小野不由美のレビュー一覧
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シリーズ6作目。
能登の老舗料亭を舞台にしたストーリー。七尾など今年の地震でよく耳にした地名が出てくる。
代替わりの際に変事が起こる(死者がたくさん出る)という吉見家の謎を解き明かす。
日本の昔ながらの信仰についてたっぷり書いてあり知ることができて良かった。屋敷先祖、常世信仰、立山信仰、えびす=漂着物、庚申信仰で祀る神様は道祖神でもある猿田彦、村境や辻に祀られることが多くそれが神仏習合で地蔵菩薩と混じった、など。アメリカの呪いの話も興味深い。
綾子が初めて大活躍して嬉しい。かっこよかった。
今回ナルは早々に憑依されて殆ど出てこないけど、最後の最後で少し隠された力が明らかになる。 -
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シリーズ5作目。
迷宮のような巨大洋館で人が失踪してしまったのを、持ち主の元首相が霊能者を全国から何人も集め、解決を願うという流れ。
麻衣の一つ目の夢は怖かった。。。途中さりげなく織り込まれていた、麻衣が高校生なのに泊まり込み調査に自由に参加できていた理由にびっくり。そうだったのね麻衣ちゃん・・・
大学生になった安原さんも登場する。リンさん大活躍。本巻から新たに登場した森さんにより、ナルの背景がほんの少しだけ明らかにされる。
本書でも登場した、実在するウィンチェスター館、どんな建物なのか気になる。
解説で小野不由美さんと綾辻行人さんがご夫婦なのを初めて知った。
そしてその後調べたら、おふ -
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ネタバレ残穢に続く短編ホラー小説。
残穢で触れられたホラー体験だけではなく、もしかしたらこれも……?と思わせられるような作品があってとても良かった。
百物語の形式をとっており、今作には99話が載っている。続く残穢で100話目ということなのだが、もし一晩で読んでしまったらどうなるのだろうかと恐ろしくなるような作品。
特に答え合わせがあるわけでもなく、不思議な目にあった、怪異に遭遇したという体験だけで終わる話が大半を占めており、「よくわからない」という部分も含めてリアリティのあるホラー小説だなと感じた。
残穢を読む予定の人はぜひ今作も、今作を読んだ人はぜひ残穢も読んで欲しいと思う。 -
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小野不由美の十二国記が名作なのはわかったから、とりあえずホラーを読んでくれ…。彼女の真骨頂はホラーだ!
小野不由美先生のホラーはジャンルでいうと心霊ホラーとミステリーのかけあわせ感がある。
怪異にも怪異なりの理屈があるというもので怪異がなぜ起こるのかの突き詰め方は完全にミステリー小説。
だからひたすらになんかやばいものが出てきてうわー!って感じではなくて、めちゃくちゃ好み。おもしろい。
情景描写の綺麗さと空間に恐怖を湛えさせるのがすっげーうまい。
小野不由美、小説がうますぎる(あまりにも不敬)。
表紙がぱっと見ホラーものに見えなくて切ない青春物っぽく見えるがちゃんとホラーなので… -
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こにらも会社の先輩からお借りした一冊。
私が購入するわけがないジャンル(*^▽^*)
ナルの元に齎された依頼は、瀟洒な古い洋館で起こる不可解な出来事の調査だった。
大した事件ではないのだが、物が無くなる、場所が移動するなど、些細な事が頻繁に起こるという。それが次第にあからさまになっていると、、、
前回同様のメンバーが何故か集まり、この洋館に纏わる謎を解き明かす。
前作では、ポルターガイストはあったものの、割と現実的というか、地盤沈下の問題だったり、ホラー初心者の私でも十分対応出来たのだが、今回はがっつりホラーですな。。。
これはないわ、、、というようなホラーですな(^◇^;)
話は -
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ネタバレ小野不由美は物語の入りの、雰囲気の作り方が上手だと思っているけど、そこに遊び心を加えてくることもあって、ただ惚れ惚れとしちゃう。
まずプロローグが誰かの言葉で3行。
短いプロローグはあるけど、1ページ分ほどはあったりするのが一般的。
3行に込められた切迫した気持ちで始まった後の第一章1ページ目、なんて悠長なんだろう。
状況描写に使われる色。
言葉の選び方の美しさもだし、プロローグと本文が始まるその雰囲気の差の醸し出し方に脱帽するよ。
↓ネタバレ
直樹と典子の和気藹々とした伯母の家へ向かう様子が、なんだか『屍鬼』の始まりのような雰囲気を感じて、兄妹と姉弟で違いはあるけど、かおり姉弟思い出 -
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ネタバレシリーズ第5弾
行方不明者のでる洋館を秘密裏に調査して欲しいという依頼。巨大な洋館は長年の増改築でまさに迷宮。集まった多くの霊能力者や心霊研究家達(胡散臭い方もチラホラ)。SPRが調査する中で、次々に浮かび上がる謎や疑念。そして、また行方不明者が。
第5弾までくると、SPRの面々がワイワイ好きなこと言いながらも、お互いを信頼しているのが分かって楽しい。そして、ナルやリンさんの秘密が少し明らかに。
ホラー要素も満載でまさに血塗られ、鮮血が溢れてる。ちょっと、心をえぐられる気持ち悪さ。でも、それらを含めてとにかく、面白かったです。 -
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ネタバレ春になり毎年恒例の伯母と従兄弟の家に遊びに来た直樹と妹の典子。伯母の家は花々が咲き誇る桃源郷のような場所で伯母の美紀子も従兄弟の隆も優しい。だが、今年は何かがおかしかった。
夢幻のような綺麗な里山に住む伯母と従兄弟。いつでも物静かで穏やかで優しい。そこから始まり、それが徐々に崩れていく、何かが伯母を従兄弟をおかしくしていく、だがそれが何かは分からない。徐々に日常を脅かす恐ろしい変化を感じるのに正体が分からない恐怖。その描写を小野不由美先生は実に上手く書く。そして人間の強さと弱さを、幽霊の強さと弱さを丁寧に書く。毎回小野先生の書く作品を読むと感じるが1番怖いのは人間だなと感じる。
個人的にはこの