井原忠政のレビュー一覧

  • 三河雑兵心得 : 5 砦番仁義

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    ずっと最初から読んでいてふと、きっと戦い方の考え方って昔も今もさほど大きく変わらないんだろうな、と思わせる。高台の攻略、兵站の断ち方、などなど。 それをこの時代に落とし込んで臨場感溢れるストーリーになっていてすごく面白い!

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    2025年03月29日
  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義

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    感想
    当時の足軽の泥臭い戦いの様子がわかるした茂兵衛も立志伝に期待が持てる。


    あらすじ
    茂兵衛は村ではかなうものが居ない乱暴者。弟が舐められたとして倉蔵を殺してしまい、村を出て、夏目次郎に拾われる。

    茂兵衛は本願寺門徒の一揆衆として、松平家康側と戦う。茂兵衛は夏目の指示で、榊原の下で松平又八郎勢と戦う。

    茂兵衛は、横山軍兵衛という重臣の兜首を上げる。戦も長引き、最初に因縁があった乙部という侍が又八郎側に内通していることが分かる。

    戦は結局負けたが、夏目は茂兵衛に家康に仕えることを進める。茂兵衛は夏目から名字をもらい、植田茂兵衛と改めて、岡崎を目指す。

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    2025年03月28日
  • 三河雑兵心得 : 4 弓組寄騎仁義

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    ずっと読み続けているが飽きないのが魅力か。やはりうつり変わりや趨勢が激しい戦国の魅力かもしれない。最初に出てきたお頭が命を落としたと思えば癖のある新たな仲間が加わり、茂兵衛の出世に伴い戦いの視点も新たになる… 筆者の描写の引出しの多さに脱帽。

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    2025年03月24日
  • 三河雑兵心得 : 15 関ケ原仁義 上

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    最初の巻なので、経緯や説明があるがコンパクトにまとめてあり、本題に入るのがはやい。
    局地戦ではあるが、上手く書かれてる。
    最後もいい。

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    2025年03月16日
  • 三河雑兵心得 : 3 足軽小頭仁義

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    3巻まで読んでくると人物像が勝手に出来上がってくるから、もう今回はどうなるか楽しみでしかない。茂兵衛も修羅場をくぐり抜け、その部下たちもいっぱしの侍に変貌していく姿がじつに逞しい。みんな行くところまで行ってしまえ〜!と熱く応援したくなるw この物語の中に自分も仲間入りいたい!

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    2025年03月10日
  • 三河雑兵心得 : 2 旗指足軽仁義

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    1巻からの流れを白けさせないよううまく繋がれてるのは戦国小説だからか。足軽の物語でここまで惹き込まれるのは珍しい。とくに戦の臨場感、スピード感がシンプルに、伝わりやすく描写されてるところがとても素晴らしい‼️

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    2025年03月10日
  • 信貴山忠義 北近江合戦心得〈五〉

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    タイトルは信貴山城の戦いを象徴する……のだが、与一郎が秀吉から与えられた任務は於市への恋心を伝える役目。なんとも難しいうえにやりがいのないことだった。結局は失敗に終わり、主で秀吉の弟でもある長秀に嘘を見破られ……。そんな与一郎を救ったのは皮肉にも戦乱の世なのだ。信貴山城の攻防戦の筆致は著者の真骨頂が発揮されている。松永久秀は茶釜と共に信貴山城の塵芥と消えた。与一郎の独白「道楽者同士の競い合いの果てに(中略)多くの女房子供が涙に暮れるんや」戦国の当たり前だが悲しい現実である。

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    2025年03月09日
  • 三河雑兵心得 : 14 豊臣仁義

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    ライフワークとはこれを指すんだろうな、と思わずはにいられない予定調和で楽しめました。
    40代の茂兵衛が暴れ回ります。

    さて、大河ドラマ『麒麟がくる』をはじめ秀吉の人物像といえば総じて不気味。この作品も全開で理解不可能な傑物として描かれています。しかしそれは、天下人までなったのに「下賤のもの」が付きまとう一生涯を送ったことと、どこか表裏一体ではないかなと感じました。

    とことんまで他人を出し抜くには、とことんまで奇手奇策を用いるほかない。
    プーチン大統領しかり、トランプ大統領しかり、キム総書記しかり。
    石破さんも、なにかできそうな雰囲気はありますが。。

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    2025年03月05日
  • 三河雑兵心得 : 15 関ケ原仁義 上

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    ほんと‼️面白い❗️ノンフィクションとフィクションがないまぜになって大いに楽しい。多分会話のところは、フィクションだと思うけど、キャラは、納得する。新作が楽しみ。

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    2025年02月20日
  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義

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    歴史小説でこんなに小気味よく読めたものは初めてかもしれない。昔の戦揃えのこむずかしい解説も、いとも掴みやすく描写されていて、戦の臨場感はすばらしい! こんな風に描かれたら次が気にならないワケがないw

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    2025年02月19日
  • 三河雑兵心得 : 8 小牧長久手仁義

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    感想
    馬鹿息子の信雄に振り回される時期。たまったもんじゃないなぁ。


    あらすじ
    茂兵衛は、伊賀越えで知り合った家柄だけが取り柄の花井を平八郎から押しつけられる。他の寄騎は反対したものの、四番目の寄騎として預かることに。

    茂兵衛は、大久保忠世のいる小諸へ行く。東信濃を抑える役目だ。そこで真田昌幸と会う。

    その後、信雄と秀吉が対立するにあたって、家康陣営では主戦論が強くなるが、家康は慎重な姿勢であった。

    信雄の軽挙な行動で戦端を開くことになった。小牧長久手の戦いでは、初戦は家康軍が森・池田を打ち破る大勝であったが、その後は膠着し、信雄が秀吉と勝手に講和したことで戦は終わる。

