井原忠政のレビュー一覧
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三河雑兵シリーズと同じく架空の人物を描いているので、合戦で手柄を挙げてもそれほど出世させることができないのが淋しいところ。ここでも一緒に働く同僚の藤堂など、後に軒並み大名になっている。
今回も自分の失敗で秀吉の不興を買い、弟の秀長の部下に異動となってしまった。それでも弓の腕前で、戦いの前面に出ていく。
秀吉とともに信長からも、もう少し頭があれば、と残念なお言葉が。
その中で、元許嫁で自分の命を狙った於弦が与一郎の部下としてやってくる。部下達の結束も高く、みんなが生き残って来たのに、今回の木津川合戦では犠牲者が出てしまって残念。滑稽なまでにドタバタしながら、次の合戦に向かっていく。 -
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感想
最初の主水が弟に裏切られたのは、昌幸の差金で戦争の日だねを作るものだな。
それにしても嫌われてる主人公とは珍しい。
あらすじ
時は豊臣政権が北条攻めにあたる時、真田昌幸と秀吉の間で密約が交わされた。真田家家臣、鈴木主水は城を弟の中山九兵衛に任せて、真田の城に向かうも九兵衛が謀反を起こして、北条に城を取られる。主水は切腹し、その妻も自害する。
子の小太郎は家督を継ぎ、源三郎付きの小姓になる。真田家では城を失った鈴木として陰口を叩かれる。6歳だった。そこから死にゆく爺の教えを守り、剣術の鍛錬に励む。真田家を嫌いつつも、源三郎とお稲のために支える。
15歳になった頃、九兵衛が小早川家 -
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もへえ もへえ と娘に呼ばれていた徳川方侍大将 植田茂兵衛、百姓から武士に取り立てられ、徳川家康の側近となった物語も早十六巻となる。
太閤秀吉は既に没し、明智光秀は徳川東軍に対して蜂起し、徳川方は正に西方に向かって軍を進めようとするばかり。
先陣を任された茂兵衛達は、徳川家康本隊が合戦に進めるよう東海道に沿って西軍に与する勢力を攻略しつつ、岐阜城を落とし、そして大垣城に手をかけた。
最近の大河ドラマの舞台そのまま、お正月特番日本の城で観たそのままの城を舞台に繰り広げられる攻城戦活劇は、素直に面白い。
いよいよ徳川東軍は、関ヶ原に駒を進める。
続編を読むのが、待ちきれない。 -
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感想
ちょいちょい平八郎と茂兵衛の掛け合いが出てきてほっこりする。
右近も不器用な生き方。小松殿が、三河雑兵心得の時に比べて落ち着いている。
あらすじ
真田信幸の家臣である鈴木右近は、主人から西軍の小早川陣営の柳生宗章に書状を渡すように命ぜられ、方向もわからないまま小早川陣営を目指す。
主から戦前に書状を渡すように言われたが関ヶ原で戦が勃発する。右近は宗章の与力として戦に参加する。小早川家はどちらにつくか迷っていたが、家康陣営より発砲されたことで東軍につく。
右近は平塚為広を退け、戦場で叔父で仇である中山九兵衛に出会う。家臣と一緒に九兵衛の指を取るも逃げられる。その後、宗章の娘をもら -
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敵の血走った白目が見えてきた。敵の白目と黒目の区別がつけば、そろそろ半町(約五十五メートル)だ。
茂兵衛たちの時代のような、泥臭く、少し意固地で、血生臭い猛者連中とは異質だが、育ちの良さからくる素直さ、聡明さは新しい時代の担い手として、十分に期待できるのではと思えてきた。
(間違いねェ。徳川の若者は決して駄目になっているわけではねェ。昔の三河者と今の三河者、その資質が変わってきてるだけなんだわ)
おっとりとした育ちの良さ、野人の茂兵衛たちから見れば、確かに頼りなく映る。ただ、その素直さや闊達さを、良い方向に伸ばしていけば、新しい徳川の家臣像が成立するのではあるまいか。