五十嵐大介のレビュー一覧
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海も、宇宙も、大きな命の機構(システム)があって、その姿は大きな1人の人間のようで、かつて人間もその中の一員であったけど、いつしか人間は死によって閉ざされた存在になってしまったのか…。
言語によって考えるということは決められた型に無理に押し込めて、はみ出した部分は捨ててしまう事。
同じ言葉でも詩の言葉は音楽に近い。音楽や詩はこの宇宙のいたるところに満ちている。
この凄く言葉では表しきれない世界観を、この漫画では果敢に表現しようとしている。そんな意気込みを感じました。今までがリハーサル。これからが本番。
考えるより、感じることで、真実に巡り会えることがあるのかも。 -
Posted by ブクログ
東北地方のとある村の中の小さな集落 小森 が舞台。あぁ小森だからリトル・フォレストなのか~!と読後やっと気が付きました。(←遅い)
山野草や果実、畑の農作物でつくる食べ物がとても美味しそうで、どんな都会のオシャレなレストランでもこれにはかなうまいと思わされました。手軽には入らない極上の贅沢かも。すごく羨ましい。だけど農作業は私には無理!虫や熊と共存するのも無理!!なので漫画の中だけで雰囲気だけたっぷり味あわせていただきました。
インスタントでは味わえない本物の味わい。それは生き方そのもの。こんなふうに実際に生活している農村の方々は素晴らしい。とあらためて思わされました。 -
Posted by ブクログ
超常現象を人間に止める力はない。
それでもどうにかしたいと、力や知識を求めて人間は足掻くんだと思う。
こういう、人間にはどうしようもない現象に対して、
抗おうとする人たちの物語が大好きで、伊坂幸太郎の「SOSの猿」を読んだ時から、いつかこの漫画も読みたいと思っていて、ようやく読めました。
「SOSの猿」との関連性については、どちらも孫悟空が登場する、くらいにしかわからなかったけれど(小説を読んだのが7年前・・・)、別のこととして楽しく読むことができました。
どんな世界にも、マントを羽織っていなくていいから、見てくれはどうあってもヒーローがいてほしいと願うから、こういう話には希望をもらえま -
Posted by ブクログ
豹の身体に人間の女の顔がくっついている。少女の足がカエルのような異形のフォルムを描く。
出し抜けに登場する彼女らの異形ぶりに驚きつつ、そのしなやかさと自然に与えられた絢爛たる美質に心奪われてしまう。
変わらない五十嵐節。おもしろい。
生物兵器たる彼らがなぜ少年少女の姿をしているのか、その運命はこれから描かれるのだろうが、見たいような見たくないような。
各地の紛争地帯で能力を見せつけるヒト化した動物たちの意味って。
五十嵐大介氏は戦争という事象をどう捉え、それをどう伝えようとしているのか。
『魔女』の頃から気になっているが、まだ明確な答えは見つけられない。
五十嵐大介のムック本も出ているけ -