二宮敦人のレビュー一覧

  • 最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―(新潮文庫)

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    知らない世界が広がっていて興味深かった。
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    やはり彼らは、只者ではなかった。入試倍率は東大のなんと約 3 倍。しかし卒業後は行方不明者多発との噂も流れる東京藝術大学。楽器のせいで体が歪んで一人前という器楽科のある音楽学部、四十時間ぶっ続けで絵を描いて幸せという日本画科のある美術学部。各学部学科生たちへのインタビューから見えてくるのはカオスか、桃源郷か? 天才たちの日常に迫る、前人未到、抱腹絶倒の藝大探訪記。

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    2025年04月15日
  • さよなら、転生物語

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    ネタバレ

    二宮敦人さんが書いてるってことで読んだが、名前もあまり聞かないし、軽く読める感じの本かなと思っていたが、すっごく面白くてびっくりした。

    主人公がチート能力を持ってたりだとか、知っている物語の中に入り込んだりとかいう、漫画とかラノベでよく目にする転生ものとは全然違って、本来の転生(?)ってこんな感じなのかも、と少し思った笑

    2つ目の転生では、隆太が龍討伐隊のリュウに転生し、スーを通して自分の父親とその職業に向き合っていくが、転生が終わって現代に戻ったあと、隆太がスー・ウェンミンの名前を見つけた時、すごくうるっときた

    いつも思うけれど、二宮さん作品毎に全く雰囲気が違くて、ほんとに同じ人かな?

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    2024年02月01日
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下)

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    最近読書をサボっていたけど、読み始めたらそんなブランクがなかったかのようにサクサク読めた。
    カズの子供の頃のエピソードは泣けた。

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    2024年01月14日
  • 18禁日記

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     「日記」って本人しかわからない書き方、目線になっていると思いませんか? ということは本当の体験であろうとなかろうと書けば日記です。 「妄想日記」の18禁バージョン。エログロ内容豊富で見ていてとても面白いです。 '229/5 '2311/19

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    2023年12月30日
  • 夜までに帰宅

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    街の異様な設定が恐怖を煽る本。読み始めてすぐ脳内が恐怖を覚えた。登場人物も街の景色もリアルというか、身近に感じてしまう。ゾクゾクした、映画化してほしいと思った。最後、とある登場人物たちの会話が"史上最高のオチ"、ページ数は少なかったけど凝縮された濃い本でした。デスゲーム系、リアル鬼ごっこみたいな物語が好きな人におすすめです。

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    2023年12月29日
  • 四段式狂気

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    本当に四段式狂気だった、四回騙された、映像だと目で見てすぐわかってしまうけど、文章だからこその騙し方が本当に魅力的で、あたしは叙述トリックオタクです。二宮さんは狂気を作り出すのが本当に上手で、たまらなく好きです、中学生の頃からラノベのホラー、ミステリー、モノを読んでいたので、本能が揺さぶられます、こわいこわい、

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    2023年12月29日
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上)

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    前作「最後の医者は桜を見上げて君を想う」の続編。
    上下巻となっていますが、1冊でも良かったのでは。
    おまけに、やはり3編からなる中編連作。
    前作ほどのインパクトは受けませんでしたが、はやり、生と死、生き方を考えさせられる物語。

    上巻です
    ■とあるチャラ男の死
    HIVと診断された若いカップルの物語。
    女の子は福原と共に病気を克服すべく闘います。
    一方でチャラ男は病気を受け入れられず自堕落な状態へ。
    このチャラ男には全く感情移入できず、そもそもこの男を受け入れられませんでした。
    なので、この物語は、ちょっといまいち。
    しかしHIV、AIDSって今はそこまで治療が進んでいるんですね。
    びっくりしま

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    2023年12月24日
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上)

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    ネタバレ

    一章はAIDS患者の話でした。病気や死と向き合うには勇気がいります。検査を先延ばしにした男性の気持ちはわからなくもないなと思いました。
    下巻に続くストーリーの結末がとても気になります。

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    2023年10月17日
  • ある殺人鬼の独白

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    私は人を殺すのも人に殺されるのも怖いのです。どちらも最悪な事態であって、回避したい。しかし、回避するには殺人について誰よりも知らなくてはいけないのです。ですから、私は殺人についてよく知るために、それらの話を収集しています。
    ***
    先日読んだ「文藝モンスター」の作者二宮敦人さんの小説。前作はコミカルなミステリ小説だが、表紙から醸し出される殺伐とした感じからもわかるように、こちらは正真正銘のホラー小説。実際に人を殺した殺人者たちのあらましを独白という形で、内容は狂気の沙汰ばかりだ。
    この作者さんの本を読んだのは、まだこれで二冊目なので偏見の極みのような発言だが、この人の本はこれだよな!という

