池波正太郎のレビュー一覧

  • 日曜日の万年筆

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    池波正太郎さんの連載を本にしたもので、池波さんの様々な生きざまや経験など多岐にわたって披露してくださるコラム的エッセイ。
    生きてこられた昔の事や若いころの生い立ちや生きていく上での信念のようなものやこうあるべきという私たちへの伝言のような気持ちで読みました。
    流石池波先生だなと読み終わった後すがすがしい気持ちになりました。

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    2024年03月24日
  • にっぽん怪盗伝 新装版

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    随分前にテレビドラマで鬼平犯科帳の外伝「四度目の女房」を見て以来ずっと心に残っていたので原作を読んでみた。
    「四度目の女房」だけしっかり見て、あとはサラッと読もうかなと思っていたけどとんでもない。全ての短編が素晴らしく、時代小説といえば古いもののイメージだったのが、新しい刺激を受けるばかりの一冊だった。
    短編といえど短編同士で人間関係に相関があることから群像小説でもあり、視点が変われば掏摸(すり)も商人も大盗賊も、全く違う顔を見せる面白さがある。
    全ての短編で根底に「情」というテーマがあって、それは愛情だったり憎悪だったりするけど、池波さんが書く江戸の「情」は現代のそれよりもっと濃いように思われる。情が人を殺すし、情が人を生かしている。悪人が情で人を生かすこともあるし、善人が情で人を殺すこともある。

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    2024年03月10日
  • にっぽん怪盗伝 新装版

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    池波正太郎氏の傑作短編が12編も入った「怪盗伝」。巻頭の2編「江戸怪盗記」、「白浪看板」には、池波氏が有名にした長谷川平蔵が登場するが、まだ「鬼平」と呼ばれるまでにはなっていないのが興味深い。どの作品も、人の世の哀感を滲ませる傑作集。

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    2024年03月02日
  • 鬼平犯科帳[決定版](一)

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    人気絶大シリーズがより読みやすい決定版で登場。「啞の十蔵」「本所・桜屋敷」「血頭の丹兵衛」「浅草・御厩河岸」「老盗の夢」「暗剣白梅香」「座頭と猿」「むかしの女」を収録。
    2024年、令和版「鬼平犯科帳」が映像化され、この機会にと改めてシリーズを再読することにした。やっぱり何回読んでも面白いし、半世紀以上生きてより人間という生きものの複雑さが身にしみるだけに、登場人物の描写の奥深さが一層伝わってくる。

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    2024年02月28日
  • 梅安乱れ雲 仕掛人・藤枝梅安(五)

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    ▼「梅安雨隠れ」 「梅安乱れ雲~寒鴉・兇刃・東海道の雪・瀬戸川団子・薬湯と白飴・引鶴・殺気・鵜ノ森の伊三蔵・剃刀・神田明神下・東海道藤枝宿~」

    ▼白子屋との闘いクライマックス。総じてこのシリーズは、鬼平や剣客に比べてハードボイルドさが売り(殺し屋だから当たり前なんですけれど)。

    ▼白子屋の差し向ける殺し屋との闘い。偶然、梅安に助けられちゃう殺し屋。そして葛藤。池波ワールドお得意極上芸。そしてこの巻のラスト、単身、白子屋殺しに白昼乗り込む梅安・・・というくだりはなかなか熱いです。

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    2024年02月17日
  • 梅安針供養 仕掛人・藤枝梅安(四)

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    ▼「銀杏落葉」 「白刃」 「あかつきの闇」 「その夜の手紙」 「地獄堂の闇」 「寒鯉」

    ▼一冊まるごとで一つの話。お家騒動がらみの殺し。大変に面白かった記憶がある。そしてこのあたりから、白子屋、という元締めと梅安の対立が激化してくる。

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    2024年02月17日
  • 真田太平記(十二)雲の峰

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    真田家の存続に子を二手に
    それも死をもって
    家を守るとはどういうことなのか
    歴史小説の常套テーマだが
    その度に考えさせられる

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    2024年02月13日
  • 真田太平記(六)家康東下

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    やっと読み終えた第6巻。
    手こずった。
    三成VS家康開戦までの盛り上がるところなのにこのところテレビドラマにばかり目がいってしまって。
    次巻からはついに関ヶ原、真田親子の戦いがどうなるかこれこそこの作品の山なのだからテレビに負けないように頑張って読み進めよう!

