小野不由美のレビュー一覧

  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

    Posted by ブクログ

    ホラー。短編集。
    SFっぽさもある、恒川光太郎「死神と旅する女」と、著者らしいグロさが窺える、小林泰三「お祖父ちゃんの絵」が好み。
    近年、角川ホラー文庫のアンソロジーが何冊も出ているようなので、異形コレクションと合わせて、こちらの読破も目指したい。

    0
    2025年05月03日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『堕ちる』は正直普通だったけどこちらは面白かったです。
    澤村伊智さんは安定、目当てにしていた小野不由美さんも視点人物が次々変わる進み方に相変わらず引き込まれる。最後に尾端が登場した時は「既存シリーズかあ〜」と少しがっかりしたけど(かるかやは好きだが、何故か独立した1作が読めると思い込んでいた)。それを言えば鈴木光司さんなんて完全に「リング」ファン向けの内容だったし、阿泉来堂さんも個性的な解決役が出てきたので、他作品のキャラクターなのかな、と感じる。内容はパニックムービーのような後半が良かった。

    初読みの一穂イチさんが想定外に楽しめた。ホラーを書く印象がなかったのに(自分が知らないだけかも)、

    0
    2025年03月04日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    今回は自分でも読めるタイプのホラーだった。澤村さん、一穂さん、小野さんが好き。かるかやシリーズは尾端が出てきた途端に緊張が解けて安心感が広がるのがたまらない。

    0
    2025年02月16日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    怖いような怖くないような…?

    たまたま目に止まった本だったけど小野不由美さんが好きなので読んでみた。意外な人が出てきて興奮してしまう!もうそれだけで満足ですわ。

    0
    2025年02月15日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    同シリーズ、『堕ちる』より、私にはホラー要素が強く感じた。

    「ココノエ南新町店の真実」
    ・何かわからないものに対する恐れ
    ・人が狂気に囚われていく様
    ・何が正しいのかわからないこと
    これら三つがうまく組み合わさって、じわりじわりと気味の悪さがやってくる。
    ジャパニーズホラーそのものといった、ねっとりと絡みつくような薄気味悪さ。

    「828の1」
    何かわからない、それが恐怖というものだ。
    「これか、なーんだ」「何も意味なんかないじゃん」「全然こわいことじゃなかった」となった後。
    背中に迫る死の予感。
    ほっとさせて、落とす。
    これが怖さを引き起こすテクニックなのだと、以前、お化け屋敷クリエイター

    0
    2025年02月02日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    澤村伊智氏目的で。

    澤村伊智×霊能& モキュメンタリー風ホラー
    →解決しない系であったか。。魔女狩りでは無いけれど、周囲からみるとそうなってしまうのだろうなぁ。。


    阿泉来堂×村に伝わる「ニンゲン柱」の災厄
    →癖の強い登場人物がいるので、タッグを組んでの続き物かと思ったけれど、ラストが。。
    自己犠牲ってその場になると自分はどう動くだろう。


    鈴木光司×幕開けとなる新「リング」サーガ、
    →小説読んだだろうか、映画のイメージ強いのでうろ覚え。。


    原浩×おぞましき「828の1」という数字の謎
    →予知夢を回避しようとすると逆に、というのを思い出す。そのまま聞こえないふりをしていたらど

    0
    2025年01月29日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    モキュメンタリー風なホラーが好きだな〜って掴みの澤村伊智さんのお話で思った!このお話が一番好きだったかも。文章が乱れ始めるところに差し掛かったときゾ〜〜ッとした。
    大好きな一穂ミチさんの文章でホラーが読めて嬉しかった。日常のよくありそうなもやもや…で読者の心をぎゅっと掴んでからがっつりホラーに放り投げる感じ、鮮やかでした。終わり方も好き。原浩さんのお話もだったけどフレーズでぞくっとさせてくるのずるい(好き)。
    小野不由美さんと阿泉来堂さんのお話は長編小説からのスピンオフ的な短編だったのかな…?明らかに長編に出ていそうな個性ある登場人物たちが出てきて本編があるならそちらも気になりました。
    鈴木光

    0
    2025年01月06日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    2025.01.04

    ホラー文庫でこの作家陣で全て書き下ろしなんて買わない理由がない!特に小野不由美氏の書き下ろしが嬉しい!!
    読むのは遅くなりましたが発売前からかなりワクワクしてました。

    なぜ「慄く」だけが発売遅くなっちゃったんでしょうね?筆が遅い御仁がいたのかしら?

    0
    2025年01月07日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    澤村伊智さんの「ココノエ南新町店の真実」みたいなホラー好き。
    小野不由美さんの営繕かるかやの短編も良かった!

    0
    2025年01月02日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

    購入済み

    ホラーがお好きな方向け

    私の好きなタイプの恐怖物ではなかった。
    私には文章が読みづらく感じるものもあり、期待して購入しただけに少しがっかりした。
    好みが別れるタイプの本だと思う。好きな人にとっては最高に面白く感じるであろうからこそとても残念。

    0
    2024年09月14日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

    Posted by ブクログ

    【収録作品】
    小野不由美「芙蓉忌」(『営繕かるかや怪異譚 その弐』角川文庫)
    山白朝子「子どもを沈める」(『私の頭が正常であったなら』角川文庫)
    恒川光太郎「死神と旅する女」(『無貌の神』角川文庫)
    小林泰三「お祖父ちゃんの絵(『家に棲むもの』)角川ホラー文庫)
    澤村伊智「シュマシラ」(『ひとんち』光文社文庫)
    岩井志麻子「あまぞわい」(『ぼっけえ、きょうてえ』角川ホラー文庫)
    辻村深月「七つのカップ」(『きのうの影踏み』角川文庫)

    粒ぞろいと思う。

    0
    2024年05月18日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

    Posted by ブクログ

    小野不由美と山白朝子は既読でした。
    私は影牢よりこっちが好きでした(向こうも面白かったけど)。好きな作家さんばかりだし、作品によってガラッと雰囲気が変わり面白いです。
    特に辻村深月「七つのカップ」は短いながら印象に残るお話でした。

    0
    2024年03月21日
  • 営繕かるかや怪異譚

    Posted by ブクログ

    加藤先生がオファーした企画だったんですね!怖いけど面白かった!加藤先生はやっぱりキャラの表情の描写が好き!!原作も気になった〜!

