【感想・ネタバレ】営繕かるかや怪異譚 その肆のレビュー

あらすじ

「家に興味がない、ということは、自分を守ってくれる場所に興味がない、必要ない、ということと同義です」建物にまつわる超自然的な現象を解決するため、営繕屋・尾端は死者に想いを巡らせ、彼らを鎮めるための方法を導き出す。恐怖と郷愁を精緻に描く、建築怪談シリーズ第4弾!単身者用の集合住宅に住む拓史は、工事現場でスマホを見つける。呼び出しに応じると、雑音に交じり男の声が。以来、耳障りな雑音が聞こえ、人影を見るように。(「忍びよる」)文美は上司から覚えのない嫌がらせを受ける。家では「内神様」が祀られ、亡き祖母と文美だけが暗がりに蹲る黒い「猿」を視ていた。やがて猿は職場にも現れる。(「迦陵頻伽」)仲川はギャラリー用に幽霊屋敷と呼ばれる廃屋を買う。リフォームを依頼された稲葉が、柱に打ち付けられた藁人形を大量に発見すると、仲川は人形を残そうとする。(「鉄輪」)他、全6篇を収録。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

営繕かるかやシリーズ4作目
相変わらず安心安定の尾端さん

いろんなお家の住人たちが怪異に遭い、
尾端さんが出て、
異変の理由がふわっと分かって、
多分こう対処したらいいんじゃないか〜
で終わっていく短編シリーズ


完全に謎解きされるわけでないし、対処したとしてその住人の障りが解決するのか、明確にはされません
でも、世の中の不可解な出来事って、そういうものだとも思います
ホラーミステリーと言うジャンルが成熟したからこそ、許容される作品構成だと思います

と思ったけど、結構十二国記もそんな感じだから、これは小野不由美先生の描く物語の重点の置き位置のせいかもしれないな
冗長なエンディングは不要!的な、私はある程度見たい派ですが

解決したわけではなくても、人は解決策が提示されればある程度満足できるんだと、このシリーズを読むと分かります
じわりと怖く、楽しませていただきました
次作も楽しみです

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

オディブル。
毎巻、おもしろい。
尾端さん、どう解決するんだろうとわくわくする。いつも優しさを感じる。

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2026年08月11日

Posted by ブクログ

このシリーズの中で、一番面白かった!
いや、怖かったと言うべきか…寝る前に読んだら、怖くて眠れなくなってしまった。

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2026年07月10日

Posted by ブクログ

オーディブル視聴。
このシリーズの中で一番ホラーっぽかったかもしれない、と感じたシリーズ4巻。 怪異と人怖半々…?
けれど全て恐らく尾端のアドバイスで良い方向に向くだろうな、とホッとさせてくれる短編なので、読後感がとても良いです。 色々確認したいことがあるのでシリーズ最初から読み直したい。

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

営繕かるかやシリーズ4

どれも怖くて、でもその怖さと共に生きようとする人の強さを感じる物語たち。
面白いよ~

忍びよる
落ちていたスマホにかかってきた電話に出たことから、何者かが、少しずつ忍び寄って…

迦陵頻伽
昔鷹匠だった家系に生まれた文美 

鉄輪
古民家を購入したヒロが、座敷牢的な場所から見つけた物は…恨みと恥と入り交じった…

いつか眠りを
終の棲家として古民家を購入した葉村。
そこの風呂には、子どもの幽霊が毎晩何かを訴えて…

夜明けの晩に
実家の更地に自分の家を新築した高典。
毎晩夢に見る【かごめかごめ】の遊び歌に、後ろの正面誰だ~の声が、迫ってくる…

風きたりて
古い町の外れ、小さな丘の麓に造成された分譲地に越してきた梓紗と夫。毎晩何か念仏…お経のような声に悩まされ、その原因を探って行くと…

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2026年04月07日

Posted by ブクログ

あー、やばい。泣きそう。怖すぎる。
ほんとに、ぞっとする怖さが一話一話きっちりやってくる。怖い。でも文章がうますぎてめっちゃめちゃ読みやすくて、言葉の流れや単語のセンス一つ一つが美しくて、読むのをやめられない。
人物の背景が、書き込まれてないのに奥行きを感じさせる。文章力凄すぎる。

