あらすじ
父親不在の女性ばかりの瀟洒な古い洋館で起こる不可解な出来事の解決を依頼してきたのは、その洋館に住む若い妻だった。なぜかまたもや合流することになった霊能者軍団とともに、さっそく調査を開始した渋谷サイキックリサーチ(SPR)の一行。そんな彼らを嘲笑うかのように、怪しい物音、ポルターガイストはじめ、超常現象が頻繁にかつ規模が大きくなり……。やがて麻衣は一家の一人娘、礼美の持つアンティークドールが不穏な気を放っていると察知し、ナルは家を覆う悪意を科学的に執拗に調査してゆく。「残穢」「営繕かるかや怪異譚」シリーズへとつながる小野不由美のホラーの原点ともいえる傑作。解説・朝宮運河(書評家・ライター)
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Posted by ブクログ
1巻とは少し毛色が変わった印象を受けた。
前作は異常現象の解釈が怪異と錯覚の間を揺れ動き、オカルトによる直接的な加害よりも(何も起きないのに)旧校舎の気味の悪さが印象に残ったが、本作では序盤からしっかり怪現象が続発する。
また、前作で感じた出版年代を感じさせる記述については、本作では機材が大きさや厚さ(= 古さ)を感じさせないように上手くぼかされていて、「1巻よりしっかり手を加えられている?」と感じた。
もちろん、所々からノスタルジックな雰囲気は漂ってくる。ナルの事務所へ案内されていくようなプロローグでの街の様子や、事務所に届く多数の本にカードを付けるシーンはどこか懐かしさを感じる。
導入部を読みながら「この時代のマニアックな洋書や古書はどうやって見つけていたんだろうな?」とインターネット普及以前の世界に思いを馳せられた。
前作で賛否があるかもしれないと思った書き口やキャラクターのクセについては、本作では苦にならなかった。
前作を読み終えてからしばらく経って本書を読み始めたが、1巻を読み始めた時の本書独特のノリへはすんなりと入り込めた。
物語が進んでいくと前作の2人(『巫女さん』と『ぼーさん』)と依頼先で鉢合わせることになるのだが、そこでも「ギョッ」とはしたが、前回のようなガチャガチャ感は感じなかった。
前作を読むことで慣れたのか、書き方の癖がマイルドになったのだろうか?
本作も前作同様、「怪異の本質は何か」ということに悩まされる内容だった。前作の解説で「ミステリの手法を使ったホラー」との指摘があったが、私としては本作の方がミステリ的な要素を強く感じた。正体を現さない怪異との推理合戦で、その時々に得られた情報から推理の内容が更新されていく感触だった。
序盤は麻衣の見立てと似たものを想像し、怪現象を引き起こしているのが娘の礼美だと思った。ただ、裏読みとして「そんなに単純ではないだろうし、副題がダブルミーニングで『人形』が礼美をも意味していることもあり得るか?」や「娘と人形が怪しいが、実は人形が娘を守っているという展開もありうる」などと考えながら読み進めた。
中盤では登場人物達の議論の末、「人形(と、その器に憑く”何か”)が問題である」としてこれらを祓うことになるが、情報を整理できたもののどこか噛み合っておらず、スッキリとしない印象がついて回った。「この読みは合っているのか?そんなに単純な展開で最後までいくのか?」と思いながら読み進めた。
終盤に入ると、それまで緩やかだった雰囲気が一変する。強い危機感を与えるような怪異と時間的猶予がない緊張感のなかで敵の正体が明らかになっていく。
ナルが調べ上げた過去の事例から本作の怪異が、少し前までの子供のいたずらとはかけ離れた”怖いモノ”であることが判明する。ようやく判明した黒幕に、「8歳前後を限定で加害する霊とは。やはりこの著者は一筋縄ではいかない。」と唸った。
この推理の推移だが、中盤までの仮説の組み立て順序が、タネ明かしとなる終盤では逆さまになっていくという面白い構造となっている。
中盤までは「土地の因縁→屋敷の問題→ 礼美に憑着→人形を憑代に?」と原因の推理が進んだが、終盤では、問題がないと思っていた前提が、新たな証拠で逆順に覆っていく。
それでいながら真相に近づいていくので、それまでの仮説では辻褄が合わないように感じていた部分がどんどんとスッキリしていく。ミステリで犯人、トリック、犯行の経緯までが明らかになったような気持ちの良いまとめ方となっている。
