【感想・ネタバレ】黄昏の岸 暁の天 十二国記(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

王と麒麟が還らぬ国。その命運は!? 驍宗(ぎょうそう)が玉座に就いて半年、戴国(たいこく)は疾風の勢いで再興に向かう。しかし反乱鎮圧に赴いた王は戻らず、届いた凶報に衝撃を受けた泰麒(たいき)も忽然と姿を消した。王と麒麟を失い、荒廃へと向かう国を案じる将軍は、命を賭して慶国(けいこく)を訪れ、援助を求める。戴国を救いたい――景王陽子の願いに諸国の麒麟たちが集う。はたして泰麒の行方は。(解説・細谷正充)

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ネタバレ

陽子が慶王になって3年、まだまだ国としてはいろいろおぼつかない。
そのような中、戴国の将軍から助けを求められ…。
当然助けるのだが、それには慶だけではどうしようもなく、各国の協力を得るという前代未聞の方法で行われる。ここに陽子の蓬莱での知識(たぶん国連?)が発想のヒントになっていることが面白い。
また、陽子は後半で「大使館」にも触れている。蓬莱の知識がある泰麒とともに、実現できたらいいなと思いました。
また陽子、李斎、延王、六太などの主要人物のみならず、門番や使令に至るまでその心情や性格がわかり、物語に深みを与えていると思いました。特に門番が良かった。
最後の方に、陽子と浩瀚の議論で浩瀚が「信の置けるものを取り上げている」という場面があります。その成果があの門番なのだなと。また最後に李斎が門番に「全てはあなたのおかげだ」と言う。出番は少なかったが、門番がこの物語の大きなカギを握っていたとも言えますね。

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2026年07月06日

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こんな簡単な言葉でまとめたくはないが、陽子がどんどんメロくなってる、ずっと自省をしていて偉い
なんでこのシリーズはこんなに自省の描写がうまいんだろう
自分の評価は、自分が今までどのような行動をして来たかで決まるというのを忘れてはいけない
自分を卑下しすぎるのは、ある意味自分の評価をしっかり判断できなくなる可能性がある、そんなことを改めて気付かされました

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2026年04月11日

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今回は戴国のお話し。
幼い麒麟の苦悩を利用して反乱を起こす輩が!
許せない(怒)

戴国を助ける為に各国が協力するという見応えのある展開でした。

またしても今後が気になる国が増えてしまいました。

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2026年10月26日

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まさかの載国バッドエンドから始まり、かなり驚いた。
これから豊かな道を進んでいくのだろうと思っていた載がこんなに酷い有様になっていたなんて…。

今回の物語は、各国の王や麒麟が沢山登場するので、懐かしいキャラクターにも再開でき嬉しかった。
陽子が各国を巻き込む様子を見ていると、陽子はすごい王様になる予感。

天が実在するなら過ちもある、か。
すごく印象に残る言葉だった。

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2026年10月18日

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十二国記のエピソード8。
今作は戴国の王・驍宗と泰麒が謀反により失踪し、荒廃した戴国を救うべく、李斎が慶国に救いを求めてやってくるというお話し。
『魔性の子』の裏側が描かれており、なぜ泰麒は蓬莱に戻ってしまったのかという謎がここで明かされています。今作は李斎の視点を通して、国が滅びていく中、天は何故、何も施してはくれないのか、という問いがテーマとなっています。李斎が玉葉に対して放つ悲痛な叫びがとても苦しく響きますが、陽子の言葉にハッとさせられました。終始重苦しい描写が続く中、陽子の側近が『風の万里 黎明の空』の面々で、関係性が変わらないやりとりにホッとします。(特に鈴と祥瓊)
ここから戴国の戦いが始まり、泰麒と李斎がどうなるのか楽しみに次作に進みます!