    0
    2024年01月30日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

    Posted by ブクログ

    2010年代の発表作を中心に選ばれた現代ホラー短編7選
    小野不由美、山白朝子、恒川光太郎、小林泰三、澤村伊智、岩井志麻子、辻村深月のラインナップに期待して読み進めましたが・・・
    ホラーよりファンタジーな感覚の作品が多かったです。
    ちょっと怖かったのは小野不由美と澤村伊智(さすが!)かな??
    辻村深月は完全に「ツナグ」の世界観でした。悪くはなかったけど・・(^_^;)

    0
    2024年01月18日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「子供を沈める」
    いじめを苦にして自殺した被害者が、4人の加害者の子どもに生まれ変わってくるというお話。

    被害者は、加害者の子どもに生まれ変わって何がしたかったのだろうか。初めは復讐なのかと思っていたが、最後の加害者が、他の3人の(加害者の子達)分まであなたを愛すると伝えると、微笑みを返したという形で終わっている。

    被害者には、前世でいじめられた(というより、怖い事をされたという曖昧な)記憶は残っていても、母親となっている相手が、そのいじめをしていた当人だと分かっている様子はなく、反省を求めるような素振りもない。

    もしかすると、加害者自身が具現化した過去の罪と自ら向き合い、それを乗り越え

    0
    2024年01月15日
  • 連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集

    Posted by ブクログ

    「連城三紀彦」の短篇ミステリ作品集『連城三紀彦 レジェンド2傑作ミステリー集』を読みました。
    ここのところ「連城三紀彦」の作品が続いています。

    -----story-------------
    逆転に次ぐ逆転、超絶トリック、鮮烈な美しさ。
    死してなお読者を惹きつけてやまないミステリーの巨匠、「連城三紀彦」を敬愛する4人が選び抜いた究極の傑作集。
    “誘拐の連城”決定版『ぼくを見つけて』、語りの極致『他人たち』、最後の花葬シリーズ『夜の自画像』など全6編。
    巻末に「綾辻」×「伊坂」×「米澤」、語りおろし特別鼎談を収録。

    どれも超高密度(「綾辻」)
    普通は書けない。(「伊坂」)
    驚きは屈指のもの。

    0
    2024年01月04日
  • 営繕かるかや怪異譚

    Posted by ブクログ

    原作読まずにコミカライズを見ましたが
    なんとなく静謐なタッチの絵柄が
    この怪異譚の雰囲気にピッタリです!

    6つのお話が入っていて
    どれも少しだけ、やさしい温かさのある結末。
    「営繕」綻びを繕う、なんだよね。
    それをなす尾端くんの心構えもいいけど
    彼と怪異にあった人々を結びつける
    工務店の親方も、いい味出してて好きです。

    巻末の平面図が萌える〜。

    0
    2023年04月20日
  • 営繕かるかや怪異譚

    Posted by ブクログ

    大好きな『営繕かるかや怪異譚』が漫画に❗
    これは読まないわけにはいきませんヽ(*´▽)ノ♪
    視覚的なものがかえって恐怖を薄めるところもありますが、原作を読んでイメージしたものを答え合わせするような気軽さで読めて、これはこれでありです

    0
    2023年01月14日
  • 営繕かるかや怪異譚

    Posted by ブクログ

    小野不由美の「営繕かるかや怪異譚」のコミカライズ。で愛蔵版。豪華です。普通のコミックで発売されるかと思っていたので、そこに驚きました。

    小説から「奥庭より」「屋根裏に」「雨の鈴」「異形のひと」「潮満ちの井戸」「檻の外」の6篇とコミカライズ。読んだ時の怖さが少々失われたと思うのは、初見でないから抵抗がついていたからだと思いたい。
    「奥庭より」「雨の鈴」の2篇で特に感じました。見てはいけないものを見てしまったことへの恐怖があるのだけど、それを感じるのは自分の想像力だと思うので、絵で表現されてしまうと、それ以上を想像することが難しくなってしまうせいではないか、と思います。
    「雨の鈴」では、喪服の女

    0
    2022年11月06日
  • 悪夢の棲む家 ゴーストハント(3)

    ネタバレ 購入済み

    原作読みたい…

    大昔に原作を読んでいたので、漫画化してくれて嬉しかったです!

    ただ、ナルが鏡の中にジーンが来てるって言った時の麻衣の反応がワンカットで終わってたり、他にもあれれっと思うような細かい所が抜けてて寂しかったです泣

    なんかナルと麻衣がジーンについてもうちょっと語ってた記憶がある。スタンガン使う時もすでに麻衣はその能力知ってるみたいに依頼者に語ってたりとかして。原作では手が焼けるから化粧水持ってこいって指示だしたりとか色々してたような記憶が…

    後は表紙はとても丁寧で昔と同じ感じの絵なのに、中を見るとけっこう絵が雑な印象を受けました。大分たってるから多少は仕方ないのかとも思うんですが。

    #切ない #感動する #カッコいい

    0
    2021年08月11日