宮本昌孝のレビュー一覧

  • 海王 上 蒼波ノ太刀

    Posted by ブクログ

    こんなにも面白い物語があるとは!
    分厚い本だが、一気に読めた!
    ストーリーが熱く、海王の周りを固める人物達も魅力的で入り込んでしまった。
    残り2巻、楽しみ過ぎる。

    0
    2011年12月23日
  • ふたり道三 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    父と子が、美濃の将来をかけて激突します。
    それに、脇役となって登場している人物たちにも、様々な戦いがあり、最終巻として盛り上がる一冊です。
    通してみて、終盤にかけて、だんだん面白さが増すので、読むスピードも上がってしまいました。

    0
    2011年02月10日
  • 風魔(下)

    Posted by ブクログ

    凶盗団の首魁という濡れ衣を着せられ追い詰められる風魔小太郎。その超人的なパワーの前に柳生又衛門の陰謀がひしひしと迫る。懲りない唐沢玄蕃、神崎甚内の悪事も絶えない。

    処刑されたという史実(といっても謎も多いようだが)があるだけに、本巻半ば以降は、悲しい結末があるだろうと最後まで読むのが切ない想いで読み進めていましたが、これ以上は書かぬが花の大団円でした。お見事。

    (2010/2/1)

    0
    2010年02月07日
  • 陣星、翔ける 陣借り平助

    Posted by ブクログ

    このシリーズは、平助の漢ぶりが、一番の魅力なのだけれど、この作品では、それに加えて、周りの登場人物、特に、女性の魅力が、平助を越えてしまったように思った。

    0
    2025年11月04日
  • 風魔(下)

    Posted by ブクログ

    私の中では、北条早雲(司馬遼太郎)から北条五代記、豊臣秀吉により滅亡、しか知らず前回の「日本史の有名人たち、その後どうなった?」で喜連川(きつれがわ)のことを知り、長いが読んでみた。関東には古河公方、堀越公方、小弓公方、鎌倉公方が4家、それと北条家、今川家があるがその関係性が少しわかってきた。喜連川藩は5000石ではあるが10万石の格式を許された。明治には子爵家を賜った。北条家も河内狭山藩11000石として残り同じく子爵を賜った。

    0
    2025年08月21日
  • 夕立太平記

    Posted by ブクログ

     宮本氏らしさ満載の時代活劇。勘五郎の仇討ちに始まり、松江藩のお家騒動を巻き込み、最後はカラクリ屋敷での大立回り。旗本の佐四郎、忍びの萩中喜八、相撲取りの釋迦ヶ嶽雲右エ門と身分も所属も異なる猛者が30人の御庭番衆と戦う場面は鳥肌もの。火を放ったシーンはドキッとしたが、そこで平賀源内かと関心。
     実在の人物や史実を驚くほど広げていくのが改めて上手いと思う。この点は私が好きな高橋克彦氏と非常に似ていると思う。そして黒幕にも一捻りあったのが良い。今放送中の大河ドラマ『べらぼう』を見ていると田沼と武元の対立がよく分かり面白い。
     “やはりお前か、白眉毛…”

    0
    2025年07月31日
  • 天離り果つる国(下)

    Posted by ブクログ

    少し読みづらいなと感じるところもあったが、面白かった。
    これは、ドラマ化したら受けるのではないだろうか。

    0
    2025年07月11日
  • 天離り果つる国(上)

    Posted by ブクログ

    竹中半兵衛つながりで、この本にたどり着きました。
    まったく予備知識無く本作を読み始め、竹中半兵衛がもそっと出てくるかと思いきや、愛弟子の津田七龍太が主人公。これまた半兵衛ゆずりの頭脳に、ちょっと微笑めば周りのおなごがほほを染める美男子。
    なんじゃこりゃ・・・
    と思ったが、いやいや引き込まれました。かなり面白いかった。まだ上巻なので途中までは面白い。

    0
    2025年07月09日
  • 武者始め

    Posted by ブクログ

    烏梅新九郎・駿河守護今川義忠が遠江遠征中流れ矢に当たり亡くなる。今川家で息子龍王丸と小鹿範満の家督争いが始まる。伊勢新九郎は足利幕府と今川家の取次ぎ役を担っていた。姉北川殿の息子龍王丸を後継ぎにするべく奔走する。
    さかしら太郎・高坂昌信、山縣昌景を近習に従えた武田信玄。そこに甲斐の地侍の若者馬場信春、内藤昌豊が信玄に挑発的な言動をとる。信玄は甲斐の国で父信虎の下廃嫡の危険に晒されていたが老臣板垣信方、甘利虎泰、飯富虎昌の助けを借り信虎追放に成功する。老臣達が表舞台から去った後若き日の4人が四天王となり武田家を支えてゆく
    いくさごっこ虎・末息子故に父為景に林泉寺に預けられた上杉謙信。林泉寺では実

    0
    2025年07月06日
  • 松籟邸の隣人(二) 炎夏の章

    Posted by ブクログ

    待望の第2巻
    茂少年は行きたい学校が決まらず、退学を繰り返す。
    大磯には要人が集まる。
    そして血生臭い。
    時代が大きく変わろうとしている。
    100年以上前の話だけれど、どこか「今」に通じている。
    「今」もこの本に出てくるような「無骨」な人々がいてくれますように。そう願いながらページを進めた。