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2026年04月04日

Posted by ブクログ

ちょうどいい怖さの連作短編。
ひんやりほんのり怖い。そこが良い。

落ちていたスマホ、自分の家でだけ祀るもう一つの神、古民家から見つかるわら人形、転居した住まいが事故物件かもしれない疑い、新しい家の壁に発生する黴、新興住宅地は元はどんな地だったのか…。

特に最後の一編は、ネットで流行った「あの祠を壊してしまったのか」というミーム? に似て、ぞくぞくした。
どの話も尾端が対処するのだが、それで事態は良くなったのかどうか、結論がない。そこがまた良い。

今回もとても怖くて面白かった。
このところ最も新刊を楽しみにしているシリーズ。
次が楽しみ。

----------以下 紹介文より引用---------
「忍びよる」
単身者用の集合住宅に住む拓史は、工事現場でスマホを見つける。呼び出しに応じると、雑音に交じり男の声が。以来、耳障りな雑音が聞こえ、人影を見るように。

「迦陵頻伽」
文美は上司から覚えのない嫌がらせを受ける。家では「内神様」が祀られ、亡き祖母と文美だけが暗がりに蹲る黒い「猿」を視ていた。やがて猿は職場にも現れる。

「鉄輪」
仲川はギャラリー用に幽霊屋敷と呼ばれる廃屋を買う。リフォームを依頼された稲葉が、柱に打ち付けられた藁人形を大量に発見すると、仲川は人形を残そうとする。

「いつか眠りを」
築四十年の平屋を買った。将来を諦めた四十歳手前の葉村にとって、終の棲家だった。ある日、葉村は風呂場の中に影を視る。はたしてこの家は事故物件なのか。

「夜明けの晩に」
都会で精神を病み、地元に戻った高典は、毎晩のように見る悪夢で疲弊していた。夢に現れる灰色の男に見覚えがあった高典が、正体を突き止めると……。

「風来たりて」
昨年完成した建売住宅に越した梓紗は近所付き合いに馴染めず、読経のような異音に悩まされる。古い住人によると、住宅地はかつて刑場だったというが。

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2026年02月18日

Posted by ブクログ

それぞれの家や建物に滲み出る怪異に対し、営繕屋の尾端が死者の想いを汲み取りながら、力で祓うのではなく「建物の修繕」という形で静かに寄り添い解決へと導いていくシリーズの第4弾。

自分の家という落ち着ける場所が怪異になるというのは、精神的に追い詰められる。
しかもなぜそうなるのかはっきりしない不明瞭さ、そして今後さらにどうなってしまうのかという恐ろしさを感じる。
家を建てる時や引っ越す時には、その土地土地に残る歴史などをきちんと調べる必要もあるのかもしれない。

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2026年09月13日

Posted by ブクログ

営繕かるかや怪異譚その肆。
「忍びよる」「迦陵頻伽」「鉄輪」「いつか眠りを」「夜明けの晩に」「風来たりて」の六篇。

全篇通じて怪異の完全解決に至っていないのが、じんわりとした怖さを与えてくれます。見知らぬ隣人の怖さ、顔の見えない怖さから始まり、ことの詳細を知ったからといって、恐怖がなくなるわけではない、というのは不安や不快でありますね。
その感覚や感情を少しでも薄める、浮かび上がってきた非日常の異物をできるかぎり日常に近づけようと施行する話だったと思います、今巻は。
まあ、祓い屋や拝み屋ではないですからね。

