井原忠政のレビュー一覧

  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義

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    ネタバレ

    大人気のシリーズだけど、知ったのはつい最近のこと。きっと面白いけど16冊はしんどいかなと思い、手をこまねいていたところ、最近ストレスを発散する必要が生じ、購買衝動で既刊全巻を揃えてしまった。さっそく読んでみたが、特別な能力も技もない茂兵衛がこれからどう重用されていくのが楽しみになる内容で、これは確かに受ける本だと思った。徳川家康の大河放映から出遅れてしまったが、読めば当時の映像が想起されるので、十分その意味でも楽しめそう。シリーズものがお気に入りになると毎日が元気になるので、衛生上も良い感じ。

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    2025年10月29日
  • 真田武士心得〈一〉 右近純情

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    表裏比興者・真田昌幸に裏切られ非業の最期を遂げた鈴木主水と妻・志野の嫡男として、数奇な運命をたどるであろう小太郎(右近)を主人公に、著者の他シリーズを別視点から見る真田武士心得が始まった。鈴木一族の遺伝的特徴である長身と、不断の鍛錬でたくましく成長する右近だが、6歳から真田信之の小姓となり、関ケ原前夜の17歳になっても、叔父で仇敵の中山久兵衛を討ち果たす気持ちだけが先行する。剣の師匠・柳生宗章から、あの沢庵和尚と直々の問答を設定されても心の成長が今一つな右近が、戦国の世でどう揉まれるか楽しみだ。

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    2025年10月26日
  • 三河雑兵心得 : 11 百人組頭仁義

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    今作のメインは、忠勝の娘稲と真田家との婚姻と、真田と北条との争い。昌幸がユニークに描かれていて良かったです。相変わらず、茂兵衛は苦労人。今作でも家康やら忠勝やら、昌幸やらに振り回されっぱなしで、挙げ句の果てには、死にかける始末。サラリーマン足軽は、辛いですね。

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    2025年10月25日
  • 長篠忠義 北近江合戦心得〈三〉

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    実力を認められて、いよいよ足軽から秀吉の馬廻役に昇格し、家臣にも俸禄を出せるようになった与一郎。お決まりの無茶振りを受けて奔走。それにしても信長の一向一揆征伐は残酷非道。

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    2025年10月25日
  • 長島忠義 北近江合戦心得〈二〉

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    読み始めてしまった戦国出世物語。
    与一郎の真っ直ぐな忠義を周りのみんなが認めているところや戦国大名では無く一介の家臣に焦点を当て戦国を舞台に遮二無二駆け抜ける姿が痛快で好き。

    こんなふうに歴史を振り返ったら日本史がもっと入りやすく、分かりやすくなったと思う。

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    2025年10月25日
  • 姉川忠義 北近江合戦心得〈一〉

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    新しいシリーズ始めます。このシリーズは本当に読みやすくて好き。浅井長政との約束を果たせなかった与一郎。けじめをつけて、この先どう展開するのか楽しみです♪

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    2025年10月18日
  • 三河雑兵心得 : 15 関ケ原仁義 上

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    ネタバレ

    良い。
    すっかり管理職になったかと思いきや大阪城内で家康暗殺を単独で防ぐ最大の危機に遭遇。生々しい描写で作者の力量が発揮れている。

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    2025年10月18日
  • 信貴山忠義 北近江合戦心得〈五〉

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    お市への秀吉の求婚の仲介の密命を帯び、与一郎は岐阜へ向かう。不首尾に終わるも信貴山で松永久秀が反旗を翻したを成敗するべく、長秀と与一郎は信貴山に向かう。

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    2025年10月15日
  • 三河雑兵心得 : 10 馬廻役仁義

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    真田の虜囚から復帰した茂兵衛。でも「お休み」している間に、職場は別の人間に取られていて居場所なく。とまあ現代の会社でありがちな光景を、この巻でも目にしました。総じてこの巻の茂兵衛は、家康の側近で、現場には出ずで、まさに休息の巻。ただ、最後に現場復帰が決まり、次巻以降がさらに楽しみです。

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    2025年10月13日
  • 三河雑兵心得 : 16 関ケ原仁義 中

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    面白い!けど、もっとまとまった量がほしかった。関ヶ原の合戦までいきたかった。老体に鞭打つ茂兵衛の姿に、拍手である。

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    2025年10月10日
  • 三河雑兵心得 : 16 関ケ原仁義 中

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     ついに最新巻に追いついてしまった。物語もいよいよ終盤の気配が漂い、読み終えて寂しさを感じる。
     本巻では久々に合戦シーンが描かれ、平八郎とのやり取りも多く、全体として前半戦と中盤以降の“総集編”的な印象を受けた。
     もっとも、この時期の合戦は始まる前から勝敗がおおよそ定まっており、実際の戦いよりも「いかに手柄を抑えるか」という政治的な駆け引きが中心で、茂兵衛と同じくやや面白みに欠けるという感想だった。
     それでも、胸を打つのは鳥居元忠の討死である。あらためて、この場面は涙なしには語れないと実感した。
     次はいよいよ関ヶ原本戦。茂兵衛はどこで戦いを見届け、どのように関わっていくのか――期待が高

