五十嵐大介のレビュー一覧

  • 海獣の子供 2
    海で育った子供たちのファンタジー。
    2巻までで一通りの設定は出て、はてさてこれからどう展開するだろうというところ。

    先が楽しみ。
    面白いけど完結しないとなんともいえない作品。
  • 魔女 1
    怖いマンガ。ホラー的な意味ではなく、生理的にぞわりと来る様な。

    言葉で示せる有限な世界と、言葉では示せない無限な世界。魔女は後者の世界の生き物。
    魔女に見えている世界ってなんなんだろうね? ハテ。
  • 海獣の子供 1
    琉花と海と空の永遠の夏休み。
    (と勝手に解釈)
    自分がなんで無意識の内に海を畏れて海に癒されるのかよく分かる。
    琉花・海くん空くんは我が子のように見てしまっております。
    舞台が江の島(+水族館)で更に好み。
    キスシーンはドキドキしました…!
    揺れやすく微妙で難しい琉花がかわいい。
    こんな思春期過ごし...続きを読む
  • そらトびタマシイ
    五十嵐大介作品集

    絵が独特。
    絵がめっちゃいいのに話はイマイチってマンガが多いけど、これはどっちも完璧!
    不思議な話が心地よかった〜

    特に体から砂がでる特異体質の女の人と家出少女が出てくる『すなかけ』が好き。
    体から出した大量の砂で恋人を交通事故から守る場面が秀逸だった。
    あと、『le pain...続きを読む
  • リトル・フォレスト(1)
    絵がいい。物語としてはなかみはなあんまりない。ストーリー展開とか。セリフもあんまりない。作者は実際に何年間か自給自足の生活をしていたらしい。それだけに説得力がある。セリフばすくないけど、ものづくりしてるキャラクターたちの言葉でズキュンとこころがいたくなることもあり。やっぱり農業でいきてくってたいへん...続きを読む
  • 魔女 1
    以前、吾郎の日記にコメントした時の『魔女』。
    オレ、ここに載せてると思っていたのだが(苦笑

    この世界もまた独特だよな。
    オレ雑誌ってあんまり読まないのだが、IKKIって雑誌の表紙に惹かれて買ったときに載っていたのが『KU A RU PU』
    精霊とか魂とか、あんまり気にした事がないのだが妙に納得。
    ...続きを読む
  • カボチャの冒険
    飼い猫カボチャの姿がとてもイキイキと描かれていて、純粋に楽しめた作品。五十嵐先生が描く”自然”の姿も素晴らしい。森が、山が、川が、動いている。人が、猫が、動物達が、動いている。日々は常に動いているのだということを改めて考えさせられた。
  • カボチャの冒険
    猫の漫画。田舎暮らしの主人公と猫の日常を淡々と追った漫画…なのにどうだ、この猫(カボチャ)のことをたまらんと思っている自分がここに…。カワイイだけの猫、が描かれているのではなく、そこにはリアルな猫がいます。絵がとてもすてき。カラーページのタッチとか、動物たちの動きの描き方とか。「リトル・フォレスト」...続きを読む
  • 海獣の子供 3
    圧倒的な画力・スケールで描かれる、圧倒的な物語。読んでいる自分が、まるで”ここに存在していないのではないか”と思ってしまうほどの強烈な”読体験”は、恐怖感を覚えるほどのリアリズムを持っている。
  • リトル・フォレスト(1)
    実際に寒村へ移住し、土をいじりながら生活している作者ならではのリアル田舎暮らし漫画。
    主人公は女の子ですが、ほぼエッセイ漫画といってもいいかも。

    自らの体験に基づいた(と思われる)、実のある描写にハッとさせられる。
  • カボチャの冒険
    猫が好きだから買ってみた。
    田舎で猫と暮らすショートストーリー。
    作者の卓越した画力に圧倒されっぱなし。
  • リトル・フォレスト(1)
    五十嵐大介にハマることになったきっかけの本。
    ”田舎で生活していくこと”がテーマだけど、自然で取れた色んな食べ物や料理がたくさん出てきて 自分も料理くなっちゃいます。
    四季のある日本に生まれて良かったなあと思える本。
  • リトル・フォレスト(1)
    なるほど。「魔女」を五十嵐 大介さんが描けた理由がとてもよく分かる。
    この作品を読んでから「魔女」を読めばよかったかも。
    食べ物が本当に美味しそうでした。スローライフ、大変そうです。
  • カボチャの冒険
    絵の構成含めとても好みで思わず魅入ってしまうほど大好きです。猫の自然な動きなど猫飼いとしては頷きながらとても楽しめる作品。
  • 魔女 2
    2巻目は、1巻目に比べるとちょっと長い話が入っています。
    ながくなると、わけわからなくなるかなぁと思っていましたが、雰囲気そのまま、きれいにまとまっていました。

    現実とあちら側が、境界線なくまじりあった不思議な感じは、おもしろいです。

    これから、追いかけてみたいマンガ家です。

    これって、「CO...続きを読む
  • 海獣の子供 2
    まず、1巻を買って、おもしろかったら2巻も買おうと思ったのですが、結局1巻読んですぐに本屋に走るハメになりました。『魔女2』の宇宙からきた石の話(タイトルなんだっけ?)が一番好きなんですが、ちょっとあれっぽい話の展開になってきている(ような気がする)ので、この先楽しみですね。絵は、ちょっとクセが強く...続きを読む
  • 魔女 1
    森が舞台だったり、絵のゴチャゴチャ加減のせいでしょうか?
    わたしは、似てるなと思ったのは、諸星大二郎や、水木しげるの作品。
    内容的にも、そんな感じかなぁと思います。

    ということで、短編だからこそ生きる話だと思いつつも、短編なのが、若干もったいなく感じました。
  • リトル・フォレスト(2)
    2007. 01. 24. 平坦で平凡な日々の描写。しかしその裏でちょっとずつ人生というのは回る、そんなニュアンスをほのかに香らせているのがとても良い。
  • リトル・フォレスト(1)
    2007.01.24. 五十嵐大介は怖いから嫌い。でもこれは怖くない。ていうかこんな人生が僕は好きだ。
  • リトル・フォレスト(2)
    単なる「田舎ぐらしっていいね」的な終わりではないのがリアル。
    子ども、祭り、自治会。
    お洒落っぽい暮らしで忌み嫌われる三点セットをあえてラストに持ってくるのがいい!
    ロハスとか週末農業とか言ってるけど、
    面倒くさい事をひっくるめて土地を守っている人々あっての農業だよ!
    …って無農薬玄米食べて悦に入っ...続きを読む