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▼第9話/勇魚(いさな)▼第10話/波颪(なみおろし)▼第11話/潮の八百重に▼第12話/にはたづみ▼第13話/浸く子供▼第14話/羅刹▼第15話/晦(つきこもり)▼第16話/離陸▼ある漁師のはなし
●主な登場人物/安海琉花(上手く気持ちを言葉に出来ない。両親は別居中で、母と暮らす)、海(ジュゴンに育てられた少年。水族館に預けられている)、空(海とともに発見され、兄として育つ。入退院を繰り返している)
●あらすじ/約40年前、海と空の保護者であるジムは、鯨漁をする島で生活していた。ある時ついに巨大な鯨を仕留めることに成功したジムだったが、その翌日、彼は沖に立つ1人の不思議な少年を目にする。島の人間は、この少年を「この島をつくった者」として敬い、彼を見ると必ずある言葉を唱えるのだった…(第9話)。
●本巻の特徴/入院していた病院から突如姿を消してしまった空。空と深く繋がっている海でさえ、見失ってしまった。果たして彼はどこへ向かったのか…?
●その他の登場人物/ジム(海と空の保護者的存在)
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匿名
海が侵食してくる
謎の深まる第2巻です。
現代人には現実的な意味として理解できない神話の世界が、こちら世界に滲み出て侵食されているような展開です。
けれども渦中にいるはずのルカは、臆することも恐怖に震えることもなく、ごく自然に海と空に身を委ねて旅をします。
現実社会に居場所を見出せなかったルカは、神話の海の世界とどう関わっていくのかしら?
Posted by ブクログ
「僕たちは、何も見てないのと同じだ。
この世界は見えないもので満たされていて、
宇宙は僕たちに見えているより
ずっとずっと広いんだよ。」
「俺は宇宙は人間に似ていると思う。
…人間の中には、たくさんの記憶の
小さな断片がバラバラに漂っていて…
何かのキッカケで、いくつかの記憶が結びつく…
その、ちょっと大きくなった記憶に、
更にいろいろな記憶が吸い寄せられて、結びついて大きくなっていく…
それが"考える"とか"思う"という事でしょう?
それはまるで…」
「それはまるで、星の誕生、銀河の誕生する姿とそっくり…か。」
このアングラードと空くんの言葉が胸にせまってくる。
日々の雑事から離れ、生命の神秘、宇宙の広大さとか、人間の存在とかについて想いを馳せてしまう。この物語を読んでいくと今生きている世界が違って見えてくるような気がする。
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