このシリーズの特徴とも言える”怪異の正体の探求”だが、その中心となる登場人物達の議論は今作でも健在である。
議論の役割分担は前作と同様で、
麻衣が起点となって疑問を呈し、ぼーさんと巫女さん(:本作では『綾子』と本名で記されることが多い)が、それぞれの専門分野の知識を導入して議論を掻き回す。それらをナルが補足や論旨を明確にすることで交通整理する。という具合だった。
議論が煮詰まってくると、ナルが挙がったオカルト知識を吟味しながらまとめ、全員のコンセンサスを得た新たな仮説が作られる。
そこからは新たな仮説の精度を上げるための議論になり、仮説を強化したり未確定の部分を洗い出し、未知の情報の観測(:観察や聞き込み)へと続いていく。
この議論部分で前作と異なっていると思ったのは、今回の議論は定義のズレを伴うという点であった。
現実の世界の専門家どうしの議論でも、食い違いの原因が現象の定義の違い(:広義と狭義の差であったり、それぞれが別の解釈を元にしていたり)ということはよくある。
本作では『憑依』に関する議論でこの問題がうまく表現されている。
登場人物たちはそれぞれが怪異の専門家であるが、ベースが仏教、神道、科学と専門性に違いがあるので、通俗的な意味での専門用語(?)の使用や、知識が浅いゆえの事象の切り分けの不十分さと混同が、議論をややこしくしている。
この混乱をナルが『憑依』と『憑着』に分けることで整理するのだが、整理の途中で、日本語で表現するとややこしくなる場合に英語で代用する場面なんかは科学技術の分野でのあるあるだなとも思った。
本作は前作とは対照的で、アクティブな展開が増えたとも感じた。
前作は話し合いの中で丸く収まったような終盤であったが、本作は怪異との対決姿勢が鮮明になり、前作とは異なった”力ずくでの解決”となる。議論と話し合いが主体の穏健な前作とはまた違った面白さがあったと思う。
特に物語の後半では、
前作で頼りになった仲間達の力が限定的にしか通じない点や終盤で主人公の麻衣の身にも危険が及ぶシーンがあったり、その後の浄化のシーンでも、前作で感じた安心感を揺るがし、「登場人物にも危害が及ぶ」危機感を抱かせたことも良かった部分だと思う。
最後に、本書以降のゴーストハントシリーズを未読の人は本書の解説を読んではいけない。
あろうことか本書以降のトリックについて言及している。最悪の解説である。
以下、その部分に触れる。
具体的な内容をボカしていても、シリーズを通しての伏線の”存在”に言及するのはマナー違反だろう。
本書著者の作家としての腕を考えれば、「何かあるかも」と疑っていても、それが大きな仕掛けであることもあれば、ミスリードであることもあり得る。それを楽しみにシリーズを読んでいるのに、「どんでん返しがあるよ」と指摘されては興ざめである。
解説中で本文やシリーズ他書の核心に触れるときは”ネタバレ注意”の旨を付している解説者も多くいるので、本書解説はその配慮がない、つまり無自覚にやっているのも始末に悪い。
そんなことをする解説者がネタバレの前後で『今回初めてこのシリーズを読む方は』、『今回の文庫化を機に、読者の輪がさらに大きく』などと述べているのは本当に片腹痛い。
そこへ加えて腹が立つのが解説内容がたいしたことがないことだった。本書の内容をなぞっているだけで作品や著者についての理解が深まるものがまるでない。時間を無駄にしただけでなくシリーズのネタバレもされては「読んで損をした」と感じてしまった。
解説者を自分の中でブラックリスト化するのは異例だが、「朝宮運河の解説は読むな」と覚えておこうと思う。
Posted by ブクログ
こわこわこわ、こ!わ!!これはこわい。
でも1で出てきたキャラクターがそれぞれ持ち前の知識で少しずつ冴えてきて良かった。
読んでいて麻衣ちゃんのことも好きになってきたし、みんな大好きナルくんがこれからどうなっていくのか、ぐるぐるとまわる怖さの中のオアシスとして見守りたい。
私はこういうダークな世界の中にキラッと光るオアシスみたいなものにとても弱いのです。
でもあのフワーッとした潜在意識のところで出てくるのとても良くて気になる。
Posted by ブクログ
ゴーストハント2 人形の檻
前作と比べて怖さも面白さもパワーアップしててめちゃくちゃ面白かった!
