二宮敦人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作の「最後の医者は桜を見上げて君を想う」を読んでから、こちらを読みました。登場人物の性格や考え方、人間関係を知った上で読んだ方がよりすんなり読めると思うので、ぜひ桜バージョンから読むのをお勧めします。
今回は2章構成で第1章は同じ病気にかかりながらも考え方次第で全く違う人生を歩むことになった2人の話。第2章は助かる見込みがないと言われながらも、最後まで諦めずに常にポジティブに病気と戦った母親の話。
医療の限界はあると言えど、病気との向き合い方次第でこうも違うものかと考えさせられました。
実はこの"雨上がりの空"バージョンの下巻も読み始めているところ。へぇ〜上巻の話が -
Posted by ブクログ
死に対する考え方が正反対の医師、福原と桐子。その間で揺れる医師、音山。
ライバルであるが、最後には深い友情で再び繋がった3人の素敵なお話。
悲しくはあるけど、心の中が不思議と温かくなるストーリーでした。
「死」に対する向き合い方は医者が決めるものではなくて患者本人が決めるべきで、どれが正解とは言えない。
今、いくら健康だからと言っても、この本に出てきた患者のように、不治の病や難病にかかる可能性は誰にだってある。自分だったらどう決断するか、この本を読みながら改めて「死」について考えるきっかけになったし、いざその時がきたら周りの意見に流されず、自分の意志で生き方を決めたいと感じました。