池波正太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
以前、『散歩のとき何か食べたくなって』を読んだ時思った事、池波先生って、お酒お好きなんだなぁ(笑)
最初の「巣と食」からすっかり引き込まれてしまった。
二十余年も前に結婚したとき、当然のことながら、私は、母と妻という二人の女にはさまれて暮らすことになった。母はまだ血気さかんであり、家内また気の強い女であったから、お定まりの〔もめごと〕が起るのは、これまた当然であった。
こうしたとき、一家の主である男は、二人の女に屈服するか、または二人の女を屈服させるか、そのどちらかを選ばねばならない。
〔もめごと〕は、先ず台所からはじまる。
飯のたき加減、味噌汁の味、漬物のつけ方などから、姑と嫁のいさかい -
Posted by ブクログ
『鬼平犯科帳 1』
池波正太郎
池波正太郎の代表作である『鬼平犯科帳』は、江戸の町を舞台に、火付盗賊改方長官・長谷川平蔵(鬼平)が、盗賊たちの悪事を取り締まりながら、人間の弱さや哀しみと向き合っていく物語。第一巻では、鬼平の人物像が丁寧に立ち上がり、彼がどのような信念で“悪”と対峙しているのかがじっくり描かれる。鬼平は冷徹な役人ではなく、過去に自らも荒事に関わった経験を持つため、悪人の心の影や事情を理解する目を持っている。だからこそ、ただ斬り捨てるのではなく、必要な場面では情をかけ、しかし許すべきでない悪は容赦なく裁く。その“厳しさと優しさの同居”が、鬼平という人物の魅力を強く支えている。物