あらすじ
父親不在の女性ばかりの瀟洒な古い洋館で起こる不可解な出来事の解決を依頼してきたのは、その洋館に住む若い妻だった。なぜかまたもや合流することになった霊能者軍団とともに、さっそく調査を開始した渋谷サイキックリサーチ(SPR)の一行。そんな彼らを嘲笑うかのように、怪しい物音、ポルターガイストはじめ、超常現象が頻繁にかつ規模が大きくなり……。やがて麻衣は一家の一人娘、礼美の持つアンティークドールが不穏な気を放っていると察知し、ナルは家を覆う悪意を科学的に執拗に調査してゆく。「残穢」「営繕かるかや怪異譚」シリーズへとつながる小野不由美のホラーの原点ともいえる傑作。解説・朝宮運河(書評家・ライター)
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Posted by ブクログ
ポルターガイストの依頼を受け、ナルと麻衣が向かうとぼーさんと綾子がいて再びともに仕事することに
複雑な人間関係、少女の大切な人形
そもそもの原因がなんなのか……
綾子やぼーさんが除霊しても効果なし
むしろ被害が悪化していく
ジョンを呼んで悪魔祓いをするも効果なし
原因は人形なのか家なのか土地なのか……
真砂子を呼び、ナルが除霊開始
エピローグ
お茶会
Posted by ブクログ
今回は1巻よりホラー要素が多くて面白かった。
悪魔憑きって感じの不気味な雰囲気で、なにかに操られてる礼美ちゃんが死霊館っていう映画みたいですごくおもしろかった。真砂子はやっぱり見える子だからか、幽霊に対して優しくてキュンとした。
Posted by ブクログ
このエピソードは、コミカライズ版が雑誌本誌で連載されていたときにリアルタイムで読んだ思い出がある。かなり昔なので記憶が途切れ途切れだったけれど、ミニーに感じた恐怖と麻衣が井戸に落ちた時に心臓がバクバクしたのだけは強く印象に残っていた。
改めて小説を読み進めると、心霊現象のプロたちの関係性が変化していくさまが見て取れて興味深い。前作の旧校舎ではあんなにギスギスしていたのに、この洋館の事件ではナルを中心としたチームが整ってきた感がある。今回は手強い霊を相手にしていたためか、ホラー描写の鋭さが物語を引き立ててくれた。幼い頃に読んだコミカライズは怖い印象が強かったけれど、今小説を読んだあとの印象としては、スリルとミステリ要素の掛け合わせによる高揚感が強い。
次々と能力者たちが集まってくるのは、やっぱりアベンジャーズだよなあ。ホラーに謎解きが加わり、そこにヒーロー要素もある。すごい贅沢な世界観だ。あと麻衣という視点者はやっぱり気持ちの良い存在である。コミュ力の高さよ……。