井原忠政のレビュー一覧

  • 三河雑兵心得 : 15 関ケ原仁義 上

    購入済み

    茂兵衛の人柄がいい

    いよいよ家康の天下とりが佳境を迎えた感があるが 相変わらず茂兵衛の人柄のよさにホッとします。シリーズすべて読んでいますが初期のころの突き抜けた明るさが段々と時代とともに重みを増す感じがいいですね。主人公には最後まで生き残って彼なりの言葉で総括をしてもらいたいと思います。

    #切ない #泣ける

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    2024年12月27日
  • 三河雑兵心得 : 15 関ケ原仁義 上

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    茂兵衛にだから出来ることがたくさん。茂兵衛だから任せられることがたくさん。相変わらず無自覚な有能者。
    個人的には久しぶりに出番のあった本多平八郎が良かった。時代が移り変わる中で自分の役割に不安や虚しさや焦りやら。下巻でいよいよ関ヶ原ってことかな。それぞれがどうなるのか楽しみ。

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    2024年12月23日
  • 三河雑兵心得 : 15 関ケ原仁義 上

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    茂兵衛も50代。家康のお側で重用されているのに未だに3千石。一人娘が婿を取ったのに仕事に追われて結婚式に出られず。
    相変わらず難しいことを質問されても答えられずに呆れられている。今回は関ヶ原の前哨戦。家康に命じられて福島正則の懐柔のために、酒飲みに行く毎日。家康のボディーガードとしてどこまでも付いて行くが、今回は最大のピンチ。茂兵衛の犠牲が加増に繋がるか?
    どんどん茂兵衛が道化のような役になってくるのが心配。大名になるのはちょっと違うが、もっと大きな役を貰っても良いのではと思ってしまう。

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    2024年12月23日
  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義

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    百姓の茂兵衛が、いろいろな交わりをとおして、百姓から足軽になっていく過程。領主松平家康(徳川家康)に謀反を起こしながらも、家康の家臣となっていく数奇な運命。人生は誰と出会うかで大きく変わる。(実感)

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    2024年11月25日
  • 三河雑兵心得 : 14 豊臣仁義

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    ネタバレ

    石川五右衛門の釜茹でからの入りやすい導入部から、移動中の鉄砲百人組が山賊の襲撃を受けて銃を奪われそれを奪還するまでの話が中心。後半は豊臣秀次の自害事件にからまる話になる。豊臣家も身内は少ないのに殺害があいつぐ悲惨な一族でした。

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    2024年11月16日
  • どうした、家康

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    家康というただ一人の物語でも、こんなにいっぱいあるもんなんだなあ、って思った。王道系も、恋愛系も、色々あって、「家康」を楽しめる。

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    2024年11月09日
  • 三河雑兵心得 : 11 百人組頭仁義

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    茂兵衛も管理職になりました。独自の判断、裁量が問われます。リアルさがすごい。切腹の様子は確かにと思う。次も楽しみ!

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    2024年11月08日
  • 三河雑兵心得 : 14 豊臣仁義

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    秀吉の老後時代。
    天下を取った秀吉だったが、それからは、孤独であったのではないか?全てに懐疑的で、幼子でさえ盲信の対象として、自分の世界に固執するように。

    養子として関白にした秀次を殺す羽目に。
    いよいよ家康の出番か?

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    2024年10月19日
  • 天王寺忠義 北近江合戦心得 〈四〉

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    信長の安土城を秀吉が縄張りしたとする設定は、当時の武将の常識から外れた築城構想と相まって大胆! 読者は、太田牛一の案内により築城中の景色を見た与一郎の視点で安土城を楽しめる。石山(天王寺)合戦では、信長から「毒矢」の綽名を付けられ不本意な与一郎(笑)。旧主・浅井への忠義と、信長警護という相反する心に揺れる彼。突然現れて家臣になった於鉉も気がかり……とバタバタだ。そして、クライマックスの第一次木津川口海戦は息をもつかせぬ攻防を堪能した。長浜城での愛馬・雪風との再会も感動だ。

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    2024年10月18日
  • 三河雑兵心得 : 10 馬廻役仁義

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    本編は真田合戦から家康の大阪登坂まで。これまでに比して(特に茂兵衛の)動きは少ない。戦場で力を発揮してきた茂兵衛は家康の馬廻という静かな環境に馴染めず悩む。結局は適材適所、侍大将への昇格が決まる。ここから関ヶ原、天下取りに向け、再度活躍の機会があるのは嬉しいが、終わりも見えて来て少し寂しさもある。

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    2024年10月05日
  • 三河雑兵心得 : 9 上田合戦仁義

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    何年か前の大河ドラマ「真田丸」で人気を挙げた真田昌幸ですが、やはり徳川側から見ると手に負えない厄介な強敵です。

    豊臣との和平を訴える茂兵衛はその出自も含めて相変わらず家中での肩身が狭い思いをしていますし、その名をとどろかせている茂兵衛の鉄砲隊も真田の策略の前に満身創痍となります。

    シリーズ作品の中でこれまでにないピンチを迎えた茂兵衛が、この先どうなるのか、続きが気になる終わり方です。

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    2024年10月02日
  • 三河雑兵心得 : 13 奥州仁義

