小野不由美のレビュー一覧

  • 営繕かるかや怪異譚 その肆

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    今作も描写の表現が怖くて良かったです。
    実際に尾端が施工したあとの物語(怪異はなくなったのか)が描かれてないので少し物足りないですが、
    そこは読者の想像に任せてるんでしょう。

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    2026年05月27日
  • 風の万里 黎明の空(上) 十二国記(新潮文庫)

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    上巻は理不尽と閉塞感がしんどくイラつきもする。
    下巻それぞれが「私はこうする」と立ち上がってからの熱量に惹き込まれた。
    異なる立場の女性達が皆強く、矜持を持って生きている。
    民の視点と、迷いながら王になる陽子が良かった。

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    2026年05月24日
  • 風の万里 黎明の空(下) 十二国記(新潮文庫)

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    ネタバレ

    風の万里 黎明の空は、読み終えた瞬間に「ここまで読んできて本当に良かった」と思える作品だった。上巻では鈴や祥瓊の被害者意識の強さに何度も苛立たされたし、あまりにも視野が狭く、自分の不幸ばかりを見ている姿に苦しくなる場面も多かった。しかし、その未熟さから逃げずに描いたからこそ、下巻で彼女たちが少しずつ変わっていく姿が胸に刺さる。

    誰かのせいにしていた少女たちが、自分の足で立とうとする。その成長がとにかく熱い。特に、痛みや失敗を経てようやく他人を思いやれるようになっていく過程は、人間臭くてとても良かった。

    そして何より陽子の存在感が素晴らしい。『月の影 影の海』で追い詰められていた彼女が、今作では迷いながらも他人を導く側になっていて、“王としての成長”がしっかり感じられる。完璧ではないからこそ、その言葉や行動に重みがあった。

    終盤の展開はカタルシスが凄まじく、重苦しかった物語が一気に希望へ変わっていく感覚がたまらない。苦しさも含めて、登場人物たちの成長をここまで丁寧に描き切った作品だからこそ、多くの読者に愛されている理由がよく分かる一冊だった。

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    2026年05月22日
  • 風の万里 黎明の空(上) 十二国記(新潮文庫)

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    ネタバレ

    鈴と祥瓊の被害者意識の強さには正直かなり辟易した。
    「自分ばかり不幸だ」と思い込み、周囲の痛みを見ようとしない姿には、読んでいて何度も苛立たされる。それでも、この物語が凄いのは、そんな未熟さから決して逃げないところだと思う。

    特に印象的だったのは、彼女たちが“世界の広さ”を知っていく過程。自分の境遇だけを見ていた少女たちが、他人の苦しみや現実に触れながら少しずつ変わっていく姿には、不思議と目が離せなかった。だからこそ、序盤の鬱屈した感情が後半に効いてくる。

    そして陽子。王になれば終わりではなく、むしろそこからが本当の苦悩の始まりだという展開が重厚で面白い。理想だけでは国は救えないという現実と向き合いながら、それでも前へ進もうとする姿に強く惹かれた。

    読んでいてしんどい場面も多いのに、気づけば夢中になっている。人の未熟さを真正面から描きながら、その先にある成長まで描き切る、十二国記らしい力強さを感じる一冊だった。

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    2026年05月20日
  • 東の海神 西の滄海 十二国記(新潮文庫)

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    尚隆の生き様がかっこよくて痺れる。
    理想だけでは国は守れない。「王とは何か」を真正面から描いた作品。
    十二国記の中でも特に政治劇として好き。
    国を背負う重みと、抗い続ける人たちの熱さに引き込まれた。

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    2026年05月19日
  • 東の海神 西の滄海 十二国記(新潮文庫)

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    総じて面白かった。
    延王がもう少しわかりやすくスカッと活躍してくれたらもっと引き込まれたかな。
    城に忍べた経緯も更夜が正体に気付いているのに何となく警戒しないでいるところはなんか解せない。読み方悪いだけ?

