小野不由美のレビュー一覧

  • ゴーストハント6 海からくるもの

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    シリーズ6作目。
    能登の老舗料亭を舞台にしたストーリー。七尾など今年の地震でよく耳にした地名が出てくる。
    代替わりの際に変事が起こる(死者がたくさん出る)という吉見家の謎を解き明かす。

    日本の昔ながらの信仰についてたっぷり書いてあり知ることができて良かった。屋敷先祖、常世信仰、立山信仰、えびす=漂着物、庚申信仰で祀る神様は道祖神でもある猿田彦、村境や辻に祀られることが多くそれが神仏習合で地蔵菩薩と混じった、など。アメリカの呪いの話も興味深い。

    綾子が初めて大活躍して嬉しい。かっこよかった。
    今回ナルは早々に憑依されて殆ど出てこないけど、最後の最後で少し隠された力が明らかになる。

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    2024年03月27日
  • ゴーストハント6 海からくるもの

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    シリーズ第6弾

    舞台は海の近くの老舗料亭。代替わりの度に多数の死者がでる吉見家。親族だけでなく関わった霊能力者まで。
    ゾワゾワする怪奇現象や掴めそうでなかなか掴みきれない原因。
    ナルが動けない中、SPRメンバーの活躍が楽しかった。
    ぼーさんと安原君のワチャワチャ感や麻衣と真砂子の恋バナも微笑ましい。なにより、綾子がかっこよかった!!

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    2024年03月20日
  • ゴーストハント5 鮮血の迷宮

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    シリーズ5作目。
    迷宮のような巨大洋館で人が失踪してしまったのを、持ち主の元首相が霊能者を全国から何人も集め、解決を願うという流れ。

    麻衣の一つ目の夢は怖かった。。。途中さりげなく織り込まれていた、麻衣が高校生なのに泊まり込み調査に自由に参加できていた理由にびっくり。そうだったのね麻衣ちゃん・・・
    大学生になった安原さんも登場する。リンさん大活躍。本巻から新たに登場した森さんにより、ナルの背景がほんの少しだけ明らかにされる。

    本書でも登場した、実在するウィンチェスター館、どんな建物なのか気になる。

    解説で小野不由美さんと綾辻行人さんがご夫婦なのを初めて知った。
    そしてその後調べたら、おふ

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    2024年03月18日
  • ゴーストハント4 死霊遊戯

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    シリーズ4作目。
    とある公立高校で次々に起こる怪異を、いつものメンバーで調査・解決していくストーリー。

    こっくりさん、懐かしい…小学校の時に流行ってた。放課後人のいない教室で友達とやって、とてもドキドキしたのを思い出した。
    あれは霊を呼び出すということだったのか…無自覚にやっていてこの本を読んだ今から考えると怖い。

    今回麻衣が夢で見たイメージが、解決のために大活躍だった。後先考えずに行動してしまうのはご愛嬌。
    無事うまいことおさまって本当によかった。

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    2024年03月03日
  • ゴーストハント7 扉を開けて

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    まーじーかー、この7巻のための6冊だ。いやこれは参った。ホラー的には他の巻に譲るけども、このガチャガチャを全部回収してくれて、そしてなんとなくビターな読後を残してくれて。もう、お手上げ。

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    2024年02月29日
  • ゴーストハント3 乙女ノ祈リ

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    ネタバレ

    シリーズ3作目。
    とある女子高の生徒や先生に起こる不気味な現象をいつものメンバーで調査。麻衣はずっとバイトしてるけど自分の学校はどうしているの…?