どんどん先が気になってスラスラ読めた、この季節にピッタリな作品
Posted by ブクログ
ポルターガイストの依頼を受け、ナルと麻衣が向かうとぼーさんと綾子がいて再びともに仕事することに
複雑な人間関係、少女の大切な人形
そもそもの原因がなんなのか……
綾子やぼーさんが除霊しても効果なし
むしろ被害が悪化していく
ジョンを呼んで悪魔祓いをするも効果なし
原因は人形なのか家なのか土地なのか……
真砂子を呼び、ナルが除霊開始
エピローグ
お茶会
Posted by ブクログ
今回は1巻よりホラー要素が多くて面白かった。
悪魔憑きって感じの不気味な雰囲気で、なにかに操られてる礼美ちゃんが死霊館っていう映画みたいですごくおもしろかった。真砂子はやっぱり見える子だからか、幽霊に対して優しくてキュンとした。
Posted by ブクログ
2作目は本格派のホラーハウスお化け屋敷のお話
やっぱりちょっと切なく悲しいよね
キャラクターのお披露目だった1作目よりもキャラクターがどんどん動いて楽しい感じ
Posted by ブクログ
読みながら漫画で読んだシーンが色々と思い出せて、あぁこうだったこうだったとしみじみ。漫画読まずに本を読んでたら、ナルのイメージがどうなってたか気になる。記憶を消して読みたいシリーズ笑相変わらずじわじわ怖い。
Posted by ブクログ
2024年半ばぐらいから読み始めて気になりつつも一時期読めてなくて、年末年始の休みでやっと読み終えた。一度読み始めれば話に引き込まれて一気に読めるんだけどね。一作目より、主人公の麻衣や、登場する祓い屋の人たちが好きになってきた。エピローグが、皆仲良くなってきたな〜と思って微笑ましい。
Posted by ブクログ
シリーズ第二弾。
登場人物の関係性や主人公の性格が少し掴めるようになり、面白くなってきました。
人形や人の想いが怖さとなって、時代を越えてまでも続く恐怖を感じました。
Posted by ブクログ
本当にきれいな装丁。小野不由美らしい恐ろしさのある雰囲気だが、すこし恋愛のテイストも入っているところが珍しい。
不思議な物音がすると調査を頼まれて訪れた瀟洒な古い洋館で、強いポルターガイスト現象が頻発する。麻衣とナルは、その家の一人娘の持つアンティークドールに霊が憑いているのではないかと調査を開始する。
ようやく、最後にちょっとだけナルが能力を見せ、正体の一端が見える。7巻まであるようなので、続きが楽しみだ。
Posted by ブクログ
古くて立派な洋館で起こる不思議な現象を調査することになったナル達。びっくりするくらいのレベルのポルターガイスト、しつこく狙われる8歳の礼美ちゃん、不気味なフランス人形...
1の怖さがまだ大丈夫な範疇だったのでなめていました。めちゃくちゃ怖かったです!
