二宮敦人のレビュー一覧

  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下)

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     最後の医者シリーズ二作目の上下巻のうちの下巻。桐子と福原、二人の医師の因縁を読み解いていく医療小説です。

     上巻で途切れた第二章の続きから。子どもの頃の桐子はアレルギー体質で、強い発作を起こしては入院を繰り返していた。そんな自分の身体のことを諦めてしまっていた桐子は、隣のベッドに入院してきた女性と会話するうちに段々考えが揺らいでいく。その女性こそ、子どもの頃の福原の母親だった。第三章は、第二章で描かれた風景を元に更に先の時間軸を描く。外れ者にされていた副院長である福原の前に、突如として出現した事態。院長であり父親でもある男が、倒れたという知らせ。脳卒中で倒れた後、認知症を発症した父親の主治

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    2025年12月28日
  • 最後の医者は桜を見上げて君を想う

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    ネタバレ

    泣かせにきてる。と理解していても涙腺が言うことを聞かない。サラリーマン、白血病、死神と呼ばれる皮膚科の医師桐子、隣のベッド、妻が妊娠中、治療の確率と戦う。医大に合格したばかりの女子大生、難病ALS、友達、家族、死に鈍感になっている医師音山、延命治療か死を受け入れるか。癌になった医者、決して諦めない医師副院長福原と患者の意志の尊重死を受け入れる死神桐子の対立、歩み寄り。

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    2025年12月24日
  • 18禁日記

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    ネタバレ

    帯にある「あなたは自分が狂っていないと自信を持って言えますか?」という言葉に惹かれて、購入しました。

    『18禁日記』というタイトルから、最初はエログロの作品かと思っていましたが、特にそんなことはありませんでした。が、表紙は真っ黒で不穏さ全開。

    最初の1ページ目には、日記を書くと思考が整理されるとあり、日記を習慣化している私にとって首がもげるほど共感しました。

    しかし読み始めるとその不穏さの正体が露わになります。ゾッとするような、正直かなり気持ちの悪い内容でした。(※褒め言葉です)

    狂気的に書かれてはいるものの、人間なら誰しも、生きている中で一度や二度は経験している感情だと思いました。

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    2025年12月21日
  • 最後の医者は桜を見上げて君を想う

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    ネタバレ

    3人の患者の死の中で、異なる思想を持つ2人の医者がどのように振る舞うのか、という物語。
    第一章は描かれる患者の死に様が凄絶で物語に引き込まれ、その中で信念を貫いた2人に心揺さぶられた。
    第二章では若くして難病に罹ってしまった患者の葛藤もさることながら、2人に影響を受けつつ、自分が彼らのように強く居続けられない存在であることを自覚した上で、自分だからこそできる治療を精一杯行う音山に対し、感情移入せずにはいられなかった。
    第三章ではその音山が患者となり、2人の仲を取り持とうとしつつ自身に残された時間をどう生きればいいかについて真剣に考える様が描かれる。同期でもある音山の治療を通して2人はこれまでの

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    2025年11月24日
  • 最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―(新潮文庫)

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    すごい、面白かった。
    発売当初に話題になって気になっていたけど、その時はなぜか読まず。最近になってから文庫を見つけて、ようやく読めた。
    美術と音楽で藝大。どちらにも縁がない生活をしているけど、案外身近なところにあるはずの芸術たち。苦労や喜びなどの様子が、やはりカオスというか。異世界な感じはするけれど。人が作り上げる温かみみたいなものが感じられ流ような気がした。
    声楽科の井口理さん、が出てきて笑ってしまった。

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    2025年11月14日
  • 18禁日記

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    色んな人の日記を読むホラー短編集。
    読みやすいし内容も記憶に残るエピソードばっかりで面白い!かなり好き

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    2025年11月12日
  • 最後の医者は海を望んで君と生きる

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    大切な人を失う悲しみ、大切な人を残して去る苦しみ、人は必ずいつか死ぬけれど受け入れる強さはきっと誰も持っていないような気がする。ほんの少しでも後悔が少なくなるように毎日を大切に生きていきたい。

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    2025年11月05日
  • 最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―(新潮文庫)

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    藝大の学生のインタビューを通して、芸術にひたむきに向き合う学生たちが日々やっていること・感じていることを、筆者の視点を通じてまとめられた一冊。
    様々な科がある中で、どの学生も4年間を一生懸命全うし、今の世界で頑張ろうと努力する姿が素敵すぎる。何かに熱くなれるものに出会えるなんてほんとに幸せでしかないし、羨ましいとさえ思う。
    来年の藝祭に行ってみたいなあ。