舞台となっている町そのものが抱えてしまった負のエネルギーによる怪異譚だったのかな、と思います。「迦陵頻伽」「夜明けの晩に」「風来たりて」の三篇はそう思う。「鉄輪」「いつか眠りを」は、その土地・家に関わるものではあるけども、それらも紐解いてゆくと、大きな範囲でここの町、ここの土地に関わってくることであったりするのかなぁ、と思うぐらいには、不穏さを醸し出している気持ちになりました。

どの話も読後がよろしくないのも、不穏さ不安さの原因でしょうか。
これまでどれか一つぐらいは、安心する話があったように記憶しているけど、どうだったか。また難しいのは、拒否感が出るほどのものではないというところ。絶妙に怖いもの見たさの範疇に収まってしまう程度の不穏さ不安さであるのですよ。
そういう無防備さが「鉄輪」のような怪異を呼び込んでしまうのかもしれませんが。
あの柱の描写は今巻で随一の怖さ。「残穢」のラストを思い出しました。呪物という言葉がもつ印象に相応しい怖さだと思います。

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2026年08月24日

Posted by ブクログ

営繕かるかやシリーズ第4弾です。
audibleにて。

古い家じゃなくってもアパートとか賃貸でも怪異はあるんですよね。

怪異があると早く尾端さん来てと思います。
今回も面白かったです!

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2026年08月19日

Posted by ブクログ

夜、誰もいない家で読んではいけません。
『いつか眠りを』を読んでいる途中の21時過ぎ、お風呂に入っていたら、廊下あたりで物が倒れるような大きな音が…… 結果、何事もなかったんですけど、それならあの物音はいったい…?

しばらく、怖い本は近づかないでおきます。

2ヶ月前に読んだのに、登録を忘れてました…

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2026年08月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

イラスト担当が蟲師の方にて、主人公が現代に生まれ変わったら、こういうことしていそうだな、と。
表紙の足のイラストがなかなか禍々しい。


「忍びよる」
単身者用の集合住宅に住む拓史は、工事現場でスマホを見つける。呼び出しに応じると、雑音に交じり男の声が。以来、耳障りな雑音が聞こえ、人影を見るように。
→吸血鬼ネタがなにかで、招かれたり返答が無いと家に入れないというのがあるが、無意識でも家というのは自分の場所、という思いがあるのだなぁ。

「迦陵頻伽」
文美は上司から覚えのない嫌がらせを受ける。家では「内神様」が祀られ、亡き祖母と文美だけが暗がりに蹲る黒い「猿」を視ていた。やがて猿は職場にも現れる。
→会社の上司は、そういったものが原因で感情が増長されていたとしたら大分気の毒だけれど、そこら辺は不明のまま。。。

「鉄輪」
仲川はギャラリー用に幽霊屋敷と呼ばれる廃屋を買う。リフォームを依頼された稲葉が、柱に打ち付けられた藁人形を大量に発見すると、仲川は人形を残そうとする。
→『「遊んでいる」と「遊ばれている」の途方もない心理的距離。』
『「…苦しいし、…怨んでもいる。けれども同時に、虐待される自分が情けない…尊敬されていない、好ましく思われてもいない自分を認めることは辛いと思います。…他人に…知られるのは恥辱です。」』
フルーツバスケット、という漫画に、親にいじめられていることを言えない、という描写があったなぁ、なるほど。

「いつか眠りを」
築四十年の平屋を買った。将来を諦めた四十歳手前の葉村にとって、終の棲家だった。ある日、葉村は風呂場の中に影を視る。はたしてこの家は事故物件なのか。
→将来を諦めて、逆に丁寧な暮らしになるっっていう。賃貸と違って、物件購入は覚悟がいるな、と。そして本シリーズの人たちは何故に怪異という存在を受け入れてくれるのだろう。少年が、本当に成仏できる日がくるといい。。。

「夜明けの晩に」
都会で精神を病み、地元に戻った高典は、毎晩のように見る悪夢で疲弊していた。夢に現れる灰色の男に見覚えがあった高典が、正体を突き止めると……。
→これは。。。逆恨みというか。。。自分の分が来る前に出会えるのって幸運すぎる。外からどう見られているか、隣の芝生は青く見えるというけれど、難しい。

