池波正太郎のレビュー一覧

  • 食卓の情景

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    孤独のグルメが今のメシ物語の中興の祖なら、池波正太郎氏のグルメエッセイは始祖的存在でしょう
    池波氏の書いた時代から三回りもしているような現代でも面白く、粋というのはこういうものかと思わせ読ませてくれます
    コスパ、タイパと言われる今こそまだおおらかだった頃、店と客の双方がお互いの文化を育てた時代を読み回帰したくなるかなと思います

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    2023年01月09日
  • 散歩のとき何か食べたくなって

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    水のように淡々と行きつけのお店や様変わりする街の様相を哀愁たっぷりオシャレな文章で書かれている。

    …ほんとうの【たのしみごころ】を味わう術をうしなってしまった。あるものは、どこまで行っても尽きることのない【不満ごころ】のみのにほんになってしまった。

    確かに、グローバル化が進み競争社会が加速していく中で、今あるものに満足するメンタルは積極的に失われている気がする。食がテーマであるも斜陽日本への静かな憂鬱を感じた。

    これは素晴らしい

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    2022年12月24日
  • 一年の風景 新装版

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    一年の風景

    池波正太郎さんのエッセイのファンです。正直言って小説は読んだことがありません。「食」に関する慧眼、洞察力はすごいと思います。
    本書に書かれている何気ない「食」、例えば「小立鍋」やってみたいと思いましたが「後書」の平松洋子さん(平松さんのエッセーも大好きです)の文章で池波正太郎さんの文章に惑わされては「あかん」と思いました。それだけ人を引き付けるぜ絶妙な文章だと思います。池波正太郎さんの「食」に関するエッセー大好きです。でも新作がもう無いと思うと残念です。

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    2022年12月23日
  • 雲霧仁左衛門 (5)

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    カッコイイ~。漏れ出る引きで終わる。
    原作読んでるのに、雲霧仁左衛門の冷徹さに身震いし、六之助の決意に心撃たれる。

    その描きっぷりは、ガンダムUCの福井の筆と同じ。憧れと尊敬を自分の表現に載せて世に問うて居る感じ。「私の好きな作家ってこんなにすごいんだよ!!」愛溢れる。

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    2022年12月05日
  • 江戸の味を食べたくなって

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    江戸の味を食べたくなって

    池波正太郎さんの小説よりも「美食家」としてのエッセーが大好きです。特にこの書籍は決して高価ではなく庶民的な食材の(とても懐かしいものばかり)文書、しかも池波先生の人を引き付ける筆致であっという間に、一気に読んでしまいました。
    最近はこういう名文家が少なくなって寂しいが霧です。

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    2022年11月19日
  • まんぞく まんぞく

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    深川あたりの描写はいかにも魅力的で、風情では現在とは比べようがない。
    —————————
    「人柄と人柄が、ぴたりと合えば、おもいもかけぬ結果が生ずる。人柄が、合わぬときは、まとまるものも、まとまらなくなとてしまう。」

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    2022年11月18日
  • 鬼平犯科帳[決定版](二十二) 特別長篇 迷路

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    長編だが一気に読んでしまった。

    長編だけに登場人物も多く、それぞれの動きも結構激しいのだけど、躍動感ある筆致で人物が捉えられている。

    平蔵の悲壮な決意も伝わってきた。

    池波正太郎さんの、いわゆる「油の乗った」時期に書かれたんだろうなぁ。

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    2022年11月05日
  • 黒幕

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    短編集、11編ある。戦国時代のものから、幕末期まで多岐にわたっているが、それぞれが読み応えあり、まさに池波小説らしい。
    池波小説に登場するのは、悪役であっても、どこか物哀しく、人間味がある。
    人の一生には、思いもかけぬものが待ち受けているものとし、人生のさまざまな経緯にもまれていく様が、人間愛に基づき暖かく表現されている。
    作品に入り込んでいく事で、生きる力を与えてもらっているような気さえします。素晴らしい。

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    2022年11月03日
  • 鬼平犯科帳[決定版](二十一)

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    この巻は秀作揃いで大変によかった。

    木村忠吾も久しぶりに活躍? したし、平蔵が佐島与力を本当に信頼している感じも伝わる一編もあり、瓶割り小僧はプロットがよいし。

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    2022年10月22日
  • 江戸の暗黒街

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    池波正太郎さんと藤沢周平さんは時代小説の両巨頭などと言うまでもないこと。
    そのお二人の作品の印象は池波さんは派手、藤沢さんは地味。ずいぶん大雑把で簡単な印象ですが。

