佐藤雫のレビュー一覧

  • 花散るまえに

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    明智光秀の娘・玉とその夫・細川忠興の物語です。
    言葉少ない忠興と心が少しずつ通いあっていくところは心が温まりました。そんな、幸せな夫婦生活が一瞬だったからこそ、もうなんでこんなことに〜!と思いながら読んでたらほんと涙が止まらなくて、後半は涙と鼻水でグズグズでした。

    明智光秀が信長に謀反を起こしてからは、謀反人の娘ということで幽閉されていた玉ですが、再び戻ってきて生活を共にするようになってからの忠興の愛が重たすぎて重たすぎて。
    重すぎるが故に、最愛の妻とどんどんすれ違い心が離れていってしまう忠興も本当に憐れというか不憫というか…。めちゃくちゃ玉を愛していて、そして愛されたいと思ってるのにそれを

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    2023年10月10日
  • 花散るまえに

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    久しぶりに感動した。思わず涙が!素晴らしい書籍に出会えた。沢山の人に読んでもらいたい本だった。小生の妻も突然の死だった。涙も出ずただ茫然としていた。薬道(くすりみち)共に歩みて半世紀これから先はひとり歩まん。下手な短歌で失礼。

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    2023年10月10日
  • 白蕾記

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    緒方洪庵が素晴らしすぎる!!
    なんて凄い人なんだ!!
    聞いた事ある名前だなと思ったら大好きなドラマ
    「仁」の武田鉄矢じゃないですか(꒪⌓︎꒪)
    仁での武田洪庵はそれは素晴らしい人で死ぬ前の2人の語る場面は号泣でした(꒦ິ⌑︎꒦ີ)

    と言う事で武田洪庵もとい緒方洪庵です。


    医師で蘭学者の緒方洪庵は当時まん延した「天然痘」《発症すると高熱が出て化膿性発疹が起こり、致死率も高い》を英国のジェンナーが開発した牛痘苗をワクチンに使う予防法をいち早く取り入れ、正確な情報を発信しつつスピード感をもって普及に努めた。


    今では当たり前になった予防接種
    「予め防ぐ」という考えさえない時代に命懸けで種痘を

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    2023年07月31日
  • 言の葉は、残りて

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    ・さねともぉ。。。
    ・のぶこぉ。。。
    ・とももりぃ。。。
    ・みなせぇ。。。
    ・やすときぃ。。。

    ・ってなる物語だった。
    ・これだけ壮絶で儚い話が、現実に起こったことが基になっているというのが衝撃。
    ・実朝が生きている間の話は、言葉のマイナスの力の強さを思い知った。
    ・だが、実朝が言葉の力を信じて行動したおかげで、実朝の意志を受け継いだ人間たちが、言葉のプラスの力を信じて世を治めることができたと思う。
    ・テストの勉強でしか覚えなかった人間たちが、生き生きとしている情景が思い浮かんだ。もっとちゃんと歴史勉強しておけばよかった。

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    2023年06月26日
  • 言の葉は、残りて

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    歴史小説を読んでいる際、特に史実をもとに創られた物語を読んでいるとき、いつも「これは本当にあったことか」「この部分は作者の虚構か」ということに引っ掛かる。地の文に歴史的背景が補足されている小説なら、さらに気になる。そういう癖があるので、余計にネット検索して自分にネタバレされることがちょこちょこある。今回も大方そうだったが、主人公二人の切実な物語に順調に入り込んで、途中から「虚実なんてどうでもいい」と思い始め、一気に読んだ。

    実朝の源氏/北条の血を引くゆえの「宿命」と、信子の公家の娘であるゆえの「使命」がそれぞれの心に苦しい葛藤を引き起こして、それを抱えたからこそ、二人の間に生じた純粋な感情が

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    2023年01月04日
  • 言の葉は、残りて

    匿名

    購入済み

    一気に読みました

    静かに、美しい文章で、涙も誘われ、実朝夫婦の生き様を、読ませていただいた感じです。
    世が世なら、きっと、武に頼らず、言の葉で導こうとした権力者は慕われたであろうに…、と、切なくなりました。

    #泣ける

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    2022年10月16日
  • 言の葉は、残りて

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    かつて存在した歴史上の人物も、こんなふうに葛藤したり苦しんだり時に笑ったりしながら生きていたのかなと考えると少し不思議な気持ちになります。
    権力に翻弄されながらも、自分を持とうと足掻く実朝はなんだかかっこよく見えました。

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    2022年03月22日
  • 言の葉は、残りて

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    とにかく美しくて、涙が出ます

    史実を考えれば、変えられない行方を

    こうであって欲しいと願わずにはいられないです

    本当に綺麗で、清らかで、壮大で

    言の葉は、残りて

    言の葉の力を信じたくなります

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    2022年02月12日
  • 白蕾記

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    緒方洪庵の生涯を、妻・八重や弟子たちなど、それぞれの視点から描いた物語。

    この作品を読んで一番心に残ったのは、「適塾」という名前に込められた意味でした。「己に適する道を歩いてほしい」という願い。それは弟子たちだけでなく、洪庵自身が自分に向けて抱き続けた願いでもありました。

    福沢諭吉が適塾を離れて江戸へ向かうとき、洪庵は「ここは戻ってくる場所ではなく、進むべき道を歩み始める場所なのだ」と語ります。そして、「洪庵先生のようになりたい、ではなく、自分の道を歩けば、いつか諭吉らしい場所に辿り着ける」と送り出します。