    実はぼーさんがミュージシャンでバンドマンもしていることが判明したり、最後には麻衣の能力も明らかになったり。そしてナルは陰陽師ではなくリンさんの方が陰陽師だった!2人は一緒に住んでいるらしくどんな関係性なのか?など、今後明らかになるであろう気になることも仄めかされている。

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    2024年02月19日
  • ゴーストハント3 乙女ノ祈リ

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    高校を襲うポルターガイスト。そして超能力少女。果たして事件の真相やいかに。
    この結末、切なくて涙が出そうになった。
    ロジカルな推理に恐怖描写がたんまり詰まっているしテンポよく進むので楽しくって仕方ない。

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    2024年02月16日
  • 鬼談百景

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    ネタバレ

    残穢に続く短編ホラー小説。
    残穢で触れられたホラー体験だけではなく、もしかしたらこれも……?と思わせられるような作品があってとても良かった。
    百物語の形式をとっており、今作には99話が載っている。続く残穢で100話目ということなのだが、もし一晩で読んでしまったらどうなるのだろうかと恐ろしくなるような作品。
    特に答え合わせがあるわけでもなく、不思議な目にあった、怪異に遭遇したという体験だけで終わる話が大半を占めており、「よくわからない」という部分も含めてリアリティのあるホラー小説だなと感じた。
    残穢を読む予定の人はぜひ今作も、今作を読んだ人はぜひ残穢も読んで欲しいと思う。

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    2024年02月16日
  • 過ぎる十七の春

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    小野不由美の十二国記が名作なのはわかったから、とりあえずホラーを読んでくれ…。彼女の真骨頂はホラーだ!
    小野不由美先生のホラーはジャンルでいうと心霊ホラーとミステリーのかけあわせ感がある。
    怪異にも怪異なりの理屈があるというもので怪異がなぜ起こるのかの突き詰め方は完全にミステリー小説。
    だからひたすらになんかやばいものが出てきてうわー!って感じではなくて、めちゃくちゃ好み。おもしろい。
    情景描写の綺麗さと空間に恐怖を湛えさせるのがすっげーうまい。
    小野不由美、小説がうますぎる(あまりにも不敬)。
    表紙がぱっと見ホラーものに見えなくて切ない青春物っぽく見えるがちゃんとホラーなので…

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    2024年01月29日
  • 鬼談百景

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    一話一話は短く読みやすくて、そこまで怖くないはずなのに、
    読み貯めていくと正体不明の恐怖感が心の中に増殖します。
    「なんかトイレとかお風呂行きにくい」「寝る前は読むの止めとこうかな」「家族のいる時間に読もう…」ってなる。
    かと言って、じゃあ何がどう具体的に怖いのかと聞かれても、自分でもよくわからない。
    とにかく心地よい不気味さがあります。

    最後に稲川淳二さんが解説されており、それも含めて【怪談】ってこういうヤツか!!ってとても腑に落ちる。じっくり2回読みたくなりました。

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    2024年01月28日
  • ゴーストハント2 人形の檻

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    シリーズ2作目。
    古い洋館で起こる怪現象の数々。

    前作よりもホラー要素が強くて、こちらの方が好きだった。ナルの正体?が最後の最後で明らかになる。
    ぼーさんも綾子も適当なんだけど、いざという時に優しかったり、何か憎めないキャラクターなんだよな〜
    真砂子とナルの関係は謎のまま次作に続く。

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    2024年01月24日
  • 鬼談百景

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    残穢と一緒に購入。前哨戦としてまずはこちらの怪談集から読み始めたが、なかなかに怖かった。特に印象に残ったのが『レインコート』という話。雨の日の学校帰り、ふとした不注意がこの世ならざる者を呼び寄せて、それが次第に近づいてくる恐怖と緊迫感。頭の中にその情景がまざまざと浮かんで、背筋が凍るような思いがした。

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    2024年01月17日
  • ゴーストハント2 人形の檻

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    ポルターガイストなどの心霊現象を取り入れたホラーシリーズ2作目である。
    このシリーズは謎解きとホラーの融合を果たした、という点でやはり功績が大きいと思う。それでいてきっちり怖がらせる部分は怖く、謎解きの塩梅も良い。面白い一冊となっている。

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    2024年01月07日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    ネタバレ

    小林泰三さんと宮部みゆきさんは、このアンソロジーでなく読んでいたのですが、改めて、う! (ーー;)

    岩井志麻子さんは日本らしい、湿気たっぷりのホラーで、やはりうまいですよね。

    去年から読みはじめて、ようやく完読。
    ことしは去年よりも読みたい本がたくさんあるので、出だしは順調でうれしいかも。

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    2024年01月02日
  • ゴーストハント2 人形の檻

