佐藤雫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
明智光秀の娘・玉とその夫・細川忠興の物語です。
言葉少ない忠興と心が少しずつ通いあっていくところは心が温まりました。そんな、幸せな夫婦生活が一瞬だったからこそ、もうなんでこんなことに〜!と思いながら読んでたらほんと涙が止まらなくて、後半は涙と鼻水でグズグズでした。
明智光秀が信長に謀反を起こしてからは、謀反人の娘ということで幽閉されていた玉ですが、再び戻ってきて生活を共にするようになってからの忠興の愛が重たすぎて重たすぎて。
重すぎるが故に、最愛の妻とどんどんすれ違い心が離れていってしまう忠興も本当に憐れというか不憫というか…。めちゃくちゃ玉を愛していて、そして愛されたいと思ってるのにそれを -
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緒方洪庵が素晴らしすぎる!!
なんて凄い人なんだ!!
聞いた事ある名前だなと思ったら大好きなドラマ
「仁」の武田鉄矢じゃないですか(꒪⌓︎꒪)
仁での武田洪庵はそれは素晴らしい人で死ぬ前の2人の語る場面は号泣でした(꒦ິ⌑︎꒦ີ)
と言う事で武田洪庵もとい緒方洪庵です。
医師で蘭学者の緒方洪庵は当時まん延した「天然痘」《発症すると高熱が出て化膿性発疹が起こり、致死率も高い》を英国のジェンナーが開発した牛痘苗をワクチンに使う予防法をいち早く取り入れ、正確な情報を発信しつつスピード感をもって普及に努めた。
今では当たり前になった予防接種
「予め防ぐ」という考えさえない時代に命懸けで種痘を -
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歴史小説を読んでいる際、特に史実をもとに創られた物語を読んでいるとき、いつも「これは本当にあったことか」「この部分は作者の虚構か」ということに引っ掛かる。地の文に歴史的背景が補足されている小説なら、さらに気になる。そういう癖があるので、余計にネット検索して自分にネタバレされることがちょこちょこある。今回も大方そうだったが、主人公二人の切実な物語に順調に入り込んで、途中から「虚実なんてどうでもいい」と思い始め、一気に読んだ。
実朝の源氏/北条の血を引くゆえの「宿命」と、信子の公家の娘であるゆえの「使命」がそれぞれの心に苦しい葛藤を引き起こして、それを抱えたからこそ、二人の間に生じた純粋な感情が -
匿名
購入済み一気に読みました
静かに、美しい文章で、涙も誘われ、実朝夫婦の生き様を、読ませていただいた感じです。
世が世なら、きっと、武に頼らず、言の葉で導こうとした権力者は慕われたであろうに…、と、切なくなりました。 -
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緒方洪庵の生涯を、妻・八重や弟子たちなど、それぞれの視点から描いた物語。
この作品を読んで一番心に残ったのは、「適塾」という名前に込められた意味でした。「己に適する道を歩いてほしい」という願い。それは弟子たちだけでなく、洪庵自身が自分に向けて抱き続けた願いでもありました。
福沢諭吉が適塾を離れて江戸へ向かうとき、洪庵は「ここは戻ってくる場所ではなく、進むべき道を歩み始める場所なのだ」と語ります。そして、「洪庵先生のようになりたい、ではなく、自分の道を歩けば、いつか諭吉らしい場所に辿り着ける」と送り出します。
弟子を送り出す言葉でありながら、人生そのものへの応援歌のように響きました。
読 -
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幕末に生きた旗本・小栗上野介忠順の物語。徳川幕府の崩壊が避けられない中でも、「100年後に生きる人のための航路を拓き残す」という信念を貫こうとした姿に心を打たれました。
本書では勝海舟や薩長勢力が一般的な歴史観とは異なる視点で描かれていて、立場が変われば歴史の見え方も大きく変わることを実感しました。歴史は勝者によって語られると言われますが、小栗側から描かれた物語は新鮮でした。
特に印象に残ったのは、「国を守るとは武力ではなく、対等に交渉できる言葉の力を持つことだ」という忠順の考え方。目先の利益ではなく、100年先を見据える視点の大切さを考えさせられました。
また、忠順が妻の道に語 -
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幕府は悪で、新しい時代を作った薩長中心の勢力がヒーローのような教科書的な印象が覆された。
攘夷を叫んでいた勢力が、裏ではイギリスに依存し軍備を固め、暴動・内乱を起こして幕府財政を破壊。その結果、諸外国への賠償金は日本国家の莫大な借金につながり、関税は改悪。
モヤモヤした気持ちで読み終わった。
小栗忠順は、百年後に生きる人にとってのネジになったのだろうか?
コムペニー(株式会社)や造船所の建建設の構想といい、小栗忠順の先を見据えた考え方に感心した。
「幕府の命運に限りがあっても、この国の命運に限りはない。この国の政を担うものとして、それだけは、忘れてはならない」
この時代にこんな言葉を言え -
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