六篇収録された短編集。
夏にぴったりなちょっと怖いお話。
ほとんどが田舎の集落にある、昔ながらの日本家屋が舞台で、怪異という名にぴったりの雰囲気。
心に響くとかのご大層な読後感はないけれど、どの話も綺麗にまとまっていて、舞台に合う和風な言葉選びが統一感を生み出していて、浸ることができた。
解決方法が想像と違っていて、この後大丈夫なの?と登場人物のその後が心配になる話もあったけど、そもそも登場人物に感情移入して、その変化に揺さぶられる系の話ではないから、もやもやが残るとかではなく、物語の余韻を残すいい終わりだと感じた。