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    こにらも会社の先輩からお借りした一冊。
    私が購入するわけがないジャンル(*^▽^*)

    ナルの元に齎された依頼は、瀟洒な古い洋館で起こる不可解な出来事の調査だった。
    大した事件ではないのだが、物が無くなる、場所が移動するなど、些細な事が頻繁に起こるという。それが次第にあからさまになっていると、、、
    前回同様のメンバーが何故か集まり、この洋館に纏わる謎を解き明かす。


    前作では、ポルターガイストはあったものの、割と現実的というか、地盤沈下の問題だったり、ホラー初心者の私でも十分対応出来たのだが、今回はがっつりホラーですな。。。

    これはないわ、、、というようなホラーですな(^◇^;)


    話は

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    2023年12月31日
  • 過ぎる十七の春

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    ネタバレ

    小野不由美は物語の入りの、雰囲気の作り方が上手だと思っているけど、そこに遊び心を加えてくることもあって、ただ惚れ惚れとしちゃう。

    まずプロローグが誰かの言葉で3行。
    短いプロローグはあるけど、1ページ分ほどはあったりするのが一般的。
    3行に込められた切迫した気持ちで始まった後の第一章1ページ目、なんて悠長なんだろう。

    状況描写に使われる色。
    言葉の選び方の美しさもだし、プロローグと本文が始まるその雰囲気の差の醸し出し方に脱帽するよ。


    ↓ネタバレ
    直樹と典子の和気藹々とした伯母の家へ向かう様子が、なんだか『屍鬼』の始まりのような雰囲気を感じて、兄妹と姉弟で違いはあるけど、かおり姉弟思い出

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    2023年12月28日
  • ゴーストハント5 鮮血の迷宮

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    ネタバレ

    シリーズ第5弾
    行方不明者のでる洋館を秘密裏に調査して欲しいという依頼。巨大な洋館は長年の増改築でまさに迷宮。集まった多くの霊能力者や心霊研究家達(胡散臭い方もチラホラ)。SPRが調査する中で、次々に浮かび上がる謎や疑念。そして、また行方不明者が。

    第5弾までくると、SPRの面々がワイワイ好きなこと言いながらも、お互いを信頼しているのが分かって楽しい。そして、ナルやリンさんの秘密が少し明らかに。
    ホラー要素も満載でまさに血塗られ、鮮血が溢れてる。ちょっと、心をえぐられる気持ち悪さ。でも、それらを含めてとにかく、面白かったです。

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    2023年12月03日
  • 連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集

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    まさにレジェンド。
    時代背景が、少し昔になるが、人間模様と謎を上手く絡ませ、読者に読ませるのは圧巻の書き振り。

    私は大好き。オヌヌメ。

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    2023年11月26日
  • 鬼談百景

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    <目次>


    <内容>
    中山市朗、木原浩勝からの実話系の怪談集。因果が語られず、体験だけが放り投げられる。その方が怖い…。ただ学校や田舎の家系が多いので、その分マイナス。

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    2023年11月22日
  • 過ぎる十七の春

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    ネタバレ

    春になり毎年恒例の伯母と従兄弟の家に遊びに来た直樹と妹の典子。伯母の家は花々が咲き誇る桃源郷のような場所で伯母の美紀子も従兄弟の隆も優しい。だが、今年は何かがおかしかった。
    夢幻のような綺麗な里山に住む伯母と従兄弟。いつでも物静かで穏やかで優しい。そこから始まり、それが徐々に崩れていく、何かが伯母を従兄弟をおかしくしていく、だがそれが何かは分からない。徐々に日常を脅かす恐ろしい変化を感じるのに正体が分からない恐怖。その描写を小野不由美先生は実に上手く書く。そして人間の強さと弱さを、幽霊の強さと弱さを丁寧に書く。毎回小野先生の書く作品を読むと感じるが1番怖いのは人間だなと感じる。
    個人的にはこの

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    2023年11月10日