    弟子を送り出す言葉でありながら、人生そのものへの応援歌のように響きました。

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    2026年06月28日
  • 残光そこにありて

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     幕末に生きた旗本・小栗上野介忠順の物語。徳川幕府の崩壊が避けられない中でも、「100年後に生きる人のための航路を拓き残す」という信念を貫こうとした姿に心を打たれました。

     本書では勝海舟や薩長勢力が一般的な歴史観とは異なる視点で描かれていて、立場が変われば歴史の見え方も大きく変わることを実感しました。歴史は勝者によって語られると言われますが、小栗側から描かれた物語は新鮮でした。

     特に印象に残ったのは、「国を守るとは武力ではなく、対等に交渉できる言葉の力を持つことだ」という忠順の考え方。目先の利益ではなく、100年先を見据える視点の大切さを考えさせられました。

     また、忠順が妻の道に語

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    2026年06月14日
  • 行成想歌

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    ネタバレ

     「光る君へ」だと、かなり道長寄りに描かれていたが、実際の立ち位置はこういうところだったのだろうか。
     一帝二后というアイデアを出したのは、行成だったというのは、不明にして知らなかった。
     『権記』等についても解説とか読みたくなる。
     

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    2026年05月06日
  • わたしの名店

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    テーマごとにお気に入りの店ととっておきの一皿、それにまつわるエピソードがまとめられた1冊。
    大好きな作家の澤村伊智が寄稿しているというので読んだ。澤村伊智、なかなかエッセイなどは書かないので……。
    タイトルの通り、書き手がこよなく愛する料理のことを書いているのと、そうに至ったエピソードがあり、読んでいて楽しかったし料理の描写がおいしそう。お腹すく。
    前後で読んでいた本がわりと重めだったからいい息抜きになった

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    2026年04月29日
  • わたしの名店

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    表紙の絵から、スイーツ系名店だと思いこんでいたけれど違った(;´Д`)皆さんの名店への熱い想いや、美味しそうな食べ物を読んでいるとお腹がペコちゃん(*´﹃`*)

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    2026年02月26日
  • 言の葉は、残りて

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    youtube大人の国語便覧で紹介されていたので読んでみました。
    実朝、信子をはじめ、登場人物それぞれの物語が印象的に描かれていると思いました。それぞれがそれぞれの立場、宿命の中で精一杯生きたのだなと。

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    2026年01月06日
  • 残光そこにありて

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    明治新政府をかたち作ったのが薩摩と長州なので薩長の出身者を英雄として教えられて来た。長き徳川時代を倒した彼らの鼻息の荒さが目に浮かぶ。けれど、無骨な迄に徳川一筋の一旗本の慧眼は新政府には邪魔でしかなかった。歴史がおもてで表している事、埋没させようとしている事、今にも通じていておそろしい。少しメロドラマの様な内容が残念。

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    2025年12月07日
  • 残光そこにありて

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    幕府は悪で、新しい時代を作った薩長中心の勢力がヒーローのような教科書的な印象が覆された。
    攘夷を叫んでいた勢力が、裏ではイギリスに依存し軍備を固め、暴動・内乱を起こして幕府財政を破壊。その結果、諸外国への賠償金は日本国家の莫大な借金につながり、関税は改悪。 
    モヤモヤした気持ちで読み終わった。

    小栗忠順は、百年後に生きる人にとってのネジになったのだろうか?
    コムペニー(株式会社)や造船所の建建設の構想といい、小栗忠順の先を見据えた考え方に感心した。
    「幕府の命運に限りがあっても、この国の命運に限りはない。この国の政を担うものとして、それだけは、忘れてはならない」
    この時代にこんな言葉を言え

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    2025年12月02日
  • 残光そこにありて

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    世情の不安定化が進む幕末にあっても、武力ではなく、交渉=言葉と知力で常に問題を解決しようとする小栗忠順の信念と百年後に生きる人たちへの航路をつくろうとする眼の鋭さに胸を打たれました。頑張って、頑張って、頑張抜いた末に成果すべてを官軍から奸臣の悪行とされ、理不尽な最期を迎える史実には憤りをおぼえますし、いまも遣る瀬無い気持ちが重い波紋となって残っています。内政と外交の両面で重なる部分がある現代だからこそ、小栗の志を持った政治家がひとりでも多くいて欲しい、そんなことを思わずにはいられない小説でした。

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    2025年11月21日
  • 残光そこにありて

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    壮大で切ない話でした。
    小栗忠順を初めて知りました。
    坂本龍馬、勝海舟などではなく、小栗忠順が主人公になると、その時代の見方が変わりました。

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    2025年11月06日
  • わたしの名店

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    食べることは生きること。
    思い出の味やお店から今は亡き人を偲んだり、
    ただただ好きな食べ物への愛があったり。
    様々な作家による名店にちなんだエッセイ集。
    隙間時間にピッタリ、お腹が空くこと間違いなし!

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    2025年10月20日
  • わたしの名店

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    総勢28名による「名店」にまつわるエッセイ集。1編が短くて、するすると読めた。
    宇垣美里さんの文章を初めて読みましたが、リズム感が良くて好きかも。
    美村さんの文で「人の感情を再現する役者の仕事柄か、…お客様の表情を拝見すると、そこが美味しいかどうか大体推し量ることができる。…お客様から安心感と笑顔が溢れている店は、ほぼ間違いない。」というのは面白いなと思った。
    28名がそれぞれの視点から語るのを読むうちに、周りの人にも、名店とそのエピソードを聞いてみたくなる1冊でした!

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    2025年09月28日