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    2024年02月01日
  • 男の作法

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    ひとつのことをやりながらつねに他のことにもきをくばる
    神経の回り方、体で覚える
    同じ時間に二つのことをやる、パット感覚で反射的にできるように日常のつまんないことで肉体を訓練する
    仕事のやり方が違ってくる

    理屈だけでは世の中わたっていけない
    人間そのものが理論てきに成立してない

    異論なめんで客観視するくんれん、色の感覚をみがく
    じぶんにあうきちょうのいろというのをいめる
    靴とネクタイは色をあわせないとおかしい
    おしゃれは自分のためにやる、じぶんのきぶんをひきしめる
    自分はどういう形のものを主張するのかを決める
    指の先を引っ掻ける

    ぶんそうおう、そのときの自分にあわせて、そもそもなんのためにそのものをもつのかを基準にする
    20さい、ライターカルティエ
    一転豪華主義はおかしい
    時計がおかしい、
    読み方が会得できる
    新しい時代感覚、
    ななめよみ
    熟読本
    日本人は感覚のこくみん、りくつでない
    わかいじだいにいろんなことをくびをつっこむ
    きぶんてんかんがうまくできないとだめ
    しんけいふといとばか
    すみからすみまでよく回る細かい神経と同時にそれをすぐ転換できてそういうことを忘れる太い神経ももってないと、両方をあわせもってないとにんげんはだめ
    英雄は神経細かい、英雄豪傑。
    自分にあったやり方でかいたくする
    気分転換のケースをたくさんもつために首を突っ込む
    麻雀は時間かかりすぎる
    絵描きになるつもりはないけどたのしみにかく、
    美術の本を見る、そのことだけでもきぶんてんかんできる
    貪欲にいろんなものを吸収しようとする
    いろんなものに応用できる
    どういうえをおあつめか
    銀行かとえ

    男の維持夢ロマン、だれにも真似のできない特技を身に付ける

    休まず遅れずははたらかず

    自分をみがく

    大勢の人を使ってひとつのことをまとめあげていく、そして初日の幕をあける

    一人で旅にいくと自分がわかる
    旅に出ることのひとつ

    演出をやることは自分を知る非常にいい機会

    すべてごぶごぶ、一日だけでも余裕をもって
    あまり期待しないで最悪の場合を想定しながらやる
    人間の予測が全く宛にならない
    落ちることを考える、最悪の場合を想定しながら自分のやるべきことはやる
    いつもごぶごぶ、はいるかもおちるかもごぶごぶ、戦士も五分五分
    その日から仕事ができる、時間のロス

    チップをやる、100えん、タクシー
    サービス料
    自分も世の中から恩恵をうけている、自分の世の中にできる限りは報いなければならないのが男をみがく
    形に出さないとわからないんだよ気持ちというのは
    ありがとうなんて安売りできるんだから
    100円は身銭を切ってだしたもの、気持ちが通じる

    おくりもの
    ネクタイ送るときはスーツしってないと
    ふろおけ
    ステッキ
    手紙を送る
    気持ちを率直にだす
    年賀状、絵を描く
    カレンダー
    時間の活用むずかしい
    3ヶ月単位、3か月先を見越したうえで現在の時間を使っていく、全て前もって前もってことを進めていくのが時間の使い方の根本
    時間の余裕をたえず使っておく
    まとめてたばこを買っておく

    他人に時間のうえにおいて迷惑をかけることは非常に恥ずべきこと

    男にとって結婚とはなにか

    自己本意の考え方が強い女!女の見分け方
    自分の女房にするかまず考えるとき女のなかでは他のことにも割合気が回る女かどうかということ


    はなしがおわるとがちゃんはだめなおんな

    電話のかけ方

    自分本意
    神経の回り方
    神経をはたらかせる訓練
    機会が麻痺させる
    家でごろごろ
    シーズンオフ
    京都は12月
    2.12.6月が旅行の楽しみかた

    たえずきゅうしんりょく、たえずそのことをおもってたら段取り、しぜんにそうなる

    結婚式と新婚がゴール?

