あらすじ
どこにも、僕のいる場所はない――教育実習のため母校に戻った広瀬は、高里という生徒が気に掛かる。周囲に馴染まぬ姿が過ぎし日の自分に重なった。彼を虐めた者が不慮の事故に遭うため、「高里は祟る」と恐れられていたが、彼を取り巻く謎は、“神隠し”を体験したことに関わっているのか。広瀬が庇おうとするなか、更なる惨劇が……。心に潜む暗部が繙かれる、「十二国記」戦慄の序章。(解説・菊池秀行)
感情タグBEST3
いまでもぞくぞく
思春期に読んだ名作。おとなになり、社会に揉まれ、いろいろ汚れた今、待望の電子書籍化!初めて読んだとき、気持ちが重くなった記憶があったので用心しながら読んだ。でも、おとなになってから読むと、読み方が変わります。おもしろかった!
Posted by ブクログ
とんでもなく面白かった。
「黄昏の岸 暁の天」の裏となる本です。まさかこんなことになっていたとは。
主人公の最後の葛藤は苦しかった。自分は選ばれなかった、特別ではなかったという悲しさが怒りを呼んだのだろうと思います。
一方、高里が可哀想でなりません。今後の展開で、報われることを願います。
Posted by ブクログ
私の場合「風の海 迷宮の岸」を先に読んだので、何故「高里」がこちらの世界に戻ってきているのか謎だった。
教育実習生となり恩師の後藤がいる母校に戻った広瀬。
周囲と馴染めず異端な雰囲気をもつ高里という生徒に出会う。「神隠し」にあった高里。高里を虐めた者は不慮の事故に遭ってしまう。「高里は祟る」と恐れられる。
広瀬は高里を庇い守る。広瀬がどうやって庇い、守っても高里の周囲で被害が起きていく。「どこにも、居場所がない」のは高里だけでなく広瀬自身もだった。広瀬はただ人であり、高里は角の折れた麒麟であるから。広瀬は高里が故国へ帰ってからどうなったのだろう。圧巻だった。
ホラーや、トラウマ級だと調べたら出てきたけれど、そんな風に感じず読めた。
Posted by ブクログ
2019年6月以来の再読…か、も?
久々に読みました。
やっぱり面白い。止まらない。早く読み返したいー。
ということで、コツコツ再読しています。
Posted by ブクログ
会社の人に勧められて。
12国記?ファンタジー?ホラー?
読む前は自分勝手な話だが正直少しなめてたと思う。
結果、読み応え抜群。
どんどんページが進む、謎がどんどん膨らむ、それでいて描写が脳内で描きやすくとても怖い想像がなされる。
どんどんエスカレートしていく現状になすすべなく話が進んでいってついていくのに必死。
これが十二国記の序章ってことがもうワクワクでしかない。
Posted by ブクログ
色んな人が言っている通り、ホラーだった。びっくりするくらい人が死んでいった。『風の海 迷宮の岸』の泰麒だ!と気付いたけど、蓬莱に来たのは1回だけじゃなかったっけ?『風の海 迷宮の岸』の後の話?とよく分からなくなったので、忘れないうちにもう1回読もうと思う。高里のクラスメイト達が、報復がエスカレートするにつれて態度を変えていくところとか、後藤が広瀬に「お前は高里とは違う」と説教するところとか、心理描写がとてもリアルでそこが面白かった。人が本当に次々と死んでいくので、高里が帰った後のこっちの世界はどうなってしまうんだろう、広瀬は何を思って生きていくんだろうと途方もない気持ちになった。最後の漢文の意味を調べてから、広瀬の気持ちを思うとやり切れないなあと思った。『東の海神 西の滄海』まで読んでからこの本を読んだけど、舞台がこっちの世界なのでより共感できた。色んな人が言うように、魔性の子は何作か十二国記シリーズを読んでから読んだ方が、理解できることが多い気がする。面白かった。
Posted by ブクログ
話題の十二国記。どんなんかなと、まず序章となるこの作品を読みました。ああ、自分好みの話だと思いました。とくにこの作品は今後の作品におおいに関係しているてことで、早く最新作まで追いつきたい!