    0
    2025年05月11日
  • 天離り果つる国(下)

    Posted by ブクログ

    またいつか再読したいと思える作品でした。
    たきさん、ナイスキャラ。最後は、泣いてしまいましたわ(TT)。わだまつも好き。
    ただ、ツッコミどころが多々あり、星は4つで。
    広くて深い山の中、会いたい人に会えちゃったり、生き別れた親子が出会っちゃう偶然は、ちょっと引いた。
    下間頼蛇がしつこすぎ。紗雪よ、七龍太を大好きなら素直になれ。平手打ちばかりは、ちょっとウザイ。等々。
    ひとりでツッコミながら、楽しみました。

    0
    2025年02月22日
  • 義輝異聞 将軍の星〈新装版〉

    Posted by ブクログ

     室町後期の足利将軍家を中心とした短編7篇。後半4作は「剣豪将軍義輝」のスピンオフ作品。本編にどっぷり嵌ったため期待大だったが、期待は超えなかった。綺麗に終わっていたのでどうしても蛇足に感じてしまった。
     最後の「遺恩」は義輝を登場させず恩を引き継ぎ遺された者が活躍するというコンセプトは良かったが、風箏で締めるのは少し消化不良。十兵衛や與一郎以外は皆退場しているのでこれしかなかったのだと思うが。
     その他だと「紅楓子の恋」が良かった。山本勘助と武田信玄の正室の三条の方の恋。恋というほど二人は接しないのだが恋としか呼べない関係性と、勘介が残した楓の枝から紅楓子と名付けるネーミングのセンスが光って

    0
    2024年12月30日
  • 天離り果つる国(下)

    Posted by ブクログ

    頭も身体も精一杯使わないと乱世を生き抜くことはできないんだろうなあ
    頭も身体も一級品の軍師たち、惚れてしまう
    飛騨の自然を愛し、愛された人物たちが魅力的で、そういう生き方に憧れと尊敬を感じる
    例え悪人であっても、その命を奪うことを良しとしない、人が人を裁くことを良しとしないところが、いい

    0
    2024年12月10日
  • 決戦!関ヶ原2

    Posted by ブクログ

    久しぶりに決戦シリーズを読みました

    黒田長政の【ダミアン長政】
    島左近の【過ぎたるもの】
    仙石久勝の【戦さ神】
    小川祐忠の【名だけを残して】
    本多忠勝の【蜻蛉切】
    小早川秀秋の【秀秋の戯】
    大谷吉継の【燃ゆる病葉】

    個人的には
    名だけを残して
    秀秋の戯
    燃ゆる病葉
    が好きでした

    0
    2024年11月16日
  • 天離り果つる国(下)

    Posted by ブクログ

    どういうエンディングになるのかが途中から気になって仕方なかった。とても美しい終わり方だと感じました。

    0
    2024年07月28日
  • 天離り果つる国(上)

    Posted by ブクログ

    長いし、上巻の終わりの方まで動きがなかなか見えてこないので心折れそうになったけど、後半の怒涛の展開から下巻は一気に読み進められました。

    0
    2024年07月28日
  • 剣豪将軍義輝(上) 鳳雛ノ太刀〈新装版〉

    Posted by ブクログ

     凋落する室町幕府の中に誕生した部の将軍・足利義輝。宮本氏らしく若者らしい活気と愛にあれた魅力的な青年として義輝を描き、真実と虚像をうまく混ぜた独特の世界を描き出している。義輝の剣の師を務める朽木家は漫画『淡海乃海』でも描かれており、その点も非常に興味深い。応仁の乱から戦国時代までの歴史はあまり描かれない印象で、知らないことも多く、その点でも頁をめくる手が止まらない。明智光秀が謎の青年として描かれるのも面白い。

    0
    2024年07月20日
  • 松籟邸の隣人(一) 青夏の章

    Posted by ブクログ

    子供時代の偉そうな 吉田茂 、天人というとても魅力的な外人っぽい人、はたまた 八重の桜に出ていた主人公 八重が出てきて思わず 物語に引きずり込まれてしまう、この時代の 小説 はあまり読んでなかったので! 幕末の時に出てくる有名な人たちの名前が出るたびに とても面白く読ませていただきました。映画化されたら是非 、天人役はディーン フジオカにやってもらいたい!

    0
    2024年03月30日
  • 天離り果つる国(上)

    Posted by ブクログ

    宮本昌孝の天離り果つる国の上巻を読みました。
    天離り果つる国とは白川郷の事で、野生児のような天女のように美しい沙雪姫と織田信長の家臣の七龍太の運命が絡んでなかなか面白いです。

    0
    2024年03月05日
  • 松籟邸の隣人(一) 青夏の章

    Posted by ブクログ

    明治初期の風俗や歴史上の人物をも交えながらの湘南の青春小説。湘南の太陽が感じられますね。天人という架空の人物と吉田茂夫少年。友人の広志くんと共に良い感じ。本の装丁に雰囲気が表れてますね。連載をまとめたもののようですが、青夏の章、とあるように続編があるのでしょう。

    0
    2024年01月29日