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2026年10月17日

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ネタバレ

今回は戴国のお話。これまでも節々で匂わされていた戴国の政変がようやく語られる。
それにしてもなんであのかわいい泰麒をこんなヒドい目に遭わせるのだろうか。おじさん悲しいよ。

十二国ぜんぶってわけじゃないけど、各国の王と麒麟が集まるオールスター的な雰囲気もあって非常に豪華。
特に範国の范汪と范麟は初登場かな? ちょっとクセのある人柄でこれまでの作品ではあまり見かけなかったタイプなので改めて新鮮な空気を取り込んでくれたこのシリーズの間口の広さに脱帽です。

今作は戴国の新王登極早々に危機に陥ってすでに6年ほど経過しているというかなり追い詰められた状況から物語が始まる。この時点で結構しんどい描写があるのに、さらに我々を追い落とすようにあのかわいい泰麒まで害されるなんて我慢がならない。なにか恨みでもあるんですか?!

この次の作品もおそらく泰麒中心の話にはなるだろうからある意味優遇されてはいるんだろうけど、かわいい泰麒が今後も辛い経験をすることを考えると複雑な気持ち。

最後の最後には報われることを信じて、この先を読み勧めるしかないよ。私たち読者にはそれしかできない。
ちなみに次は一旦『魔性の子』を読もうと思ってますので、イカ、よろしく~~~。

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2026年09月23日

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 十二国記・幽冥の岸発売おめでとうスペシャル〜〜!!発売日を迎えさっそく新刊を手にしたものの、読み返してから浸りたいのでセルフお預けです(´・ω・`)今はこちらを読み終わりました。白銀4冊が凌雲山のごとく立ちはだかっています。

 本作は慶国を主な舞台としながらも、色々な国々や世界に想いを馳せる部分がかなり特徴的な一冊だなと思います。なんというか、縦にも横にも奥行きも感じさせる印象があります。この世界のことがもっとわかり、さらに気になる情報がいっぱいでした。

 気に入ったセリフを書き留めておくのが好きなのですが、やっぱり親近効果なのでしょうか。いつも読み終えてすぐに書くこの感想には、特に終盤で気に入ったくだりを書いてばかりな気がします。今回は浩瀚。陽子との問答に、さすが百官の長にして松塾の出身者だなぁと思っていました。なんというかやっぱり官吏は法に通じていて、法に通じるということは文にも社会にも、道理にも通じるということなんだろうかと漠然と思いました。そんな感じがする問答ではありませんでしたか?(問答というかお説教?)

 もうここからはつべこべ言わずに白銀を読もうと思います。墟を越えて月明かりの差す中、岸に辿りつけるだろうか……とか言ってみたりしながら。

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2026年09月18日

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タイキ!どうか無事でいて!!
十二国記の世界に引き込まれて、気付いたら、読み終わってました!!
2度目の再読ですが、それでもやっぱり面白い

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2026年09月10日

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ネタバレ

王と麒麟を失った戴国の行く末が気になって仕方なく、慶国の動きにも目が離せない一冊。積み重ねてきた物語がつながり、続きへの期待が高まりました。
『黄昏の岸 暁の天』を読みました。魔性の子の次に読むと良いと聞いて手に取ったのですが、まさに対になる物語という印象で、とても面白かったです。陽子や六太をはじめ、これまでの主要人物がほぼ総登場し、戴国を救うためにそれぞれが動き出す展開は読み応えがあり、積み重ねてきた物語が一気につながっていく嬉しい悲鳴の読書時間でした。

「風の海 迷宮の岸」で泰麒の決断を支えてくれた人物が再び登場してくれたのも嬉しく、思わず読み進める手に力が入りました。王が国境を越えれば天の摂理に触れるという設定が深く描かれ、世界の仕組みが少しずつ明らかになる一方で、陽子のこれからの苦労が増えそうな未来も感じられます。陽子には良い王として国を導きつつ、自分自身も幸せであってほしいという気持ちが強くなりました。

また、祥瓊や鈴、虎嘯が陽子の身の回りで活躍する場面も多く、読んでいて楽しい時間でした。泰麒の選択は正しかったのか、それとも誤っていたのか──その答えがどこに向かうのかも気になって仕方ありません。戴国を救うための一歩までは踏み出したものの、まだまだ前途は多難。今月発売される新刊につながっていくと思うと、期待が高まるばかりです。