Posted by ブクログ
ホラーちっくで怖かったけど、めちゃめちゃおもしくて一気に読んじゃった!
自分の世界はここじゃない、帰りたい戻りたい。の気持ち私も昔抱いた事があるので、とても感情移入できてしまった。
本当の世界なんてありはしないのにね。
十二国記0巻から入ったけど面白かったから、本編入るのすっごく楽しみ!
Posted by ブクログ
最近久しぶりに新作が出た、と話題になっているのを見て、読んでみようと購入。
聞いてはいたが、かなりしっかりホラー。昔見た十二国記のアニメはもっとファンタジーだった気がしていて、最初の話はこんなに暗い話だったのかと驚いた。
先が気になってどんどん読み進めてしまった。
Posted by ブクログ
この作品のファンが『2026年9月に7年ぶりの新作が…』と話しているのを聞き初めてその存在を知ったシリーズ。挑戦しよかな、と思いその場でジャンルは何か、どこから読むのがいいのか、聞いてみたところ『ジャンルはファンタジー(異世界もの)。読むなら魔性の子からが良き!』とアドバイスをもらっていざ挑戦!
ファンタジーって読まないし映画でもあまり観ない。自分の興味をソソるジャンルではない。しかも異世界!?絶対にこんな機会ぢゃないと手に取らないし……と思って読み始めて衝撃。さらに苦手なホラーだった!でも続き気になる!
とりあえず、後藤センセイ、ヒロセが死ななくてよかったね!
Posted by ブクログ
え? これを一番最初に書いたの? 本当に? でも先々の物語の細かいところもまでまとまってないとあんな展開思いつかなくない? ということはこのとき既に全体の筋はできあがってた、ってこと? だとしたら小野不由美先生スゴすぎない?
十二国記シリーズのエピソードゼロと銘打たれたこの作品はファンの間でも読む順番について議論が激しいようだ。
ちなみに私は職場の十二国記フリークの先輩に『黄昏の岸 暁の天』のあとに読んだほうがわかりやすいと勧められたのもあって、ここまで温めていた。
しかし、『黄昏~』を読み終わった後に私は悩んだ。『黄昏~』が先がすごく気になる終わり方をしたので、そのまま次の『白銀の墟 玄の月』読んでしまおうかと考えたのだ。
しかし、こういうときの自分の直感は一番信用ならない。それを十分に理解している私はXにて意見を募った結果、この『魔性の子』を先に読むことになったのである!
シリーズをとおしたファンタジーの世界観はまだこの作品の時点でははっきりしない部分もあって、ホラー色が強いんだけど、先の作品を知っているとそのホラー要素が薄まるという理由から、順番どおりで一番最初に読むべき!という意見も多いようだ。
たしかに読んでいてこれは何も知らない状態で読みたかったなーと感じることもあれば、読んでいたからこそニヤニヤできる展開もあるなとも思ったり、同時に全体的に暗い話だから最初に読んでたら投げてたかもなとも感じたりと、いろんな思いが錯綜しながらも無事に完走することができた。ふー、おもしろかった。
にしても泰麒はこっちでも案の定大変な目に遭っとったんだなぁ。『黄昏~』では帰還の描写がすごくあっさり描かれてたからどんな波乱があったものかと気になっとったんよ。
実際にいろんな不幸に見舞われてるけど、ここまで物語の中心に据えられるのだから、十二国記シリーズ全体の主役は多分泰麒なんだろうね。異論はあるかもだけど。
次はいよいよ泰麒が十二国の世界に帰還したあとのお話。全4巻で長丁場だけど楽しみだなー。
Posted by ブクログ
十二国記、読み始め。広瀬先生と高里くんどうなっていくのかハラハラしながら、あっという間に読み終えました。読み終えたのに、変な胸騒ぎがする不思議な本でした。
これから、他の物も順番に読み進めたいと思います、
そして、また、「魔性の子」に戻って読んでみたいと思います。
Posted by ブクログ
泰麒が記憶を失っている間の物語。
個人的には、十二国記を読み始める人が、この作品からからスタートするのはおすすめしない。