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    2026年05月18日
  • 過ぎる十七の春

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    ネタバレ

    魔性の子を初めて読んだ時のゾクゾク感思い出した。ホラーなんだけど、謎解きの過程がミステリなのが堪らない。

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    2026年05月24日
  • 営繕かるかや怪異譚

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    残穢のような怖さを求めていたのだが、ほっこり系ホラーだった(怖い話が読みたかった)。
    怖さでいうと★3なのだが、物語としてはとても上質なので加点で★4に。
    ほっこり系が読みたい人には超おすすめ。ガチホラー勢には怖さが物足りない。
    文章はさすがの上手さ。ストレスなくたのしめる。

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    2026年05月05日
  • 営繕かるかや怪異譚 その参

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    面白かった。
    ふと思ったんだけど、細かく後のことは書かれてなくて、あとのことは読者の想像に任せますみたいな感じだけど、ちゃんと解決してるよね?(笑)尾端と会話して良い感じにまとまって良かったって思ってるけど、それでいいんだよね?(笑)

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    2026年05月01日
  • 営繕かるかや怪異譚 その肆

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    「いつか眠りを」が良かった!
    どの話も、きちんと解決したりハッピーエンドになるわけではないけど、家や建物、そして周りの人々が大切なものである気にさせてくれる物語で、読んでてほんわりする。

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    2026年04月24日
  • 風の万里 黎明の空(上) 十二国記(新潮文庫)

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    ネタバレ

    蓬莱から流れ着いて梨耀にこき使われる鈴、両親が殺されて里家で虐げられる公主の祥瓊、女王になったが不甲斐ないと悩む陽子三人のお話だった。
    三者三様苦しみや葛藤を持ちながら旅をするうちに、自分の恵まれた環境や舐めた考え方に気付いていく様子は個人的に共感させられるところがあった。
    最近個人的に仕事などがあまり頑張れておらず甘えた態度をとっていたので、清秀や楽俊の言葉にははっとさせられた。

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    2026年04月22日
  • 緑の我が家 Home,Green Home

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    ネタバレ

    転勤族の父は母が死んだあとすぐ近所の女性と再婚。浩志は父と義母と一緒に住みたくなく、昔少し住んでいた街でグリーンホームというアパートに住む。グリーンホームでは浩志と同年代らしき謎の男・和泉など変な居住者ばかりなので居心地が良くない。突然階段に死体をチョークで描く謎の少年が現れて、その絵の通りに女性が死ぬ。あと5日だと電話が掛かってきたり、謎の手紙が投函されたりと浩志に呪いが⁈過去の記憶が蘇ってくると、前にこの街にいた時オサルといういじめられっ子を虐めており、神社に置いてきぼりにしたところ、オサルは夜誘拐犯に殺されてしまった。絵を描いて呪い殺す少年はオサルなのか…
    我が家を求める浩志の気持ち、虐待されていたオサルは我が家で殺されていた。我が家に求める物もそれぞれで怖さもあり。

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    2026年04月19日
  • 営繕かるかや怪異譚

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    家の障りを聞きつけて、営繕かるかやがゆく。「奥庭より」「屋根裏に」「雨の鈴」「異形のひと」「潮満ちの井戸」「檻の外」6作収録の短編集。

    雰囲気でいうとあれに近い。
    夏目友人帳や蟲師。妖じみた家の障りを祓うのではなく、いなす。障りの正体を掘り下げることもしない。あくまで現象として扱い、それを躱すことで、家主の困りごとや不安の方を祓う。それ故に、かるかや・尾端が出てくると、物語はさっくりと終わる。一つ一つ味わい深い話ではあるが、明確な型がある。

    風景が良かった。
    「雨の鈴」の雨の町家も良かったし、「潮満ちの井戸」の寂とした裏庭も良かった。日差しはまろやかなのに、とってつけた洋風の花壇やパーゴラが屋敷全体には馴染まない。描写はないが、素人が敷いた煉瓦道も、所々浮きがありそうだ。ちぐはぐな座りの悪さが上手に描かれていた。どの短編も、すぐに舞台にダイブできた。

