井原忠政のレビュー一覧

  • 姉川忠義 北近江合戦心得〈一〉

    Posted by ブクログ

    浅井家に仕える遠藤与一郎は小谷城落城に際し、浅井長政の嫡男万福丸を脱出させる密命を負う。
    弓の名手であり、美男、鎌倉時代から続く名門である遠藤家の嫡男の冒険が始まる。

    0
    2023年10月16日
  • 長島忠義 北近江合戦心得〈二〉

    Posted by ブクログ

    浅井家の再興を目指し木下秀吉に仕えることになった遠藤与一郎は兜首10以上を上げれば士分として取り立てるという秀吉の言葉を胸に長島一向一揆へと向かう。

    0
    2023年10月16日
  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義

    Posted by ブクログ

    10冊を超え、100万部もの売り上げを誇るまでに成長した一大シリーズ作品の第一作。三河武士の家康の成長譚に沿って、百姓上がりの足軽がどこまで出世していくのか、という先の楽しみを持ちながら一作ずつ読んでいくことになるのかな。
    従来の時代小説では端役に過ぎなかった足軽を取り上げた慧眼はもちろんのこと、甲冑や槍などの武具の扱いや、平城を舞台にした戦さのあり様をつぶさに描写しつつ、それでいて物語の流れや臨場感が失われない筆力に感嘆した。

    0
    2023年10月09日
  • 三河雑兵心得 : 12 小田原仁義

    Posted by ブクログ

    大河ドラマとほぼ同じ時期の「小田原攻め」の物語。
    俳優の見た目とはいささか違い、物語の登場人物たちは年齢も高い。

    北条一族の人柄も描かれ、大河とは一味違う仕上がりに。

    0
    2023年10月05日
  • 三河雑兵心得 : 11 百人組頭仁義

    Posted by ブクログ

    戦国足軽物語も第11巻、百姓から成り上がった茂兵衛も今や100人の鉄砲隊を預かる立派な武将。

    大河ドラマでは家康と真田の縁組が進んでいるが、その家臣茂兵衛の世界もまさにその時期の話を進める。
    ドラマは世の流れの大筋を、本書ではその裏に在る細かな筋書きと現場武将の心情が書かれている。
    この時期に本書を読めたのは、とても面白い展開であり偶然に感謝。

    太平の世が近づいている。
    茂兵衛が活躍できる時代の終焉も見えてきているが、どっこい日常はいまだに剣呑。
    太平の世に向けて、ますます茂兵衛の活躍を期待したい。

    0
    2023年09月25日
  • 三河雑兵心得 : 12 小田原仁義

    Posted by ブクログ

    植田茂兵衛が少しずつ成り上がっていくのが毎回面白いのだが、今巻でも腹黒い家康、秀吉に翻弄され、年下の福島正則にも上から命令、意地悪される。そんなに簡単には上手くいかない中間管理職。そんな辛い立場に共感できる。
    それでも上役の家康の思考を読もうとするやり取りも面白い。
    小田原攻めについてもあまり知らなかったので、北条氏の終わりについても良く知れた。

    0
    2023年09月24日
  • 三河雑兵心得 : 11 百人組頭仁義

    Posted by ブクログ

    真田の暗躍と北条の進退、政治戦に翻弄される茂兵衛
    忠勝の娘と信之様の婚姻の裏事情に笑う

    状況や顔色、様子を見て判断発言できるようになってて茂兵衛も貫禄出てきた
    忠勝様と茂兵衛が仲良しで嬉しい今巻

    0
    2023年09月21日
  • 三河雑兵心得 : 4 弓組寄騎仁義

    Posted by ブクログ

     シリーズ第4弾、舞台は長篠合戦。今回の見所は鳥居強右衛門との絡み。茂兵衛の将としての覚悟や判断力を鳥居を絡めながら素晴らしく描かれている。鳥居を魅力的なキャラとして描きつつ、疾走感のあるエピソードに引き込まれた。茂兵衛だけでなく、善四郎も鳥居の死に様を通じて一皮剥ける展開も良い。小者も増え、茂兵衛チームがより強固になっていく過程に高揚感を禁じ得ない。
     戦い以外では茂兵衛の婚姻が大きなトピックス。いずれ綾女と結ばれると予想していたが予想外の展開になり、こちらも次が気になる。

    0
    2023年09月15日
  • 三河雑兵心得 : 12 小田原仁義

    Posted by ブクログ

    前作から5ケ月、小田原合戦まできた。
    山中城、韮山城攻めは、両方の城を見に行ったことがあるので感慨深い。
    山中城は茂兵衛一族で潜入し、城の詳細を調査。秀吉の前で地図を下に説明するという大役。城を実際に見た時に、障子堀が印象的な大変な場所。何とか落城させるが、次は韮山城。こちらも険しい山城。家康の友人だった敵方の大将を救うため、家康の無茶振りで茂兵衛が使者になる。一緒に使者に行った武将が撃たれて死ぬという危険な場所。家康と何度も連絡を取り合い、相手の投降を引き出す。
    東海から江戸への移封に伴う領地拡大も、出世に余り関心の無い茂兵衛は、大活躍なのに僅かの加増でも納得してしまうというお人好し。
    この

    0
    2023年09月14日
  • 三河雑兵心得 : 2 旗指足軽仁義

    Posted by ブクログ

    足軽茂兵衛の活躍は痛快だ。最下層の足軽からみた戦模様、視点が斬新で面白い。第2巻から本多平八郎という新たな役者を得て、ますます面白みが増した。

    0
    2023年09月05日
  • 三河雑兵心得 : 11 百人組頭仁義

    購入済み

    現場からの叩き上げ管理職

    現場からの叩き上げ管理職を彷彿とさせる我らが茂兵衛である。現場や現場監督ではその能力を発揮できた人間が、中間管理職になった途端にウロウロする という現代の会社生活でいくらでもある事例である。不得意な領域の仕事でもなんとかこなしてゆこうとする茂兵衛が健気である。ストーリーの大筋は史実のとおりだと思うが、真田昌幸が動きすぎるのが気になる。