自分は他と何かが違うと思いながら、別の生きるべき世界はここじゃないと感じながら生きる人間は数多くいるけれど、泰麒の感じるそれは、通常の人とは確実に違う。
延王はやっぱりかっこいいな。
Posted by ブクログ
教育実習で母校に戻った廣瀬は、周囲から孤立する生徒・高里に、かつての自分を重ねる。彼に危害を加えた者が事故に遭うという噂。廣瀬が高里を守ろうとするなか、不可解な出来事が相次ぐ。
日本を舞台にして、あの十二国記の世界を描けるのだろうか。読む前は、正直そう思っていた。けれど、想像以上に、間違いなく面白かった。
起こる出来事の迫力と、災厄の容赦のなさ。十二国記の世界が持つ恐ろしさを、ここまで実感するとは思わなかった。
そこに直面する人々の反応も生々しい。クラスメイトや家族、高里を遠ざける人々。けれど、事情を知らず、目の前の出来事だけを見ていたら、自分はどうしただろう。私も彼から距離を置いたかもしれない。その中でも味方になろうとする人がいる。どちらの反応も、他人事としては読めなかった。
高里に自分と同じ匂いを感じる廣瀬。その存在は、高里にとって大きな心の支えになったと思う。それでも、似たものを感じる相手と、見ている先まで同じとは限らない。廣瀬が自分の願いを高里に重ねる姿には、もどかしさを感じた。支えになったことは否定したくない。けれど、その思いのすべてには寄り添えなかった。
『月の影 影の海』では、こちらからあちらへ渡る物語を読んだ。本作ではこちら側から読むことで、十二国記の世界への理解が深まった。廣瀬への割り切れない思いも、これまでの物語を読んでいたからこそだと思う。
正直、前半はネタバレを知った物語を読んでいるような気分もあった。何も知らず、一番最初に読んでいたら、不気味さはもっと強かっただろう。けれど、分かったつもりでいた私の予想を、物語は超えていった。読み終えた今は、それでもこの順番でよかったと思う。
物語は終わらない。
エピソード0、ここから十二国記の世界は始まる。
そして私は、その行く先が気になる。
Posted by ブクログ
十二国記シリーズを魔性の子から読むことにした。容赦なく人々が報復に遭い怖いが、先が気になってあっという間に読み終えた。広瀬は孤独で、現実に向き合えきれておらず、自分が馴染める居場所、別の世界があると信じている。高里を近くにおいておくことで、そのような世界があると信じたがっていた。大人になったはずなのに、そんな夢を捨てきれていない。
後藤の言葉が広瀬に現実を突きつける。「お伽噺だよ、広瀬。生きることは時々辛い。人はどこかに逃げ込みたいんだ。それは分かる。お前がお伽噺に逃げ込む気持ちはな。他人の迷惑になるわけじゃねえ。悪いことだとは俺も言わない。――――それでも人は現実の中で生きていかなきゃならないんだ。現実と向き合って、どこかに折り合いをつけていかなきゃならねえ。罪のないお伽噺でも、いつかは切り捨てなきゃならないんだよ」
その一方で高里は本当に別の世界に戻っていった。広瀬がやっと仲間と思える人を見つけられたようだったのに、いなくなってしまい、広瀬が可哀想だった。
ファンタジーが大好きだった小学生の頃、それを純粋に楽しんでいたのはもちろんだが、嫌な現実から別の世界へと迷い込めるところにも惹かれていたような気がする。
タイキがなぜ戻ってきたのか、そしてまた去ったのか、エンオウは何をしに来たのか、学校を這いずり回っていた獣たちは何だったのか、謎だらけでこれから読む十二国記が楽しみ。
Posted by ブクログ
本屋で新作おめでとうみたいなコーナーがあって手に取ってみた。
ファンタジーといえば守人シリーズが真っ先に思い当たっていたし、これより面白いものはないと思っていたけど、よかった。でも競う感じとかではなく、別な感じで良かった。現実と交錯してるところとか。
Posted by ブクログ
十二国記を1、2とよんでからのエピソード0。
えっ、、なんで角失ってしまったん、、、??
この先の話を読めば繋がるのか?
全然抜け出せない十二国記!!!!