「風来たりて」
昨年完成した建売住宅に越した梓紗は近所付き合いに馴染めず、読経のような異音に悩まされる。古い住人によると、住宅地はかつて刑場だったというが。
→アンソロジーかなにかで既読。これも、自分に来る前に解決されるパターンにて、既に被害を受けた人たちはひっこすのだろうか、そのまま住むのだろうか。。
終の棲家というけれど、持ち家には喜びもあるし、一転すると悲惨でもある。
本作中古物件のが多いけれど、新築はそれで土地の問題があるのだなぁ。。。

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2026年07月15日

Posted by ブクログ

営繕かるかやシリーズ第4弾、今回もじわりじわりと怖い話が6篇読めます。家や建物、土地に不具合があって怪異が起こるというのがこれまでのお話でしたが、偶然見かけたスマホを介して怪異を呼び込んでしまうとか…今っぽい話でぞくりとします。その解決法も、家を愛着ある場所にするという、言われてみれば当たり前のことだけどなるほどと思いましたね。いずれの話も、最後の最後まで描ききってないところがヤキモキしつつも希望が持てて良いと思います。

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2026年06月18日

Posted by ブクログ

どれもこれも怖かった。
特に、「忍びよる」の落ちてる携帯を拾うって、日常にあること、なのに、、、
尾端さんに会わなかったら、殺されてたか自殺してた⁉️

たまに出てくる''黒いまるいもの’が、まっくろくろすけだったら、怖くないのにな。

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2026年06月17日

Posted by ブクログ

今作も描写の表現が怖くて良かったです。
実際に尾端が施工したあとの物語(怪異はなくなったのか)が描かれてないので少し物足りないですが、
そこは読者の想像に任せてるんでしょう。

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2026年05月27日

Posted by ブクログ

「いつか眠りを」が良かった!
どの話も、きちんと解決したりハッピーエンドになるわけではないけど、家や建物、そして周りの人々が大切なものである気にさせてくれる物語で、読んでてほんわりする。

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2026年04月24日

Posted by ブクログ

ゾワゾワ怖い、ホラーすぎない短編集。
どの話も最後は前向きな終わりで、でも全部書き過ぎなてない余韻みたいなのがこのシリーズの好きな所。
いつか映像化してほしい。

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2026年03月02日

Posted by ブクログ

家への愛着、大切なんですね。
それぞれの主人公が辛い心情の時に、読み手としては尾端さん待ちでソワソワしてしまいます。

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2026年02月18日

Posted by ブクログ

どんな怪異も尾端さんが来れば大丈夫な絶対的安心感。うしろのしょうめんだあれで毎度苦しい起床も嫌だけど、お風呂は一番嫌だなぁ。

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

営繕かるかや怪異譚その肆。「忍びよる」ついてきた怪しいもの。家に興味がないということは、自分を守ってくれる場所に興味がない、とても無防備なこと「迦陵頻伽」サルのような悪意に襲われるが、内神様の鷹が守ってくれていた。「鉄輪」相手を怨んでいても怨みがあることを表には出したくない。呪うしかない。知られるのは恥辱。「いつか眠りを」湯温をいくら上げても寒い。行方不明者か。「夜明けの晩に」かごめかごめで鬼を当てると死が待っている「風来たりて」安定していないものの集積地を塚を置いて安定させていた。ありそうで怖かった。

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2026年01月14日

Posted by ブクログ

尾端さんの居る安心感すごい。
出てくるなりホッとする…

すーっと読めて、時折知らなかった言い回しがあって、言葉の美しさ、表現の多彩さを感じながら読み進め、ああやっぱり小野不由美さんの端正な文章は心地よいと思う。ずっと読んでいたい。
すーっと読めるのは、引っ掛かりがなく流して読めるという意味ではなく、文体でつまづかないんだ。起こる出来事に集中させてくれる。

