佐藤雫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
28人の著名人が紹介する大好きなお店。食べ歩きが趣味の人にピッタリの本でした。餃子が美味しそう。食べたいっ
美味しい物を食べる時ってほんとに幸せ。外で食べると、意外な食材の組み合わせとか、味付けとか参考になる事がいっぱい。帰ってから、新メニューに挑戦するのもいいな。
私のお気に入りの和食屋さんは、マスターが骨折してしばらくお休みだったけど、今週から再開。今が旬の鱧食べたいなぁ。年に一度のお楽しみ。スーパーの湯引きは細かな骨が気になり残念な時があるけど、こちらは骨切りが上手い。生肝を胡麻油と塩で。揚げたらサク、ふわ。煮ものとの優しい味わい。しゃぶしゃぶは、さっとくぐらせ、はながひらいたら食べ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ好きな作家さんが名前を連ねていたので手に取った1冊
作家さんだけでなく、タレントさん、漫画家さんなど
28名の方が 自分のイチオシだったり、思い出のお店を紹介しているエッセイ集。
作家さんが食べ物ネタの取材に行きつけのお店を使っていたり、行きたいけど著名人だから顔を覚えられて、気恥ずかしくて足が遠のいたり・・・いつもは本の末尾で名前を拝見するだけの方の日常生活がのぞけて 楽しい。
お店の名前も住所もついているから 近くに行く機会があったら寄ってみたい。
まずは 塩谷舞さんお勧めの「あのガパオ」
オチも含めて 私も食べてみたいと思う。 -
Posted by ブクログ
時代小説♪
以前読んだ「言の葉は残りて」がすごく良かったので、こちらも読んでみることに!
細川忠興とその妻である細川ガラシャの歪んだ純愛物語。
細川ガラシャの名前は知ってたけど、明智光秀の娘でキリシタンで、、というくらいで、どういう人物だったのかはこの本で初めて知った。
なかなか気が強いというか芯の強い人。
つくづく戦国の時代に生まれなくて良かった〜笑
男も女も試練が多すぎる!
愛を知らずに育ち、笑う事を忘れた忠興の心を解かしたのは玉(ガラシャ)。
二人の愛はお互いを思う優しい愛だったはずなのに、時代に翻弄され、次第にそれは歪んだ愛へと変貌していく。
嫉妬に駆られた忠興の執 -
Posted by ブクログ
明智光秀の娘でキリシタンのガラシャと婿、の印象が強い細川忠興と妻の玉、のお話。
奥さんめっちゃ好きだけど不器用で気持ちを表現できずすれ違い生むばかりの旦那さんと、そんな旦那さんを思いつつも絶望して心が離れ信仰に心を寄せる奥さんの出会いから別れ。現代でこれ語られるとドロッとしそうだが、ベースが歴史で、戦国時代となると然もありなんとすんなり入るのは妙。
細川忠興の嫉妬と癇癪、それに対しても玉の心が殻に閉じこもっていくあたりはトーンダウンしたけれど、最後、2人のすれ違った心がようやくまた寄り添ってからは早かった。
戦国時代って癇癪持ち多いけど、これくらい血の気がおおいと生きていけない世の中でもあっ -
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Posted by ブクログ
「言の葉は残りて」では源実朝と信子、「さざなみの彼方」では淀殿と大野治長と歴史に翻弄された男女の愛を描いて胸を揺さぶってくれた作者が、今度は緒方洪庵とその妻八重の歩んだ道を描く。
佐藤雫さんということで純愛ものを期待しすぎたからか、前2作と比べて夫婦のエピソードは少なめでちょっと物足りないが、牛痘種痘を広め、予防医学の礎を築くことに尽力した洪庵と適塾の志士に焦点を当てた群像劇となっている。
牛痘種痘はその種苗を外国から日本に持ち込むことがどれだけ困難だったか、漢方医の横槍にあって接種を進めることがどれだけ大変だったか、そのへんの書き込みは福井藩の笠原良策を主人公に描いた吉村昭の「雪の花」の