十二国記らしい重厚さと広がりを存分に味わえる一冊でした。

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2026年09月06日

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黄昏から白銀まで18年の歳月があったことを知って
続きを待ち耐え忍んだ皆様に叩頭礼させて頂きたい…。

ep0 魔性の子の裏側のストーリーなので
非常に感慨深かったけれど
やっぱり二人の、戴の行く末が気になって仕方ない。

今回は天帝の存在をより浮き彫りになり、
視座が高くなりつつも、
やはりどこまでも己自身の決断・意思に帰結するところが
最高に胸打たれました。



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2026年08月27日

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おもしろい…
魔性の子と月の影読み直したくなりました

「中嶋陽子です」
「高里です」
これすごく好きだった笑
なんか千と千尋で自分の名前は千尋!ってなるシーンを思い出すというか。蓬莱でのことを共有できる人が居るって嬉しいなと勝手に思ってしまった

私が魔性の子を読んだのが最初じゃないってのはあるんだろうけど、それにしても魔性の子が独立したホラー作品だったことがいまだに信じられない

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2026年08月26日

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李斎、将軍という肩書きだけでは背負いきれないほど多くのものを背負ってよく1人で慶国まで辿り着いた。

助けを求めた先が慶国だったのが正しかったのかはおいておいて、誠実な人を誠実な人が助けようとしてくれるだけでもう既に少し救われた気持ちになった。

十二国記を読んでいると、もっと他国を頼ればいいのに、と思う場面が度々あるんだけど、それについても天界によって他国への侵入はいかなる理由でも大罪として裁かれるということにも触れられていて、そういったことのそもそもの概念が「こちら」の世界とは違うのだなーと。
民衆の上に王朝があり、王朝の上に天があり…というのを読んでいると、なんだか宇宙の中の銀河系に地球があり、地球に生物がいて、生物いる、みたいな果てしなさと不確かさを感じる。

蓬莱で戴麒はどう過ごしていたんだろう。
「魔性の子」まだ読んでないんだけど、これは絶対読んだほうが理解度が高まるんだろうな〜。

李斎も、戴麒も、驍宗も、皆無事で再会できますように。

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2026年09月23日

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ネタバレ

十二国記の中で僕が最も好きなエピソード。
戴の将軍李斎が慶に助けを求めやってくるところから物語は始まる。
慶と戴、これまで物語の中心であった二国がついに交わり、かつての登場キャラたちが協力して泰麒を探すという一つの目的のもと集結する。
また、本作は魔性の子(ep0)の裏側にあたるエピソードでもあり、その答え合わせ的な要素もあり、十二国記オールスターズvs孤独な泰麒の対比構造にもなっていて面白い。
これまでの集大成のような、一つの区切りのような物語で、このアベンジャーズ感がたまらない!

名シーンだらけなんだけど、一番胸を打たれたのはやっぱり陽子の成長かなぁ。
右も左もわからなかった陽子が、自分の頭で考え意見できるようになり、時には延王にすら食って掛かるシーンはめっちゃよかった。

「所詮は他国のこと、なるようになれ、というわけだ?」
「ここで慶を守り、戴を見捨てることが王の義務なら、私は玉座なんかいらない。」

この陽子の熱い思いが世界を動かし、十二国(八国)が一つの目的に向かってまとまって動き出すという奇跡を起こす。
あの陽子がここまで世界を動かせるようになるなんて、本当に感慨深い……

個人的に一番好きなシーンは、泰麒を連れ戻した後、陽子と泰麒が対面するシーン。
「……中嶋、陽子です」
「高里です」
えぇ!? 急に現代!?
異世界ファンタジーに没入してたので、この緩急は笑ってしまう。
つらい物語が続き、戴の未来を想うとこれからも大変な日々が待っているが、こういう瞬間に少しのやすらぎがあって安心する。

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2026年08月13日

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ネタバレ

泰麒の物語を追いたくて、2巻の次は随分飛んで8巻を。

登場人物が更に多くなり、身分の呼び名や名前が中国風のため、ややこしいややこしい。

しかも複数の名前がある人も?

