井原忠政のレビュー一覧

  • 闇夜の決闘 人撃ち稼業(三)

    Posted by ブクログ

    シリーズ3作目にして最終回。
    鳥居に家族を人質に取られ、鳥居の敵対勢力を鉄砲で殺して行くというダークな内容。
    熊などの狩猟と違い、人を撃つことで精神的に参ってしまった猟師の玄蔵。メンタルの回復のために温泉や奥深い山に監視役達と療養に行く。
    一方、連続殺人に疑問を持つ奉行所同心に玄蔵の犯行とバレてしまう。そのことが奉行になった鳥居に伝わってしまい、鳥居の暗躍が始まる。相変わらずの妖怪ぶりに気が重くなってくる。有無を言わせずの証拠隠滅、関係者の殲滅。史実では鳥居の罷免や後ろ盾の幕閣もみな断罪されているが、鳥居のみ四国に幽閉され、明治以降まで生きたとか。
    この小説では史実を無視して、玄蔵と監視役達に

    0
    2026年04月14日
  • 長島忠義 北近江合戦心得〈二〉

    Posted by ブクログ

    2週間前に(三)を読んで、この本を飛ばしたことに気付かなかった。積読の中に、この本があって慌てて読む。主人公の遠藤与一と許婚との断絶、郎党2人の内の1人との出会いが詳しく記されて居る。敵方の秀吉の下で足軽となった経緯もよくわかる。
    今回の戦争は越前、越中の一向一揆の形成と長島一向一揆との戦い。越前、越中平定は(三)に持ち越されたが、長島の方は歴史上でも有名な悲惨な皆殺しの舞台でもある。秀吉の弟である秀長に引率されて長島に向かった遠藤与一郎達。将兵である兜首10人を挙げると出世させるとの言葉で頑張ったが、僅かに及ばず足軽のまま据置。意外と秀吉も秀長も吝い。秀吉も頂上まで行っているので、だいぶ先ま

    0
    2026年04月06日
  • 三河雑兵心得 : 16 関ケ原仁義 中

    Posted by ブクログ

    久々に本多平八郎が登場!やはり、このシリーズで描かれている平八郎は、ユニークでめちゃくちゃで、おもしろいです!そして今作では、これまた久々に茂兵衛の槍技も見ることができました!いよいよ次巻は、関ヶ原本戦、楽しみです。

    0
    2026年03月30日
  • 長篠忠義 北近江合戦心得〈三〉

    Posted by ブクログ

    「三河雑兵心得シリーズ」と並行して読んでいる。主人公はどちらも頭で勝負するのでは無く、体力勝負なところ。違うのは、こちらは弓の名人で、部下二人も剛力と頭脳派で、主人公を補佐している。その上、名門の御曹司。三河の方は、タイトル通り雑兵。そんな二人だが、この本では二人を出会わせている。一瞬だが、今後も出るのだろうか?
    主君の御曹司を殺され、その首を奪ったことから、敵方の羽柴軍の中で冷飯を食う事になった主人公の遠藤与一郎。徐々に手柄を上げる事で、信長にも免責され、出世していく。今回は長篠合戦。3段構えで有名な鉄砲戦の中で、得意な弓を駆使していくのは痛快。
    許嫁であった女性とのイザコザも戦の中で息抜き

    0
    2026年03月24日
  • 上月城忠義 北近江合戦心得〈七〉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    尼子党の忠義を代表するような山中鹿介の寄騎となった与一郎の目線で、秀吉(織田軍)の上月城攻略を綴る本巻。冒頭の福原城、そして上月城で行われた秀吉のジェノサイドは、あまりに後味が悪い。黒田官兵衛の考察ということにして、著者は秀吉と弟・長秀が一心同体で、アクセルとブレーキであると結論している。アクセルだけの秀吉について、付録コラムの『戦国心得』でも言及している。しかし私には、信長のように仏と鬼が同居するような性格ではない秀吉が、信長の真似をしただけのように思えてならない。

    0
    2026年03月18日
  • 夫婦道中 うつけ屋敷の旗本大家 三

    Posted by ブクログ

    少しシリーズにマンネリ化が見えてきた印象。平和な大家業にそうそう大事件は起こりえず、新キャラとして於烈こと、本多豊後守の妻・恵那姫が登場したが少し無理がありすぎる。庶民への交わりを楽しむという可愛い面もあるが、大家愛が感じられず私はあまり好きになれない。最後の評定展開や小太郎の成長(ずる貧しさ)へは一定のカタルシスがあり、ストーリーテリングの上手さは流石。ついに佳乃とも結ばれ、さらに物語は動いていく。
    ※今回はメタ発言が多すぎたのが若干気になる・・・
    (もともとあったが、やり過ぎな印象を受けた)

