井原忠政のレビュー一覧
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上田合戦で死亡と思われた茂兵衛が真田の戸石城に幽閉されていた。それも部下含めた主従五名で。茂兵衛の強さに感嘆した真田勢が助けたとあるが、その前からの真田親子との親しい関係も影響したはず。大地震の倒壊を理由にして真田の長男に逃して貰ったもの。この長男と元上司の本田の娘と結婚させて徳川側に付かせたことも、今後出て来るのだろう。
助かっても元の現場に戻れず、何とか上司を脅して浜松城へ戻ったら、苦手な事務方の馬廻役になり、家康と衝突しながら戦いの現場を熱望。
今後の戦いの大きなものは北條戦と関ヶ原ぐらいか?
今回の最後は百挺の鉄砲と200名の侍大将。足軽の頃が一番輝いていたかも知れない。 -
Posted by ブクログ
真田と徳川の戦いは2度行われ、2度とも真田が圧倒し真田贔屓が増えた有名な戦い。今回は茂兵衛が散々通って真田親子と仲良くなったのに、その間に真田昌幸が浜松城へ手切れの文章を出すという、茂兵衛の面目丸潰れの結果となる。家康をこき下ろす上杉との直江状を思い出す展開。
茂兵衛は事務方では無いので調整は苦手とぼやきっぱなし。可哀想になってくる。信用回復とばかりに、戦闘に頑張るが、阿呆な部下を助けるために死地へ・・
3冊のお得セットを購入したら付録で年表が付いていた。この上田合戦が39才。年表は今発売されている10冊目までのもののよう。その先はどこまで出世するだろうか?