松籟邸の隣人(一) 青夏の章

松籟邸の隣人(一) 青夏の章

1,899円 (税込)

9pt

3.6

明治時代の湘南といえば、大磯だった! この地には、明治20年代後半から、伊藤博文、大隈重信、陸奥宗光などの大物政治家や、岩崎弥之助など経済人が別荘を建て、そこを目指して多くの人が集まるようになった。また大磯は、日本初の海水浴場として、老若男女が集う一大リゾート地だったのである。本書は、この地をこよなく愛し、後に宰相となる少年・吉田茂と、謎の隣人・天人(あまと)の二人が、別荘地で起きる様々な事件を解決していく連作活劇ミステリー。茂が少年時代を過ごした吉田家の別荘は、父・健三によって「松籟邸」と名付けられていた。一方、隣人・天人が住んでいたのは、瀟洒な洋館。アメリカ帰りとも思えるこの若者は、一体何者なのか。そんな天人によって人間性を育まれた茂は……。『天離(あまさか)り果つる国』で注目を集めたエンタメ作家が、虚と実を巧みに織り交ぜて紡ぎ出した「明治浪漫」。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    PHP研究所
  • ページ数
    336ページ
  • 電子版発売日
    2023年11月17日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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松籟邸の隣人(一) 青夏の章 のシリーズ作品

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1~3件目 / 3件
  • 松籟邸の隣人(一) 青夏の章
    1,899円 (税込)
    明治時代の湘南といえば、大磯だった! この地には、明治20年代後半から、伊藤博文、大隈重信、陸奥宗光などの大物政治家や、岩崎弥之助など経済人が別荘を建て、そこを目指して多くの人が集まるようになった。また大磯は、日本初の海水浴場として、老若男女が集う一大リゾート地だったのである。本書は、この地をこよなく愛し、後に宰相となる少年・吉田茂と、謎の隣人・天人(あまと)の二人が、別荘地で起きる様々な事件を解決していく連作活劇ミステリー。茂が少年時代を過ごした吉田家の別荘は、父・健三によって「松籟邸」と名付けられていた。一方、隣人・天人が住んでいたのは、瀟洒な洋館。アメリカ帰りとも思えるこの若者は、一体何者なのか。そんな天人によって人間性を育まれた茂は……。『天離(あまさか)り果つる国』で注目を集めたエンタメ作家が、虚と実を巧みに織り交ぜて紡ぎ出した「明治浪漫」。
  • 松籟邸の隣人(二) 炎夏の章
    2,200円 (税込)
    吉田茂少年が、大磯の地で、徳川の忠義の士に襲われた! 夏休みをのんびり過ごすため、別荘・松籟邸に滞在している間の出来事である。時は明治27年(1894)、日清戦争前夜、世の中では物騒な事件が頻発していた。外相・陸奥宗光による最強国イギリスとの命懸けの駆け引きが成り、不平等条約改正にこぎつけた日本だったが、まだ徳川の世をひきずり、不満を持つ輩も多かったのである。茂の危機を救ったのは、謎の隣人・天人(あまと)。茂は天人を慕い、天人も茂のことを気にかけてくれていた。そんなある日、茂は大磯に滞在する陸奥宗光夫人・亮子から、天人の壮絶な前半生を明かされる。天人と亮子の切っても切れない関係を聞いた茂は……。虚と実を巧みに織り交ぜた、明治冒険小説第二弾!
  • 松籟邸の隣人(三) 永夏の章
    2,200円 (税込)
    藤沢の耕餘塾を卒業してから、学府を転々とした吉田茂は、20歳で学習院中等科に編入することになり、夏休みを大磯の別荘・松籟邸で過ごしていた。隣人・天人は茂にとってよき相談相手であり、いつも茂を守ってくれる頼もしい存在だった。やがて日本人悲願の改正条約施行日がやってくる。茂の敬愛する陸奥宗光が心血を注いで締結に漕ぎつけたものである。明治32年(1899)7月17日――横浜は、祝賀ムードに沸いていた。しかし、その国際港の桟橋に豪華客船より降り立ったのは、天人を息子の仇と憎み、復讐のチャンスをうかがう男だった。迫り来る危機に茂はどう対処するのか。茂と天人が力をあわせ、敵に立ち向かう明治青春小説&活劇ミステリー第三弾、完結編!

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松籟邸の隣人(一) 青夏の章 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    装丁と文字のフォントで、柔らかそうな小説家と思いきや、
    イヤイヤ血生臭い。
    近現代の歴史、政治、医療、内政と外国の事情が横串で繋がるのは面白い。
    読めない漢字にはルビがふってあり、便利。
    それでもわからない言葉は辞書をひく。そんな感じで読み進めた。
    登場人物が頭の中で元気に動いていたので、映像化出来

    0
    2024年03月20日

    Posted by ブクログ

    子供時代の偉そうな 吉田茂 、天人というとても魅力的な外人っぽい人、はたまた 八重の桜に出ていた主人公 八重が出てきて思わず 物語に引きずり込まれてしまう、この時代の 小説 はあまり読んでなかったので! 幕末の時に出てくる有名な人たちの名前が出るたびに とても面白く読ませていただきました。映画化され

    0
    2024年03月30日

    Posted by ブクログ

    明治初期の風俗や歴史上の人物をも交えながらの湘南の青春小説。湘南の太陽が感じられますね。天人という架空の人物と吉田茂夫少年。友人の広志くんと共に良い感じ。本の装丁に雰囲気が表れてますね。連載をまとめたもののようですが、青夏の章、とあるように続編があるのでしょう。

    0
    2024年01月29日

    Posted by ブクログ

    大磯の別荘で夏を過ごす少年時代の吉田茂と謎の隣人の時代ミステリー。

    ミステリーと銘打つと仰々しいですが日常の事件簿といった感じです。
    時代は明治の20年代、毎年の夏休みに別荘を訪れる吉田茂少年が謎の隣人と出会ってから不思議な事件が頻発するのでした。
    登場人物は虚実入り混じっていて、この時代は幕末の

    0
    2024年03月29日

    Posted by ブクログ

    #松籟邸の隣人 #宮本昌孝 #読書記録

    吉田茂の子供時代を題材にしたフィクション。偉そうな金持ち吉田茂の周りで様々な事件(歴史的なこと、人が絡んでいく)がおき、その事件においてさして吉田茂が活躍するわけでもなく進む物語(そこがまたリアルで青春物語として良い気はします)


    年末の新聞の書評で大絶

    0
    2024年01月27日

    Posted by ブクログ

    どこまでが史実なのか、どこからが小説なのか曖昧なのが楽しい。また大磯周辺には明るいので、それも楽しかった。
    子供用の痛快小説の大人版と言ったとこでしょうか。この部分も楽しく読める。

    0
    2023年11月30日

    Posted by ブクログ

    とにかくあの総理の吉田茂の少年時代が描かれている事におもしろさを感じた。幕末からの要人など出てくる人々のオンパレードには痛快さを感じた。あなたぜひ読んで楽しんで下さい。

    0
    2023年11月07日

松籟邸の隣人(一) 青夏の章 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    PHP研究所
  • ページ数
    336ページ
  • 電子版発売日
    2023年11月17日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
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