五十嵐大介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これも非常に絵が独特な漫画。
タイトルと表紙絵から、女の恐ろしい嫉妬心とかを描いた様な漫画かと思ったけれど、そうではなく、
自然の神秘を独特な絵と哲学的な視点で描かれた物。
基本的にはファンタジーで、良くも悪くも独特です。
どこか洗練されていないような、素人臭い絵のタッチやストーリーの様な気もしました。
この「魔女」という作品については、全てボールペンのみで描かれているとの事で、
そういうところが何処と無く、“絵の上手い人の落書き”みたいな独特なタッチになるのだろうと思う。
作品よりも、作者の経歴に惹かれます。
すごく深くてスピリチュアルな話・・。という評価が多いけれど、
良くも悪くもそ -
Posted by ブクログ
五十嵐大介の漫画は結構好きなので、新作がでるとチェックしてます。
これは、漫画では珍しい書き下ろし。
原作は伊坂幸太郎の「SOSの猿」。
原作を読んでないのでどれくらい翻案されているのかは不明ですが、
漫画版は上下巻になるみたいなので、かなり翻案されていると思われます。
「猿」とは「斉天大聖 孫悟空」のこと。
「孫悟空+現代」な感じのストーリー展開なので興味深いです。
五十嵐大介の漫画に共通することではありますが、説明は最低限なのでちょっと難しく感じるかもしれません。
変異を感じて「ギャッ」っと騒ぐトカゲなど、台詞にたよらない表現はすごいです。 -
Posted by ブクログ
ジャンル的には何というのだろう。自然と人間の共生がテーマになっていて、創世記や神話の要素もあり、舞台を海にした「もののけ姫」のような、独特の雰囲気がある。
深い森の中というのも、人智の理解を超えた空間であると思うけれど、深い海の底というのは、それを更に凌駕する、未知の生物が棲む前人未到の領域だ。
1、2巻あたりまではまだ日常生活の延長としての導入編で、3巻からいよいよ佳境に入ってくると、急激におどろおどろしさを増してくる。ブラックマンタの腹に浮き出る「神の眼」というモチーフにはかなり驚いた。
海の中こそは、人間がまだまったく本当の姿を理解していない、正真正銘の神域であるということがよくわか