十二国記シリーズは時系列で順番に刊行されていない。

しかしよく考えると、どの巻から読んでも大丈夫ですと言ってしまったことを前言撤回したくなる。

確かに、最初の巻から順に読まないと訳が分からないことはないので私は2巻から読んでも問題なく楽しめた。

私は2巻→この9?巻と読んだ。

でも、初めて読むのが例えばこの9巻とかだと話がぶっ飛びすぎてて多分ついていけないかもしれない。

そしてネットのレビューでは1巻は、とあるキャラが出てくるまではなかなか辛いらしい。

対する2巻。

すごく読みやすくてすっと入ってきた。

多分それは、主人公がまだ稚い子どもでかわいらしく、戦いなどの激しいシーンが少なく、程よい異世界感だからだと思う。

初めて十二国記を読むホラーが大丈夫な人は0巻から、ホラーが苦手な人は1巻か2巻から読み始めるといいかなと思った。

どうやら0巻はホラー要素強めらしいが、
多分9巻の裏で起こっているお話なので、
次借りるとき運良く0巻があれば借りたい。

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2026年08月10日

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オーディブル視聴。
十二国記は各国の設定やキャラクターを綿密に決めているとしか思えない矛盾のない物語の組立に脱帽なんだけれど、本作と魔性の子の関係は鳥肌立つくらいすごい。魔性の子が一番最初に書かれたというのなら、それじゃこの物語はどこまで詳細が決まっているの?!最後まで?!絶対に読ませて!という気持ちが高まります……!
物語は白銀の墟 玄の月の前日譚というか続きモノなのだけれど、各国が協力しあって泰麒を救う流れがアツい! 四苦八苦しながら前進していく景の描写も同時進行でキャラクターたちがそれぞれ頑張っている姿に応援したくなる。

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2026年08月09日

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王をすげ替えるシステムがあるということは、天は自身の過ち(王の選定ミス)も盛り込んで世界を構築している、とも考えられて面白い(天が存在するなら天は必ず過ちを犯す、のあたり)。

失道とか国の荒廃はチェックシステムとして機能しており、ネガティブな方向に進んでいることを可視化してくれる。現実世界では失敗は必ずしも可視化されるとは限らないことを考えると、いちいち教えてくれる天は、結構親切だな。

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2026年08月02日

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「もし天があるなら、それは無謬ではない。実在しない天は過ちを犯さないが、もしも実在するなら、必ず過ちを犯すだろう」

陽子の言葉が心に残った。
天に答えを求めるのではなく、自分で考え、選び、歩いていくしかない。
そんなことを感じた。

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2026年07月26日

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面白かったです!
audibleにて。

今までの物語が繋がってくる作品です。
魔性の子の裏側がわかる‥。

ラストは全4巻ですが、ものすごい楽しみ。

陽子カッコいいなぁ。
初めの印象と全く違う。
それに対して、泰麒は大きくなっても印象が変わらない。
面白いものだなぁと思います。

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2026年07月22日

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あと戴の話だけになってしまった。早く新刊出て欲しいのにいまだに他作品に力を入れている作者に檄を飛ばしたい。
でもこれだけ人の深層を深くえぐる作品はまだ読んだ事ないので相当の体力が必要なのかなぁと作品には関係ないことを考えてしまう。

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2026年05月08日

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戴国の王と麒麟が姿を消した___

以前に泰麒の話を読んだ時には登極に至るまでの昇山中の話であり、いろいろあったものの平和に進んだはずが、今回は始まりから厳しい状況で読みながら胸が苦しくなった。

満身創痍で慶に助けを求めた李斎も、その思いを受けて動こうとするが、自国の民を背負う重責も相まって動くに動けない陽子や尚隆、同じ麒麟として泰麒を救い出したいが天の理によって上手くは進められない延麒たち。
それぞれがそれぞれにもがきながらもなんとか戴を救いたいという一心で世界が繋がっていく姿に感動した。

最後の方にあった、「自身の行為が自身の処遇を決める」というのが本当にその通りで、李斎の思いが陽子を動かし、陽子の思いが尚隆たち親しいものを動かし、その尚隆たちがさらに他の国に働きかけて前代未聞の策が講じられた。

