井原忠政のレビュー一覧

  • 三河雑兵心得 : 10 馬廻役仁義

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    待ってました!の、このシリーズ本。
    茂兵衛が囚われていたという戸石城、家族で行ったことがあります。
    いくつかの城を含んだ複合城郭なのですが、米山城と砥石城に行きました。9年程前…懐かしいです。

    茂兵衛が囚われた戸石城の城番は、真田の嫡男源三郎信之(当時は信幸?)。茂兵衛にとってラッキーでした。
    そしてこの縁が、また後へ続いて行くのも楽しみ。
    平八郎とも仲直りできたし。

    茂兵衛が与えられた馬廻役、大将の側に仕える大切な役ですが、茂兵衛の居場所としては似合わなかったのか
    今作では、モゾモゾと落ち着かない気持ちの茂兵衛でした。
    いよいよ家康も秀吉に会い、また次作が非常に楽しみです。
    茂兵衛の新

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    2024年09月09日
  • 三河雑兵心得 : 4 弓組寄騎仁義

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    嫁をとり、俸禄も上がってきた茂兵衛。
    百姓の生まれであることから妬まれたり邪険に扱われたりすることもありますが、部下からは信頼される上役として着実に戦果を挙げてゆきます。

    茂兵衛のことを忌み嫌っているように思えた上司も、実際には茂兵衛のことを慮ってのことであるなど、戦国の世ながら多くの恩人に助けられているのも、彼の人徳かもしれません。

    初恋の相手・綾女の行く末を(未練がましく)心配する茂兵衛の姿を見ると、妻・寿美との関係が悪化しやしないかと冷や冷やさせられます。確かに戦の描写ばかりだと飽きてしまうかもしれませんが、あまり恋愛が強調されてもそれはそれで違和感があるかもしれません。今後のさじ加

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    2024年09月04日
  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義

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    キャラクターがはっきりしていて、読みやすく続きが気になる本でした!時代小説は苦手という方にも読みやすい文体だと思います。

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    2024年09月03日
  • 三河雑兵心得 : 3 足軽小頭仁義

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    いかに茂兵衛やその配下の槍足軽たちが武勇に優れていたとしても、兵卒一人の力では戦況を大きく覆して戦に勝つことはできず何とか命をつなぐのが精いっぱい、というところにリアリティを感じます。
    徳川家康の「人をたらしこんで保身をはかる」老獪さが垣間見えるあたりも、単純に主人公が属する徳川家を賛美することない冷静な視点が説得力を増しているように思います。

    十年後に千石取になるという大きな目標を掲げることになった茂兵衛が着実に地盤を固めてゆく様子は相変わらず応援したくなりますし、前巻で人妻となった初恋の相手が未亡人となり、綾女との関係がどのように変化してゆくのかも気がかりです。
    ついに騎乗の武士となった

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    2024年09月03日
  • 三河雑兵心得 : 2 旗指足軽仁義

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    家康の麾下に入った茂兵衛が仕えたのは本田平八郎忠勝。
    戦国最強とも称される猛将の「お気に入り」として戦場を駆け回る茂兵衛ですが、生来の欲の無さのためかなかなか出世に至りません。

    とはいえ、持ち前の頭脳と腕っぷしで着実に周りにその実力を認めさせ、一歩ずつ前進している茂兵衛の出世街道の歩みは、彼のまっすぐな性格もあって読んでいて素直に応援したくなります。
    戦国時代の戦の様子もリアルに描写されていて(グロテスクな描写が多いということではなく、決してゲームで見られるような爽快なチャンバラ劇ではないということ)歴史の勉強にもなるように思います。

    戦国時代を舞台にした小説を読むことで歴史好きになる、と

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    2024年09月02日
  • 三河雑兵心得 : 5 砦番仁義

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    昔のリアルな足軽は、こんな感じなんだろうなー。信康の自刃のいきさつもこんな経過だと納得がいく。とほほの家康である。

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    2024年08月26日
  • 姉川忠義 北近江合戦心得〈一〉

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     新たな戦国シリーズ。今回の主人公は浅井麾下の名門若武者。支配層を描く物語は多いのでその点では特徴は薄いが、今回は浅井残党の復讐、そして足軽からの再出発を描く点が面白い。
     三河雑兵シリーズと同様、弾むような会話のテンポが心地よい。与一郎・弁造主従の身分を超えた関係性も良い。第1巻の本作は浅井長政の遺児・万福丸の庇護と裏切り、仇討ちを一気に描く。最後に秀吉に仇討ちを諭され、次作でどうなるか。仇討ち譚も面白いが、諦めて於弦との恋も成就してほしい気持ちもある。

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    2024年08月15日
  • 三河雑兵心得 : 3 足軽小頭仁義

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    これから話はまだまだ続くだろうに、主人公の茂兵衞が家康のことを嫌うような場面があったのには驚いた。
    にしても、どこまでが想像力でどこまでが史実なのかわからないくらい、本当に目の前に彼らがいるように話が描写され、それぞれの心の機微が仔細に描かれていて、本当に面白い。

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    2024年08月05日
  • 三河雑兵心得 : 3 足軽小頭仁義

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    面白いです。足軽の出世物語が家康の一代記とリンクして、読者を飽きさせない。上役の平八郎も個性的。次も楽しみ。

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    2024年08月01日
  • 三河雑兵心得 : 12 小田原仁義

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    三河雑兵心得 第12巻
    茂兵衛の身分は変わらず鉄砲組頭だが、今回の戦場はいよいよ小田原。
    秀吉の全国統一を阻む最大のライバル、北条氏との戦いを描く。

