二宮敦人のレビュー一覧

  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下)

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    ネタバレ

    二人の医師の原点の話。同じ患者に接して全く逆のスタンスに至ったのは物語として面白いところ。
    この小説を読むと病気が心底怖くなります‥。健康の尊さを啓発する本でもあると思う。

    桐子先生は本当にアレで生活できるのだろうか。

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    2025年09月11日
  • 最後の医者は桜を見上げて君を想う

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    対局な考え方の医師達が主軸の医療モノ小説。

    医師は死を目の前にした患者にどう接するのか。患者は死に方をどう選ぶのか。
    何%と確率で整理される運命や病状が悪化していく様は読んでいて非常に辛かった。健康に生きている現状はとても幸運だと実感します。

    お互い少々問題がありそうな2人の医師が、再び交わっていく中でどのように成長していくのか楽しみに続きを読んでいこうと思います。

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    2025年09月08日
  • 最後の医者は桜を見上げて君を想う

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    ネタバレ

    医療ものは難しいところがあるかなと思ったが、専門的な部分は分かりやすく書いてあったので読みやすかった。表現の仕方が綺麗で、人の生死について書くと暗くなりがちだが、キラキラした世界観だった。

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    2025年09月04日
  • 世にも美しき数学者たちの日常

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    数学はやりこんだことはないけれど、やりこむ人たちの気持ちが垣間見えた一冊。数学者って同じような人ばかりをイメージしていたけれど微妙に向き合い方が違うし、みんな穏やかな雰囲気なのも興味深い。

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    2025年08月08日
  • 最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―(新潮文庫)

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    こんな大学が日本にあったとは。。驚きの連続だった。学長が絶叫するのも頷く。彼らに日本の芸術を任せた!

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    2025年08月02日
  • 悪鬼のウイルス

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    ネタバレ

    【2025年72冊目】
    夏休みの旅行で人里離れた石尾村にやってきた4人の高校生。村人の姿が見えず不審に思いながら村内を歩いていたが、ようやく子供たちの姿を見かけほっとする。だが、子供たちの様子がどこかおかしい。目の前で散弾銃に撃たれ肉塊となった少女の姿に衝撃を受けたのもつかの間、子供たちに見つかった彼らは地下牢に幽閉されてしまう。そこには檻に閉じこめられ、家畜のように扱われる大人たちの姿があった。

    コミカライズをちょっと読んだことがありました。映画化もされたとのことで、改めて原作読んでみようかなと思い手に取りました。分厚いですが、一文がそんなに長くないので結構さらさらっと読み終えられました。

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    2025年07月04日
  • さよなら、転生物語

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    拾ったランプから魔神が出てきた。
    違う時代の人間に転生させてくれるらしい。
    転生した人たちはどのような第二の人生を過ごすのか。

    というようなお話。
    思い切り異世界に転生するわけではなく、転生先は実際にいた誰かの人生の続き。

    ブラック企業に疲れ果てた青年は争いも仕事も無い楽園へ。
    引きこもりニートの青年はドラゴン退治へ。
    皮膚病に悩む少女は健康な肌をもつ人間に。

    「今」に戻ることもできるし、転生先でそのまま一生を終えることもできる。気に入らなければ別の転生先へも行ける。
    気楽な転生ライフ。自分ならどんな転生先を求めるかなーと考えつつ。

    個人的にはドラゴン退治のお話が好きでした。
    常識に囚

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    2025年06月26日
  • 最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―(新潮文庫)

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    タイトルに惹かれ、読んでみたいと思っていた作品でした。
    タイトル通り色んな人が居ましたが、最後の方は慣れたのか(笑)あまり驚かなくなっていましたね。
    でも、本当に好きなことを貫き通すって大変だと思うんですよね。仕事にしたり、勉強したり、と。好きだから続けたいけど、出来ないってことって、理由は色々あると思うけど、諦めた人も少なからずいると思うんですよね。理想や希望を持ってみたけど、強制的になったときに変わったりもするし。だからこそ、藝大に入学しようとした、してる人達がそれだけでも凄いと思ってしまいました。将来だって確約されていない中で不安だってあるはずだろうに。私には到底できないので、本当に尊敬

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    2025年06月26日
  • 郵便配達人 花木瞳子が望み見る

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    郵便配達人シリーズ4弾。
    これ以降、続巻出ていないね。
    結構好きなシリーズなので、また出てほしいな。

    今回は、ポストの連続放火事件。
    ちょっと最後の方のオチは分かったけれど、展開としては、何それ映画やん!ってレベルで大展開だった。
    映画だったらかなりの迫力シーンになりそう。

    甘酢っぱいというかそれ以前くらいの恋の展開も見ていてムズムズする感じ。
    恋したいわ。

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    2025年06月12日
  • 最後の医者は海を望んで君と生きる

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    大切な人の死を経験したとき、人間はどうなってしまうのか。悲しみがなくなることはない、しかしそれでもなんとか生きていかなければならない。そんなことを感じられる一冊だった。
    また、医師として何度も人の死に関わってきても慣れることはないし、どこかで糸が切れてしまったとき立ち直れなくなることがあるとわかった。
    これから、医療者として、人の死にどう向き合っていけるのか考えるきっかけになった。