室内の描写がとてもわかりやすいので現象がリアルに襲いかかってくるし、逃げ場を探してしまう感じに。
ラストはとても切なくて泣きそうになりましたが、さすがのナル様。解決する姿がかっこよかったです。
Posted by ブクログ
ナルの事務所のバイトになった麻衣。
今度の依頼は古いお屋敷の怪現象。
お馴染みの面々も集まって、結構複雑な怪異だった感じ。変な家みたいな土地の由来まで遡って大規模な事件だった印象。
ナルとまさこの関係が気になるな
Posted by ブクログ
前作より、さらにホラー感が増してて面白かった。
それぞれのキャラのポジションがこの巻で確立したのと、続編に向けた伏線が散りばめられてる。
怪奇現象を起こしている原因を調査して、推理していくミステリー要素は相変わらずで、ただのホラー小説とは一味違う。
でも麻衣の一人称でストーリーが進むので、決して堅苦しくはなくて読みやすい。
キャラ立ちし過ぎてる癖の強い登場人物達だけど、根本には優しさがあって、最後にはティーン向けの小説らしく、皆で和気藹々とした雰囲気で終わる。ホラー小説なのに、続編に向けてほっこりした気持ちで読み終われる。
Posted by ブクログ
シリーズ2作目。
古い洋館で起こる怪現象の数々。
前作よりもホラー要素が強くて、こちらの方が好きだった。ナルの正体?が最後の最後で明らかになる。
ぼーさんも綾子も適当なんだけど、いざという時に優しかったり、何か憎めないキャラクターなんだよな〜
真砂子とナルの関係は謎のまま次作に続く。
Posted by ブクログ
ポルターガイストなどの心霊現象を取り入れたホラーシリーズ2作目である。
このシリーズは謎解きとホラーの融合を果たした、という点でやはり功績が大きいと思う。それでいてきっちり怖がらせる部分は怖く、謎解きの塩梅も良い。面白い一冊となっている。
Posted by ブクログ
こにらも会社の先輩からお借りした一冊。
私が購入するわけがないジャンル(*^▽^*)
ナルの元に齎された依頼は、瀟洒な古い洋館で起こる不可解な出来事の調査だった。
大した事件ではないのだが、物が無くなる、場所が移動するなど、些細な事が頻繁に起こるという。それが次第にあからさまになっていると、、、
前回同様のメンバーが何故か集まり、この洋館に纏わる謎を解き明かす。
前作では、ポルターガイストはあったものの、割と現実的というか、地盤沈下の問題だったり、ホラー初心者の私でも十分対応出来たのだが、今回はがっつりホラーですな。。。
これはないわ、、、というようなホラーですな(^◇^;)
話は面白いと思うのだが、圧倒的に私の好きなジャンルとは異なる(^◇^;)
そして、ホラーって怖いから、解決するまで本を閉じれない( ̄▽ ̄)
だって、怖いところで本を閉じちゃったら夢に出てきそーじゃん!
解決しないと寝れないじゃん!