    特に最近、私が小田原の山野を歩くことが多いため、北条氏、茂兵衛が戦う地名、その場の情景がリアルに想像できる。箱根を超えてきた豊臣・徳川軍が見た景色が。
    主君の家康のみならず、秀吉にまで憶えめでたい茂兵衛は、今回も小田原攻城のキーとなる支城の一つ韮崎城攻城戦に参戦する。
    そして氏政の弟氏規を降伏へと持ち込む。

    三河雑兵心得も十二巻となると、当初の蛮勇のみではなく、勇ましくあるが様々な状況を考え、解釈し、真っ直ぐに取り組む。その茂兵衛の成長した武

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    2024年07月23日
  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義

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    出てくる地名も、登場人物のキャラもいい。続編が楽しみである。よろいとか、具足とか、槍とか勉強になる。

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    2024年07月11日
  • 三河雑兵心得 : 14 豊臣仁義

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    茂兵衛と同時代に石川五右衛門がいるという不思議。石川一味の処刑、そして豊臣秀次一族の処刑は秀吉の末期症状だ。その間、大久保忠世の病気見舞いに茂兵衛率いる鉄砲百人組が小田原に遣わされ、あろうことか襲撃され鉄砲を奪われた。小田原で大久保彦左と合流し、箱根山に取って返してリベンジの末捕らえた風魔小太郎だが、この後の物語に禍根を残すだろう。戦国の武将が次々に鬼籍に入って退場していくのは寂しい限りだ。徳川の上層部の一角をなすようになった茂兵衛のこれからの活躍は楽しみである。

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    2024年06月28日
  • 三河雑兵心得 : 13 奥州仁義

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    ネタバレ

    九戸政実征伐が中心で、これが豊臣家最後の制圧の戦いになるそうだ。もう大きい戦いはないので、比較的静かな回。戦いがないと少しだらける。

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    2024年06月25日
  • 三河雑兵心得 : 2 旗指足軽仁義

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    展開も早いし、合戦、それも足軽が戦うシーンの連続で、その描写も見事に血の匂いを生じさせるようだから、この話は面白い。基本、歴史物だから結論は知っているわけだけど、そういうひとつの安心感、悪く言えば出来合いのプロレスみたいなものだけど、そんなものは関係なく、茂兵衛の成り上がりの話にまだまだ付き合えると決めた通勤帰りの電車の中…

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    2024年06月24日
  • 三河雑兵心得 : 14 豊臣仁義

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    史実を上手く組み合わせて主人公の茂兵衛を際立たせている。今回は石川五右衛門の処刑と小田原の大久保忠世の死、関白秀次と親族の惨殺、伏見の大地震など。各史実で茂兵衛は京都、小田原、江戸、京都と異動させられる。茂兵衛もそれなりに歳を重ねて体もそれなりになってきている。
    相変わらず、家康や秀吉に振り回されて他の武将達にとっても良いクッションとなっている。
    関ヶ原の合戦も見えてきた。どのような形で参戦するか楽しみだ。

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    2024年06月19日
  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義

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    名のある武将ではなく足軽が主人公の話は、読んだことがありそうでも実は記憶にないので、これがもしかしたら初めてだったのかもしれない。
    所々、家康だったり一向一揆だったり、わかる名前やわかる話が筋なので、何というか、市井の人間から見た歴史、歴史というより血の通った生活の話という感じで、これはこれで面白かった。
    もう8冊とか9冊とか出てるみたいなんで、追いつけるかはわからないけれど、しばらく読み続けたいな…

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    2024年06月17日
  • 三河雑兵心得 : 11 百人組頭仁義

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    百姓上がりの茂兵衛。根っからの武士との感性の違いが面白い。それが少しずつ融合されているのがまた良い!

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    2024年04月29日
  • 三河雑兵心得 : 7 伊賀越仁義

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     前回から続け様に読破。伊賀越えは百姓や地侍が相手で、対戦国大名との戦とは仕様が異なるのが新鮮。毒矢は実戦では有効的で、かなり肝を冷やすだろう。近世までは倫理観が低かったというが毒矢を使わないなどの暗黙のルールから一定の美意識(それを武士の誇りと言うのだろうが)があったのだろうと思った。
     伊賀越え後も当然戦いは続くが、本多百助の死など興味深いエピソードはあれど淡々と進んだ印象。
     終盤は服部半蔵との決闘や綾女の子の行方が見所。特に綾女は前作で衝撃的に再開しあっさり決別したが、それで終わるはずもなく、皮肉にも後継候補が生まれてしまうら、今後この子がどうなるかも注目。

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    2024年04月06日
  • 長篠忠義 北近江合戦心得〈三〉

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    敦賀を拠点とした情報収集中の与一郎たちは、越前府中へ活動の場を移した。そこで徳川家康嫡男・信康の家臣が謀反との情報を得て、与一郎がその暗殺を実行。その功績により馬乗りの身分になる。秀吉軍の中で出世することに喜ぶ与一郎を見るのはちと複雑だ。長篠の戦いの場面の臨場感は著者の得意とするところだ。植田茂兵衛の登場でニヤリ。そして、後に信長公記を著す太田牛一まで登場! 於市からは和音の結婚・出産を告げられ、終章では於弦の懐妊を目の当たりに。これで与一郎は吹っ切れた……のだろうか?

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    2024年04月04日
  • 闇夜の決闘 人撃ち稼業(三)

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    人撃ちのために心身耗弱となった玄蔵は青梅で転地療養。そこは女忍・千代の故郷でもあった。一方、定町廻方同心・本多にも、旗本・鳥居が直属上司である南町奉行に。だが、それが本多を事件の核心に迫らせる皮肉なことに。本多が直接に玄蔵を助けるという筋書きを想像していたのだが、各々が落とし前をつける結末。妻子も無事だったのは大団円だが、ややご都合主義的かも。3巻完結なら、それもまた良し……かな。

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    2024年03月30日