【感想・ネタバレ】長島忠義 北近江合戦心得〈二〉のレビュー

あらすじ

「三河雑兵」と対をなすお家再興戦国物語!

「ええか、浅井家を復興したくばワシに忠誠を尽くせ」
浅井旧臣で弓馬の名手・遠藤与一郎は、於市を通じ秀吉と取引をしたーー長政の遺児を匿ってもらう代わりに、羽柴家のため働く。ただし、足軽からの登用である。
早速与一郎は、朝倉方を即裏切った守護代への不満と一揆の機運が高まる越前への潜行を言い渡される。元山賊の郎党・弁造と共に奮闘する最中、信長が三度目の長島一向一揆討伐を発令。今度は秀吉の弟・長秀の麾下三百人に組み込まれ、長島に急行することに。長秀は、兜武者を十人倒せば与一郎を士分にしてやると言うが……。
織田勢十二万と一揆勢十万が対峙する伊勢湾、命運をかけた大激戦が始まる!
忠義一途、再起奮闘の戦国物語、第二弾。

弓の名手、遠藤与一郎。読む者の心さえ射貫く。
新たな合戦絵巻の始まりに、胸が踊ること間違いなし!
ーー今村翔吾氏

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Posted by ブクログ

読み始めてしまった戦国出世物語。
与一郎の真っ直ぐな忠義を周りのみんなが認めているところや戦国大名では無く一介の家臣に焦点を当て戦国を舞台に遮二無二駆け抜ける姿が痛快で好き。

こんなふうに歴史を振り返ったら日本史がもっと入りやすく、分かりやすくなったと思う。

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2025年10月25日

Posted by ブクログ

面白かった!長島の信長、一向宗の戦いの様子なんかは、ほとんど知らなかった。信長はほとほと酷い。本能寺もむべなるかな。

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2025年01月30日

Posted by ブクログ

浅井家の再興を目指し木下秀吉に仕えることになった遠藤与一郎は兜首10以上を上げれば士分として取り立てるという秀吉の言葉を胸に長島一向一揆へと向かう。

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2023年10月16日

Posted by ブクログ

この作家、今シリーズ化しているのは三河雑兵シリーズ、熊撃ちシリーズ、そしてこれ。他にも出しているのだろうか?すべて、実に臨場感あふれる面白みの濃い作品群。

浅井長政の家臣だった弓の名手与一郎は、お市の方の子供の保護に失敗しながらも晒されていた首を奪取。

今は秀吉の足軽となっている。

秀吉側の情報もよくわかり、最後は人の魅力とその才知によるものだなぁ〜〜と納得。

方向性の別々なシリーズ、あわせて読むと面白さが増大!
今回の回は、一向宗との戦い。
信長は多くの親類縁者を殺され、一線を越えてしまう。

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2023年08月01日

Posted by ブクログ

感想
背水の陣で死に物狂いの兵は中々に恐ろしいものだな。無理矢理、皆殺しにしようとするから反撃を喰らったのだろう。


あらすじ
与一郎は、秀吉麾下の藤堂の下で足軽として過ごすも、主君の嫡男の首を持ち返った忠義者として名を馳せる。秀吉も信長から文句が入らないように足軽の待遇を続ける。

与一郎は越前へ派遣され、密偵を命ぜられる。越前は浅倉の残党がいくつか争いながら治めていたが、一向一揆勢力が増し、織田勢は攻め時を逸して、一向一揆にやられる。

織田勢は長島の一向一揆衆を討つために、家中のほとんどの勢力を向ける。中々落とせず、兵糧攻めにする。最後は勝つも飢えた一向一揆衆から死に物狂いの反撃を受けて、多くの将が命を落とす。与一郎は目立った活躍が出来ずに士武への取り立ては見送られる。

次は越前の一向一揆衆の討伐のため、与一郎は派遣されようとしていた。一度は夫婦の約束をしたおツルが一向一揆衆に加わっていることが分かる。

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2025年08月24日

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