井原忠政のレビュー一覧

  • 三河雑兵心得 : 15 関ケ原仁義 上

    Posted by ブクログ

     秀吉の死去後の家康と茂兵衛を描く。家康が強権的になっていく時期どが、茂兵衛目線ではあまり変わらないのが良い。現代人からすると家康は狡猾な狸のイメージが強いが、当時の世間からすると律義な好人物だったというのが興味深い。武から文の時代への変化に伴う武士の苦悩や将来への不安が赤裸々に語られるのも面白い。小説としても、緊張の時代のほのぼのさの中で、利家の奇襲や茂兵衛の負傷事件というハラハラの場面が狭まれるのもこのシリーズの魅力である。

    0
    2025年09月28日
  • 三河雑兵心得 : 8 小牧長久手仁義

    Posted by ブクログ

    偉くなっていけば、それなりの悩みは尽きないもの。昔も今も変わらないサラリーマンのような冒頭の茂兵衛の葛藤が面白いです。また、この巻では、真田昌幸が登場!茂兵衛の目からどのように映るのか楽しみでした!いろいろと重要な役割を任されるようになった茂兵衛。まだまだ続きます!

    0
    2025年09月26日
  • 三河雑兵心得 : 7 伊賀越仁義

    Posted by ブクログ

    この巻は、有名な伊賀越え!といっても、茂兵衛は家康と一緒に越えるわけではなくて別働隊。この辺もさすが、足軽視点です!今回は茂兵衛と左馬之助が、鉄砲で共闘する場面も。第1巻から、読んできた身にとっては感無量!そして何より面白いのは、カッコ書きで書かれる茂兵衛の心の声。思わずクスッと笑ってしまいます!足軽だけに、有名武将を次々と批判的に見てくれます。次巻以降も楽しみです!

    0
    2025年09月17日
  • 三河雑兵心得 : 5 砦番仁義

    Posted by ブクログ

    相変わらずの局地戦。そこに歴史の事件が絡んでいく形は見事です。
    ついに、茂兵衛は足軽大将まで出世。城の主人にまでなります。
    茂兵衛の気取らない感じが嫌味なく、読みやすさ抜群です。

    0
    2025年09月07日
  • 三河雑兵心得 : 6 鉄砲大将仁義

    Posted by ブクログ

    茂兵衛が戦いの指揮をとっている様子を読んでいると、普段の小説では歴史上の有名武将の指揮しか書かれませんが、こういう歴史に名の残っていない、このような足軽に対して不思議な感覚がありますね。他におもしろかった点は、服部半蔵。このシリーズでは、実に嫌な奴に描かれています。今後、茂兵衛とどう絡んでいくのかにも注目です。また、後半では信忠とのエピソードも。信忠は本能寺の変で、二条城で討たれたことで知られていますが、少しファンになりました。

    0
    2025年09月06日
  • 長篠忠義 北近江合戦心得〈三〉

    Posted by ブクログ

    感想
    歩きが主体の時代に、南に北に移動させられて大変だな。

    茂兵衛が出て来たのがびっくり!同じ作者のシリーズって感じがする。


    あらすじ
    越前に潜入していた与一郎は、一向一揆衆の士気がすっかり下がっていることを確認しつつ、許嫁のおつるを探す。そんな折、武田と信康の家臣が内通している情報を掴み、秀吉に知らせる。

    与一郎はそのまま、内通者の大賀の暗殺を命じられる。見事にこれを成功させ、秀吉の小姓に取り立てられる。

    その後、長篠城を攻めた武田勢を織田・徳川連合軍は設楽原におびき寄せ、鉄砲で叩く。与一郎も武功を挙げ、加増される。

    その後、すぐに越前に派遣される。おつるは七里の子を孕っていた。

    0
    2025年09月03日
  • 三河雑兵心得 : 14 豊臣仁義

    購入済み

    いよいよ

    豊臣秀吉の晩年の数多くの問題は様々な作家によって数多くの作品の材料となっているが、本シリーズの主人公茂兵衛の目から見るとこのように見えるのだ、再認識させられた。この巻は大きな戦はないが、鉄砲隊の細部の表現に作者の手慣れた手腕が感じられる。

