【感想・ネタバレ】風魔(中)のレビュー

あらすじ

今、徳川と戦になれば勝ち目はない――。太閤の奇矯な振舞いと、石田三成の暴走を案じる秀吉麾下の忍び曾呂利新左衛門が助力を請うたのは、古河公方氏姫(こがくぼううじひめ)と静かに暮らす風魔(ふうま)一党の首領・小太郎だった。一方、虎視眈々と機を窺う家康の影には、先代服部半蔵を凌ぐ頭脳を持つ剣士が。家康の世子秀忠に迫る、独り忍び唐沢玄蕃の兇手……。乱世再来を望む忍びたちが歴史を動かそうとしていた! 渾身の時代ロマン巨編、第2巻!

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Posted by ブクログ

宮本昌孝著「風魔(中)」を読みました。

 風魔一族を率いる風魔小太郎が活躍する第2部です。

 この巻では、関ヶ原を中心に豊臣と徳川との争いの中で、風魔としての生き方を貫いて戦い抜く小太郎が描かれています。

 政権争いの闘いから身を引き、平和に暮らそうとする小太郎たち風魔を豊臣も徳川もそっとしておくわけはなく、否が応でも争いに巻き込まれてしまいます。

 そして敵も次々に変わり、服部半蔵が失脚し、ついに柳生又衛門(のちの宗矩)が登場します。

 下巻はいよいよこの柳生との戦いが描かれるようです。

 そんな戦いの中で、小太郎を慕う笹掃との愛も描かれ、まさに血湧き肉踊る時代活劇になっています。

 下巻も楽しみです。

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2013年01月23日

Posted by ブクログ

楽しめた。関ヶ原の合戦前後の関東の事情に疎く、知らないことも多かった。その当たりの事情がよく説明されていた。ただ「風魔」という集団をもっと掘り下げて欲しかった。下巻に期待しよう。

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2023年07月21日

Posted by ブクログ

物語は中盤だけど、まったくだれることなく楽しめるのは、唐沢玄パとかソロリとか、あと柳生とか半蔵とか、それぞれのキャラがしっかりたっていて、なおかつそれぞれに魅力的だからか。

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2012年10月05日

Posted by ブクログ

戦国時代、秀吉、家康、伊達政宗らの覇権争いを陰で支えた超人的な戦闘能力を持った忍者部隊の暗闘を描いた痛快時代小説。

豊臣秀吉の間諜機関は統帥・曾呂利新左衛門。真田最強の忍者・唐沢玄蕃。海賊・神崎甚内。家康の腹心・伊賀の服部半蔵や、本巻で初登場の柳生宗矩。そしてとりわけ超人的な風魔の小太郎。

表の歴史は史実そのままに、裏にこういう世界があったかもしれないという、まさにフィクションならではのお楽しみです。

(2009/12/8)

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2009年12月15日

Posted by ブクログ

上巻よりも慣れたのか苦手な歴史説明も読めるようになった。
これは普通に歴史の勉強になるな。
3大武将の名前は知ってても何がどうなったかはあんまり知らなかったから、こういう流れでこうなったのかとか、こういう人物像だったのかとか勉強になった。
やっぱり小太郎のキャラクターがとても良くて好き。
堂々としてさっぱりからりとした性格。
もっと小太郎を出してくれ〜!
下巻に続く。

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2024年03月29日

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