あらすじ
剣豪将軍として名高き足利第十三代将軍義輝が松永弾正の奸計により斃れてから十二年。ひとりの少年が、織田信長の戦勝に沸く堺の街に姿を現した。少年の名は海王(ハイワン)。蒼海の獅子と呼ばれた倭寇の頭領・五峰王直の孫として育てられた少年は、自らが将軍義輝の遺児であることを知らない。だが運命は、少年に剣を取らせた。信長、秀吉はじめ戦国の英傑総出演。壮大な大河ロマンついに開幕。
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Posted by ブクログ
上中下通しての感想。
父から薦められて一気読み。
「剣豪将軍義輝」の続編にあたる内容なんだけど、海王(ハイアン)という義輝の遺児がこの物語の主人公。
当然ながら信長・光秀・秀吉・家康なども絡んできて前作に続きドキドキワクワクの連続でした。信長の最後も義輝を思い出してしまい切なかったなぁ。。面白い時代・歴史小説を読みたい人は「剣豪将軍義輝」と合わせて読むべし!!
Posted by ブクログ
こんなにも面白い物語があるとは!
分厚い本だが、一気に読めた!
ストーリーが熱く、海王の周りを固める人物達も魅力的で入り込んでしまった。
残り2巻、楽しみ過ぎる。
Posted by ブクログ
「海王(上)蒼波ノ太刀」を読みました。
傑作「剣豪将軍義輝」の続編にあたる大作です。
将軍義輝が亡くなってから12年。義輝の遺児、海王は自分が何者かも知らずに、自分を求めて旅に出ていく。その旅の中で剣の道に進んでいくのも宿命のようであった。そして時代の流れは海王を巻き込み、大きな歴史の中で成長していくのであった。
「義輝」の続編だけあって、読み進めていくのがとても楽しみでした。
時代は信長になり、この上巻では信長との出会いや邂逅が描かれ、これから海王にどんな運命が待っているのか、「義輝」以上の興奮を味わえそうです。
信長をはじめ、戦国武将が次々の登場し、海王を取り巻く多彩な人物像も皆魅力的です。
次の中巻で海王が彼らとどのように関わっていくのか、読み味わいたいと思います。
Posted by ブクログ
今年になってから、織田信長あたりの時代の戦国物を立て続けに3作ほど読んだんですが、またもや・・・になってしまいました。足利第13代将軍義輝の遺児が信長の時代で活躍するというお話。
足利将軍といえば、細川藤孝⇒明智光秀とつながっていくんだが、この二人の関係が、これまで読んだ作品と本書との間、どれもこれおも大きく異なっているので、歴史物は面白いが、まだまだ先は永そう。
(2012/3/10)