    0
    2026年03月15日
  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義

    Posted by ブクログ

    初めてこの作家に
    まだまだ続きかある
    どう生き残るのだろうか
    どう出世せるのだろうか
    気になることが多々

    0
    2026年03月14日
  • 三河雑兵心得 : 17 関ケ原仁義 下

    Posted by ブクログ

    ついに大将の徳川家康が岐阜城に着陣する。
    西軍の石田三成が2万の兵を率いて大垣城をたって関ヶ原へと進軍。
    そんな折、茂兵衛は井伊直政から、先方を任されている福島正則を差し置いて、いわゆる抜け駆けして、家康の四男に先陣を切らせたいと相談をうける。
    ついに関ヶ原の戦いが始まる。

    0
    2026年03月03日
  • 三河雑兵心得 : 17 関ケ原仁義 下

    Posted by ブクログ

    『真田武士心得〈二〉』とほぼ同時刻、同場所で物語が展開する。本書付録の関ケ原布陣之図を見ると、家康の本陣が西軍に挟まれるように布陣していて危うい。家康の思惑どおり戦は数時間で勝敗が付いた。しかし、外様・福島正則と譜代・井伊直政、家康四男・松平忠吉の先陣争いの見返りとして福島隊に預けられた、茂兵衛の甥で三番寄騎の小六が戦死してしまった。戦場の常とは言え、茂兵衛にとっては悔やみきれない小六の死であろう。

    0
    2026年03月02日
  • 真田武士心得〈二〉 関ケ原純情

    Posted by ブクログ

    真田信之の密命を果たすべき鈴木右近は東軍西軍の集まる美濃を目指す。小早川軍に居る師柳生宗章に無事密書を届け、さらに親の仇である中山九兵衛に戦場で遭遇し戦いを挑む。あと一歩のところで九兵衛に逃げられた右近は真田家に戻る一方、師柳生宗章の娘紗良の婿養子として柳生家を継ぐように持ちかけられるが、、、

    0
    2026年02月22日
  • 真田武士心得〈一〉 右近純情

    Posted by ブクログ

    北条討伐のきっかけとなった名胡桃城の城代鈴木主水の子鈴木小太郎は北条方に裏切った叔父中山九兵衛の仇討ちを志す。孤児となった小太郎を真田昌幸は嫡男の源三郎信幸に仕えさせる。信幸とその妻稲姫に養育された小太郎は、仇討ちの為、真田家を出奔し小早川家のに仕える柳生宗章に弟子入りし、武芸を磨く。数年が経ち野太刀を操る若者に成長した鈴木小太郎改め、鈴木右近を信幸は真田家に迎え入れる。時は関ヶ原の戦い前夜、犬伏の別れで東軍と西軍に別れることになった真田家は徳川家康の嫡男秀忠と共に上田城を攻略することになり、右近は初陣を果たすべく無断で従軍する。

    0
    2026年02月21日
  • 三河雑兵心得 : 15 関ケ原仁義 上

    Posted by ブクログ

    三河雑兵心得シリーズ第14作。
    秀吉が死んで、家康は掟破りの豊臣方の武将との縁組を進めていき、豊臣との対立は深まっていく。
    秀吉に続いて、前田利家もなくなり、ついに七将襲撃事件が勃発する。
    植田茂兵衛は、松平家忠とともに、武断派の武将と石田三成との仲裁の役目を申し付けられる。
    秀頼への重陽の節句で大坂城を家康に随行して、茂兵衛は訪問し、その際、家康とともに、襲撃を受けて、茂兵衛は重傷となる。なんとか回復した茂兵衛は、その恩賞で二千石の加増を受ける事になる

    0
    2026年02月19日
  • 三河雑兵心得 : 17 関ケ原仁義 下

    Posted by ブクログ

    感想
    大名になっても平八郎の無茶苦茶に振り回される茂兵衛は微笑ましい?

