井原忠政のレビュー一覧

  • 姉川忠義 北近江合戦心得〈一〉

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    ネタバレ

    井原忠政氏の作品を読むのは今回が初めてでしたが、読みやすい文体で、歴史小説に慣れていない方にも入りやすい一冊だと思います。
    本作の魅力は、浅井氏側の視点で姉川の戦いと小谷城落城が描かれている点です。織田・徳川側から語られることの多いこの時代を、敗者である浅井の側から見ることで、同じ出来事がまったく異なる重みを持って迫ってきます。
    物語の軸となる主人公の境遇も印象的でした。万福丸の仇を討つために、皮肉にも信長側の足軽として生きることを選び、やがて秀吉の下につくという展開は、戦国という時代の理不尽さと、それでも前を向いて生きる人間の姿をよく表していると感じました。
    今後の展開では、秀吉との関わりや

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    2026年03月16日
  • 三河雑兵心得 : 17 関ケ原仁義 下

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    いや、期待を持たせる終わり方だった。
    茂兵衛は史実には登場しないのだろうが、関ヶ原の陣地や井伊直政や徳川の四男の忠吉のことは本当なのだろう。
    しかし、最後の方の甥の小六の死は唐突だった。
    また、島津義弘勢のもつ違和感を察した茂兵衛、左馬之助、平八郎。大戦は決したのですが、最後に波乱の予感を残して、終わりました。
    楽しみです。

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    2026年03月12日
  • 三河雑兵心得 : 17 関ケ原仁義 下

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    相変わらず安定の面白さ。やっとやっと関ヶ原の戦い当日を迎えた。本巻も茂兵衛はナイスガイ。平凡な感想だけれど、「笑いあり涙あり」とはこのこと。茂兵衛大好き( ◠‿◠ )

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    2026年03月02日
  • 三河雑兵心得 : 17 関ケ原仁義 下

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    このシリーズもやめられずに、ついにここまで読み続けている。史実を元にした創作なのだろうが、鷹の目で俯瞰した歴史的な事件と蟻の目であり続ける茂兵衛の冷静な観察眼と右往左往ぶりが面白すぎる。司馬遼太郎や今村翔吾的な歴史ものも砂原浩太郎的な時代もの好きなのだが、井原忠政はエンタメとしては飛び抜けて楽しい。

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    2026年01月23日
  • 三河雑兵心得 : 17 関ケ原仁義 下

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     いざ関ヶ原—合戦への熱は全員に均等に宿ってはおらず、茂兵衛ら精鋭や外様を除けば、多くの旗本らがこの大戦を「自分には直接関係のない出来事」と捉えていた。教科書的な歴史叙述では見落とされがちな、当時の人々の実感なのだろう。
     物語が進むにつれ、平八郎が乱暴になっていく。この変化も彼らの老いを暗に表現しているように思える。その点、茂兵衛は終始変わらぬ安心感がある。「最近の若い者は……」という嘆きはいつの時代にも繰り返される老害の決まり文句であるが、徳川の若者を正当に評価できる茂兵衛に家康も読者も魅了されるのだろう。

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    2026年01月12日
  • 真田武士心得〈二〉 関ケ原純情

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    東軍に与した真田信之から託された密書を、西軍・小早川秀秋陣内にいる師匠・柳生宗章に届ける役目を負った右近。雨の山岳越えはしんどそう。同時進行で『三河雑兵心得』シリーズでも関ケ原合戦を描いており、重層的に作品が楽しめる。さて、右近は無事小早川陣に着いたものの、戦が始まってしまう。密書のおかげか、史実どおりに小早川は西軍を裏切り、東軍側として右近も戦働きに出るのだが……仇敵・中山九兵衛と出くわして対決するも、勝敗つかず。たった一日の関ケ原が終わり、師匠の愛娘・沙良と右近も良い雰囲気になって、一先ず良かった。

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    2025年11月13日
  • 三河雑兵心得 : 16 関ケ原仁義 中

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    朝廷・豊臣家から公式に会津(上杉)征伐を認められた家康が東北へ下る。その間に石田三成が蜂起したことは史実である。すでにこの頃、徳川家内の若い世代は家康を神格化していた。対して茂兵衛を始めとした古参の家臣は人間・家康を知っており、天下取りに向けて最後の最後まで状況判断に悩み、調略に費やしていたとする書きぶりが面白い。本巻では、竹ヶ鼻城の戦いを中心とした関ケ原前哨戦を描く。木曽川渡河と、攻城戦における茂兵衛の足軽然とした戦働きを楽しめた。「天下分け目の関ケ原」の後に主導権を握りたい徳川勢の苦悩もよく分った。

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    2025年06月18日
  • 三河雑兵心得 : 12 小田原仁義

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    井原忠政氏の歴史小説。連載ものと知らずに12巻から読み始めてしまうwしかし途中からでも話が分かるよう配慮された文章。茂兵衛という主人公が非常に魅力的で物語に引き込まれる。戦国時代の歴史的な描写についても細かく説明が各所に書かれており、歴史小説慣れしていなくても読みやすい。全体的に親切設計。

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    2025年06月13日
  • 三河雑兵心得 : 10 馬廻役仁義

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    初めて

    これほどまでに読み続けてるシリーズも珍しい。それくらいにおもしろい。主人公の奮闘する様や個性的な脇役。次が楽しみ

    #アツい #ドキドキハラハラ

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    2025年05月20日
  • 三河雑兵心得 : 12 小田原仁義

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    舞台は小田原合戦。今度は北条規氏との深く交わる。大物との絡みが当たり前になってきて、雑兵時代の生死をかけた生き様とは違い、政治の駆け引きが面白い。ラストでは辰蔵が負傷し、綾女とも再開し、どうなる、茂兵衛?