今回ずしっと胸にきたのは、惹句にある尾端さんの言葉だった。
「家に興味がない、ということは、自分を守ってくれる場所に興味がない、必要ない、ということと同義です。実はとても無防備なことなんですよ」

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

小野不由美のホラーの魅力は、怪異そのものにある。
怪奇現象が起きて「なぜ?」「どうすれば?」から解決に向かうストーリーではなく、怪異そのものに対しての畏れや思念の行方を、怪異に出会った側から見ているに過ぎない。
また、「家に興味がない、ということは、自分を守ってくれる場所に興味がない、必要ないと、ということと同義です。実はとても無防備なことなんですよ」「藁人形を打ち付けた者は、藁人形を人に知られた事を恥辱と思っている」など、怪異に対しての尾端の営繕屋としての見立ては、ホラー好き読者としてはホラーに対する新たな向き合い方を提示してくれる。

怪異が解決される所謂結末はないし、主人公?とされる尾端する端役に過ぎない。ドキドキしながら頁をめくり、「え!ここで終わり?」と肩透かしを食らうことも多い。

だからこそ怪異譚であり、やっぱり小野不由美は面白い。

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

棲家に関する怪異が全部まるっと解決しないけど、工夫をするだけで、恐怖を回避する。なんだか怪異そのものも尊重されているかのような解決方法。それがなんとなく私は好感が持てる。
問答無用で祓ってしまうのではなく、いなして怪異が満足(成仏?)するまで待つ、「いつか眠りを」は心優しい話だな、と思ってしまう。
小野不由美の全解決しない、営繕シリーズはこのうっすら怪異が続いてる感じが好き。

『かるかん』

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2026年09月15日

Posted by ブクログ

既刊3巻よりも軽く読めた(怖くなかった(笑))
ただ、少し尻切れトンボ感を感じた。
最後に全部を纏めたその後が読みたかった!

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2026年10月17日

Posted by ブクログ

今回はめっちゃ怖い話が多かった…
でも、営繕かるかやの出番少なっ(笑)
まぁ、いつもそのテイストだけど、いつにもまして出番少なっ!
最後の祠を壊したやつが一番怖かったかな…
あと、買った家の風呂が冷えて、なかで子どもの幽霊が見えるのも、子どもの正体がめっちゃ気になったな…
自分の家を整えて、自分のテリトリーを示すって大切と思った。

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2026年06月08日

Posted by ブクログ

◯心霊スポットにいったり、理不尽なことで付きまとわれるたり、心霊スポットの古民家改造して怪談師世呼んだりだとか、いろいろ興味深かった。
◯普通に話が怖かったんだが(笑)
最後の話なんて、完璧祟りだし。上司の頭がおかしくなっていって理由がわからないだとか。。。
◯これ大丈夫だよね?最後まで書いてないけど、ちゃんと尾端の見立てでちゃんと解決してるんだよね??

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

建築怪談シリーズ第4弾

「忍びよる」「迦陵頻伽(かりょうびんが)」「鉄輪(かなわ)」
「いつか眠りを」「夜明けの晩に」「風来たりて」

本作は、ゴーストハントのように原因を究明して解決するというよりも
建物や土地の履歴と独自の経験から、物理的に工夫を凝らして
折り合いをつけて付き合ってもらうというのが、よりリアルな感じです。

引っ越しで部屋を選ぶ時の注意点にもなります。
尾端さんの登場が少なくて残念でしたけど・・・(;^_^A

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

シリーズ4作目。家とか土地に興味なく住んでるから、思わずゾッとした。相変わらずこのシリーズは怪異が起こり、それを除霊めでたし!って感じじゃなくて向き合い方や空し方、怪異との折り合いの付け方って感じで話が終わっても生活が続いてるのを感じる

