【感想・ネタバレ】真田武士心得〈一〉 右近純情のレビュー

あらすじ

井原戦国三部作、新シリーズ連続刊行!

【2カ月連続刊行!】【「井原戦国三部作」新シリーズ、堂々の開幕!】

真田昌幸の家臣だった鈴木主水は、名胡桃城事件の責任を取って立ったまま切腹して果てた。その正妻・志野も夫の後を追って殉死。遺児である鈴木小太郎には、真田家家臣団から厳しい目が向けられていた。

真田信幸に仕えることとなった主人公・鈴木小太郎(のちの鈴木右近)は、父母の無念を晴らすべく、怨敵・中山九兵衛を追う。恩義ある真田信幸夫妻への忠誠と両親の仇討ち、二つの本懐を全うしようとした右近が貫いた「純情」とは――。

「三河雑兵心得」「北近江合戦心得」シリーズに続く「井原忠政戦国三部作」となる「真田武士心得」シリーズが堂々の開幕!

叔父の裏切りで全てを失った鈴木右近。心に誓ったのはただ一つ、両親の無念を晴らすための復讐だった。孤児となった彼を拾い、その成長を温かく見守る主君・真田信幸夫妻。主への忠義と仇討の狭間で、ひとりの若者が己の信義を貫くため、野太刀を振るう。激動の戦国時代を駆け抜ける男の、熱き魂の成長物語が今、幕を開ける!

鈴木右近、主君のためなら命も惜しくはない。
ただ、親の仇を討つまでは――。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

表裏比興者・真田昌幸に裏切られ非業の最期を遂げた鈴木主水と妻・志野の嫡男として、数奇な運命をたどるであろう小太郎(右近)を主人公に、著者の他シリーズを別視点から見る真田武士心得が始まった。鈴木一族の遺伝的特徴である長身と、不断の鍛錬でたくましく成長する右近だが、6歳から真田信之の小姓となり、関ケ原前夜の17歳になっても、叔父で仇敵の中山久兵衛を討ち果たす気持ちだけが先行する。剣の師匠・柳生宗章から、あの沢庵和尚と直々の問答を設定されても心の成長が今一つな右近が、戦国の世でどう揉まれるか楽しみだ。

0
2025年10月26日

Posted by ブクログ

まだ1巻 出だしとはいえ主人公に茂兵衛ほどの魅力を感じない
ただ真田昌幸との関係性は面白く感じた
周りとの絡みで面白くなるタイプの主人公を目指しているのか?

初陣も済ませて兜首も取りまくって でも部下の進言であっさり諦めるところは楽しい
あまり活躍させすぎると史実との整合性が取れなくなるからね
あ続編が出たら読むけど積極的に次が楽しみではないなぁ

0
2025年12月13日

Posted by ブクログ

井原先生の戦国三部作シリーズ
全てに横繋がりがあるのが面白い試み。
冒頭に雑兵心得の茂兵衛が出て来てくれたのも嬉しかったです。

叔父の裏切りで名胡桃城事件の責任から両親が切腹、自死、真田家家臣団から恨まれる、一人残された鈴木家の遺児右京の成長物語。

武家の子だからか、右京の性格に柔軟性が欠けていて頑な、上から目線で物事を考えている面に読みづらさがあるけれど、戦国時代だし、こんなものなのかな。
戦国の状況説明も少し多く感じました。

0
2025年11月18日

「歴史・時代」ランキング