佐藤雫のレビュー一覧

  • 花散るまえに

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    細川ガラシャの生い立ちを詳しくしれた一方で、細川忠興の一生も知れたのは個人的に読み応えがあった。
    また、キリスト教を信仰する者の思考・姿勢を読み解くことができたのは嬉しく思った。

    これを踏まえて、本作におけるキリスト教の教えに触れて感じたことが一つある。
    それは、なぜ神は、決断が迫られたとき自分の意志に委ねるよう教えを説くのかが疑問に思ったことだ。

    「神の御心のままに」と純粋無垢に教えてに従っていた人たちに対して、肝心なときに自分の思いに従うようにする教えがどうも矛盾しているように思えた。

    だから、細川ガラシャは父光秀の謀反以来、本当に救われたのだろうかと思ってしまう。
    心の拠り所を見つ

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    2024年07月21日
  • わたしの名店

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    どのお店もその人にとってほんとに名店。
    美味しそうで行けるとこかなとおもわずググっちゃった。
    朝井リョウの高田馬場にある居酒屋「丸八」学生たちですんごくうるさそう。でもガリガリ君がそのまま入ってるサワーってちょっと飲んでみたい。
    三浦しおんの近所のビストロも素敵。
    こんなお店がいきつけでふらりとひとりで入って食べて軽く飲んで帰る…なんて贅沢な時間なんだろう。
    藤岡陽子のおばあちゃんちでいつも出前でとってくれるキッチンゴンの”ピネライス”このエッセイに心揺さぶられた。
    まったく同感!

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    2024年07月12日
  • わたしの名店

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    ネタバレ

    以前食を題材にした小説を読んだが、本当にあるのか調べたりしたので
    本作は有難い。
    それこそ温泉、とか喫茶店、とか細かくジャンル分けしても作家さんそれぞれのオススメがあるはずなので
    シリーズ化しないかなぁ。。
    雰囲気や、ピンポイントの品物目当て、また何を食べても美味しくて通う、と色々なエピソード。
    また個人店の儚さと切なさも。。


    三浦しをん 京王線千歳鳥山 『Ho 100%drunker』 ベルギービール煮込み
    →たかぎなおこ氏のバクダン納豆といい、京王線沿いには魅力的なお店が。。
     
    西加奈子 渋谷 『虎子食堂』スパイス系
    →渋谷も新宿も駅近ですますので、開拓したい。。

    中江有里 三軒茶

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    2024年07月03日
  • 花散るまえに

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    久しぶりの時代小説

    忠興と玉の夫婦の物語
    戦国時代にはあまり詳しくなくて、正直どちらもほとんど知らないのですが知らなくてもすっと物語に入っていけました

    心が通ったと思ったらすれ違っていく二人
    お互いを想っているのになぜここまですれ違っていくのだろうと切なくなり

    これもこの時代の特性なのかな…
    最後まで読んで、表紙とタイトルのつながりを感じてさらに悲しくなり
    もう本当に号泣しながら読みました

    桔梗を見るたびに、思い出しそうです

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    2024年03月16日
  • 花散るまえに

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    装丁の美しさに見惚れて手に取りましたが、中身も負けず劣らず美しかったです。


    ずっと独りで生きてきた細川忠興の絞り出す思いを初めて拾い上げたのが玉でした。
    二人の心が通じ合っている時代は長く続かず、玉の父である明智光秀による謀反のために玉は幽閉されます。
    玉が再び正妻として忠興の元に戻るも、忠興の愛はどんどん歪んみ、苦しむ玉の心ははキリスト教の神の愛に救われます。

    私は、玉が傷つけられることは、耐えられない。

    愛しているがゆえに玉をたくさん傷つけてしまった忠興の、そして玉もといガラシャの最後の決断に涙が止まりませんでした。

    散りぬべき 時しりてこそ 世の中の 
    花も花なれ 人も人なれ

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    2024年01月22日
  • 花散るまえに

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    佐藤雫さんの歴史純愛シリーズ(と勝手に呼んでいる)第4弾は戦国の世を舞台に、細川忠興とその妻・玉(洗礼名・ガラシャ)の愛の物語。

    幼少時、父から最初に教えられたのは自害の方法。愛を知らずに育った男の、言葉にできない胸の内を初めて受け止めてくれたのは政略により嫁してきた妻だった。
    幸せな日々も束の間、玉の父・明智光秀の謀反により運命は暗転する。
    玉の幽閉と絶望、キリスト教への帰依、忠興の乱心、互いを愛し、求めながらボタンを掛け違えていくように離れて行く心。
    最期の時を迎えて、ガラシャが自らの心のままに選んだ道とは。


    浅井長政の娘・茶々を描いた「さざなみの行方」を読んだ時にも感じたけれど武家

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    2023年09月21日
  • 言の葉は、残りて

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    実朝と信子の、お互いを敬い慈しみ合う姿が美しく、
    またとてつもなく切ない。

    幼い実朝を由比ヶ浜に連れて行って遊んでくれていた大姫が、実は実朝の中に木曽吉高を見ていて、実朝を『よしたかさま』って呼んでたところはハッとして涙が出た。

    佐藤雫さんの本はまた読みたい。

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    2023年06月13日
  • 言の葉は、残りて

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    言の葉で世を治めるという実朝の考えは、力ではなく言葉で解決するという意味で現在にも通ずるところがあるなと思った。
    その点で実朝はちょー賢い
    信子は一生つらい
    実朝死ぬところをもっと時間かけてやってほしかった。

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    2023年04月02日
  • 言の葉は、残りて

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    「鎌倉殿の13人」ですっかり実朝くんファンになってしまったので、読んでみた。
    もちろん鎌倉殿とは違う描き方をしているのだけど、とてもよかった。