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    2025年11月02日
  • 最後の医者は桜を見上げて君を想う

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    末期の患者に対して、ギリギリまで医者の使命を果たして戦い抜くのか?迫り来る死を受け入れて、余命を自分らしく過ごすのか?2人の医者が登場する。どちらも自分の信念に則って互いに相入れない。しかし、黒白付けられないのがこの問題だ。間に挟まって悩み、揺れていた3番目の医者が末期癌になる。その時、2人の信念は揺らぐ。
    人は必ず死ぬ定めにあるし、ほとんどの人が病気で最期を迎えるだろう。自分の最期を、家族の最期を、どう捉えるのか、、答えなんかでない。しかし、問いはどこまでも続く。

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    2025年11月01日
  • 最後の医者は桜を見上げて君を想う

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    命について考えさせられる本。苦しんでるなら安楽死をさせてあげたい気持ちもわかるし、それでも生きていて欲しいという気持ちもわかる。
    命の選別は難しい。

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    2025年10月26日
  • 最後の医者は海を望んで君と生きる

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    ネタバレ

    福原先生思いの外 お母様のことを受け入れられていないのか
    これは 続編決定かな

    若い方が亡くなるのは理不尽よね…切ない

    福原先生の、自分の腕に自信があって「全ての患者をおれが助ける」という想いを桐子は尊重していて 離れていてもそのことで桐子も穏やかに過ごせるのだろう
    まだ桐子先生の描かれてない部分があるような気がする

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    2025年10月22日
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下)

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    福原先生と桐子先生、正反対のようでいて命と向き合うことへの熱量は同じ、そこに繋がりが見えました。命について、そして共に生きている家族について考えたくなる物語でした。

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    2025年10月10日
  • 郵便配達人 花木瞳子が盗み見る

    購入済み

    ちょっと怖いし、法を犯しちゃってるけど、瞳子の前向きさに引っ張られて、のめり込んじゃった。
    手紙で、人と人、配達員さん達が繋がる世の中が、続いて欲しいですね。

    #シュール #ドキドキハラハラ

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    2025年10月04日
  • 最後の医者は桜を見上げて君を想う

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    ネタバレ

    『どこまでだったら、自分の命の対価に差し出せますか』

     この言葉にハッとさせられました。治療の選択だけでなく、受験、就職、転職、結婚、出産、子育てなど、目標を叶えるためには何かしら犠牲が必要な時がある。たくさんのものを天秤にかけてきた結果が今の自分なんだと思いました。
     

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    2025年09月28日
  • 最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―(新潮文庫)

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    縁遠いけどとても気になる東京藝大、憧れの存在。そこに通う人々のインタビュー形式のノンフィクション。ちょっと藝大を知った気になった。

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    2025年09月13日
  • 最後の医者は桜を見上げて君を想う

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    読み応えのある小説。ただ毎日を普通に生きていることは奇跡なのかもしれない。死は誰にでも等しく訪れるものだけど、死病を患い、余命を考え、病と闘うことは想像だけでは知り得ない恐怖心なんだろうと…。医師にも様々な考え方があって、患者と向き合うとはどういうことなのか、答えを探し続ける医師と患者の生き様に胸を打たれた。

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    2025年09月10日
  • 最後の医者は海を望んで君と生きる

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    やっぱり二宮先生の本はいいなあ
    読みやすいし感情移入もしやすい、しかも話が全部切なくて綺麗。
    同期3人の話が見られてよかったし、こうくんのやつは泣いた。ずっと同じ人達に焦点を向けてくれてたこともあってとてもグイグイ読み進められた

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    2025年09月05日
  • 18禁日記

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    何人もの日記を盗み読みしているかと思いきや!
    胸糞な日記が、何編も綴られています。ただ、どの書き手も自分の中の芯というか信念というか軸に沿って行動している感じ。
    中の一作品「Nの告白」は、筋が通った考え方で賛同も共感もしないけど、理解してしまった。

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    2025年09月04日
  • 最後の医者は桜を見上げて君を想う

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    普通に生きていることに感謝できる小説。
    医者における病気への考え方の違い、患者の生への向き合い方など、期待してたより深い内容で読み応えがあった。小説としても面白かった。

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    2025年09月04日
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下)

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    ネタバレ

    最後には考えの違う2人の医師の心が通った瞬間に、少しウルッときた。
    子供の頃から、間接的に繋がっていた桐子医師と福原医師。それぞれの幼少期の様子も見てとれた。

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    2025年08月29日