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大坂の蘭学塾「適塾」を営む名高い医学者、緒方洪庵の妻となった八重。ぎこちない暮らしの中、次第に二人は心を通わせていく。そんな中、恐るべき疫病の疱瘡が流行の兆しを見せはじめた。洪庵と八重は、人々が疱瘡に苦しむことのない世をつくるため、適塾で学ぶ志士たち――大村益次郎、橋本左内、福沢諭吉らと共に新医術「牛痘種痘」を広めようとする。だが、それは長く困難な闘いの始まりだった。多くの人材を育て、近代医学の礎を築いた夫婦のひたむきな愛と絆を描く感動の歴史小説。
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Posted by ブクログ
緒方洪庵が素晴らしすぎる!! なんて凄い人なんだ!! 聞いた事ある名前だなと思ったら大好きなドラマ 「仁」の武田鉄矢じゃないですか(꒪⌓︎꒪) 仁での武田洪庵はそれは素晴らしい人で死ぬ前の2人の語る場面は号泣でした(꒦ິ⌑︎꒦ີ) と言う事で武田洪庵もとい緒方洪庵です。 医師で蘭学者の緒方洪庵...続きを読むは当時まん延した「天然痘」《発症すると高熱が出て化膿性発疹が起こり、致死率も高い》を英国のジェンナーが開発した牛痘苗をワクチンに使う予防法をいち早く取り入れ、正確な情報を発信しつつスピード感をもって普及に努めた。 今では当たり前になった予防接種 「予め防ぐ」という考えさえない時代に命懸けで種痘を広め、痘苗を守ります。 全六章は 序章で妻・八重(この妻がまた素晴らしい) 適塾の門下生で三章…橋本左内、松本俊平、福沢諭吉 洪庵死後の終章と言う構成で、門下生は福沢諭吉は当然ながら後の2人も凄い功績を残した人達でした。 内容➕読みやすさで☆4 泣かせた武田鉄矢で☆5です:.゚٩(๑˘ω˘๑)۶:.。 もっとみんなに読んで欲しいなぁ…
牛痘を接種することで恐ろしい疱瘡を予防できるなんて、そりゃ幕末の日本で理解されなかっただろうな。 予防接種の有効性が証明されている今だって、否定する人がいるのに。 全く知らなかったけど、緒方洪庵は大変な苦労を積み重ね、強い信念を持って種痘を日本に根付かせてくれた偉人。 一度疱瘡にかかったからこそ感染...続きを読むを恐れずに医師として人を助ける道を選んだことがすてきだなと思った。` また、塾生たちが生まれや家柄による制約に苦悩しながらも、それぞれの志をもって自分の道を歩もうとする姿に心を動かされた。
緒方洪庵の生涯を、妻・八重や弟子たちなど、それぞれの視点から描いた物語。 この作品を読んで一番心に残ったのは、「適塾」という名前に込められた意味でした。「己に適する道を歩いてほしい」という願い。それは弟子たちだけでなく、洪庵自身が自分に向けて抱き続けた願いでもありました。 福沢諭吉が適塾を離れて...続きを読む江戸へ向かうとき、洪庵は「ここは戻ってくる場所ではなく、進むべき道を歩み始める場所なのだ」と語ります。そして、「洪庵先生のようになりたい、ではなく、自分の道を歩けば、いつか諭吉らしい場所に辿り着ける」と送り出します。 弟子を送り出す言葉でありながら、人生そのものへの応援歌のように響きました。 読みながら、私も子どもたちが、それぞれに適する道を歩いていけるよう願わずにはいられませんでした。親として、その環境を整えてあげることの大切さも改めて考えさせられました。 また、洪庵と八重が「洪庵さん」「八重さん」と呼び合う姿もとても素適でした。互いを尊重し合う夫婦の姿が自然に伝わってきます。 「己に適する道を歩く」という言葉を、これからも大切にしたいと思います。 楽しめました。
緒方洪庵とその妻八重、教え子達の生涯を描く。 疱瘡が流行し、次々と亡くなっていくなか、種痘により人々を救うべく、緒方洪庵らは尽力していく。 大阪のあの場所でと、思いを馳せながら読みました。
天然痘のワクチンの普及に奔走した緒方洪庵とその妻八重の愛情を軸に話が展開していく。 ちょっと人情的すぎる気がしたけど、(幼い頃に会っていて、政略結婚かと思いきや恋愛だったみたいな。昔の少女漫画っぽい展開。) 登場人物像がしっかりしてておもしろい!! 福沢諭吉の描き方がおもしろかった。実に魅力的な人物...続きを読む。(実際はどうだったのか気になるところ)
「言の葉は残りて」では源実朝と信子、「さざなみの彼方」では淀殿と大野治長と歴史に翻弄された男女の愛を描いて胸を揺さぶってくれた作者が、今度は緒方洪庵とその妻八重の歩んだ道を描く。 佐藤雫さんということで純愛ものを期待しすぎたからか、前2作と比べて夫婦のエピソードは少なめでちょっと物足りないが、牛痘...続きを読む種痘を広め、予防医学の礎を築くことに尽力した洪庵と適塾の志士に焦点を当てた群像劇となっている。 牛痘種痘はその種苗を外国から日本に持ち込むことがどれだけ困難だったか、漢方医の横槍にあって接種を進めることがどれだけ大変だったか、そのへんの書き込みは福井藩の笠原良策を主人公に描いた吉村昭の「雪の花」の方が一枚上手。 個人的には26歳で斬首されたという橋本左内の最期が切なかった。
疱瘡に苦しめられることのない世を目指して、種痘を広めようとした緒方洪庵とその妻、八重の半生を描いた作品。 己に適した道をひたすら追い求める洪庵の真っ直ぐさには、ただ頭が下がる思いがした。 そしてその洪庵を信じ、影に日向に支える八重の姿も、理想の夫婦そのもので眩しいくらいだった。 上下巻になっても...続きを読むいいので、もう少し二人の人生を細かく描き出して欲しかった。 特に最後は呆気なく終わってしまった感じがして、そこだけが残念だった。
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白蕾記
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