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    2025年06月11日
  • ある殺人鬼の独白

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    理想の女性を求め撲殺を続けるホスト、肉を愛しすぎて肉屋になった男、周囲から求められ長距離ランナーになった女性の苦悩、など7人の殺人鬼たちの独白集。それぞれは独立して繋がりはないが、どれも理解不能…とは言えないところが恐ろしい。

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    2025年06月07日
  • サマーレスキュー 夏休みと円卓の騎士

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    マイクラをイメージさせるランドクラフトというゲームをプレイする千香。幼馴染がプレイ中に行方不明になったと聞き、探しにいく。
    読みやすかったけど、なんかしっくりこない感。ゲーム世界で他のプレイヤーとチャットしてたりするともっとあるある感あるんだろうか。

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    2025年06月02日
  • 最後の医者は桜を見上げて君を想う

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    この本はHIVを知ったきっかけだったはず。これだったか上下の方だったか忘れたけど、、。医者どうしの友情が良かった。でもあんまり記憶に残ってないから星3つ。もう1回読む。

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    2025年05月26日
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上)

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    前作からの期待が大き過ぎたのか、これは少し残念でした。先が読めるし、漫画チックでした。

    エイズに感染した元恋人同士。偶然にも、考えを受け入れられない2人の医者、桐子と福原が担当医になる。いくら本人の意思を尊重するとはいえ、あまりにも無責任な感じが否めない桐子。いくら暇だとはいえ、患者美穂の元カレ駿太を訪ねる福原。どちらも現実離れし過ぎでした。

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    2025年05月15日
  • 最後の医者は桜を見上げて君を想う

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    女子大生がALSで亡くなっていくお話は、読んだ気がする。
    急性白血病で亡くなる会社員、ALSで亡くなる医学生、咽頭癌で亡くなる医者。三作品を通して、どう生きるか、医者としてどうフォローするかが問われている。難しい重い内容だが、読んでいてそれほど辛くならないのは、死んでいく人が、自分の死を受け入れているからだろうか…

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    2025年05月12日
  • 最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―(新潮文庫)

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    面白かった。小説だと思い込んでたけど読み始めたらまさかのノンフィクション。井口さんも出てきて、びっくり。

    うーん、私には理解難しいぞ、これぞアーティスト?!というところもあれば、それぞれの学生がそれぞれの興味や探究心で悩んだり考えたり迷ったりする姿は、普遍でもあるし、そこにかけるパワーは唯一無二さも感じるというか。

    いままでもふらっと美術展にいったり音楽を聴くもの好きだったけど、また色んな視点で見られそう。上野にも久々行きたくなりました。

    二宮さん初めましてだったけどインタビュー相手に誠実な感じが伝わって、でも頭の中のツッコミにクスッとなるところもあって読みやすかった。あとがきの奥さんの

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    2025年05月10日
  • 悪鬼のウイルス

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    廃村のような廃れた村で子供たちが大人を閉じ込め殺していく。
    廃村や廃屋の探検を趣味とする学生4人が巻き込まれる
    まず大前提に趣味が悪いよー
    自業自得から始まる巻き込まれ系でした
    漫画の鬼畜島がよぎった

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    2025年05月01日
  • 紳士と淑女のコロシアム 「競技ダンス」へようこそ

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    競技ダンスを初めて約10カ月、教室の仲間から借りたのだが、丁度良い時期に読めたと思う。

    学連に入りそこなった身としては、入りたかったような、入らなくて良かったような……。フツーに面白かった。

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    2025年04月11日
  • 恋のヒペリカムでは悲しみが続かない 下

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    両片思いの二人には、やきもきしましたが、お互いに違うからこそ歩み寄りが必要ですね。
    自分とは違う何かへの憧れとか、変わりたい思いとか、性別年齢問わず考えることはありますね。

    上巻で謎の人物とされていたオーナーの過去。
    現在とだいぶキャラが違うというか、そんな過去があったのかと。
    最後がドラマチックな結末でした。

    個人的には、もっといろんなお客さんたちを見てみたかったかな。
    ヒペリカムで彼らがどう変わっていくのか、続編があってもおもしろそう。

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    2025年04月10日
  • 郵便配達人 花木瞳子が盗み見る

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    普段考えたことも無かったけれど、郵便局の中の作業、配達などは、一般人には見えない職種ですね。
    それに、手紙、DM、招待状など、それらは極めてプライベートな情報を含んでいるのに、郵便屋さんは「見ないもの」だと安心し、そう思い込んでもいて。気をつけないとだなと改めて。

    世界の医者シリーズで作者さまを知り、本作を拝読しましたが、全く異なる雰囲気で驚きました。
    描写から、黒誉田が浮かんでしまいますね。

    思い込みを利用したトリックで、最後まで誰が犯人なのかはっきりしませんでしたが、まさか……と思ったときに、スイカが浮かんでゾッとしました。

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    2025年04月07日