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2026年04月14日

Posted by ブクログ

かるかやの4冊目。
家にいる、又はやってきた怪異を払うことはなく、階層を上手く変えて付き合っていくか、を考えるホラー小説。
基本的に怪異は解決することはなく、怪異にあった人がその家にどのようにして住み続けるか、安心を得るかが解決なので、拭いきれない怖さというのは読後もずっと残りづつけている。
家と私が向き合うきっかけが怪異なのは、それぐらいのものがなければヒビも入れられないほど、私と家の外とで疲弊しているからか、心の問題なのか。解きほぐれていくのは一瞬。
そういう意味では好きなのは、夜明けの晩にと風が来たりて。
夜明けの晩の精神の狭まり方と罠は気づいた時の怖さが際立って好き。

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2026年03月29日

Posted by ブクログ

営繕屋の尾端さんは霊能者でもなんでもない。
ただ、分かる人で、建物の修繕や改築を通して、
死者の心残りを掬いあげる人だ。
祈祷したり、霊魂と闘って鎮めたりとか
派手な感じはまるでない。ひっそりと現れ、
困っている(怪異)人に、アドバイスしてくれる。
ホラー6編

【忍びよる】
目的が分からずに勝手に付け回してくる
怪しいモノ(霊)に対しての尾端さんの
アドバイスは「掃除すること」
「ここは自分の領域だという意識が高いほど
障壁としての効果が高い。そのためには
自分の部屋に対する愛着を増すこと。
ここは自分の居場所だと意識できることは
重要。家に興味がない、ということは、自分を
守ってくれる場所に興味がない、必要ないと、
ということと同義です。実はとても無防備な
ことなんですよ」
なるほど、大切な事を教えてもらったような
気がするけど、掃除、頑張らなきゃ駄目か‥
耳が痛い。
【迦陵頻伽】
主人公の上司がかなり怖い(やばい)人だった。
一体どうしてあんな事をしたのか?
最強のボディーガードの鷹が、文美について
良かった(見えないけど)
鷹の霊(?)が鷹匠(の子孫)を思う気持ちに
涙する。
【鉄輪】
次々と住んでいる者が死に、家が絶えた、
そんないわくありげな家を、商業用のために
買い取る人の気がしれない。
しかも、見つかった柱の低い場所に打ち付け
られた藁人形を、ガラスケースに入れて展示
するなんて、祟られても仕方ないと思うけれど、
尾端さんの見立ては違った。「藁人形を打ち付けた
者は、藁人形を人に知られた事を恥辱と思っている」藁人形を打った者の心情に無頓着だったことを反省し、展示をやめることを決める施主(当たり前だ)
【いつか眠りを】
こんな家、本当に住み続けるの!?と思わず
叫びたくなった終わり方。
今ある風呂を閉め、風呂を増設する‥
尾端さんの提案だけど、私は絶対嫌だな。
思い出しそう、同じ家の中にあるんだから。
ーーーいつか君が安らかに眠れるように
‥‥そんなこと、絶対思えない!
【夜明けの晩に】
かごめ遊びの歌が、毎晩、夢の中に出てくる。
そして、「後ろの正面だあれ」と歌って終わる。
「だあれ」と訊いてくる男の低い声。
その声が誰なのかを、決して当ててはいけない‥
自分は妬まれるような事はしていないのに、
勝手に妬まれて、自分をあちらの世界に引きずり込もうとしている‥はっきりと死者は出て
来ない。ただ、「妬ましい」という念の強さ
が怖い。今回の尾端さんの解決案が?だった。
「寝夜」を作る、これで本当に解決?
(「七人ミサキ」という言葉も初めて知ったが、
おどろおどろしくてちょっと怖かった)
【風来たりて】
土地を売却した際に、石碑を撤去したために
起こる怪異。昔から、手をつけてはいけないという物に決して手をつけてはいけないのというのは、
本当なのだと思う。
亡くなった持ち主が悔やみ、撤去された石碑を
もう一度立てるよう、遺言に残す。
これで怪異は収まるのか。

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2026年10月03日

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