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    2025年04月18日
  • 三河雑兵心得 : 9 上田合戦仁義

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    長いシリーズ。勢い落ちず手が止まらない。戦闘の描写がますます真に迫るものになっている。早く続きが読みたい

    #アツい

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    2025年02月02日
  • 天王寺忠義 北近江合戦心得 〈四〉

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    長篠の戦いで武田に大打撃を与え、織田信長は安土城の建設を始める。肩を脱臼し秀吉の不況を買った与一郎は秀吉の弟長秀に仕えることとになり、また許嫁であり自分の命を狙った於弦が家臣として加わる。そんな中信長の元に木津砦が本願寺勢に襲われ塙直政が討死、明智光秀の守る天王寺砦にも危機が迫っているとの急使が来る。信長を守る役目を果たすべく与一郎は大阪の地に向かう。舞台は長篠の戦いから石山合戦へ。

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    2025年01月05日
  • 三河雑兵心得 : 15 関ケ原仁義 上

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    いよいよ関ケ原。上巻はその「前夜」の諸将の動向だ。福島正則ら七将が石田三成を襲撃し、五大老筆頭の家康が調停する。その実務レベルで茂兵衛が活躍するのは、なんとも嬉しい。著者による各武将の性格描写が、世間一般に広がる印象と違っているのも楽しいところだ。本書終盤では、秀頼の重陽の節句を祝うために大坂城に滞在中の家康が襲撃される。史実ではないだろうが、西の丸に家康が居座る口実にするとはなかなか。この暗殺未遂で茂兵衛は瀕死の重傷を負ってしまうが……。これで関ケ原の戦いのお膳立ては整った。下巻を待つ!

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    2024年12月21日
  • 三河雑兵心得 : 15 関ケ原仁義 上

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    もへーーえ会いたかった(^^)読み始める前にまず次巻があるかどうか確認してしまった。とにかく完結してほしくない(ToT)
    2、3ページごとにクスっと笑えるこのシリーズホント好き。出っ歯の娘婿ちゃんもナイスガイです。

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    2024年12月16日
  • 三河雑兵心得 : 15 関ケ原仁義 上

    購入済み

    三河雑兵心得

    名もなき1人の若者が腕一本でどんどん出世していく話ではあるんだけど。
    茂へ衛がまた損な役回りで家康や本多平八郎など名だたる武将から、可愛がられ、どつきまわされるお話です。周りとの会話のやりとりとかも面白い。
    話は大詰め関ヶ原直前でハラハラドキドキがまだまだ楽しめそうです。もう老年期に差し掛かってきてるけどまだまだ槍持って突撃してほしい主人公です。

    #アツい #ドキドキハラハラ

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    2024年12月11日
  • 三河雑兵心得 : 8 小牧長久手仁義

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     今回も安定の面白さ。茂兵衛も上に登ってきたので、これからはそう簡単に出世はできない一方、彦左衛門や左馬之助の成長や新たな部下の存在が物語を盛り上げる。
     今回初登場の「表裏比興の者」真田昌幸。上田合戦も控えているだけに茂兵衛が昌幸とどう絡むのかが楽しみ。
     本作は巨大か知り豊臣勢力との関係性が焦点だった。茂兵衛の考える通り、兵力差でいえば勝てない相手だが、そこを食い下がり互角の戦いに持っていくのは流石の三河武士であり、それを体感させるストーリーが上手い。反戦派の茂兵衛は家中でも苦しい立場に立たされそうだ。

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    2024年11月30日
  • 三河雑兵心得 : 9 上田合戦仁義

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     まさかの主人公が戦死!伊賀越えの時もそうだが、次巻への繋ぎが上手く、そして憎い。
     本巻は前巻で匂わせた真田昌幸と茂兵衛の関係性を利用した上田合戦前哨戦から本戦へ続く。茂兵衛と大久保忠世の関係性が実にリアルで興味深い。実力は認めつつも親族可愛さに茂兵衛に冷たく当たる忠世。昔はそうでなかったのに、老いと奉行という1国の大名に近い肩書が人を変えるというのがいつの世も普遍と思わせられる。
     勿論茂兵衛が死んだわけがなく、実際は真田源三郎信之が助け捕虜にされているのだろうが、次巻でどう動くか注目。

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    2024年11月30日
  • 三河雑兵心得 : 14 豊臣仁義

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    もへえロスが甚だしい_| ̄|○おじいちゃんになってもいいから、次のもへえに早く会いたい(ToT)

    散々、勇敢に戦国の世で戦ってきて、しかもイカツイ風貌にも関わらず、グロいのは苦手っていうもへえ、かわいい。

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    2024年11月04日
  • 三河雑兵心得 : 8 小牧長久手仁義

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    止まらん

    ほんとにハマったなぁ。のんびり読んでるけど飽きません。筆力の確かさと物語の壮大さ。見事だと思います。

    #アツい

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    2024年09月21日
  • 三河雑兵心得 : 5 砦番仁義

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    茂兵衛の周囲を固めていた旧知の朋輩も、茂兵衛と同じように少しずつ出世し、「いつも槍を並べて最前線で戦う」というようにはなかなかいきません。

    それでも培ってきた絆は強く、戦場で会ったときの安心感は大きなものがあります。
    田舎の砦ではあるものの、ひとまずは一国一城の主となった茂兵衛のこれからの活躍にますます期待が高まります。

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    2024年09月11日