二宮敦人のレビュー一覧

  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上)
    前作から音山が死んだ後の話。
    音山の手術を、政治家の手術をしなかったため、院長から干された福原。また、クビになって何の設備もない環境で医者をやる桐子。

    一章はエイズの話。チャラ男が風俗で遊んでHIVに感染。その状態で彼女と交わったため、彼女にも感染。彼女に捨てられた。
    彼女側は福原に診てもらい、早...続きを読む
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上)
    医者のお話というよりも死に至る患者の人生に主眼を当てた小説。
    上の方は2話だけが収録されている。

    なんとも救いのないような感じで終わったが、
    あまり先を読みたいとも思えず、上巻だけで終了
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上)
    すらすら読めて1時間ぐらいで読み終われる。
    よくある病気に関わる感動もの?だけど、泣くほどではないかなぁ。
    読みやすいし、話も面白いけど後半のお母さんの方がお母さん世代なので感情移入してしまった。
    愛する人や家族と一緒にいれる幸せを改めて感じる
  • 最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常― 1巻
    ノンフィクションなんだ!?
    って思うくらい個性的な面々が描かれていて面白かったです。
    表現ってジャンルでこんなに違うんですねぇ。
  • 占い処・陽仙堂の統計科学
    そのうちに、誰かが、占い絡めたミステリーを描くんじゃないかと思っていたけど、もうありました。

    女子大学院生で、四柱推命の占師、ヨーセン。彼女に行方不明の女性を捜す依頼が入る。
    四柱推命を駆使して、行方を占うが、解決は難しく、自身の限界に悩む。

    四柱推命は、なかなか難解なので、説明が多くなりますね...続きを読む
  • 郵便配達人 花木瞳子が仰ぎ見る
    この作品を最初に読んでしまったけど、他の方の感想見たら間違えていた事に気付きました。
    でも特に違和感はなかったです。
    面白かったとは思いますが、いつもより読み終わるのに時間がかかってしまったという事は、自分としてはそういう事なんだろうと、隙間時間を使って少しでも先を読みたいという気持ちにあまりならな...続きを読む
  • 夜までに帰宅
    中高生が好きそうなホラーかな。山田悠介さんとかと同じジャンルっぽい。ただただハラハラドキドキする軽く読める面白い本。完全なホラーではないので、それを求めると騙された感あるけど。結局一番怖いのは生身の人間。しかも女性は恐ろしい。そして男は騙されやすい。
  • 文藝モンスター
    このお話の核ではない…犯人探しは想像できなかったが、もうひとつの謎?は分かりやすく書いたのか…ただなかなか明かされないから、ドギマギした。
    グロテスクなところが、ちょっと…でしたが、漫画っぽいイメージで読めて楽しかった。
  • 悪鬼のウイルス
     2015年刊。
     知らない作家だが、背表紙のタイトルが手書き文字で目立っていたので、何となく買ってしまった本。
     こないだの加門七海さんの「ほぼ全改行」の文体ほどひどくはないが、改行は多め。しかし上手に書けている描写もあって、この人の作家としての力量は悪くなさそうだ。
     もっとも、銃を持った17歳...続きを読む
  • 世にも美しき数学者たちの日常
    数学者という一見、バリアがありそうな題材に対して、そのパーソナリティを深掘りしていって、世間に数学者、ひいては数学に対しての理解を深めようと言う本。
    数学者の話一つ一つが興味深く、数学者なりの専門性を掘り下げるた話題や、趣味嗜好的なパーソナリティの部分もあり、様々なトピックが楽しませてくれた。
  • 18禁日記
    サックサク読めました。

    正常だと思い込もうとしていたら、もう自分は正常ではないんだろうな、と考えてしまった。
    この日記を読んで、こういう話をもっと求めてしまう自分は、きっと正常ではないのだと。

    面白かった。
  • 恋のヒペリカムでは悲しみが続かない 下
    上巻はいまいちだったけれど、
    下巻は心がほっこりするいいお話だった。

    ただ、さらっと読み流してしまう印象に残らない作品ではある。
    かもなく不可もなくで星3つ。
  • ドールハウスの人々
    狂人(人間と人形の区別がつかなくなっていく人)の内側がよく描写されていて、かつ理解しやすい文体で、純粋に恐怖を味わうことが出来た。最初の100ページくらいまでは普通に騙されてた。
  • 世にも美しき数学者たちの日常
    二宮敦人さん…どこかでと思ったら、『東京芸大 最後の秘境』を書かれた方だった。前作が面白かったので期待した分、読後は少しガッカリした。

    著者も編集者も文系で数学アレルギーという点で共感が持てたものの、結論は曖昧だったように思う。
    皆違って皆良い(=グレー)それはそれで良いのだろうが、では何故この本...続きを読む
  • 恋のヒペリカムでは悲しみが続かない 下
    2.8
    うむむ、、私には合わなかった。
    上巻はまだ、そこそこ面白かったけど、下巻は読むのにページが進みませんでした。
    いまいち作者が何を伝えたいのか汲み取れませんでした。読解力の問題かもしれませんが、、、
  • 夜までに帰宅
    新聞の広告に載っていて気になった本。
    あっという間に読み終わりました。
    やはり何よりも怖いものは人。ですね
  • 18禁日記
    シンプルな表紙と日記という言葉に惹かれて購入。
    1つ目の話を読んであ、そーゆー系。と思って若干怖かったけど何故か手は止まらず。

    ノンストップでスラスラ読めました。

    人間の狂気的な所や狂った心、怖い、気持ち悪いと思うのに何故か共感してしまう事も。

    最後の【あなたも壊れているよ、気づいてないだけ。...続きを読む
  • 紳士と淑女のコロシアム 「競技ダンス」へようこそ
    私はこれまで一度も体育会系の部活に入ったことがないので、出来ないことを教師やコーチではなく先輩に叱られるとか、先輩の言うことは絶対とか、人生を捧げる勢いで部のため!という空気がよくわからなかった。
    やりたいことをそれぞれ行い、その集まりが部だと思っていたが、そうではないようでその熱量に呆気に取られる...続きを読む
  • 郵便配達人 花木瞳子が盗み見る
    軽快に読めるし面白かったけど、次巻を読むか?と聞かれたら微妙かなー
    最近本の中で人死にまくってるので、ちょっとそっち系の本はお休みしますw
  • ドールハウスの人々
    球体関節人形作家のソウスケと恋人のヒヨリ。そもそものこの「人形作家」をモチーフのホラーって若干展開が読めてしまうところもあるけど、確かに伏線結構入ってたなぁと。バラバラ連続殺人の犯人は結構意外。