井原忠政のレビュー一覧
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感想
大名になっても平八郎の無茶苦茶に振り回される茂兵衛は微笑ましい?
茂兵衛はなんだかんだ言って世渡り上手だな。
あらすじ
家康が大垣城付近に到着し、三成を関ヶ原に誘い込む。右翼に黒田隊、左翼に福島隊を置く。家康はすでに平和ボケした旗本3万はアテにしていなかった。
開戦前に茂兵衛は、平八郎や直政の説得におおあらわになる。茂兵衛は直政から福島隊を出し抜いて先鋒を勤めたいと相談される。福島にドヤされるが、茂兵衛は手だれの鉄砲隊を貸すことで折り合いをつける。
迫り来る大谷勢と戦い、茂兵衛は家康より小早川勢に鉄砲を撃ちかけるように命令される。びっくりした小早川勢は大谷勢に攻めかかり、勝敗が -
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シリーズ2作目。覗き事件を巡る偕楽の絵師としての成長を除くと動きはなく、少し物足りなさを感じるが、それぞれの人物の深掘りが進み、より入り込んでいける。
小太郎の平凡な感じが非常に好ましい。現代に喩えれば、チェーン店の若手店長がやる気のないオーナーと癖のある年上のバイトの我儘に振り回されている感じ。小太郎は誠実に努力を重ねているのに、面白味がないと言われる気持ちはよく分かる。ちょい悪ほどモテることの理不尽さ。
本多豊後守絡みの政治的な事件が次回からは入ってきそうで、次作への期待は大きい。
『三河雑兵心得』にも見られる、井原氏の独特な擬音(ゲヘヘヘ、キャキャキャ、ガハハ、アハハ) が癖にな -
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井原さんの作品は3シリーズ目。『三河雑兵心得』が面白くて続けて読んでいるので、こちらも読んで見た。
『北近江合戦』と狭い範囲なので姉川の合戦と小谷城の合戦くらいかと思ったが、もっと幅広いようだ。主人公の遠藤与一郎と部下で山賊出身の弁造が良い。三河雑兵では茂兵衛一人の活躍だが、こちらは二人。
遠藤与一郎は主君の浅井長政より、嫡男の万福丸を逃す役目を追う。史実を思い出すと、皆んな殺された筈、と思って読み進めると矢張り悲惨な結果。復讐に燃えた与一郎の働きが素晴らしい。
1作目では意外な方向に進んで行った。まだまだシリーズは続くようだが、どこに向かって行くのか興味深い。