宮本昌孝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『どうする家康』桶狭間の戦い!面白さを増幅するストーリー揃い。オススメのアンソロジー。決戦!シリーズの第5弾。桶狭間の限定された時空に凝縮された義元の首を巡る七つの物語。どれも傑作です。七つ目の物語が首になった義元の語りになっていますが、こちらの読む気力が無く、評価できませんでした。
六つの物語を評価すると5点満点中、平均は4.8点になりました。
①覇舞謡 幸若舞の敦盛をバックミュージックに信長公記を素直に解釈した作品。斬新性は有りませんが、冒頭にあることで、桶狭間の戦いのガイドストーリーになっています。 4点
②いのちがけ 信長の勘気を被っていた前田利家の主従の物語。ネタバレ出来ない傑作。 -
Posted by ブクログ
ネタバレもう掘り尽くされていると思っていた信長、秀吉話を飛騨白川郷に着目して描いているのが面白い。大軍を相手にするために、一つの城に全軍を集め、敵が移動したら、空っぽにして移動するなど、黒田官兵衛の弟子なので策士として力量を発揮する。その腕を徳川家康に買われ、白川郷を中立地区にすることに成功する。さらにメインは野生児の紗雪姫と主人公七龍太との恋で、気が強い姫は何かというと七龍太にビンタをくらわせ、七龍太をぶっ飛ばす。まるで漫画のような扱いで、楽しい。そのくせ猛烈に愛しているのでお似合いなのだ。ところが途中であたりは異母兄弟という話になって、姫にそのことは話せず、別のところに嫁がせるなど、韓国ドラマ風に
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Posted by ブクログ
上下巻合わせて文庫本1088頁という歴史巨編。
上巻のサブタイトルは『帰蝶純愛』篇。美濃の斎藤道三の娘で織田信長の正室濃姫=帰蝶が主人公。
同人物を主人公にした、諸田玲子著『帰蝶』があり、昨年既読。通説では、本能寺の変よりずっと以前に早世したとされていた帰蝶。最新の資料を駆使した諸田版では、信長の27回忌まで存命したことになっている。
本書ではどうだろうか?
帰蝶その人の人物設定についても、だいぶ異なっており、興味深い。実子がなかったのは史実で、両作に共通するが、諸田版では、側妾たちが生んだ子供を引き取って育てている。その数9~10人!
早世論については、大病を患い痘痕の後遺症を恥じて、表舞台 -
購入済み
周辺人物の話が面白い
書きつくされたテーマであるだけに、主役の信長.光秀以外の周辺人物の話が面白い。
特に意外な視点から描かれた宮本昌孝の作品が気に入った。