宮本昌孝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ文庫になったら読もうと思ってた。さっそく購入。
(どうやら、すでに新潮で文庫があったみたいだけど)
おもしろい。
伝奇小説っていう分野ですなあ。
そんなにたくさん知っているわけじゃないけど、戦国武将を主人公にして、伝奇小説って、あまりないんじゃないかなあ。
フィクションを盛り込みにくいというか、あまりやりすぎると、あきらかに「作りもの」感が出ちゃうんだと思う、有名な人物だと。
まあ、それはそれで、そういうつもりで読めばおもしろいんだろうけど。
この小説のいいところは、本物っぽさ。
もちろん、これが「伝奇小説」であることは、読み始めてすぐにわかるんだけど、それでもどこまでが本当で、どこから -
Posted by ブクログ
全3巻。
なぜか自分の中で
宮城谷昌光と混合してて
避けてた著者。
名前にてるから。
初見。
よいね。
ダーティーで化け物なイメージの強い風魔小太郎を、
純粋で陽なヒーローにしてる。
無敵のヒーローが個性豊かな敵方と
胸躍る戦いをって感じ。
それほど忍者忍者な伝奇でもない。
小太郎の人物像もすごくいい。
ただ、
ちょいちょい入る背景説明が少し邪魔。
時代背景。
なんでだろ。
背景説明とか、この手の小説だと普通のことなんだけど、
若干くどく思えた。
背景説明が物語にあんまつながってなくて、
ただ単に背景描写になってるように見えたんかも。
特に戦国初期の政治的な関東情勢って、
複雑すぎてな