【感想・ネタバレ】天空の陣風 陣借り平助のレビュー

あらすじ

剣豪将軍・足利義輝をして、その豪勇を「百万石に値する」と言わしめた“陣借り平助”こと魔羅賀平助は、愛馬・丹楓を相棒に気ままな廻国修行の旅を続けていた。天下の諸侯が召し抱えたいと欲するが、いかなる大名にも仕えず、必ず弱き陣のために働く、それが陣借り平助の流儀だった。時は群雄が割拠する戦国乱世。美濃、越後、山城、出雲と行く先は、戦火がくすぶっている。勇猛果敢な武将、鬼謀の軍師に加勢を望まれながら、平助が陣狩りしたのは、なんとかよわき女人たちの許だった。はたして天衣無縫の快男児の運命は……。戦国最強の若武者の活躍を描く痛快時代ロマン、大人気シリーズ第2弾!

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Posted by ブクログ

これは、面白い!と言うか、僕は、この作品を、ずーと読みたいと思っていたのだ!ただ、どこの本屋でも見付けられなかった。しかし、古本販売サイトで手に入るなんて、正に、目から鱗とは、このことだろう。今後も、読みたい本は、古本販売サイトで探すことにしよう。しかし、この平助は、男の理想だなぁ!

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2025年06月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

陣借り平助シリーズ2冊一気読み。続いて2作目のこれ。
前作に引き続いて胸のすくような好漢、戦国時代の傭兵「陣借り」家業につく磨羅賀平助の活躍を描く。

前作後半では、平助出生の謎部分が多かったが、本作収録作品はすべて平助の「陣借り」家業の活躍を描く…とはいえ合戦ではない「陣借り」もあるのだが。

弱い女性の味方に付く心身タフガイ、という図式は今の世においてはジェンダーの問題から繊細に扱わないといけないのかもしれない。が、ことフィクションにおいては、そう目くじら立てずに楽しんでもいいんじゃないかと思う。

この本にはか弱く、少し思慮の足りない女性に助力するカッコ良い平助…という話がいくつか収録されているが、読む人が読んだら不愉快なんだろうか?俺は胸のすく気持ちになり、「俺もこうありたい」と思ったんだけどなぁ。

あの「剣豪将軍足利義輝」のサイドストーリーも収録されていて、楽しかった。あんな壮絶な戦いを義輝がしている時に平助ときたら(笑

3作目も出ているようなので、近いうちに読もうと思う。

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2021年07月10日

Posted by ブクログ

 天下無双の快男児「陣借り平助」こと魔羅賀平助が竹中半兵衛や上杉謙信たちの陣を借りながら戦国を駆け抜ける、痛快武人伝。

 架空の人物である「陣借り平助」が戦国時代の武将たちと関わりながら大活躍する展開は、第2作である本巻でも発揮され、前作以上に読み応えがありました。

 終盤には、将軍義輝の死とともにかつての盟友との邂逅が描かれ、同作者の「剣豪将軍義輝」とのコラボが実現し、読書の楽しみを味わいました。

 どこの集団にも属さず、自分の道を進み続ける生き方は、現代にあってとても魅力的であり、次巻の平助の活躍がとても楽しみです。

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2015年11月09日

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