    その後、家康

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    2025年01月31日
  • 三河雑兵心得 : 7 伊賀越仁義

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    感想
    1巻に1回は茂兵衛が死を覚悟する時があるな。
    ここまで命を賭けないと出世できないんだろうな。

    茂兵衛の農民出の忠義を尽くすがイマイチ理解できないという感覚が現代に通じるものがあって親しみを持って読める。


    あらすじ
    本能寺で起こったことを家康に伝え、家康は伊賀越えを決意する。穴山梅雪は殿軍をかって出、茂兵衛は家康に帰される。

    夜間行軍の折、穴山は光秀に寝返ろうと北を目指すも落武者狩りに会い、命を落とす。茂兵衛は、梅雪の家老の有馬を助ける。

    その後、甲賀党の落武者狩りと戦闘を経て、平八郎に追いつく。その後は伊賀に入り、信長を恨む落武者狩りと戦う。一行はなんとか柘植まで行き、家康と合

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    2025年01月30日
  • 三河雑兵心得 : 6 鉄砲大将仁義

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    感想
    歴史を具に語るために、茂兵衛の階級や従える武将がよく考えられている。まさかの本能寺まで出くわすとは。


    あらすじ
    高根城でのお役目を終えて、茂兵衛は浜松城へ戻る。禄高も250貫と加増された。それに伴い、父の仇で自分を恨んでいる横山左馬之助を二番寄騎に、辰蔵を三番寄騎に任命する。

    家康の高天神城攻めに同行する。高天神城を兵糧攻めにして、敵を炙り出し、陥落させる。小山城も落として遠江を制圧する。

    家康は武田を討つべく、駿河の攻略に乗り出す。茂兵衛は家康の命で、穴山梅雪付きとなり、奥方の奪還を手伝う。穴山の正室の侍女として、ずっと想いを馳せていた綾女に合う。

    信長からの要請で、急遽、武

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    2025年01月30日
  • 長島忠義 北近江合戦心得〈二〉

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    面白かった!長島の信長、一向宗の戦いの様子なんかは、ほとんど知らなかった。信長はほとほと酷い。本能寺もむべなるかな。

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    2025年01月30日
  • 三河雑兵心得 : 5 砦番仁義

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    感想
    信康の下りをどう処理するか気になっていたが、以前から西三河衆との不和を匂わせ、王道の通り氏真と武田に通づるとして処理された。

    やっぱりどうする家康の筋書きが無理筋だったかな。


    あらすじ
    長篠設楽原の戦いから10日、家康は遠江を制圧しようと二俣城の攻略に狙いを定める。まず、北側にある城を落とすため、本多と榊原を派兵する。茂兵衛たちもこれを共にする。

    二俣城を攻めつつも、家康には西三河の松平の不平分子が気掛かりだった。家康は善四郎を西三河とのつなぎ役にするために松平真乗の妹を娶らせる。また、石川数正からの進言で西三河勢に諏訪原城を攻めさせることにする。諏訪原城をなんとか落とし、牧之原

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    2025年01月30日
  • 三河雑兵心得 : 4 弓組寄騎仁義

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    感想
    武将自身ではなく、それに従える兵士という視点から語られる歴史も面白い。

    戦略的にも織田徳川が常備兵を準備し、農民兵を減らしてきたことなどよく書かれている。兵站は重要。


    あらすじ
    植田茂兵衛は騎馬乗り身分となり、弓組頭である善四郎から姉を娶るように進められる。

    茂兵衛は長篠城の戦いのあと、故郷の村に帰る。七之助という酒乱の巨漢を新たな奉公人とする。

    その後、平八郎を仲人として善四郎の姉の松平寿美を妻とする。

    高天神城が勝頼に攻められるも、信長の援軍も遅れて攻め取られる。その後も武田勢からの小戦が相次ぎ、家康は遠江での信用を落としていく。

    翌年、勝頼によって長篠城が攻められる。

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    2025年01月29日
  • 三河雑兵心得 : 14 豊臣仁義

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    もへえも、もう50手前。老いてきたり、戦乱とはまた違った歴史の政変あり。豊臣にも翳りがみえてきて、次は関ヶ原。

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    2025年01月17日
  • 姉川忠義 北近江合戦心得〈一〉

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    面白い!作者の人物の好き嫌いがはっきりしていて心地よい。 信長はボロクソ。これが本の底流を流れていて、与一郎が右往左往している。次も楽しみ。

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    2025年01月10日
  • 三河雑兵心得 : 15 関ケ原仁義 上

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    文字通り、戦国足軽出世物語なのだが、今回、新たに発見した。この作品に魅了された理由が分かった!
    戦国時代を茂兵衛と一緒に旅している気持ちになれるところだ!
    様々な大名の日常の中に入り込んで、共に戦国時代を生きている感覚に、もしかしたら魅了されているのかも

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    2025年01月02日
  • 三河雑兵心得 : 15 関ケ原仁義 上

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    元旦に読み終わりました。いいのかどうかわかりませんが、サラッと読めました。
    茂兵衛は、歳取り、偉くなっています。
    それより、家康が、より積極的に秀吉亡き後を、とろうとしています。実力者であり、世間的にはいいひとという点が、重要です。三成を蟄居させて、火種を残すところは狡猾です。
    今後の茂兵衛も楽しみです。

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    2025年01月01日