自分とどう向き合うか、常にそれを読み手に問いかけ続ける物語だなと思う。

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2026年04月19日

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ネタバレ

戴国を救うために、ただ一人希望を信じて動き続ける李斎の姿に心を打たれた。王も麒麟も失った絶望的な状況の中で、それでも諦めずに忠義を貫く姿は本当に格好いい。「忠臣」という言葉がこれほど似合う人物もなかなかいないと思う。

そして、そんな李斎の願いに応える陽子の成長にも感慨深いものがあった。『月の影 影の海』では異世界に放り込まれて戸惑うばかりだった少女が、今では一国の王として他国の苦境に手を差し伸べる存在になっている。その姿を見ていると、ここまでシリーズを読んできて本当に良かったと感じた。

派手な戦いや爽快感だけではなく、人が人を信じ、希望をつないでいく物語だからこそ、読後には大きな温かさと余韻が残る一冊だった。

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2026年06月08日

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この章の前に『魔性の子』を読んだほうが良い理由が分かった!
魔性の子のストーリーが起こる裏の話だった。
戴の王も麒麟も行方不明になったなかで、右腕を失いながらも景国に助けを求めに行く李斎が不憫だった。

国のルールとは。

泰麒は見つかってよかったけど、王はどこへ?

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2026年09月22日

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これまでの全10作の物語が、一気に集約し始めた印象。
シリーズ屈指の重厚さと緊張感。
希望は見えるのに届かず、もどかしさと閉塞感に胸を締めつけられ夢中になる。
ここからが本番なのだと感じさせる一冊、期待が高まる締めくくりだった。

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2026年07月16日

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ネタバレ

李斎頑張れ
泰麒おかえり
戴国頑張れ!!!
魔性の子が好きなのでこちら側の視点で物語を思い出して面白かった

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2026年06月19日

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過酷なストーリーの中で、各国のクセの強い王や麒麟のわちゃわちゃを、癒し成分としてもっともっともっと欲しております。
何卒。

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2026年06月19日

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泰麒失踪から、「魔性の子」に繋がる空白に触れられるストーリー。丸々「魔性の子」の十二国側の出来事が描かれる。
各国の王と麒麟が集結して協力する展開はワクワクする。
天界と、この十二国世界の理にも一層深く触れられ、十二国世界のシステムそのものへの疑念が呈されるところも興味深い。
氾王・氾麟とかいう濃い新キャラも登場する。尚隆と六太はやっぱり良いな。泰麒と景麒の再会が割とあっさりしていたのでもっと絡みが見たかった感はある。
そしてまだ驍宗の安否が分からない…だと?!(ここで待たされたリアルタイム読者の苦しみや如何に)

泰麒…幸せになってくれマジで…

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2026年05月20日

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ネタバレ

泰麒が戻って来られて本当に良かった。
『魔性の子』の裏側(表側?)でもこんな困難があっただなんて。

使令とのお別れは予想外でした泣
もう汕子と傲濫には会えないの?泣

『風の海 迷宮の岸』では凛としていてかっこよかった李斎がとにかくずっと不安な様子で、そりゃそうなんだけれども、それが悲しくて...

李斎と泰麒が再会できたにも関わらず、なかなか状況が悪く、これからやったるぞ!という気持ちにならないラストでした。

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2026年04月20日

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新刊を読むために遡って久々に読み直しました。
この巻は、心理描写が多くて、過去巻とのリンクもあるせいか、ストーリー自体はあまり進まず、ちょっとまどろっこしい印象です。

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2026年09月28日

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王と麒麟が消えた国・戴。
絶望的な状況の中、命を懸けて助けてを求めた将軍・李斎の想いが景王・陽子の心を動かし、やがて諸国の王と麒麟が集結。
ついに泰麒搜索に動き出す!

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2026年08月02日

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十二国記シリーズ。
今作は陽子をはじめ、オールキャスト集合の回でワクワクする展開。
また、今作はシリーズの最初の作品に位置付けられる『魔性の子』の前日譚・違う世界側の視点から描かれていて、『あぁ、そういう事情だったんだ』という真相が明らかになる。
最近読んでたシリーズは小粒でしたが、この作品は面白かったです。

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2026年06月11日

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