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    2025年10月06日
  • 三河雑兵心得 : 9 上田合戦仁義

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    この巻では珍しく、家康が大名と面会する場面が描かれています!それもそのはず。相手は真田昌幸!真田太平記にこんな場面あったかなぁ?と思って、読みました。後半は上田城の戦い。部下思いの茂兵衛が、ラストはまさかの終わり方、つ、つづきが気になる…

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    2025年10月04日
  • 三河雑兵心得 : 15 関ケ原仁義 上

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     秀吉の死去後の家康と茂兵衛を描く。家康が強権的になっていく時期どが、茂兵衛目線ではあまり変わらないのが良い。現代人からすると家康は狡猾な狸のイメージが強いが、当時の世間からすると律義な好人物だったというのが興味深い。武から文の時代への変化に伴う武士の苦悩や将来への不安が赤裸々に語られるのも面白い。小説としても、緊張の時代のほのぼのさの中で、利家の奇襲や茂兵衛の負傷事件というハラハラの場面が狭まれるのもこのシリーズの魅力である。

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    2025年09月28日
  • 三河雑兵心得 : 8 小牧長久手仁義

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    偉くなっていけば、それなりの悩みは尽きないもの。昔も今も変わらないサラリーマンのような冒頭の茂兵衛の葛藤が面白いです。また、この巻では、真田昌幸が登場!茂兵衛の目からどのように映るのか楽しみでした!いろいろと重要な役割を任されるようになった茂兵衛。まだまだ続きます!

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    2025年09月26日
  • 三河雑兵心得 : 7 伊賀越仁義

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    この巻は、有名な伊賀越え!といっても、茂兵衛は家康と一緒に越えるわけではなくて別働隊。この辺もさすが、足軽視点です!今回は茂兵衛と左馬之助が、鉄砲で共闘する場面も。第1巻から、読んできた身にとっては感無量!そして何より面白いのは、カッコ書きで書かれる茂兵衛の心の声。思わずクスッと笑ってしまいます!足軽だけに、有名武将を次々と批判的に見てくれます。次巻以降も楽しみです!

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    2025年09月17日
  • 三河雑兵心得 : 5 砦番仁義

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    相変わらずの局地戦。そこに歴史の事件が絡んでいく形は見事です。
    ついに、茂兵衛は足軽大将まで出世。城の主人にまでなります。
    茂兵衛の気取らない感じが嫌味なく、読みやすさ抜群です。

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    2025年09月07日
  • 三河雑兵心得 : 6 鉄砲大将仁義

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    茂兵衛が戦いの指揮をとっている様子を読んでいると、普段の小説では歴史上の有名武将の指揮しか書かれませんが、こういう歴史に名の残っていない、このような足軽に対して不思議な感覚がありますね。他におもしろかった点は、服部半蔵。このシリーズでは、実に嫌な奴に描かれています。今後、茂兵衛とどう絡んでいくのかにも注目です。また、後半では信忠とのエピソードも。信忠は本能寺の変で、二条城で討たれたことで知られていますが、少しファンになりました。

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    2025年09月06日
  • 長篠忠義 北近江合戦心得〈三〉

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    感想
    歩きが主体の時代に、南に北に移動させられて大変だな。

    茂兵衛が出て来たのがびっくり!同じ作者のシリーズって感じがする。


    あらすじ
    越前に潜入していた与一郎は、一向一揆衆の士気がすっかり下がっていることを確認しつつ、許嫁のおつるを探す。そんな折、武田と信康の家臣が内通している情報を掴み、秀吉に知らせる。

    与一郎はそのまま、内通者の大賀の暗殺を命じられる。見事にこれを成功させ、秀吉の小姓に取り立てられる。

    その後、長篠城を攻めた武田勢を織田・徳川連合軍は設楽原におびき寄せ、鉄砲で叩く。与一郎も武功を挙げ、加増される。

    その後、すぐに越前に派遣される。おつるは七里の子を孕っていた。

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    2025年09月03日
  • 三河雑兵心得 : 14 豊臣仁義

    購入済み

    いよいよ

    豊臣秀吉の晩年の数多くの問題は様々な作家によって数多くの作品の材料となっているが、本シリーズの主人公茂兵衛の目から見るとこのように見えるのだ、再認識させられた。この巻は大きな戦はないが、鉄砲隊の細部の表現に作者の手慣れた手腕が感じられる。

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    2025年09月01日
  • 三河雑兵心得 : 15 関ケ原仁義 上

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    感想
    時代が太平になると武断派は求められなくなり、文治派が求められる。時代の流れは難しい。


    あらすじ
    秀吉が亡くなり、朝鮮から撤退する。家康はすぐに秀吉恩顧の武断派武将と縁組を進める。茂兵衛は、福島正則との縁組を担当する。

    前田利家が亡くなり、武断派と文治派の対立が激化する。武断派が三成の屋敷に押し寄せることがあり、茂兵衛は仲裁を命ぜられる。家康は、豊臣家の火種を残すため、三成を救い、隠居させる。

    その後、家康は従順に職務を遂行するが増田を籠絡し、大阪城に入った折に刺客に襲われる。茂兵衛は主君を救うべく大怪我を負う。家康はこれにより浅野を処断し、前田家も屈服させる。

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    2025年08月31日