【感想・ネタバレ】剣豪将軍義輝(中) 孤雲ノ太刀〈新装版〉のレビュー

あらすじ

戦国に輝く清爽の星
秘剣「一ノ太刀」は太平の世を夢見る

三好長慶に京を追われ、近江の仮御所に逃れた将軍義輝は、剣の道を究めるべく武芸者・霞新十郎として廻国修業の旅に出る。
供は忍びの浮橋ただひとり。
剣聖・塚原卜伝に教えを請うべく鹿島に向かった義輝は、旅の途上で斎藤道三、織田信長ら乱世の巨星と宿命の出会いを果たす。さらに好敵手・熊鷹や愛しい女性との再会も……。
乱雲のなか、己の生きる道を求める剣豪将軍、波瀾万丈の青春期!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

 中巻は義輝の朽木政権時代、お忍びで武者修行に出るという設定で、完全創作、宮本ワールド全開で味わい尽くせた。
 西から東へ、王直・斎藤道三・武田信玄・真田幸隆・塚原卜伝・上泉信綱・織田信長という花形役者との交わりに興奮させられた。真羽との再会も微笑ましく、ただの悲運な将軍ではなく、短い中で命を燃やした将軍として描かれているのが非常に良い。
 下巻は殺害までのリミットが迫る中でどういう最期を遂げるのかが最大の注目。宮本氏らしく気持ち良い散り方になるだろうが期待大。

0
2024年07月29日

「歴史・時代」ランキング