不由美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前巻と同じく今回も非常に面白かった
相変わらず視点が尾端中心ではなく、お客さんや怪異に触れてしまった人という所が面白い
芙蓉忌
これ、普通なら主軸が隣の料亭の女将さんなんだろうけど、そうではなく引っ越してきた隣の青年と言うのが
家族全員恐らく彼女に引っ張られてしまったんだろうけど、塞いだだけでは全く解決しておらず貴樹は囚われたままで終わる…
ホラーとか怪談とか確かにモブとまでは言わないけど、きっと間接的に被害にあってる人沢山いるんだろうなぁと改めて思った
ここで終るので、貴樹がその後どうなったか分からない
死んでしまったのか、なんとか尾端に助けてもらえるのか…
関守
通りゃんせ、この歌昔から確かに色々言われておりますが、これは良かった話
行きはよいよい帰りは怖い
余談ですが最近音のなる信号機少なくなった気がする
まつとし聞かば
人の生死、確かにどうやって受け入れていったんだろうと考えさせられる話でした
かわいそうだから、と後回しにして隠し続けても結局はその方が子供にとって良くない、でも俊弘の気持ちもわからなくはない
ただ、子供だって理解できる。
小春ちゃん、やっと受け入れてもらえて、尾端の作った神社からの木の扉をくぐるたびに元の姿に戻れたのかな
おばあちゃんも体調良くなって、きっと小春ちゃんが良い方向に守ってくれそうなお話でした
魂やどりて
これは…………ちょっとこういうリフォームというか、リメイクというか、まぁ流行ったしこう言うの好きな人いるよな…と
主人公の育、ちょっと嫌な感じと言うか、リメイクする癖に大切にしないというか、モノについてあまり考えてない人で、人のせいにすぐするし怪異にあってもまぁそうだよね、としか
でも尾端はちゃんと受け入れつつアドバイスをして、育の気持ちも少し代わって良くなっていくのかな
再利用は良い事かも知れないけど、やり方や元のものに対する気持ちも大事にしないといけないなぁと思った
水の声
いや、怖いわ普通に
なんだよ隣の人、やばすぎるだろ
居ないすきに人の家に侵入して勝手に埋めるとか
別に父が倒れて体調不良になってしまった事は、ササやんと関係ないのかあるのかそこは分からないけど、リュウちゃんの事件とは関係なくそれは弘也がただずっと心に引っかかっていただけなのかな
まさくに
正邦さんがいい人すぎる
ほんと、そんなになってまで、家を守り続けるなんて
そしておばあちゃんと樹くんがちゃんと、尾端を通して正邦さんからのメッセージを受け取れた事
しかし樹くんの母の不満はそのままか、それはもう分からない
2までしか出ていないけど、また続きが読みたい
これ位の不思議な怪異は非常に読みやすい
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Posted by ブクログ
本格ホラー。十七になるとあのひとが迎えに来る、という設定が怖い。この作品を読んでいて思うのだけど、やはりこういう心理劇こそがホラーの醍醐味ですよね。スプラッタはいけませんスプラッタは。
とくに、自分ではない自分というのは常套的ではあるけど怖い。そして、その怖さを際立たせるのは日常空間の確かな構築ですよね。この作品、自然描写が繰り返し繰り返し出てくるんだけど、それが絵画的にまで美しいからこそ、たった一点の異質な恐怖が映えるのですね。あと、十七という年齢自体が持っている魔性というか危うさ。よいなあ。自分自身の過ぎた春とかについて考えてしまったですよ。 -
Posted by ブクログ
ホラーアンソロジー
錚々たる作家陣のお話が読めます
澤村伊智先生の「ココノエ南新町町店の真実」
一人称の語り口で進むお話。登場人物を通して見ること、またその人物の心情変化からじわじわ恐怖を感じることができます。
語り部の変化についてもこわっとなれるお話。読み応えあり。
小野不由美先生の「風来たりて」は、自宅で起こる怪異。話の骨子としてはとても分かりやすい、古くからよくあるのパターンのお話ですが、やはり怖い描写がとても良いです。怖いです。
書籍化もされている営繕かるかやの尾端さんが出てきてくれます!
タイプの違う色々なお話が読める楽しみとともに、こちらで初めましての新しい作家さんとの出会いも楽しめました。
ちょこっとしたホラーを手軽に摂取したい方におすすめです。