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    北条氏が滅亡して、大きい戦いがなくなるなか手柄を立てようと焦る辰蔵。城に苦戦しながらも攻め上る連合軍。次巻も期待しています!【小6】

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    2024年09月14日
  • 三河雑兵心得 : 6 鉄砲大将仁義

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    信長に「同盟者」でありながら家来のように扱われてきた家康ですが、配架である茂兵衛は織田家からの評価が高く、引き抜きの声もかかります。
    生来の武士ではありませんから「主君への義」の感情は薄い茂兵衛ですが、自分を取り立ててくれた恩人への恩義と出世のはざまで悩むことになります。

    因縁の女性・綾女との関係にも変化が起こりそうで、妻・寿美の気持ちを考えると複雑でもあります。

    本能寺の変が起こり、いよいよ徳川の存在感が増すことになる次巻からの展開も気になるところです。

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    2024年09月13日
  • 三河雑兵心得 : 12 小田原仁義

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    最後の決戦『小田原合戦』に参加する茂兵衛、相変わらずの鉄砲百人組組頭だが、家康から頼りにされ、各地に回る茂兵衛。娘、綾乃のもへえ呼びを無くそうと頑張るがなかなか直らない、、、
    今回は山中城や韮山城を攻める茂兵衛。山中城では畝堀などに苦戦するも、なんとか撃破。しかし、家康に韮山城の城主、北条氏規を救えとの命。敵ではあるが命を救わなければならない。苦戦するも、北条氏規が降伏。無事任務完了。領地も増え順風満帆な生活を始める。奥州征伐も楽しみです。【小6】

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    2024年09月12日
  • 三河雑兵心得 : 4 弓組寄騎仁義

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    戦国ものは、農民から始まり足軽になってという話は読んだことがないから、興味を持ったのだけれど、なんというかどうする家康のようなスピード感で、焦ったい時期がなかなか終わらない。それでもこの巻の話はそれはそれで面白く、読んでて楽しいので、これはこれで良いのだけれど。

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    2024年09月09日
  • 三河雑兵心得 : 14 豊臣仁義

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    今巻も達観しつつも家康に生死をかけて振り回される茂兵衛。
    石川五右衛門の処刑、朋輩大久保忠世と自身の部下の死、秀吉と秀次の確執と政治的戦、慶長伏見地震と目まぐるしく一気読み。
    途中の寿美様が格好良かった!

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    2024年09月09日
  • 三河雑兵心得 : 10 馬廻役仁義

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    待ってました!の、このシリーズ本。
    茂兵衛が囚われていたという戸石城、家族で行ったことがあります。
    いくつかの城を含んだ複合城郭なのですが、米山城と砥石城に行きました。9年程前…懐かしいです。

    茂兵衛が囚われた戸石城の城番は、真田の嫡男源三郎信之(当時は信幸?)。茂兵衛にとってラッキーでした。
    そしてこの縁が、また後へ続いて行くのも楽しみ。
    平八郎とも仲直りできたし。

    茂兵衛が与えられた馬廻役、大将の側に仕える大切な役ですが、茂兵衛の居場所としては似合わなかったのか
    今作では、モゾモゾと落ち着かない気持ちの茂兵衛でした。
    いよいよ家康も秀吉に会い、また次作が非常に楽しみです。
    茂兵衛の新

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    2024年09月09日
  • 三河雑兵心得 : 4 弓組寄騎仁義

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    嫁をとり、俸禄も上がってきた茂兵衛。
    百姓の生まれであることから妬まれたり邪険に扱われたりすることもありますが、部下からは信頼される上役として着実に戦果を挙げてゆきます。

    茂兵衛のことを忌み嫌っているように思えた上司も、実際には茂兵衛のことを慮ってのことであるなど、戦国の世ながら多くの恩人に助けられているのも、彼の人徳かもしれません。

    初恋の相手・綾女の行く末を(未練がましく)心配する茂兵衛の姿を見ると、妻・寿美との関係が悪化しやしないかと冷や冷やさせられます。確かに戦の描写ばかりだと飽きてしまうかもしれませんが、あまり恋愛が強調されてもそれはそれで違和感があるかもしれません。今後のさじ加

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    2024年09月04日
  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義

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    キャラクターがはっきりしていて、読みやすく続きが気になる本でした!時代小説は苦手という方にも読みやすい文体だと思います。

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    2024年09月03日
  • 三河雑兵心得 : 3 足軽小頭仁義

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    いかに茂兵衛やその配下の槍足軽たちが武勇に優れていたとしても、兵卒一人の力では戦況を大きく覆して戦に勝つことはできず何とか命をつなぐのが精いっぱい、というところにリアリティを感じます。
    徳川家康の「人をたらしこんで保身をはかる」老獪さが垣間見えるあたりも、単純に主人公が属する徳川家を賛美することない冷静な視点が説得力を増しているように思います。

    十年後に千石取になるという大きな目標を掲げることになった茂兵衛が着実に地盤を固めてゆく様子は相変わらず応援したくなりますし、前巻で人妻となった初恋の相手が未亡人となり、綾女との関係がどのように変化してゆくのかも気がかりです。
    ついに騎乗の武士となった

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    2024年09月03日