    0
    2025年09月01日
  • 三河雑兵心得 : 15 関ケ原仁義 上

    Posted by ブクログ

    感想
    時代が太平になると武断派は求められなくなり、文治派が求められる。時代の流れは難しい。


    あらすじ
    秀吉が亡くなり、朝鮮から撤退する。家康はすぐに秀吉恩顧の武断派武将と縁組を進める。茂兵衛は、福島正則との縁組を担当する。

    前田利家が亡くなり、武断派と文治派の対立が激化する。武断派が三成の屋敷に押し寄せることがあり、茂兵衛は仲裁を命ぜられる。家康は、豊臣家の火種を残すため、三成を救い、隠居させる。

    その後、家康は従順に職務を遂行するが増田を籠絡し、大阪城に入った折に刺客に襲われる。茂兵衛は主君を救うべく大怪我を負う。家康はこれにより浅野を処断し、前田家も屈服させる。

    0
    2025年08月31日
  • 三河雑兵心得 : 5 砦番仁義

    Posted by ブクログ

    信康と言えば、家康の虎の子の長男。信長に謀反の疑いをかけられ、泣く泣く腹を切らせたというのが、通常の描かれ方。この本では、少し異なっていたのが印象的でした。そして茂兵衛はというと、家康直々に荷駄隊を襲う任務に。徳川家康の物語でそんなシーンは語られないので、まさに足軽視点ですごく面白かったです。

    0
    2025年08月24日
  • 三河雑兵心得 : 4 弓組寄騎仁義

    Posted by ブクログ

    今回のハイライトは、長篠の戦い!ではなく、茂兵衛の故郷への凱旋です。長篠の戦いもあるのですが、そこは比較的あっさりとしていた印象です。茂兵衛は弓組寄騎に。弓組寄騎というと、茂兵衛が弓を扱うのかと思ったのですが、そうではなかったです。茂兵衛も辰蔵も丑松も、最後はみんな幸せを手にして、茂兵衛も徐々に出世。次巻以降も楽しみです!

    0
    2025年08月18日
  • 三河雑兵心得 : 3 足軽小頭仁義

    Posted by ブクログ

    今回はいよいよ三方ヶ原の戦い。足軽視点でどんな描かれ方をするのかに注目でした!三方ヶ原から逃げる茂兵衛たち足軽組の様子が描かれていましたが、仲間を見捨てようとする者、傍観する者など、さまざまですが、その中で茂兵衛は、仲間を必死で助けて帰ろうと感動的でした。今後、さらに出世していく様が楽しみです!

    0
    2025年08月14日
  • 三河雑兵心得 : 4 弓組寄騎仁義

    Posted by ブクログ

    話は進み、長篠の戦い。
    織田と徳川の関係はもはや同盟とは言えないほど主従関係に近くなっている。
    ついに、茂兵衛は騎馬の身分となって所帯を持つことに。鉄砲の3段撃ちなどの有名なところにはほとんど焦点があわず泥臭いところがこの小説のいいところです。
    味方の人柄がいいからこそ感情移入してはらはらするけれど歴史上の有名人はほぼ関係ないのでネタバレされることなく最後まで読み進められます

    0
    2025年08月11日
  • 三河雑兵心得 : 2 旗指足軽仁義

    Posted by ブクログ

    あの本多平八郎と足軽の茂兵衛との関係性が面白く、茂兵衛から見た平八郎が、他の小説にない視点ですごく斬新。これも足軽視点の物語のなせる業というところ。今回の後半は姉川の戦い。徐々に出世していくであろう、茂兵衛の今後が楽しみです!

    0
    2025年08月08日
  • 三河雑兵心得 : 16 関ケ原仁義 中

    Posted by ブクログ

    今回も茂兵衛と平八郎の掛け合いが良かった笑
    このシリーズを通して、本多平八郎が推しになりつつある。

    今回はいよいよ、関ヶ原!?と思っていたが、伏見城の戦い前後がしっかり描かれていて関ヶ原は開戦せず。

    家康と鳥居元忠のあのシーンに茂兵衛もいたの!??それは熱いっっ!なんて盛り上がってしまった。

    敵と争っている最中の茂兵衛の心のうちがやけに、いままでになく冷静で、あ、、茂兵衛さんほんとに熟練者になってるやん、、、と。

    まだまだ突っ走ってくれ!私の推しと!!!