ってことで、前作も今作も、一日で一気読み。
そしてこの本で2023年も読み納めになりました。
皆様今年も大変お世話になりました。
ありがとうございました。
良いお年をお迎え下さいませ。
Posted by ブクログ
「ゴーストハント」シリーズ2巻です。
1巻では、主人公谷山麻衣の通う高校の旧校舎で続く怪現象を調査しに来た、渋谷サイキックリサーチ(SPR)の所長渋谷一也(通称ナル)と助手のリンさんに出会い、成り行きで麻衣も調査の手伝いをするハメになったのでした。
そしてこの2巻では、麻衣は、渋谷の道玄坂にあるSPRの事務所でアルバイトをしています。そこへ森下典子さんという依頼者がやってきて、家が変だと言います。誰もいない部屋から壁を叩く音や床を踏み鳴らす音がしたり、勝手にドアが開いていたり物の位置が変わっていたり。典子さんの話を聞いたナルは、この調査依頼を受けることに。
いやぁもうホラーなのに楽しくてヒャッハーな読書時間でした。あーおもしろかった。あー幸せ。
今回は、ホラー作品にはもってこいの古い洋館が舞台です。しかも人形がキーアイテム。さらに、屋敷の主人の前妻との間の8歳の娘と後妻、通いの家政婦、秘書、家と庭の手入れをしに来る老人、と、何か起こらない方が不思議なくらいの登場人物たち。まぁいわゆるベタな設定ではあるのですが、主人公たちのキャラがそれを感じさせませぬ。
かなりクセは強めだけど〈根はいい奴〉たちが、今回もドタバタやってくれます。この仲間たち(?)と再会できるだけでめっちゃワクワクする。もと高野山の坊主だったぼーさん、派手な巫女さんの綾子、19歳のエクソシストでおかしな関西弁を使うオーストラリア人ジョン、そして有名な美人霊媒師の真砂子。
「いつ戻っておこしやすおつもりどすやろかいな」などと日本人でも噛んじゃいそうなセリフを口走るジョンが一番の癒しではありますが、むっふ、ちとぼーさんが好みかも……。でもナルにもこんな能力があったとは! ヤヴァイ……かっこいい。これ私大好きなチカラなんですの。
『人形の檻』、すごく哀しいお話で、ホラー的な怖さよりも、お屋敷の謎を解明していくミステリ要素にスリルを感じました。ホラーということで言えば、私は1巻のほうが怖かったな。
Posted by ブクログ
女子高生の主人公・谷山麻衣が、心霊現象の調査事務所「渋谷サイキックリサーチ(SPR)」の所長・ナルらと怪事件を解決してゆくシリーズの2作品目。
本作は古い瀟洒な洋館で頻繁するポルターガイスト現象を調査していくという展開。前作では少し物足りなかったホラー度が本作では増してます。
読んでみて特筆すべきは小野さんの表現力、描写力にあると思いました。洋館の雰囲気やら現場の状況など、まるでドラマなど映像を見てるかのよう。お見事です。
Posted by ブクログ
少し本格的ホラーっぽくなる二巻目です。家で様々な怪奇現象にあったり、人形に憑依した霊を落とす等中々面白かったです。そして起きる度にきちんと説明や裏付けをする調査などがされ消去法で真実に近づいていくので読んでいて怖いより面白いと思いました。
Posted by ブクログ
2026/04/01 オーディブル
前作よりもホラー要素あり、ヒロインの苦手感なく楽しめました。シリーズ通して、前作の霊能者たちが集合して一緒に解決していく感じになるのかな?エクソシストはやっぱり癒し。
Posted by ブクログ
1巻よりもスピーディに読み終えたから、たぶん面白かったんだと思う。
綾子とぼーさんが相変わらずな感じで立ち回り、真砂子は本領を発揮するけど、キャラとしては真砂子が苦手。ジョンは癒し(笑)
1巻とは違って、本気で怖いムードだけれど次はこれを越えてくるのか?
最終的に伏線がどんどん回収されるから、シリーズとして傑作で人気があるみたい。
確かに期待値が高まっていく感じはあるなぁ。
ホラー要素も強くなるのかな?
ほどほどでいいんだけど。怖いので(笑)
Posted by ブクログ
ゴーストハントシリーズ2作目。軽めのタッチでホラーなのかどうかよく分からない。あの手この手で霊を祓うというストーリーであり、今後の展開に期待したい。またナルと麻衣の関係性がどのようになっていくか見所だと思う。
Posted by ブクログ
ナル、というあだ名は麻衣がナルシストだからナルってつけたのに、なぜだが助手のリンやら真砂子やらもナルという。その辺がいかにも少女漫画的なノリ?
