【感想・ネタバレ】剣豪将軍義輝(上) 鳳雛ノ太刀〈新装版〉のレビュー

あらすじ

落日の室町幕府において
まばゆい光芒を放つ青春の日々!
若き剣士のほとばしる熱情
胸躍る戦国歴史活劇

十一歳で室町幕府第十三代将軍となった足利義藤(のちの義輝)。
その初陣は惨憺たるものだった。敗色濃厚の戦況に幕臣たちは城に火を放ち逃げ出した。少年将軍は供廻りだけで戦場に臨むも己の無力に絶望する。
すでに幕府の権威は地に墜ち下剋上の乱世であった。窮地で旅の武芸者の凄まじい剣技を目撃した義藤は、必ずや天下一の武人になると心に誓う。
圧倒的迫力の青春歴史巨篇、新装版堂々の開幕!

第一章 初陣
第二章 お玉
第三章 鬼若
第四章 京
第五章 歓喜楼
第六章 血宴
第七章 刺客
第八章 堺
第九章 父子
第十章 炎上

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Posted by ブクログ

 凋落する室町幕府の中に誕生した部の将軍・足利義輝。宮本氏らしく若者らしい活気と愛にあれた魅力的な青年として義輝を描き、真実と虚像をうまく混ぜた独特の世界を描き出している。義輝の剣の師を務める朽木家は漫画『淡海乃海』でも描かれており、その点も非常に興味深い。応仁の乱から戦国時代までの歴史はあまり描かれない印象で、知らないことも多く、その点でも頁をめくる手が止まらない。明智光秀が謎の青年として描かれるのも面白い。

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2024年07月20日

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