宮本昌孝のレビュー一覧

  • 決戦!桶狭間

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    好きな「決戦 ! 」シリーズである。
    桶狭間については織田信長が奇襲戦で今川義元を討ち取ったと言う事は知っているが細かい事には知識が無かった。
    多少は作られている部分はあるとしても、細部を知りこの歴史を転換させる戦に思いを馳せる事が出来た。
    特に「いのちがけ」、「わが気をつがんや」、「義元の首」は秀作だと思う。

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    2019年05月07日
  • 決戦!設楽原 武田軍vs.織田・徳川軍

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    一つの戦いを多方面からの目線で描く短編集で読み易い決戦シリーズ、今回は武田勝頼vs徳川家康&織田信長連合軍との設楽原の戦いで世に言われる長篠の戦いを描く。長篠の戦いで戦国一の武田軍が敗れ滅亡する事は知れているがその詳細はこの小説で良く理解出来面白く読めた。信玄亡き後親方として跡を継いだ諏訪家の血を引く四男勝頼、名だたる武将の上に立ち実績を積み上げたい葛藤で徳川攻めに活路を見出そうとする。長篠城を囲み戦略上有利な持久戦で徳川勢を待ち受ける戦略を説く重鎮の武将に対し、徳川&織田連合軍が陣を張る設楽原への交戦に出ると決めた勝頼。対し織田は設楽原で3,000丁の鉄砲を手に入れ待ち受ける

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    2019年02月27日
  • 決戦!設楽原 武田軍vs.織田・徳川軍

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    佐藤巖太郎さんの勝頼が良かった。文章もスッキリとしていて、読みやすい。

    赤神諒さんの、真田昌輝の「表裏比興」っぷりも良い。二度読むと、伏線の張り方が秀逸なのもより分かる。

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    2019年02月03日
  • 決戦!設楽原 武田軍vs.織田・徳川軍

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    表紙の煽り文句にまず突っ込みたくなる。鉄砲が空を飛びってなんだよ、銃弾ならわかるが(笑)
    淵瀬のなんとかと表裏卑怯の者が良かった。

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    2019年01月18日
  • 決戦!川中島

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    決戦シリーズも段々と地味になっていくかと思いきや、小説としてはやはり面白い。
    武田・上杉の雌雄を決する川中島の戦いがあった事は知っているが、その仔細については知識不足だった。
    その戦いを知り、それぞれの違う人物から戦いを捉えていく事が出来るこのシリーズは好きだ。

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    2018年08月11日
  • 家康、死す(下)

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    ネタバレ

    4/30-5/10
    だんだん読むスピードが上がってきたことを実感
    しかしこれ以降試験勉強に注力しようかな。

    さてさて、なんというか、思いもよらない結末だった。
    家康が身代わりでなかなか悪いやつで、さぁ、どういう終わり方するのかとはらはらみていたら、
    信康と一緒に次郎三郎死んでしまった。
    うーん。

    最後の方は息を止めて読みましたよ。
    面白かった。

    そもそも井伊家のことを知りたかったのに、井伊さんはちらりとも出てこなかった。
    歴史小説。

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    2018年05月10日
  • 家康、死す(上)

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    井伊直政のことが知りたくて家康の本を読みたくなった。内容もわからず購入。
    序盤、いきなり家康が殺されるところから始まるからびっくり。
    主人公は家康の側近、次郎三郎。
    物語が動き出してからはどんどんよんでしまった。

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    2018年04月30日
  • 天空の陣風 陣借り平助

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     天下無双の快男児「陣借り平助」こと魔羅賀平助が竹中半兵衛や上杉謙信たちの陣を借りながら戦国を駆け抜ける、痛快武人伝。

     架空の人物である「陣借り平助」が戦国時代の武将たちと関わりながら大活躍する展開は、第2作である本巻でも発揮され、前作以上に読み応えがありました。

     終盤には、将軍義輝の死とともにかつての盟友との邂逅が描かれ、同作者の「剣豪将軍義輝」とのコラボが実現し、読書の楽しみを味わいました。

     どこの集団にも属さず、自分の道を進み続ける生き方は、現代にあってとても魅力的であり、次巻の平助の活躍がとても楽しみです。

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    2015年11月09日
  • 陣借り平助

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     時は戦国、どこの陣にも属さず、必ず劣勢の陣に加勢する並外れた力を持つ男、魔羅賀平助の活躍を描く戦国ロマン。

     女に優しく、常に弱い方の味方について縦横無尽の活躍をする平助は、男としてとても魅力を感じ、こんな男がこの戦国時代に実在していれば、面白かったろうなあと感じながら読み進めました。

     桶狭間の織田軍に味方するところから始まり、浅井、北条、武田、松平(徳川)と次々に味方し、実在の戦国武将達と関わりながら、進んでいく展開は歴史好きな人にとってはたまらないと思います。

     後半には平助の出生の秘密も描かれ、さらなる活躍を期待させながら終わるところから気持ちのいい読後感をもらいました。

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    2015年09月05日
  • 家康、死す(上)

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    面白く読めた。歴史を題材にしたエンターテーメントと言うのだろうか。世良田二郎三郎について知りたくなった。