    0
    2025年08月02日
  • 三河雑兵心得 : 16 関ケ原仁義 中

    Posted by ブクログ

    関ヶ原仁義(中)を読み終わりました。
    これまでと同様、茂兵衛が頑張っておりました。今回は、娘婿の弥左右衛門と一緒が多く、初陣にも立ち会いました。本田平八郎と井伊直政などと、天下分け目の合戦に参戦です。
    歴史は分かっていますが、色んな修羅場が今後起きるのでしょう。

    0
    2025年08月02日
  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義

    Posted by ブクログ

    百姓上がりの足軽の茂兵衛から見た徳川家康の話。最初は家康が三河の地で一向宗徒と対峙する内輪揉めの時代から。全く有名武将も出てこず、聞いたことのない野場城の籠城戦など、逆にすごく新鮮でした。茂兵衛がこれからどう出世していくのかが、楽しみなシリーズです!

    0
    2025年07月27日
  • 三河雑兵心得 : 16 関ケ原仁義 中

    Posted by ブクログ

    関ヶ原は上下の2冊と思ったのが(中)が出てきた。作者の挟み込まれた栞によれば、エピソードがありすぎて中を書いたとのこと。
    史実に名高い直江状。もっと直江が抵抗するかと思ったら、呆気なく頭を下げにきた。色々な歴史小説を読んできたが、こんなに抵抗無かったのは初めて。
    茂兵衛は大怪我を負いながらも何とか復活。不自由な足を庇いながらも参戦する。最初は嫌っていた婿殿とのやり取りも、何とか認めてきてほのぼのとしてくる。そんな体でも敵の砦に駆け上る時には、完全に復活してきた。婿殿を殺されないように、手助けするのも昔通り。
    次は関ヶ原の合戦だが、真田攻めに行くのだろうか、それとも関ヶ原だろうか。次作が待ち遠し

    0
    2025年06月22日
  • うつけ屋敷の旗本大家

    Posted by ブクログ

     非常に面白いシリーズが始まった。官兵衛と小太郎の父子をはじめ、武士でありながら肩肘張らず自然体であるところが心地よい。士農工商という封建社会の中でも、身分の垣根を越えた人間関係は確かに存在していたはずで、井原氏の小説はそれを無理なく、自然な形で描いているのが魅力だ。特に小太郎は、当主であり大家であるにもかかわらず、その立場を誇示することなく、年長者には礼をもって接するという好人物である点がとても良い。
     物語のテンポも良く、棚子の紹介から斬り合い、そして賭場での大波乱へと続く展開には大いに満足した。そんな小太郎が序盤で撃たれるという謎を残しながらも、ますますこの父子に肩入れしたくなる構成は見

    0
    2025年06月16日
  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義

    Posted by ブクログ

    農民から足軽へ。出世物語。
    歴史小説初挑戦でしたが、緊迫感があってよい。
    主人公の茂兵衛はもちろん腕っぷしがあるが、侍にも初めから勝てるようなチートでないというのも応援できるポイントです。次作読みたい

    0
    2025年05月06日
  • 三河雑兵心得 : 13 奥州仁義

    Posted by ブクログ

     本巻では茂兵衛の江戸移住と九戸政実の乱が描かれる。
     江戸に関しては、未開の地・江戸の雰囲気が出てて良い。多くは都会から田舎への移住の不満が見えるものの、思ったよりは反発はないように見えた。読者目線では発展の余地が大きいことは非常にワクワクする。特に小田原城を参考にした縄張り作りや治水事業などはまさに国のインフラ構築であり、興味深い。
     加えて奥州征伐。高橋克彦「天を衝く」安倍龍太郎「冬を待つ城」では蝦夷視点であったため、それを討伐側で見るのは新鮮。それも豊臣ではなく、徳川視点で第三者目線で描かれるのは非常に面白い。作者の蝦夷勢への尊敬の念も感じられてとても良かった。ラストの佐藤監物のエピソ

    0
    2025年04月26日