    新婚旅行は水入らず観光シーズンはずして、落ち着いて水入らず
    人生の最大のハイライト
    新婚は一ヶ所か二ヶ所か
    これじゃ思い出にならない
    結婚したときに、いわなきゃ、母親をしかる
    ひとつのことをやるとき、どうせやるなら自分だけじゃなくてもっと色々な人に利益になるようなことはないか
    女の力女の責任
    浮気とは、
    おんながいっしょならおならだめ
    恋人ならあばたもえくぼがまんしちゃう
    30前に結婚、40暗いに女ができる
    はりあう、
    この人の女房になれなくていい人はいない
    あえるときにあいたいひとはいない、けんびきょう
    はりあう、男が苦しむ

    浮気のテクニック、あくまで浮気にとどめる
    いつだれにとられるかも

    女の肉体の方が強い、肉体的なもの
    アダムとイブ以来
    女がいかに恐るべき生き物であるか


    男の運を落とすのは女、女の運を落とす男もいる
    男の運を落とすのは女の責任

    男はわかれるつもりはない、女は浮気とは見ないのが女の気持ち、男は悪妻でないかぎりもどらないわかれることはありえない
    夫と年が違う

    夫婦もドラマチッスでない、顔まで画一化されてる

    いきる
    楽しみとしてやらなきゃ続かない
    人のいやがる仕事を進んでやる
    そのときの仕事をたのしむ
    さしおさえたのしむ
    仕事に身銭を切る!お茶くれる人に心付けをする、気分が違う
    若いうちにしかできないことやる
    自分にたいして将来役に立つ投資をする時代
    映画キチガイのほうがいい
    芝居の配役が人事
     おとこのみがきどきというものがある、苦境にたったとき、安穏なときにこそじぶんはなにしなきゃならない、70まで36年
    自分が死ぬということをしっかり考えろ
    自分は死ぬことに向かって生きているんだ

    忘れるように生きている
    いきているうちに

    幼児体験によってきまる、男をみがく
    人間一生は半分は運命的に決まっているかもしれない、だけど残り半分はやっぱりその人自身のもんだい、磨くときに男をみがくかぎ肝心、男はなんで自分をみがくのか、人間は死ぬというかんめいなじじつをできるだけ若い頃から意識する
    自分のまわりのすべてのものが自分をみがくためのみがき砂だということがわかる
    みがき砂としていかそうというきもち
    あさきがついたらいきがとまっていた大往生
    苦しみが少なくて眠ったように大往生

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    2024年01月17日
  • 真田太平記(十二)雲の峰

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    波瀾万丈の真田家の物語、ここに完結。

    前巻にて大阪夏の陣が終わり、今作はその後の真田信之を中心に、主要登場人物たちのその後が描かれる。

    全12巻、大変に楽しんだ。
    真田父子3人のみならず、お江をはじめとする草の者たち、向井親子、鈴木右近、樋口角兵衛、滝川三九郎などなどの魅力的な登場人物たち。
    真田一族の波瀾万丈の史実を中心に、草の者の活躍や真田家のお家事情などを絡めた、エンターテインメント性の高さ。
    智、仁、勇で象徴される真田父子の生き様のカッコ良さ。
    池波正太郎ならではの情感。

    さすがに太平洋戦争を経験する世代の著者とあって、女性観などが現代の価値観からしてあまりに古いのが難点か。

    とはいえ、歴史小説において、オールタイムベストクラスの面白さの作品だったと思う。

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    2024年01月16日
  • 真田太平記(十一)大坂夏の陣

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    大阪夏の陣、幸村、名を天下に知らしめて逝く!!

    「初一念とは、事にのぞんで一瞬のうちに決意をかためることだ。その一瞬に、決意した者の全人格が具現されることになる。」
    初一念を崩さぬことこそ、武士の本分、と池波正太郎は志記す。
    真田兄弟は、初一念に殉じた、と。

    人の一生は短い。故に、燃やし尽くさねば、生きる甲斐がない。
    幸村の末期、燃やし尽くされた生命の輝きは、強い印象を残す。

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    2024年01月16日
  • 真田太平記(十)大坂入城

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    真田丸にて、幸村隊の知略、一瞬の閃きを見せる!!

    池波正太郎の描く真田家の知略の根源は、主に相手の心理を読んでこれを操る点にあるようだ。
    そして、複数の選択肢を常に考えておく。

    今作では徳川家康と大野修理の格の違いについても言及される。
    戦将としての経験が違いすぎるのだから、格の違いは当然の話。
    であれば、せめて後藤なり幸村なりに指揮をアウトソーシングしてしまえばよかったのかも知れないが。
    言っても仕方のないことか。
    大阪の陣自体、始まってしまった時点で、戦略的には豊臣家は負けていた、ということか。

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    2024年01月16日
  • 真田太平記(九)二条城

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    主要人物である父・昌幸が世を去り、ついに真田幸村が世に出る大戦の時が近づく!