    茂兵衛はなんだかんだ言って世渡り上手だな。


    あらすじ
    家康が大垣城付近に到着し、三成を関ヶ原に誘い込む。右翼に黒田隊、左翼に福島隊を置く。家康はすでに平和ボケした旗本3万はアテにしていなかった。

    開戦前に茂兵衛は、平八郎や直政の説得におおあらわになる。茂兵衛は直政から福島隊を出し抜いて先鋒を勤めたいと相談される。福島にドヤされるが、茂兵衛は手だれの鉄砲隊を貸すことで折り合いをつける。

    迫り来る大谷勢と戦い、茂兵衛は家康より小早川勢に鉄砲を撃ちかけるように命令される。びっくりした小早川勢は大谷勢に攻めかかり、勝敗が

    0
    2026年02月13日
  • 三河雑兵心得 : 13 奥州仁義

    Posted by ブクログ

    三河雑兵心得シリーズ第13作。
    上田茂兵衛率いる鉄砲百人組は、小田原北条氏降伏後、北条氏規、氏直を高野山に送り届け、駿府へと戻る。
    茂兵衛は、家康に従って、一族を率いて関東の江戸へと移住する。
    その後、家康からの主命により、井伊直政の寄騎として、陸奥国の九戸政実の仕置のため、出陣する事になった。

    0
    2026年02月11日
  • 三河雑兵心得 : 15 関ケ原仁義 上

    Posted by ブクログ

    戦さの減ったこの時代、優秀な中間管理職は人手不足。これに悩まされる茂兵衛はやはり滑稽。当の茂兵衛は重用され、仕事とはいえ福島などと酒を飲んでいたりと、大忙し。そんな茂兵衛に、終盤まさかの出来事が。なかなかこの巻も最後まで楽しく読みました

    0
    2026年02月08日
  • 真田武士心得〈一〉 右近純情

    Posted by ブクログ

    井原戦国三部作の最新シリーズ。
    真田武士の心得、右近純情。第一巻。
    主人公は、真田氏家臣の名胡桃城代鈴木重則の子。通称は右近。
    名胡桃城の城将であった鈴木重則は、近くの沼田城の城代である北条一門の猪俣邦憲に城を奪われてしまう。しかも、重則の実弟である中山九兵衛の裏切りによって。
    右近は、真田信幸夫妻の元で、父の仇を討つべく、成長を遂げていく。
    話は第二次上田合戦まで。

    0
    2026年02月04日
  • 闇夜の決闘 人撃ち稼業(三)

    Posted by ブクログ

    シリーズ3巻目、妻子を攫われ幕府の権力闘争に巻き込まれた玄蔵。この回は手の震えの病を治そうと、くのいち千代の故郷の大自然で癒すうちに、計画が発覚し皆殺しの命が出る。一気に進む展開。

    0
    2026年02月03日
  • 三河雑兵心得 : 7 伊賀越仁義

    Posted by ブクログ

    本能寺の変勃発からの家康のかの有名な伊賀越。
    相変わらず、歴史の本筋とは違うサイドストーリーではあるが足軽大将まで出世した茂兵衛が武士っぽくないのがいいところ。

    0
    2026年01月11日
  • 三河雑兵心得 : 6 鉄砲大将仁義

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    間をあけてゆっくり読んでいるけど、織田・徳川黄金時代なだけに、いつでも戻れて入り込めてしまう。今回は、武田滅亡、そして本能寺というタイミングで、普段は取り上げられない魅力的な信忠との交流もあり、今後の激動が予想される1冊となっている。綾乃とのこと、左馬之助とのことなど、終わるようで終わらなそうな気がする。

    0
    2026年01月08日
  • 悪友顚末 うつけ屋敷の旗本大家 二

    Posted by ブクログ

     シリーズ2作目。覗き事件を巡る偕楽の絵師としての成長を除くと動きはなく、少し物足りなさを感じるが、それぞれの人物の深掘りが進み、より入り込んでいける。
     小太郎の平凡な感じが非常に好ましい。現代に喩えれば、チェーン店の若手店長がやる気のないオーナーと癖のある年上のバイトの我儘に振り回されている感じ。小太郎は誠実に努力を重ねているのに、面白味がないと言われる気持ちはよく分かる。ちょい悪ほどモテることの理不尽さ。
     本多豊後守絡みの政治的な事件が次回からは入ってきそうで、次作への期待は大きい。
     『三河雑兵心得』にも見られる、井原氏の独特な擬音(ゲヘヘヘ、キャキャキャ、ガハハ、アハハ) が癖にな

    0
    2025年12月30日