    実朝様とその御台所信子様(ドラマでは千世様)中心のストーリー。

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    2023年03月18日
  • 言の葉は、残りて

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    お友達のお勧めの一冊です。史実に忠実なのに、女性の作家さんのためか、繊細な描写が多く読みやすかったです。鎌倉の三代将軍、源実朝と公家の姫、信子との夫婦愛が何とも言えない甘酸っぱさで、とても良くて。また、実朝は、和歌に秀でていて、金槐和歌集が後にまとめられたそうです。

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    2023年10月17日
  • 言の葉は、残りて

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    鎌倉殿の13人を見ているひとにおすすめの本として紹介されてるのをみてこれは読まねば!!と手にとった本。登場人物がちょうど今見てる人たちですっと入ってきたのがよかった。歴史に詳しくないのでどれくらい忠実なのかわからないけど、頼朝を尊敬しながらも『言の葉で世を作る』と言う自分の政治を全うしていたのもすごいなと思った。(つい最近ドラマで頼家の振り回された挙句の不憫な死をみたので。)
    個人的には、信子も素敵な女性だったけど水瀬がすき。信子と実朝みたいに重保殿と会えてたらいいよね。公暁は親の仇というよりも実朝への恨みのだけのような気もしたな、、、今の世も大して変わってない。言の葉ですべての人の心を動かせ

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    2022年09月27日
  • 言の葉は、残りて

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    思わぬ掘り出し物と言ったら著者に失礼かもしれないが、この若さ、しかもデビュー作で、歴史小説のこの完成度にちょっと驚いた。もっとベタな恋物語を想像していたので。正直、既視感は色々あるけれど、実朝と正室の儚い夫婦愛を丁寧に描きつつ、一連の内部抗争など史実も要領良くまとめられていたと思う。何より人物造形が秀逸。頻繁に出てくる実朝“らしい”言の葉「うん」「きぃん」「みだい」が頭に残った。

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    2022年09月08日
  • わたしの名店

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    読んでいる度に食べたいなっと思いました☺️♡
    ひとつひとつの作品を読んでその後にごはんの絵が書いてあって、もっと食べたくなりました!
    読み応えがあってとても面白かったです!

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    2026年03月11日
  • わたしの名店

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    出先でちょっと読み物が欲しくて電子書籍で読みました。行ってみたいお店を探ししたいわけじゃなくて、美味しいものとそれにまつわるお話を読みたくて。
    藤岡陽子さんのコラム、胸がきゅーっとなったな。
    読んでみたいな、小説。
    美味しい思い出って素敵だな!

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    2026年02月17日
  • わたしの名店

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    様々な著者一押しの名店紹介。
    居酒屋からカフェまで幅広く、
    食には皆さんこだわりを持っているもんなんだなぁ、と思いました。

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    2026年01月18日
  • 残光そこにありて

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    有能な幕吏でありながら、幕府内では嫌われ者。財政危機に何度も勘定奉行として、外国との交渉、資金の捻出に貢献し、日本で自前の船を作るべく造船所の建設を夢に見ながら、大政奉還ののち、新政府に敵意ありとして捕縛され処刑された小栗上野介を描いた小説。再来年の大河ドラマで松坂桃李が演じる予定の人物だ。最後がわかってるだけに、読むのもちょっと辛かった。江戸城無血開城の勝海舟とかが、有名だが、この本の中では対立する間柄で、その辺も皮肉だなと思った。

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    2025年12月13日
  • 残光そこにありて

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    『私は、百年後に生きる人にとってのネジであるば、それでいい』

    最近再評価されてきたものの、ずっと悪者扱いされてきた小栗上野介忠順の半生を描く。

    幕末のヒーローと言われた人たちも小栗の視点を通せば国を混乱させ瓦解させ、列強国に付け入る大きな穴を開けた愚か者ばかり。
    国を借金まみれにし、武家にも商家にも苦しい思いをさせ、生糸農家の売上も取り上げ、一方で莫大な費用をかけて製鉄所建設に拘り、日本に不利益な関税条約を結び…数え上げれば次々と出てくる小栗の悪名。
    だがそこには彼が必死に列強と交渉し、内紛を抑えようと抗い、旗本として将軍家を命がけで守ろうとした闘いの結果だった。

    『我々がこの先なすべき

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    2025年12月10日
  • わたしの名店

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    【三浦しをん、西加奈子、中江有里、美村里江、宇垣美里、清水由美、山田ルイ53世、塩谷舞、稲垣えみ子、道尾秀介、ジェーン・スー、岡崎琢磨、バービー、朝井リョウ、瀬尾まいこ、佐藤雫、清水ミチコ、あさのますみ、畠中恵、はるな檸檬、小川糸、久住昌之、川内有緒、澤村伊智、朱野帰子、最相葉月、藤岡陽子、森見登美彦】
    という顔ぶれの方々が、それぞれ"自身が名店だと思うお店"を紹介している一冊。その店はもちろん実在する店。(現在、閉店してる可能性はある)

    いやー、なんか人が好きなお店っていいやんね。好きって必ずしも「ここのこれが絶品!」っていうだけじゃなくって、別に特別美味しくなくても好

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    2025年10月09日
  • わたしの名店

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    気がついた、私はごはんにまつわるエッセイがとっても好きだ!お腹も心も満たしてくれるエッセイはきっと薬よりも体にいい。

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    2025年10月02日
  • わたしの名店

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    ★3.5

    どれも名文で、読書の幅が広がりそうです。
    「この店行きたい!」と思った店は既に閉店されていて残念。

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    2025年09月19日