    0
    2023年09月04日
  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義

    Posted by ブクログ

    面白い。戦国物で足軽を扱った作品は初めてだ。
    三河の一向一揆が舞台だが、一揆側の武将に身を預けた茂兵衛の活躍。以降も楽しみだ。

    0
    2023年09月01日
  • 三河雑兵心得 : 2 旗指足軽仁義

    Posted by ブクログ

     旗指足軽となった茂兵衛。今回は鉄砲で撃たれ、大怪我をするが一命はとりとめた。
     足軽の身分の者が、いくさで戦う様が、詳細に書かれている。
     手柄をたて、二十四歳で徒侍となり、十名の足軽を手下に持つこととなった茂兵衛。
     北には武田信玄が控えていて、まだまだ、困難が待ち受けている。
     面白かった。次巻の足軽小頭となった茂兵衛の活躍が楽しみだ。
      

    0
    2023年08月20日
  • 長島忠義 北近江合戦心得〈二〉

    Posted by ブクログ

    この作家、今シリーズ化しているのは三河雑兵シリーズ、熊撃ちシリーズ、そしてこれ。他にも出しているのだろうか?すべて、実に臨場感あふれる面白みの濃い作品群。

    浅井長政の家臣だった弓の名手与一郎は、お市の方の子供の保護に失敗しながらも晒されていた首を奪取。

    今は秀吉の足軽となっている。

    秀吉側の情報もよくわかり、最後は人の魅力とその才知によるものだなぁ〜〜と納得。

    方向性の別々なシリーズ、あわせて読むと面白さが増大!
    今回の回は、一向宗との戦い。
    信長は多くの親類縁者を殺され、一線を越えてしまう。

    0
    2023年08月01日
  • 三河雑兵心得 : 6 鉄砲大将仁義

    Posted by ブクログ

    シリーズ第六弾。

    国境の砦番から浜松城へ呼び戻された茂兵衛。
    百人余りを率いる立場になり、鉄砲頭として活躍する(こき使われる)ことになる。
    武田滅亡から本能寺まで、茂兵衛の目を通してみる戦国の世を今作でもたっぷり楽しめた。

    茂兵衛の家康への心の声も、とても面白い。
    百姓あがりの茂兵衛には、侍の義がどうしても理解できないが、自分の身の回りの人のためになら命を張れる、というのは非常に共感できる。

    早く次が読みたい。

    0
    2023年07月19日
  • 三河雑兵心得 : 5 砦番仁義

    Posted by ブクログ

    シリーズ第五弾。

    徳川はこんな風に、武田と織田と国内の揉め事と、色々悩まされながら戦国の世を歩んでいたんだなと、茂兵衛の目を通して改めて感じることが出来る。
    今作では、信康切腹までの流れが描かれていて、現在のドラマとは違って腑に落ちる気がした。

    茂兵衛が猟師を道案内とし、山奥の城塞では足軽たちを連れて猟をさせ、鍛錬と気晴らしと獣肉での栄養補給を考えるのは、とても面白い。
    茂兵衛が人をまとめていく才能を発揮していくので、ますます出世していきそうだ。

    0
    2023年07月17日
  • 殿様行列 人撃ち稼業(二)

    Posted by ブクログ

    試しに撃った貼り付け獄門の小僧。しかし、不審に感じた本多圭吾という同心が探りを始める。

    水野、鳥居耀蔵から悪人と言われた老中を撃ったあと、玄蔵は心身に異常がおこる。

    動物でなく二人も人間を撃ったという事実とその達成感に自分を疑うのだった。

    0
    2023年07月14日
  • 人撃ち稼業

    Posted by ブクログ

    ベストセラー「三河雑兵心得シリーズ」の作家。
    新しいシリーズ。

    丹沢の山奥で、腕利の漁師として家族と仲良く幸せに暮らしていた玄蔵だったが、知人が漏らした秘密、妻が隠れキリシタンという情報ゆえ、ある人物から家族を人質に人殺しを命じられる。

    家族を守るため、精一杯をするのだが。

    そんな状況でも人を観察する玄蔵の強かさや逞しさは、読んでいて気持ちが持っていかれる面白さ。

    0
    2023年07月14日
  • 三河雑兵心得 : 4 弓組寄騎仁義

    Posted by ブクログ

    茂兵衛が騎乗の身分になり、段々と出世し始めた!

    徳川と武田の攻防も目が離せないし、茂兵衛に嫁が出来たので、これからまた男として一歩一歩大きくなっていくのも楽しみ。

    これは、シリーズ物の醍醐味。
    戦国時代を堅苦しくなく読めて、歴史好き以外の人にも楽しめそうだし。
    お気に入りのシリーズになっています。

    0
    2023年07月04日
  • 三河雑兵心得 : 3 足軽小頭仁義

    Posted by ブクログ

    足軽茂兵衛は、十名の足軽を従える小頭となった。

    そしてついに、武田軍が遠江へと進軍してくる。
    一言坂から三方ヶ原の戦いまで、茂兵衛と一緒に戦っているかのように、引き込まれて一気読み。

    そして三方ヶ原、茂兵衛の恩人である夏目次郎左衛門と大久保四郎九郎の最期が描かれ、茂兵衛と共に涙が込み上げてしまう…。

    早く続きが読みたい。
    茂兵衛は次は騎乗の身分となるらしいので、それもまた楽しみ。

    0
    2023年05月22日