    淀君、秀頼の立場からすると、ここは彼我の実力の違いを測って、誇りや不安はさておき、国替えを飲むのが正解だったのだろう。
    家康の、政略で相手を追い詰め、暴発した相手を戦争で潰す、というムーブは、関ヶ原の再現。
    戦国武将としては、定石の一つなのかもしれない。

    池波正太郎は、現実を見る信之と、浪漫を追う幸村を描き分け、どちらかと言うと、信之に肩入れしているようにも見える。
    次の2巻はいよいよクライマックス!
    一気に読みたい。

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    2024年01月15日
  • 真田太平記(七)関ヶ原

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    ついに関ヶ原開戦へ。
    西軍と東軍が火花を散らす中、上田では兄と父弟が戦場にて対峙する。
    そして真田の草の者たちは、決死の作戦を決行する…。

    よく知られた関ヶ原合戦に、草の者と甲賀忍者の暗闘が絡むのが面白い。

    上田城の戦いでの、父子、兄弟の敵味方分かれての心理描写が最大の見どころ。

    司馬遼太郎の「関ヶ原」は三成視点、山岡荘八の「徳川家康」は家康視点であるのに対して、真田視点の今作では、比較的客観的に関ヶ原の勝敗の分かれ目を描いているのが興味深い。
    要は、リーダーの資質も含めた、核となる集団の実力の違いが結果に出た、ということになろうか。

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    2024年01月11日
  • 真田太平記(六)家康東下

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    ついに徳川家康と石田三成・上杉景勝らの対決は避けられぬものとなった!
    徳川の天下を見通した兄・信幸と、上杉景勝に恩義を感じる父・昌幸、弟・幸村は、真田家の未来について決するべく一堂に会する!!

    戦国の世を生き抜いた武将たちと、豊臣天下の官僚である石田三成の、戦時における判断力の差が描かれ、後の関ヶ原の結果を暗示する。

    池波正太郎の描く犬伏の別れの情景は、情感深く、絶品だ。

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    2024年01月11日
  • チキンライスと旅の空

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    エッセイ集です。

    特に食に特化しているわけではなく、その時に
    思ったことが記されています。

    自身の生い立ちに関わる内容も多く、自然と昔
    と現代の対比的記述から、今の東京を嘆いてい
    ます。

    池波氏が生きた時代の東京さえも嘆いているの
    だから、現代の東京を著者が見たら驚くやら、
    あきれるやら、と思ってしまう一冊です。

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    2023年12月27日
  • 真田太平記(五)秀頼誕生

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    秀吉がついに死に、豊臣政権が大きく揺らぐ、政治的には激動の巻。
    真田一族の活躍はさほどでもない。
    家康直参、本多忠勝の娘を妻とした兄・信幸と、石田三成の無二の友、大谷吉継の娘を妻に迎えた弟・幸村。
    兄弟の絆に変わりはないが、力を増す家康とそれを危険視する三成の政治的な対立は、後の流れを暗示する。

    お江、又五郎、佐助ら草の者の活躍が歴史と並行して描かれるのが、真田太平記の見どころ。
    三成の危機に真田の草の者が密書を運ぶ!という展開にはニヤリとさせられる。

    歴史ものとしてのリアリティ、人間ドラマ、忍者も含めた戦国エンタメのバランスがいいのが、池波正太郎作品の特質か。
    真田一族や草の者たちはもちろんのこと、佐平次、右近、角兵衛といった個性的なキャラクターたちが、今後どのように歴史の荒波を生きていくのか。
    先が気になる第五巻である。

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    2023年12月21日
  • 梅安蟻地獄 仕掛人・藤枝梅安(二)

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    2023.11.20
    ここに登場する剣客も爽快な人柄。悪人を爽やかに描くのはいうのは簡単だが実践はなかなか難しいのでは?と感じながら読んでいる。

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    2023年11月20日
  • 殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安(一)

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    2023.11.20
    藤枝梅安シリーズは初めて読んだ。
    改めて池波先生の小説の読みやすさを痛感する。藤枝梅安シリーズに限らないが、池波小説の描写の評価できる部分のひとつとして季節、天候の描写が自然な形でおりこまれていることをこの年になって読むから感じている。
    食べ物、食事のシーンの巧みさについてはよく触れられるが、天候も含め、「生き生きとした」表現として2023年の今でも学ぶこと多い。

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    2023年11月20日
  • 夢の階段

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    ネタバレ

    池波先生の短編集。メインは昭和初期あたりで、様々な人々の生き様を描いている。個人的にモンちゃんの話が印象的だった。どれもそこまで長くないので、サクサク読めるのも良かった。

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    2023年11月19日