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    2015年05月30日
  • 家康、死す(下)

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    上巻に続き。
    德川家の嫡子として、誰を後継者にするのかがほとんどテーマなのでは?という感じで進んでいく内容。
    各方面忍を使ったり、隠密裏に動いていくのだけれども
    しかしながら、戦国の世の女性達は怖いなと。つくづく。
    ラストがやや駆け足気味で、個人的には物足りない感じがした。
    でもまぁ普通に面白いので。

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    2014年03月21日
  • 家康、死す(上)

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    面白かった。冒頭から家康が、凶弾に倒れる場面から始まり、家康の影武者が放たれる。三河の松平家の存続をかけた大ばくちである。

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    2014年02月03日
  • 家康、死す(下)

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    戦国時代の息吹を感じさせられた小説であった。世良田氏を取り巻く戦国時代の登場人物が生き生きと描かれ、しっかりと豊富な資料を読むくだされた執筆ぶりで、当時の合戦の様相を簡単に想像出来る。

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    2014年02月03日
  • 海王 下 解纜ノ太刀

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    将軍、足利義輝の落とし子「海王」。「剣豪将軍義輝」の後編にあたる。義輝を知らずに育った海王が自分の能力に少しずつ気づく。義輝をライバルと定め、その子供である海王を狙う怪物。
    本書はその数奇な人生を描きながら、信長や秀吉、そして家康の時代を細かく描写している。本能寺の変については著者の解釈ながらスリルがあって読み応えがある。
    分厚い小説だが、戦国時代もっとも変動した一瞬をうまくとらえて小説にしている。

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    2013年03月30日
  • 海王 下 解纜ノ太刀

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    本能寺の変で信長の最期に遭遇した海王。足利義輝の遺児として光秀に利用された海王は、剣を捨て商人の道を目指す。しかし、時代はそれを許さず、秀吉と家康の天下争奪に巻き込まれてしまう。多くの仲間と共に次から次へと押し寄せる難敵をなぎ倒し、自分の生きる道を見つけて進むのであった。

     「剣豪将軍義輝」から始まる壮大な戦国大河小説の最終巻。

     「海王」では、信長、秀吉、家康という歴史の大転換期の時代の中で、海王と彼らがどのように関わり、海王が深い絆で結ばれた仲間と共に戦い抜いていく生き様が見事に描かれています。

     信長たちが偉大な人物であることは、言うまでもないことですが、歴史を動かしていく中

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    2013年01月27日
  • 海王 上 蒼波ノ太刀

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    「海王(上)蒼波ノ太刀」を読みました。

     傑作「剣豪将軍義輝」の続編にあたる大作です。

     将軍義輝が亡くなってから12年。義輝の遺児、海王は自分が何者かも知らずに、自分を求めて旅に出ていく。その旅の中で剣の道に進んでいくのも宿命のようであった。そして時代の流れは海王を巻き込み、大きな歴史の中で成長していくのであった。

     「義輝」の続編だけあって、読み進めていくのがとても楽しみでした。

     時代は信長になり、この上巻では信長との出会いや邂逅が描かれ、これから海王にどんな運命が待っているのか、「義輝」以上の興奮を味わえそうです。

     信長をはじめ、戦国武将が次々の登場し、海王を取り

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    2013年01月27日
  • おねだり女房 影十手活殺帖

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    宮本昌孝 著「影十手活殺帖 おねだり女房」を読みました。

     忍者の末裔の和三郎と寺役人の市助、公儀お庭番息女の紀乃が縁切り寺に駆け込んでくる女たちの背後に隠された意外な真実を暴き、事件を解決していくシリーズ第2弾。

     主人公の和三郎の鮮やかな十手術と、飄々とした市助の人柄が今回も魅力的に描かれています。

     いつの時代も男と女には、理性では割り切れない情の深さがあることを考えさせられます。

     和三郎と紀乃の仲の今後も気になるところです。

     第3弾が出ることを楽しみにしています。

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    2013年01月22日
  • 風魔(中)

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    物語は中盤だけど、まったくだれることなく楽しめるのは、唐沢玄パとかソロリとか、あと柳生とか半蔵とか、それぞれのキャラがしっかりたっていて、なおかつそれぞれに魅力的だからか。

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    2012年10月05日
  • 風魔(上)

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    名前はよく聞くけど、実際の人物像とかは全然知らなかった。というか、空想上の人物かと思ってたし。戦国無双とかやってても、完全に化け物扱いやし。そういえば北条傘下として登場してたな、とか思いながら、イメージ的には戦国無双のそれを想い描きながら読み進めてます。完全に裏方の話だけど、雑賀孫一の話(尻くらえ孫一)とかと同様、この時代を彩る面々は、表裏問わず面白いすね。

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    2012年09月26日
  • 海王 中 潮流ノ太刀

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    海王こと足利義輝の遺児が、織田信長とこう関わって、明智光秀とはそういうことだったんだ・・・
    それと、キリシタンとの密約なんていう話が、これまでに読んだ戦国ものにはなかった観点。

    いやぁ、面白い。下巻も、前作「剣豪将軍義輝」も読まねばならんようだ・・・

    (2012/5/27)

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    2012年06月16日