    殺し(暗殺)に関する8編の作品。

    「おみよは見た」
    両国一帯の香具師の元締め羽沢の嘉兵衛に命じられて、青堀の小平次は八幡屋利兵衛の囲われもののお八重を殺害するが現場を子女のおみよに目撃されて顔を覚えられるてしまう。自分の身を守るためにおみよをも殺害しようとするが人違いで同じおみよと奉公先のおしんを殺してしまう。
    一方おみよはかつてお八重に虐待されており、彼女を殺害した小平次に感謝こそすれ恨みも持たず調べに対しても小平次の顔を

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    2022年10月07日
  • 真田太平記(一)天魔の夏

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    専門学校合格祝いとして全巻かった思い出の品。
    12巻と長編ですが一気に読みました。
    5月7日に最終巻を泣きながら読んだ記憶があります。
    真田一族だけにスポットがあたるわけではなく他にもいろいろなキャラが出てきます。お江、良い女です。

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    2022年10月05日
  • 剣客商売 43巻

    you

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    人情味があり昔から池波正太郎作品は大好きである

    #感動する #ほのぼの #癒やされる

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    2022年09月20日
  • 鬼平犯科帳「血頭の丹兵衛」【文春e-Books】

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    シリーズを代表するエピソード

    鬼平のアニメは未視聴なのですが、第1話にはこのエピソードが選ばれたようです。
    小説ですと第1巻の3話目くらいに収録されていたかと思います。
    悪党の中にも色々な者がおり、鬼平も厳しさと情け深さを併せもつ多面的な人物であり、善悪のレッテルだけでははかれない本作の世界観がよく表されているエピソードです。

    #カッコいい #ドキドキハラハラ #深い

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    2022年09月17日
  • 剣客商売一 剣客商売

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    やっぱり面白い

    20年ぶりくらいに読み直しました。お話の流れも、江戸という町への知識量の深さも、キャラクター造形も、そして文章も、なにもかも素晴らしい

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    2022年09月03日
  • 真田太平記(十二)雲の峰

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    最終巻は、五十を越えて燃え上がる伊豆守信之の戦魂と恋情、住吉慶春とお江二人の忍び働き、そして幕府(秀忠)との闘い。いずれも面白い。
    6月から読初め12巻を読み切って茫然としている。池波正太郎の歴史、人間、人生に対する深い洞察に感謝。楽しかった!

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    2022年09月02日
  • 真田太平記(七)関ヶ原

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    中盤の山場。見どころ・エピソードが多い巻。
    その中でもやはり、お江や又五郎など草の者の活躍が見事だった。

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    2022年07月21日
  • 真田太平記(一)天魔の夏

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    大河ドラマ「真田丸」が大好きだったので、いつか読んでみたいなーと思っていたところ、書店で今村翔吾さんの「小学五年生の夏、夢中に読み耽ったことが私の原点である。」という帯を見て、即購入。

    購入したものの全12巻読み切れるだろかという躊躇が消えたぐらいに、とても読みやすく、それぞれの人物が魅力的に描かれていて、ワクワクしました。

    真田安房守昌幸の人物像が、小説の中でもドラマの草刈正雄さんが演じた役柄とドンピシャで更に楽しく読めました。

    向井佐平次と源次郎の出会いの場面がとても良かったです。

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    2022年07月18日
  • 鬼平犯科帳[決定版](二十四) 特別長篇 誘拐

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    とうとう最後の巻に。
    寂しい、と思ったのも束の間、未完で終わるなんて、思わず声を出してしまいましたよ…

    でもきっと、平蔵さんのことだから、上手くまとめてくれるはず。と思いました。

    池波先生、他にもお話を考えていたりしたのでしょうか。
    江戸の世界を楽しく、美味しそうに書いてくださって、ありがとうございました。

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    2022年07月17日
  • 真田太平記(五)秀頼誕生

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    天下人秀吉が死に、徳川家康がしたたかに己が野望へと踏み出す。この巻を読んでいていちばん感じたのは、時に、物語の進行を止めてでも叙述する、社会や政治、人間存在への透徹した洞察のすごさ。真の作家のなんと博識で慧眼なことか! 震える。

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    2022年07月14日
  • 真田太平記(四)甲賀問答

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    この巻は、甲賀に潜入し窮地に陥った真田の忍びお江とそれを助けた田子庄左衛門の物語。忍びの者たちの生の苛酷さと哀切。池波正太郎、よくぞこんな世界を作りあげたものだ。 そして徐々に精彩を欠き狂気すら垣間見える天下人秀吉。次巻はどう物語は動いていくのだろうか。

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    2022年07月05日