    恐怖は良質。
    「異形のひと」がシンプルに怖い。自分にしか見えていない孤独感も嫌だし、家中がびっくり箱みたいで落ち着かない。夜中に冷蔵庫を開けたらお爺さんが入ってたのなんて本当にぞっとした。子供の頃から、夕方一人で家にいるのが怖かった。見えていない範囲があまりにも広すぎて、見えていない所には、何か怖いものが蠢いているのかもしれない。それを否定できない。だから、家の中に家族が散らばっているほど安心だった。夕飯に呼ばれるまでの短い時間、異音を聞き逃すまいと耳をそばだてていたのを思い出した。

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    2026年04月12日
  • 営繕かるかや怪異譚 その参

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    営繕かるかや怪異譚その参。今作も期待通りの面白さでした。ここで描かれる怪異は、どれも日常と結びついていおり、まるで実際にあった話を聞いているかのような現実感があります。特に「火焰」が印象的で介護や嫁姑問題などで悩む主人公も一歩前に進めたように思う。

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    2026年04月10日
  • 風の万里 黎明の空(上) 十二国記(新潮文庫)

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    ネタバレ

    それぞれの立場での悩みがあり、うらやんだり、ひくつになりつつも、最終的には学び、受けいれられている。

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    2026年04月05日
  • 風の万里 黎明の空(上) 十二国記(新潮文庫)

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    ネタバレ

    人間の醜い部分を書くのが上手すぎる。
    人は簡単には生活水準を落とせない。自分のあたりまえがすべてで、そうでないものは受け入れ難い。自分が一番可愛いから、良いことは我が物顔だし悪いことが起きれば悲劇のヒロインになる。
    正直鈴のことも祥瓊のことも好きになれないが、それはきっと自分のなかにあるこういった醜い部分を突きつけられているからだろう。

    だから、黄姑と楽俊の言葉をわすれないようにしたい。

    【黄姑】
    「生きるということは、嬉しいこと半分、辛いこと半分のものなのですよ」
    「人が幸せであるのは、その人が恵まれているからではなく、ただその人の心のありようが幸せだからなのです」
    「苦痛を忘れる努力、幸せになろうとする努力、それだけが真に人を幸せにするのですよ」

    【楽俊】

    「責任を果たさずに手に入るものなんか、ねえんだよ。あったとしたら、それは何か間違ってる。間違ったことを盾に取っても、誰も認めちゃくれねえんだ」

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    2026年04月05日
  • ゴーストハント2 人形の檻

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    ゴーストハント2 人形の檻
    前作と比べて怖さも面白さもパワーアップしててめちゃくちゃ面白かった!
    どんどん先が気になってスラスラ読めた、この季節にピッタリな作品

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    2026年04月02日
  • ゴーストハント4 死霊遊戯

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    1~4の中では1番好きだったかも!どんどん強力な霊が出てくるし規模も大きくなってきてるし面白い、麻衣も大活躍だったし、個人的にはぼーさんがかっこよかったなと思った

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    2026年04月02日
  • ゴーストハント5 鮮血の迷宮

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    増改築を繰り返した巨大な洋館で起こる失踪事件、洋館の構造が複雑で想像するのが難しくてイメージしにくかったけれど話しは面白かった!
    個人的にこの回は真砂子が可愛くて好きになった、麻衣と真砂子の絡みめちゃくちゃ好き

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    2026年04月02日
  • ゴーストハント7 扉を開けて

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    いやー、ついにシリーズ完結してしまった、最終巻だけあって今までの中で1番面白いなと思った、ナルの事や今まで謎だったことが全て明らかになって驚いたこともあった、個性的な登場人物達のかけあいがもう見れないのかと思うと少し悲しい

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    2026年04月02日