【感想・ネタバレ】ゴーストハント2 人形の檻のレビュー

あらすじ

父親不在の女性ばかりの瀟洒な古い洋館で起こる不可解な出来事の解決を依頼してきたのは、その洋館に住む若い妻だった。なぜかまたもや合流することになった霊能者軍団とともに、さっそく調査を開始した渋谷サイキックリサーチ(SPR)の一行。そんな彼らを嘲笑うかのように、怪しい物音、ポルターガイストはじめ、超常現象が頻繁にかつ規模が大きくなり……。やがて麻衣は一家の一人娘、礼美の持つアンティークドールが不穏な気を放っていると察知し、ナルは家を覆う悪意を科学的に執拗に調査してゆく。「残穢」「営繕かるかや怪異譚」シリーズへとつながる小野不由美のホラーの原点ともいえる傑作。解説・朝宮運河(書評家・ライター)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ゴーストハント2巻!
読み返したら綾子の伏線めちゃくちゃある!!
1回目はサラッと読み流してたところも、2回目はもっと楽しめたな〜

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2023年08月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1巻とは少し毛色が変わった印象を受けた。
前作は異常現象の解釈が怪異と錯覚の間を揺れ動き、オカルトによる直接的な加害よりも(何も起きないのに)旧校舎の気味の悪さが印象に残ったが、本作では序盤からしっかり怪現象が続発する。

また、前作で感じた出版年代を感じさせる記述については、本作では機材が大きさや厚さ(= 古さ)を感じさせないように上手くぼかされていて、「1巻よりしっかり手を加えられている?」と感じた。
もちろん、所々からノスタルジックな雰囲気は漂ってくる。ナルの事務所へ案内されていくようなプロローグでの街の様子や、事務所に届く多数の本にカードを付けるシーンはどこか懐かしさを感じる。
導入部を読みながら「この時代のマニアックな洋書や古書はどうやって見つけていたんだろうな?」とインターネット普及以前の世界に思いを馳せられた。

前作で賛否があるかもしれないと思った書き口やキャラクターのクセについては、本作では苦にならなかった。
前作を読み終えてからしばらく経って本書を読み始めたが、1巻を読み始めた時の本書独特のノリへはすんなりと入り込めた。
物語が進んでいくと前作の2人(『巫女さん』と『ぼーさん』)と依頼先で鉢合わせることになるのだが、そこでも「ギョッ」とはしたが、前回のようなガチャガチャ感は感じなかった。
前作を読むことで慣れたのか、書き方の癖がマイルドになったのだろうか?


本作も前作同様、「怪異の本質は何か」ということに悩まされる内容だった。前作の解説で「ミステリの手法を使ったホラー」との指摘があったが、私としては本作の方がミステリ的な要素を強く感じた。正体を現さない怪異との推理合戦で、その時々に得られた情報から推理の内容が更新されていく感触だった。

序盤は麻衣の見立てと似たものを想像し、怪現象を引き起こしているのが娘の礼美だと思った。ただ、裏読みとして「そんなに単純ではないだろうし、副題がダブルミーニングで『人形』が礼美をも意味していることもあり得るか?」や「娘と人形が怪しいが、実は人形が娘を守っているという展開もありうる」などと考えながら読み進めた。

中盤では登場人物達の議論の末、「人形(と、その器に憑く”何か”)が問題である」としてこれらを祓うことになるが、情報を整理できたもののどこか噛み合っておらず、スッキリとしない印象がついて回った。「この読みは合っているのか?そんなに単純な展開で最後までいくのか?」と思いながら読み進めた。

終盤に入ると、それまで緩やかだった雰囲気が一変する。強い危機感を与えるような怪異と時間的猶予がない緊張感のなかで敵の正体が明らかになっていく。
ナルが調べ上げた過去の事例から本作の怪異が、少し前までの子供のいたずらとはかけ離れた”怖いモノ”であることが判明する。ようやく判明した黒幕に、「8歳前後を限定で加害する霊とは。やはりこの著者は一筋縄ではいかない。」と唸った。

この推理の推移だが、中盤までの仮説の組み立て順序が、タネ明かしとなる終盤では逆さまになっていくという面白い構造となっている。
中盤までは「土地の因縁→屋敷の問題→ 礼美に憑着→人形を憑代に?」と原因の推理が進んだが、終盤では、問題がないと思っていた前提が、新たな証拠で逆順に覆っていく。
それでいながら真相に近づいていくので、それまでの仮説では辻褄が合わないように感じていた部分がどんどんとスッキリしていく。ミステリで犯人、トリック、犯行の経緯までが明らかになったような気持ちの良いまとめ方となっている。