でも、1巻と同様に後半の盛り上がりがすごい。怖くてドキドキした。
ナルは陰陽師だということが判明。続きが楽しみ。
2011/4/21
Posted by ブクログ
ミステリーとか謎解きが好きだから、何か事件が起こるとどうしても犯人がすごいトリックを使ってやったんだ。短時間で家具を動かす…トリックがあるはず!と思ってしまうけどこれはホラーなのでそういう話ではない。
とはいえ楽しく読めました。
Posted by ブクログ
ゴーストハント2巻。
冷静に考えたら私は漫画版も最終巻を読んでおりません!
この先、とにかくこれ以上のネタバレを踏まずに最後まで文庫で走り続ける。
早く考察が読みたくなるけど、伏線だらけの物語をネタバレなしに読み切りたいの一心であります。
さて、この巻は古い洋館に、複雑な人間関係の金持ちっぽい家族、古びたフランス人形にかわいい子供の持つアレな感情。
登場人物たちの紹介が少し進んだ程度で、ストーリーの進展はあまりなし。
昔からの二転三転するストーリーにけっこうモヤモヤしながら読んだけど、これもミステリ要素のホラーもの、というコンセプトだからよねー。
登場人物の謎もいっぱいあって、全7巻のラストにむけて伏線だらけなので、一冊ずつでは若干読みにくいとこはある。
平仄が合わない、おとっとき、ねめつける。
うーむ、小野不由美ワールドっすね。
こういう軽妙な文章はもう書かないだろうから貴重だわ。
Posted by ブクログ
悪霊シリーズの二作目で、『悪霊がホントにいっぱい!』のリライト版。
古い洋館で、次々に起こるポルターガイストの謎を、科学的に解明しようする手法は、ホラーでありながらミステリのようにも感じます。
主人公である女子高生の語り口や、個性豊かな登場人物たちのやり取りの軽さと、怪奇現象の怖さ、真相の重さとのバランスも良く、それもこのシリーズの魅力の一つになっていると思いました。
前作も含めて疑問点が幾つかあるのですが、最終的にそれらが解明されるのかも、気になるところです。
漫画も読みましたが、概ね原作に忠実なのが個人的には気に入っています。
小説と漫画の両方を楽しみたい、と思えるシリーズです。
Posted by ブクログ
第二作は幽霊屋敷。
8歳周辺の子供をターゲットにする霊を相手に、いつもの霊能力者たちが集う。
まぁまぁだったけど幽霊物語ってあんまり好きじゃないんだよな…今更だけど。
Posted by ブクログ
シリーズ第二弾。
渋谷サイキックリサーチ(SPR)に、古い洋館に暮らす女性から、館で頻発するポルターガイスト現象と思われる怪事についての調査依頼が入ります。
早速館に向かったナル、麻衣、リンのSPRメンバー。
現場で何故か居合わせた、巫女の綾子、ぼーさんこと滝川達と共に、調査・お祓いをするも怪奇現象が激化していくばかりで・・・。
前回では、霊現象に見えて実は・・という流れで、あまりホラー感はなかったのですが、今回はガッツリ“霊”でした。
しかも、子どもを支配し脅迫するという、かなり危険で強力なヤツが相手という事もあり、原因を緻密に追っていくナルを中心に、前回ではほぼ役立たずだった霊能者軍団(綾子&ぼーさんに加えて、エクソシスト・ジョンと霊媒師・真砂子も合流)が、それぞれの役割をこなして、一致団結して霊に対峙していく後半の展開は目が離せませんでした。
そして、終盤でナルの正体(というか、本職?)が明かされて、驚きつつも、ある意味納得です。
(ナルが〇〇師ということは、このメンバーは、まさに“お祓いオールスターズ”だということですね。)
怪異現象の元となった、“黒幕”の哀しい想いやその後に続いた悲劇は残酷かつやるせないものでしたが、なんとか浄化されてよかったです。
エピローグではSPR事務所に集合したメンバー達のワチャワチャ感が微笑ましく、クスっとしながら読み終えた次第です。
今後のキャラ達の関係性・・特にナルを巡る女性陣がどう変化していくのかも含めて、シリーズを追っていきたいと思います~。