3巻いってきます。
Posted by ブクログ
ホラーかつミステリー。
展開が読めない底知れぬ怖さと、人間社会の怖さと、双方を描いていて印象的だった。
後半多少インフレした感は否めないものの、2つの世界の平行感も常に保っており、緊張と緩和を常に味わうことができて没頭してしまった。
Posted by ブクログ
魔性の子と出会ったのおそらく広瀬ぐらいの歳だったはずだ。衝撃だった。ホラーでサスペンスでファンタジーだった。元祖ラノベレーベルを履修してきた世代として奇想天外な物語に耐性はある。それでも痺れた。どこまで残酷で、どこまでも無情だ。十二国記の序章とも知らず。結果、十二国記という壮大な物語と出会えた。あれから長い時が経ち、何を思うのかと手に取った。年を取った分のやり場のない思いに感情が揺さぶられた。それでも読んだことに後悔はない。何度読んでも、生き続けなくてはならないと思うんだ。
Posted by ブクログ
十二国記のエピソード0。
私はエピソード2まで読んでから、こちらの作品を手に取ったので、高里を取り巻く不思議なことはそれほど怖さを感じず読めました。
高里に関わった人物が死んでいく怖さより、人間の内面に潜んでいるどろりとした感情が怖い。高里を排除しようと集団で恐ろしい行動に出てしまう生徒や、祟られると阻害された家族の心情。
そして、自分の姿と高里を重ねてしまう広瀬が、自分の居場所は結局ここしかないんだと気付かされたときの絶望が、なんとも言えない気持ちになりました。
『人は、人であること自体がこんなに卑しい』
本当にそうだよなぁと深く納得してしまう言葉でした。それにしても、なぜ高里はまた蓬莱に戻ってきたのか?その謎を知りたいのでまた読み進めます。
Posted by ブクログ
初十二国記シリーズ第一弾、というか外伝?
高校生の高里をいじめると不慮の事故に合うという。それは一体なぜなのか。
散々話題になっている十二国記を今になって初めて体験した。こういう雰囲気なんだ、好きだわ~。
ホラーで、やや刺激が強いけど読み易いし古さも感じない。ここから本編がどうやって展開するのか、とても楽しみ。
Posted by ブクログ
重量こんなにすごいのに、エピソード0、すべての始まりの前。
ずっと漂う違和感、何かがおかしいのに、正体が見えない不穏さ、ひたすら読者に違和感を植え付ける物語。
「思い出した、僕は人ではないんです」
余韻を残して本編へ。
Posted by ブクログ
初めて十二国記を読む。
エピソード0の本作から始めた。
この本自体はそんなに面白くないけど、最終盤、これから本編が始まることへのワクワク感はすごい。逆にそれ無しでは読めたものではない。
昔見た、テレビ版エヴァンゲリオン第1話のような感覚。あそこまでの興奮ではないけど、早くも次巻を読みたくなる。
開こうじゃないか、冒険の扉を。
Posted by ブクログ
今更十二国記を読み始めようということで魔性の子から読み始める。現代の日常が舞台でびっくり。ここからどう話が展開していくのか楽しみ。月の影 影の海で世界観の全体像が見えてきそう。
Posted by ブクログ
十二国記シリーズがこれが初めて読む本なのですが、前提とされる世界観がさっぱりわからないので半分ポカーン状態でした。
これから他の作品を読み進めていったらわかるのかな。楽しみです!
Posted by ブクログ
⭐️3.6
ファンタジーもの。特に転生系は毛嫌いしていたけど、ダークホラーらしく私でも読めるかも。
そして、本屋さんやSNSで十二国記シリーズが賑わっているので便乗したい気持ちが勝って読んでみた。笑
結果、面白かった!
ずっと、なぜ?どうして?お前は何者?って感じで気になって読み終えたんだけど、白黒ハッキリさせたい人は向いてないんだなと思った。
私はどちらかと言うとそっちの人だけど、そういう世界があっても良いのかなって思えた。
こちら序章なのでここから物語が始まるらしく
いろいろ分かってくるのかな?
壮大な世界に一歩踏み出すことが出来て良かった。
たぶん続きを買いに行くと思う。