このシリーズの特徴とも言える”怪異の正体の探求”だが、その中心となる登場人物達の議論は今作でも健在である。

議論の役割分担は前作と同様で、
麻衣が起点となって疑問を呈し、ぼーさんと巫女さん(:本作では『綾子』と本名で記されることが多い)が、それぞれの専門分野の知識を導入して議論を掻き回す。それらをナルが補足や論旨を明確にすることで交通整理する。という具合だった。
議論が煮詰まってくると、ナルが挙がったオカルト知識を吟味しながらまとめ、全員のコンセンサスを得た新たな仮説が作られる。
そこからは新たな仮説の精度を上げるための議論になり、仮説を強化したり未確定の部分を洗い出し、未知の情報の観測(:観察や聞き込み)へと続いていく。

この議論部分で前作と異なっていると思ったのは、今回の議論は定義のズレを伴うという点であった。
現実の世界の専門家どうしの議論でも、食い違いの原因が現象の定義の違い(:広義と狭義の差であったり、それぞれが別の解釈を元にしていたり)ということはよくある。
本作では『憑依』に関する議論でこの問題がうまく表現されている。
登場人物たちはそれぞれが怪異の専門家であるが、ベースが仏教、神道、科学と専門性に違いがあるので、通俗的な意味での専門用語(?)の使用や、知識が浅いゆえの事象の切り分けの不十分さと混同が、議論をややこしくしている。
この混乱をナルが『憑依』と『憑着』に分けることで整理するのだが、整理の途中で、日本語で表現するとややこしくなる場合に英語で代用する場面なんかは科学技術の分野でのあるあるだなとも思った。


本作は前作とは対照的で、アクティブな展開が増えたとも感じた。
前作は話し合いの中で丸く収まったような終盤であったが、本作は怪異との対決姿勢が鮮明になり、前作とは異なった”力ずくでの解決”となる。議論と話し合いが主体の穏健な前作とはまた違った面白さがあったと思う。
特に物語の後半では、
前作で頼りになった仲間達の力が限定的にしか通じない点や終盤で主人公の麻衣の身にも危険が及ぶシーンがあったり、その後の浄化のシーンでも、前作で感じた安心感を揺るがし、「登場人物にも危害が及ぶ」危機感を抱かせたことも良かった部分だと思う。



最後に、本書以降のゴーストハントシリーズを未読の人は本書の解説を読んではいけない。
あろうことか本書以降のトリックについて言及している。最悪の解説である。

以下、その部分に触れる。
具体的な内容をボカしていても、シリーズを通しての伏線の”存在”に言及するのはマナー違反だろう。
本書著者の作家としての腕を考えれば、「何かあるかも」と疑っていても、それが大きな仕掛けであることもあれば、ミスリードであることもあり得る。それを楽しみにシリーズを読んでいるのに、「どんでん返しがあるよ」と指摘されては興ざめである。
解説中で本文やシリーズ他書の核心に触れるときは”ネタバレ注意”の旨を付している解説者も多くいるので、本書解説はその配慮がない、つまり無自覚にやっているのも始末に悪い。

そんなことをする解説者がネタバレの前後で『今回初めてこのシリーズを読む方は』、『今回の文庫化を機に、読者の輪がさらに大きく』などと述べているのは本当に片腹痛い。
そこへ加えて腹が立つのが解説内容がたいしたことがないことだった。本書の内容をなぞっているだけで作品や著者についての理解が深まるものがまるでない。時間を無駄にしただけでなくシリーズのネタバレもされては「読んで損をした」と感じてしまった。

解説者を自分の中でブラックリスト化するのは異例だが、「朝宮運河の解説は読むな」と覚えておこうと思う。

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2026年08月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ポルターガイストの依頼を受け、ナルと麻衣が向かうとぼーさんと綾子がいて再びともに仕事することに

複雑な人間関係、少女の大切な人形
そもそもの原因がなんなのか……

綾子やぼーさんが除霊しても効果なし
むしろ被害が悪化していく

ジョンを呼んで悪魔祓いをするも効果なし

原因は人形なのか家なのか土地なのか……

真砂子を呼び、ナルが除霊開始


エピローグ
お茶会

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2026年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回は1巻よりホラー要素が多くて面白かった。
悪魔憑きって感じの不気味な雰囲気で、なにかに操られてる礼美ちゃんが死霊館っていう映画みたいですごくおもしろかった。真砂子はやっぱり見える子だからか、幽霊に対して優しくてキュンとした。

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2026年01月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第二作は幽霊屋敷。
8歳周辺の子供をターゲットにする霊を相手に、いつもの霊能力者たちが集う。
まぁまぁだったけど幽霊物語ってあんまり好きじゃないんだよな…今更だけど。

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2023年10月29日

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