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    2023年09月24日
  • さよなら、転生物語

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    転生を機に、人生への向き合い方が変化する。転生の世界で今までと違った人生を生きてこそわかることがある。軽い物語かと思いきや、読後に爽快さと感動が残った。

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    2023年09月14日
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上)

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    AIDSについて、まさに作中で指摘されていたような偏見を私自身がもっていました。チャラ男には全く同情できませんでしたが…。福原も少し丸くなっており、桐子も相変わらずでしたが、彼のルーツが少し分かりました。続きが気になりますね。

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    2023年08月12日
  • 世にも美しき数学者たちの日常

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    数学という世界の豊かで広い世界観。
    数学への考え方が変わる。

    お笑い芸人タカタ先生のネタ
    「9月28日(9.28)に福山(29.80)雅治が吹石(2.14)一恵と結婚して」
    9.28+29.80+2.14 =
    41.22
    よい夫婦
    になった。という歌とか♪

    ゼータ関数のグラフを3DCGにしてその形のケーキを焼いて、食べれるゼータ関数レシピてことでクックパッドに掲載した人とか。

    作者は数学苦手、という気持ちもいろんな先生にぶつけつつ、相手の意見をフラットに解釈し、取り入れていく。その姿勢も、読んでてすごく気持ちがよかった。

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    2023年07月26日
  • ある殺人鬼の独白

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    ネタバレ

    どういうふうにこの独白を集めたのか気になるところ
    インタビューではなさそうだし
    細かいところがよく分からなくて気になってしまった

    殺人鬼たちの話す内容は面白かった
    肉屋の話が一番面白い

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    2023年06月01日
  • 郵便配達人 花木瞳子が仰ぎ見る

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    シリーズ2

    この作者の本は初めてなので、
    おそるおそる読み進めて。

    いつのまにか、瞳子ちゃんのおじさんにも負けないパワーと、可愛らしさと、熱さに引き込まれ

    そこから、陰のあるバイトくん、モデルみたいなイケメン探偵、でこぼこ刑事コンビ…そして、仲間の郵便配達員たち!


    3分の1すぎたら、そこからノンストップに
    一気読み!

    途中ものすごく不安なシーンもあったけれど、
    最後は大満足のエンディング。

    未読の方にはぜひおすすめしたい一冊。

    他の巻もすでに購入済みなので、
    楽しみに読む〜

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    2023年04月01日
  • 最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常― 1巻

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    二宮敦人原作の同タイトルを漫画化したものです。
    藝大に進学する「特異」な人たちがユーモラスに描かれた原作でしたが、その「よさ」を活かした漫画化されていると思います。

    漫画の画風も、丁寧に書き込まれていてリアルさがある一方で、適度な温かみがあり、原作者の藝大生への思いやりのある視線をしっかりと感じます。

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    2023年03月17日
  • 小指物語

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    ネタバレ

    結果最後妹ミサエが小指から言われていた言葉を待っていたのかな?と感じました。

    少しモヤモヤした。ほかの読者さんと意見交換したい。

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    2023年02月24日
  • 世にも美しき数学者たちの日常

    購入済み

    知的好奇心をくすぐられる

    日常生活に埋没していた知的好奇心を、確かにそこにある、と感じることができた。
    自分は数学に興味がないと思い込んでいたが、それは誤解だったのかもしれない。
    固定観念にとらわれず、自分なりの視点を持って生きるということはとても幸せなのだろうと思った。そして、それは誰にでもできるということに勇気をもらった。

    #ほのぼの #深い #笑える

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    2023年02月23日
  • 世にも美しき数学者たちの日常

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    数学が大の苦手の私なんですが、学校で教わった答えがある問題も解けないことでクヨクヨしてアレルギー出てましたが、数学が好きで没頭する方々もいればその反対もいる。
    そんな方々の話を本を通して読めたことを嬉しく思います。

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    2023年02月20日
  • 廃校の博物館 Dr.片倉の生物学入門

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    廃校に住む生物学者の元に小学生が謎を持ち込む。面白いのはその謎を科学知識で快刀乱麻に解決するのでなく、生物学の見方により自然と謎が解かれていく展開。
    人と動物の付き合い方。
    丁寧なエピソードの積み重ねによりもたらされる結末が素敵。

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    2023年02月19日
  • 殺人鬼狩り

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    様々な環境でサイコパスは生まれるし、自分の意志ではないところで作り上げられていくってことか‥
    わたしはずっと信じて読み進めていたよ!ユカちゃん!

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    2023年02月12日