せがわまさきのレビュー一覧
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寛永14年(1637年)10月、島原の乱が勃発。翌寛永15年2月28日、天草四郎は討ち死にし、一揆勢も全滅した。
翌3月1日、幕府軍が戦勝の祝賀を祝う戦場跡にて、由比正雪と宮本武蔵は、女人の体が真二つに裂けて、死んだはずの四郎が蘇るという、摩訶不思議な光景を目の当たりにする。
時は流れて正保2年(1...続きを読むPosted by ブクログ -
忍なので残酷だったり、あり得ない戦闘の仕方ですが、キャラがそれぞれ個性的でそれぞれの特徴を活かした戦闘は怖くもあり面白かったです。恋の話はとても切なく、時代と運命に狂わされた恋人たちが悲しいです。ストーリーはとても良くまとまっていますが、ラストまでもっと伸ばして読みたかったと思いました。
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最後の転生衆である宮本武蔵との戦いがえがかれている。やっと宮本武蔵のかっこいい戦闘シーンが見られたのでよかった。逆に言うと話の筋はそれだけでしかないのであっさりした印象。
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徳川家の跡継ぎを決める為
不戦の約定が解かれた伊賀と甲賀は
10対10の決闘を強いられる
一方両家頭首、弦之介と朧は
祝言をあげ和睦をしようとしていた
長年の因縁に終止符が
打たれようとしていた最中に訪れた戦い
消して報われぬ悲しき忍の話 -
50年以上前にこんな設定、ストーリーが誕生してたかと思うと山田風太郎先生はすごいなぁ…って思う。
小説ではわかりにくい描写が絵になってわかりやすいと言うか絵の表現力がすごい!
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遂に待ち望んだ決戦の巻。
やはりせがわ先生の真骨頂は「文字説明ではなくすべて絵で描く」センスというか、最後の武蔵戦をあらためて原作で読むと本当そのままで驚く。
ラストについてはちょっとしたアレンジ。アレンジ改変の少なかった本作ですが、ここばかりは長いこと連載続けてきた上でのせがわ先生なりの原作へ...続きを読むPosted by ブクログ -
バジリスク以来のファンですが、柳生シリーズも期待にたがわず面白かったです。一太刀で勝負が決まるような緊張感は独特ですし、緩急のついた構成といい、キャラクターの立ち具合といい、素晴らしい出来だと思います